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第5回 トレンドフォロー第5回 トレンドフォロー

最終更新日: 2024-06-28

ページ制作日: 2024-06-14

トレンドフォローとは

トレンドフォローという売買手法を紹介します。この手法は、トレンドを追いかけるという基本的なアプローチです。第2回で紹介したタートルの売買手法の基本はここにあります。タートルの手法に加えてオリジナル手法も加えながら解説していきます。

トレンドフォロー
資産運用のリスクとリターン
トレンドフォローは、金融市場においてトレンド(上昇または下降の価格動向)に従って取引を行う手法です。この手法は、トレンドが続く限りポジションを保有し、トレンドが反転する兆候が見られた時点でポジションを手仕舞うことを基本とします。

トレンドの詳細についてはこちらをご覧ください。

トレンドの詳細はこちら トレンドライン分析

トレンドフォロー手法において重要なポイントは二つです。まず、トレンドの認識を正しく行うこと。次に、リスク管理をきちんと行うことです。この二点に着目し、相場で勝つための(まずは負けないための)テクニックを紹介します。

トレンドフォロー

大衆が負ける理由

個人が相場で勝つという話は、負ける話よりも耳にする機会は少ないと思います。ここでは負ける人々を「大衆」と位置付けていますが、なぜ大衆は負けるのでしょうか。 図1を見てください。典型的な買い相場がありますが、多くの大衆は図のA地点で買いに入ることが少なくA地点よりも後で入って、B地点のように少し下がったところで、最高値よりも吐き出して手放すことが多い事でしょう。

大衆のパターン

市場は群れの原理で構成され、トレンドは群れのエネルギーによって作られます。しかし、その群れには最終的に強者に食べられる運命が待っています。このような運命を持つ群れですが、大きな流れは弱者である群れが作り出しています。

トレンドフォロー手法の難しさは、最終的に食べられる運命にある群れと行動を共にしなければならない点です。生き残りたければ、群れに属しながらも、最後にはそこから逃げ出さなければなりません。この難しさを克服するために必要なのがリスク管理です。

トレンドフォロー手法の売買は、高い勝率を誇るものではありません。一般的に、勝率は3分の1あるいはもう少し低いかもしれません。その低い勝率を少しでも上げる努力をしますが、トレンドフォロー手法の狙いは、負け幅を少なくし、勝ち幅を大きく取ることです。 つまり、負ける回数は多くても、その金額を小さくし、勝つときには大きく勝つというスタイルです。これには、リスク管理を徹底するとともに、分散投資をかんがえなければいけません。これがトレンドフォロー手法を行う際の基本的スタンスになります。

一方で逆張りは、価格が短期的に過剰に動いたときに、その動きが反転することを期待して取引を行う手法です。主に、価格が急激に上昇した後の下落や、急激に下落した後の上昇を狙います。逆張りは、トレンドが発生していないレンジ相場で特に効果的です。 レンジ相場では、価格が一定の範囲内で上下するため、レンジをブレイクしない限り、反転ポイントを利用して利益を狙うことができます。しかし、狙える利幅はレンジの上下限に制約されるため、大きな利益を得ることは難しいです。

順張りと逆張り

ご自身の売買結果の分析

一度ご自身のこれまでの売買結果を分析してみてください。 勝っている人は、勝率が高いからトータルで勝っているのか、つまり負ける回数よりも勝つ回数の方が多いから勝っているのか、それとも、負ける回数の方が多いが勝ったときの利益が大きく、負けたときの額を上回っているからトータル勝っているのか。 逆に負けている人は、勝率は高いものの、勝ったときの利益がわずかで、負けたときに大きく損をしているからなのかをご自身で認識することをお勧めします。

私の経験ですとトータル勝っている人は、負ける回数は多いが、買った時の利益の方が大きい方の方が多いと思います。 年間を通じて大勝ちした経験がある様な方です。そして、負けている人はその反対に勝つ回数は多いけど(勝率が高い)勝つ時の利益はわずかで、負けた時の損失が大きい、いわゆる「コツコツドカン」「損大利小」のパターンになっていることが多いです。

コツコツドカン

9勝1敗でも1回の損失が大きければトータルではマイナスになる可能性がある。

コツコツドカン②

逆に1勝9敗であろうとも勝った時の利益が大きければトータルでプラスになることもある。

トレンドフォローは、この大きな1勝を狙いにいく売買手法です。

勝率よりも勝ち幅と負け幅の調整

現実の世界では、勝率の高い売買法を作ることはそんなに難しくはありません。このコラムを通じて今後記載する機会もあると思います。 ただ今回のトレンドフォロー手法においては戦略上、勝率を上げることは難しいこととなります。それよりも、勝ち幅と負け幅の調整を行う方が簡単です。 ご自身の売買結果を振り返ってみてください。そこで「なぜもう少し早く損切りできなかったのか」と思うポイントが見つかるはずです。 このような無駄なトレードを排除するルールを作ることで、負け幅を小さくできます。

また、「これだけ長く大きなトレンドが継続しているのに、なぜここ(トレンドの初期段階)で利食ってしまったのか」と思うポイントも見つかるでしょう。 これを防ぐルールを作ることで、勝ち幅を大きくできます。これらの努力をする方が、勝率を上げることよりも簡単で、勝ち組になるための近道と言えます。


トレンドフォローのポイント

  1. トレンドの識別
  2. トレンドフォローを行うためには、トレンドの識別が重要です。トレンドを識別するためには移動平均線(MA)やボリンジャーバンド、トレンドラインなどのテクニカル指標を使用します。 これらの指標を利用して、市場が上昇トレンドにあるのか、下降トレンドにあるのかを判断します。
  3. エントリーとエグジット
  4. トレンドが確認された後、トレーダーはそのトレンドに従ってエントリーポイントを見つけます。 一般的には、価格が移動平均線を上回るか下回るといったシグナルがエントリーポイントとなります。 トレンドの反転シグナルが出るまでポジションを保持し、反転の兆候が見られた時点でポジションを手仕舞います。
  5. リスク管理
  6. トレンドフォロー手法では、リスク管理が非常に重要です。トレーダーはストップロスオーダーを設定し、トレンドが予期しない方向に動いた場合に損失を最小限に抑えます。
  7. メンタル管理
  8. トレンドフォロー手法を採用するトレーダーには、トレンドの変動に耐える忍耐力が求められます。市場が一時的な逆行を見せても、トレンドが続く限りポジションを維持することが重要です。 また、トレンドが継続する限りポジションを決済せずに維持しつづける忍耐も必要です。

トレンドフォローは、市場の方向性を見極め、それに従って取引を行うことで利益を狙う戦略です。効果的なテクニカル指標の使用と堅実なリスク管理が成功の鍵となります。

第6回 負け組と勝ち組ともう一つ 第6回 負け組と勝ち組ともう一つ

第4回 相場の方向性を当てる事とリスク管理どちらが重要? 第4回 相場の方向性を当てる事とリスク管理どちらが重要?


執筆者の写真

監修:安村 武彦

国際テクニカルアナリスト連盟・認定テクニカルアナリスト(CFTe)・AFP(日本FP協会認定)
大阪府出身。1987年に商品先物業界に入社。2005年末に業界を離れ、2006年より専業トレーダーとして商品・株式・FXの売買で生計をたてる。個人投資家が相場で勝つためには、投資家目線のアドバイスが必要不可欠と感じ業界へ復帰。真のアドバイザーを目指し現在に至る。個人投資家向けに開催する一目均衡表のセミナーは非常に分かりやすいと好評を得ている。

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