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今日の相場解説【史上最高値を更新中!GOLDの次なるターゲットは? 】今日の相場解説 (2024.10.22)デイリーマーケットレビュー


最終更新日: 2024-10-22

ページ制作日: 2024-10-22

今日の相場解説

連騰続くゴールド!

本日は「ゴールド」についてです。最近の記事でも金とドル円について取り上げていましたが、現在、注目していたレベルに到達しています。 この記事では、その点を再確認し、明日以降のポジション取りの参考にしていただければと思います。

ゴールドに関しては、史上最高値を更新中です。ここで、上値のテクニカルプライスがどこにあるのかを詳しく見ていきます。 まずは、「今日の相場解説」で15日にお伝えした【金小売価格が初の14,000円台】で取り上げた目標価格を振り返ってみましょう。

  • 12,848円 通過
  • 12,895円 通過
  • 12,993円 通過
  • 12,970円 通過
  • 13,092円 通過
  • 13,112円 通過
  • 13,115円 通過
  • 13,120円 通過

さらに、フィボナッチ・エクステンション(2023年10月第1週終値8,713円、2024年7月第2週終値12,344円、2024年8月第1週終値11,463円を基に算出)では、以下の水準が計算されています。

  • 23.6%:12,320円 通過
  • 38.2%:12,850円 通過
  • 50.0%:13,279円 通過
  • 61.8%:13,707円

10月15日から本日までの6営業日連続で史上最高値を更新しており、勢いが止まりません。 テクニカルプライスを次々と突破しているため、特に売りポジションの方にとっては厳しい状況が続いています。一方で、買いポジションを持っている方は大きな利益を得ていることでしょう。

ここまでの動きを再確認すると、以下のようになります。

  • 10月9日 12,536円(90円安)
  • 10月10日 12,568円(32円高)
  • 10月11日 12,684円(116円高)
  • 10月15日 12,746円(62円高)
  • 10月16日 12,865円(119円高)
  • 10月17日 12,932円(67円高)
  • 10月18日 13,086円(154円高)
  • 10月21日 13,128円(42円高)
  • 10月22日 13,277円(149円高)

10月9日を最後に、10月10日から本日まで「8連騰中」です。 その間の上昇幅は「743円」に達しています。今年9月12日から9月27日までの10連騰時には、上昇幅は「1,061円」でした。その後、10連騰翌日に409円安を記録したことは、まだ記憶に新しいと思います。

金標準先物(日足)
金標準先物日足チャート

昨年も、10月10日から10月20日までの間に「9連騰」しており、その時の上昇幅は「816円」でした。

金標準先物(日足)
金標準先物日足チャート


今日の段階で言えることは、連騰日数、その間の上昇幅、そしてRSIの数値がいずれも重要なレベルに達しているという点です。

また、13,279円の価格を突破したことで、次の目標価格として以下の水準が計算されます。

金標準先物(日足)
金標準先物日足チャート

12,679円から10,804円の下げ幅(1,875円)に対して

  • 1.382倍返し:13,395円
  • 1.5倍返し:13,617円
  • 1.618倍返し:13,838円

また、今年9月の10連騰時に記録した1,061円の上昇幅と同じ程度の上昇が続く場合、目標価格は13,597円となり、これは1.5倍返しの13,617円とわずか20円の差です。
昨年の816円の上昇と同じような値幅になる場合、13,352円が目標となり、1.382倍返しの13,395円に近い価格となります。

つまり、GOLDが13279円を突破すれば、次に注目すべきテクニカルプライスの重要価格として、

  • 13,352円
  • 13,395円(1.382倍返し)
  • 13,597円
  • 13,617円(1.618倍返し)

これら4つの価格が浮上してきます。
現在、GOLDは8連騰中であり、昨年の9連騰や今年9月の10連騰の記録に挑戦中です。当然、10連騰の記録を更新する可能性もありますが、ここまでの日柄を考慮すると、注意が必要な局面に差し掛かっていることは間違いありません。


出来高と取組高

また、連騰の最後の日の出来高も重要なポイントとしてチェックしておきましょう。

  • 2024年9月27日 出来高:42,763枚 取組高:38,084枚
  • 2023年10月20日 出来高:69,147枚 取組高:36,456枚

昨年10月のケースでは、10月2日に57,396枚の取組高がピークとなりましたが、その後の価格上昇期間中に取組高が大幅に減少しました。(詳細は前回の記事をご参考にしてください)

取組高を超える出来高が発生するかどうかも注目すべきポイントです。 今回のケースでは、10月10日の取組高は39,029枚、昨日現在の取組高は38,744枚です。これだけの上昇がありながらも取組高の増加は見られていません。 連騰中の出来高の最大値は、10月15日の36,614枚ですが(この日は不自然な取組高の増減があった日)、それを除くと10月18日の31,422枚が最大です。

出来高が取組高を上回るかどうかも観察しておきたいところです。 上昇幅が大きければ、その分自律調整の幅も大きくなる可能性があることを常に念頭に置いておくべきです。


ドル円について


ドル円(日足)
ドル円日足チャート

ドル円ですが、前回の記事で書いていた水準まで到達しています。 現在、150.7円前後で推移しており、161.94円~139.56円の半値戻しである「150.75円」が意識された動きとなっています。
この水準を突破すれば、次は61.8%戻しの「153.39円」が目標となり、一気にレンジが変わる可能性があります。
ただ、その前に以下の抵抗ラインが控えています。

  • 200日移動平均線が、151.3円
  • 26週移動平均線が、151.5円
  • 9か月移動平均線が、151.8円

151円半ばにはこれらの3つの抵抗線が存在していることになります。 ドル円は金価格にも影響を与えるため、非常に重要な局面に差し掛かっていると言えるでしょう。


最後に

本日22日は、クローズコンテンツ「今日のつぶやき」で月初に記載していた今月の要注意日となります。 また、九星でも本日は天井と底が分かれる分岐日となっており、こういった日柄を気にされる方にとっても、価格動向に注意が必要な日です。 特に、前日安値を割り込むまではポジションを維持するのか、テクニカルプライス付近で利確するのか、あるいは逆張りで新たな仕掛けを行うのか、投資スタイルによって判断は分かれるところでしょう。

近日中に大きな変化が出た際には、柔軟に対応することが重要です。明日の動きは特に注目しておきたいですね。




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tradingview社のチャートを利用しています。

執筆者の写真

監修:安村 武彦

国際テクニカルアナリスト連盟・認定テクニカルアナリスト(CFTe)・AFP(日本FP協会認定)
大阪府出身。1987年に商品先物業界に入社。2005年末に業界を離れ、2006年より専業トレーダーとして商品・株式・FXの売買で生計をたてる。個人投資家が相場で勝つためには、投資家目線のアドバイスが必要不可欠と感じ業界へ復帰。真のアドバイザーを目指し現在に至る。個人投資家向けに開催する一目均衡表のセミナーは非常に分かりやすいと好評を得ている。

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