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今日の相場解説【プラチナ】下落基調継続 この流れが変わるには?(2026.10.02)デイリーマーケットレビュー


最終更新日: 2026-10-02

ページ制作日: 2026-10-02

今日の相場解説

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10月2日は「望遠鏡の日」


夜空の扉を開いた日と、宇宙を捉える技術の進化
毎年10月2日は「望遠鏡の日」と呼ばれています。
これは、1608年のこの日、オランダの眼鏡職人ハンス・リッペルハイ(Hans Lippershey)が、遠くのものが拡大して見えるという画期的な装置の特許をオランダ議会に申請したことに由来しています。
この一本のレンズの組み合わせは、人類が何千年もの間、裸眼で見上げて想像するしかなかった夜空の向こう側を突然手元に引き寄せ、宇宙観そのものを根本から覆す歴史的転換点となりました。
歴史的背景
ガリレオ・ガリレイによる天体への応用と「宇宙の革命」
リッペルハイが発明した当初の装置は、もっぱら軍事的な偵察や遠隔地を監視するための実用品として注目されていました。
しかし、この技術の真の革命的価値を見出したのは、イタリアの物理学者・天文学者であるガリレオ・ガリレイです。
1609年、ガリレオはこの噂を聞きつけ、自身でレンズを研磨してより高性能な望遠鏡を自作。それを初めて夜空に向けました。
彼が目にした光景は、当時の世界観を打ち砕く衝撃的な事実の連続でした。
月のクレーターと山脈
月は完全な球体ではなく、地球と同じように凹凸のある荒々しい地形を持っていることが判明。
木星の衛星(ガリレオ衛星)
木星の周りを回る4つの小さな星を発見し、すべての天体が地球を中心に回っているわけではないという動かぬ証拠を得た。
金星の満ち欠け
金星が月のように姿を変える様子を観測し、太陽系が太陽を中心に回っているという地動説を強く支持した。
この観測結果は、当時主流だった天動説に基づく宗教的・哲学的世界観に大きな揺さぶりをかけ、科学的思考の近代化を加速させる原動力となりました。
地上のレンズから、宇宙空間の巨大観測所へ
リッペルハイの時代から4世紀以上の時を経て、望遠鏡のテクノロジーはめざましい進化を遂げました。
現代の天文学は、可視光だけでなく、電波、赤外線、X線、ガンマ線といった、人間の目には見えない電磁波をとらえる多波長天文学の時代に突入しています。
1. 巨大地上望遠鏡
大気の揺らぎを補正する「補償光学」技術や、複数の鏡を組み合わせて巨大な集光力を得るセグメント鏡の採用により、地上の望遠鏡はかつてない解像度を誇るようになっています。
山岳地帯などに建設された超大型望遠鏡(ELTなど)は、遠方の系外惑星の大気組成まで分析し始めています。
2. 宇宙望遠鏡
地球を包む大気や天候の影響を完全に排除するため、宇宙空間に望遠鏡を打ち上げるアプローチが主流になりました。
かつてのハッブル宇宙望遠鏡に続き、現在はジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)などが活躍しています。
赤外線観測に特化したJWSTは、宇宙誕生直後の「最初期の銀河」や、生命が存在する可能性のある系外惑星を克明に捉え、私たちの宇宙のルーツに迫り続けています。
日常における望遠鏡
科学とロマンを繋ぐ架け橋
プロの天文学者が使う最先端の巨大装置だけでなく、アマチュア天文家たちが手にするコンパクトな小型望遠鏡や双眼鏡もまた、科学への知的好奇心を刺激する重要な役割を担っています。
自宅のベランダやキャンプ場で、土星の美しい環や木星の縞模様、月面の細かなクレーターをご自身の目で直接確認したときの感動は、何ものにも代えがたい体験です。
現代のデジタル技術と融合した「スマート望遠鏡」なども登場し、初心者でも手軽に美しい星雲や銀河をスマートフォンやタブレットに映し出すことができるようになりました。
「望遠鏡を覗くことは、単に遠くのものを大きく見る行為ではない。それは、人類が自らの小ささと、宇宙の広大さ、そして知性の無限の可能性を同時に知るための儀式である。」
10月2日の「望遠鏡の日」は、私たちが普段忘れがちな広大な宇宙への窓を思い出し、人類の飽くなき探究心の歴史に思いを馳せる絶好の機会です。
今夜、もし晴れ間が広がっていたら、少しだけ夜空を見上げて、遠い星の光に歴史とロマンを感じてみてはいかがでしょうか。

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プラチナ 引き続き下降トレンド継続中ですが・・・


本日はプラチナです。
以下は、2026年9月1日~9月30日のプラチナ相場を、国内白金先物とNYプラチナ、さらに需給面・テクニカル面を含めて整理したレポートです。
2026年9月 プラチナ相場レポート
急騰後の調整色が強まった9月、10月は需給と下値の攻防が焦点
1.9月のプラチナ相場概況
2026年9月のプラチナ相場は、月初から高値圏での値動きが続いたものの、9月中旬以降は上値の重さが目立ち、月末にかけて調整色を強める展開となりました。
NYプラチナ先物では、9月3日に1,845ドルまで上昇した後、9月9日には1,936.8ドルまで上値を伸ばしました。しかし、翌10日には1,801.1ドルまで急落し、前日の上昇分を大きく吐き出す荒い値動きとなっています。
その後はいったん持ち直し、9月22日には1,825.5ドルまで上昇しましたが、23日には1,748.6ドルまで急落。さらに25日には1,797.7ドルまで反発したものの、28日には1,744.7ドル、29日には1,695.3ドルまで下落しました。
つまり9月は、
「月前半の上昇」→「急落」→「反発」→「再び下落」という非常に変動の大きい1カ月となりました。
2.NYプラチナの値動き
NYプラチナの9月の特徴は、1,900ドル台での上値の重さです。
9月9日には1,936.8ドルまで上昇しましたが、翌10日には1,801.1ドルまで急落。
その後も、
9月17日:1,794.3ドル
9月18日:1,806.4ドル
9月22日:1,825.5ドル
9月23日:1,748.6ドル
9月25日:1,797.7ドル
9月29日:1,695.3ドル
と推移しています。
特に注目したいのが9月23日の急落です。
22日に1,825.5ドルまで上昇した翌日に1,748.6ドルまで下落しており、短期間で価格が大きく振れる展開となりました。
さらに9月29日には1,695.3ドルまで下落。

NY白金 日足
①


1,700ドルという心理的節目を意識する水準まで調整が進んだことが、9月末の大きなポイントです。
一方、9月30日は1,708.2ドルまで反発しており、1,700ドル近辺では一定の買いが入ったことも確認できます。
3.国内白金先物も9月後半に調整
国内の白金先物も、NY市場と同様に9月後半に下落しました。

国内白金 日足
②


となっており、8月31日高値9,646円から安値8,282円まで1,364円下落。率にして14.1%の下落です。
したがって、9月の国内白金市場は単純な「高値圏での横ばい」ではなく、月後半に明確な調整局面へ移行したと見ることができます。
4.国内現物価格から見た9月
現物価格でも9月の値動きは確認できます。JPX日本取引所グループ大阪取引所の白金を知らない方の多くは田中貴金属の価格を見ておられるかと思います。
白金の価格はJPX!ぜひこの機会に覚えてください。
(JPX日本取引所グループサイトへのリンク)
田中貴金属の2026年9月の店頭小売価格(税込)は、9月10日に10,473円/gまで上昇しました。
その後下落し、9月15日には9,792円/gまで低下。月末9月30日は9,758円/gでした。
つまり現物価格でも、
10,000円/gを大きく上回る局面から、9,700円台まで調整する展開となりました。
三菱マテリアルでも9月30日のプラチナ小売価格は9,758円/gとされており、月末にかけて価格が落ち着きを取り戻していることが確認できます。
5.9月の需給面
価格が調整した一方で、プラチナの需給環境そのものには注目すべき材料が残っています。
WPIC(World Platinum Investment Council)は9月9日の最新レポートで、2026年のプラチナ市場について26.5万オンスの供給超過を予想しています。
ただし、その背景には2026年前半の投資需要からの資金流出があり、過去3年間の大幅な供給不足によって地上在庫が大きく減少しているとしています。
WPICによると、2026年末の地上在庫は世界需要の約3.4カ月分に相当する水準まで低下する見通しです。
つまり、
短期的には供給超過が予想されている一方、在庫水準は依然として低いという、相反する材料が存在しています。
このため、9月の下落だけを見てプラチナの需給環境が大きく緩和したと判断するのは早いでしょう。
6.テクニカル面で見る9月
9月の国内白金先物は、月初の9,000円台から下落し、月末には8,400円前後まで調整しました。
特に重要なのは、9,000円台 → 8,800円台 → 8,600円台 → 8,400円台と、下値を切り下げてきた点です。
9月10日の9,318円をピークとして見るなら、9月後半は明確に高値を切り下げる流れとなっています。
一方で、9月30日の終値は8,405円。
翌10月の相場では、まず8,400円前後を維持できるかが重要なポイントになります。
ここを維持できれば、9月後半の下落に対する自律反発の可能性を考える局面になります。
反対に8,400円近辺を明確に割り込む場合には、9月29日の安値8,282円が次の下値の目安として意識されます。
7.9月23日が一つの分岐点
9月の値動きを振り返るうえで、特に重要なのが9月23日です。
9月22日には1,825.5ドルまで上昇したNYプラチナが、翌23日には1,748.6ドルまで急落。
さらに9月25日には反発しましたが、28日以降は再び大きく下落しています。
この動きを見ると、「下落したから買われる」だけではなく、「反発すると戻り売りが出る」
という相場になっていたことが分かります。
したがって10月は、単純な価格水準だけではなく、戻り局面でどこまで上昇できるかが重要になります。
8.10月に注目したいポイント
10月のプラチナ相場を見るうえでは、次の3点に注目したいところです。
① NYプラチナ1,700ドル
9月29日に1,695.3ドルまで下落したため、1,700ドルが重要な心理的節目となります。
ここを維持できるか、それとも明確に割り込むのかが短期的な焦点です。
② 国内白金8,400円前後
9月30日の終値が8,405円。
9月末の水準だけに、10月相場ではこの価格帯が下値支持として機能するかがポイントになります。
③ 需給と投資資金
2026年については供給超過予想が出ている一方、地上在庫は依然として低水準です。
そのため、価格が下落した際に実需や投資需要がどの程度入ってくるのかが、今後の相場形成に影響する可能性があります。
9.9月の総括
2026年9月のプラチナ相場は、「高値圏での上値追いから一転、月後半に調整色を強めた1カ月」とまとめることができます。
NYプラチナは9月9日に1,936.8ドルまで上昇したものの、その後は上値を切り下げ、月末には1,700ドル近辺まで下落。
国内白金先物も9月10日の9,318円から9月30日の8,405円まで調整しました。安値は8,282円まで出ています。
一方で、プラチナ市場では過去数年間の供給不足によって在庫水準が低下しており、2026年についても需給面には強弱材料が混在しています。
したがって10月の最大のポイントは、「9月の下落が本格的なトレンド転換につながるのか、それとも上昇トレンドの中の調整にとどまるのか」という点になります。
特にNYプラチナ1,700ドル、国内白金8,400円前後の攻防は、10月相場を考えるうえで重要な価格帯として注目しておきたいところです。
最後にチャートで最終確認

国内白金 日足
③


前回にも掲載した、現在のプラチナの状況です。
上記を見れば、青ラインの下降トレンドラインまでのチャレンジは、9,115円を最後にありません。
価格が戻しても9日移動平均線で抵抗を受けており、引き続き下落のリズムが継続していることが分かるはずです。
また、赤いアップラインについて見てみますと、9月末の安値はこの赤ラインでサポートされており、最後の砦として機能しています。
このまま膠着状態が続けば、この赤ラインと青ラインがクロスするのは10月23日(金)になります。
国内白金 日足 拡大
④


それまで膠着した状況が継続するのか、
それとも9月29日安値の8,282円を割り込む動きを見せ、7月安値の7,714円に向けて下げ足を加速させるのか。
まずは、アップラインを維持できるかどうかに、日々注目しておきたいところです。
上値に関しては、まず9日移動平均線を上回ってくるかどうかが第一のポイントです。
その上に待ち構えている抵抗勢力を一つずつ突破してこないことには、上値を伸ばしていくことはできません。
9,115円まで上昇するまでには、下降トレンドラインとの攻防もあります。
今後、上値を伸ばしてきた場合には、下降トレンドラインにも注目しておく必要があります。



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最後に
丙午年の相場について・・・信じるか信じないかあなた次第です!

コムテックス通信を読んでおられる方は今年最後の第30号で送信した内容と同じですがご了承してください。
2026年は、60年に一度巡ってくる「丙午(ひのえうま)」の年です。古くからの迷信や縁起が語られることが多い年ですが、投資家やビジネスパーソンにとっては「相場がどう動くのか」というアノマリー(経験則)が気になるところでしょう。
丙午年の相場の特徴と、歴史的背景をまとめたコラムをお届けします。
丙午(ひのえうま)の相場格言 激動と「跳ね」の予感
相場界には干支にまつわる格言がありますが、午(うま)年は一般的に「午(うま)は跳ねる」と言われます。
過去のデータが示す「荒れ相場」
過去の丙午(直近は1906年、1966年)を振り返ると、非常に極端な動きを見せる傾向があります。 1906年(明治39年) 日露戦争後の大バブル 戦後経営の期待感から株式市場は空前の高騰を見せましたが、翌年にはその反動で大暴落(明治40年の暴落)に見舞われました。文字通り「跳ね上がった後に落ちる」激しい年でした。
1966年(昭和41年)
証券不況からの復活「いざなぎ景気」 前年の「40年不況」で山一證券への日銀特融が行われるなどどん底の状態から、丙午の年は一転して強気相場へ。戦後最長の好景気「いざなぎ景気」の本格的な幕開けの年となりました。
2. 「丙(ひのえ)」と「午(うま)」の組み合わせ
五行説で見ると、「丙」は火の兄(ひのえ)、「午」も火の属性を持ちます。火と火が重なる丙午は、エネルギーが非常に強く、活気にあふれる一方で、過熱しやすい(オーバーヒート)性質を持っていると考えられています。
ポイント 丙午の相場は、平穏な保ち合いよりも、トレンドが明確に出た際の「爆発力」に特徴があります。
2026年の丙午はどうなる? 現代的視点
次回の丙午である2026年に向けて、注目すべき3つの視点があります。
① 人口統計と経済の特異性1966年の丙午は、出生率が極端に低下したことで知られています。
これが現代では「2026年問題」として、教育業界や労働市場において、特定の年代だけ人口が少ないことによる歪み(2026年生まれが大学に入る時期の定員割れなど)が長期的なリスクとして意識されます。
② デジタル・エネルギー革命の「火」五行の「火」は、現代では半導体、AI、エネルギー、電気自動車などを象徴します。これらのセクターが、丙午のエネルギーを受けてさらに一段上のステージへ「跳ねる」可能性があるという見方も面白いでしょう。
③ インフレとの親和性「火」の属性は物価の上昇(インフレ)とも関連付けられます。デフレ脱却が進む中、2026年は名目成長率が大きく跳ねる年になるのか、あるいは金利上昇による市場の混乱が起きるのか、ボラティリティ(価格変動)への備えが重要になります。
そして当社が扱っています商品相場は・・・
商品・資源相場が荒れやすい
火に象徴されるエネルギーや資源分野は、特に値動きが荒くなりやすい。原油、貴金属、穀物などは、地政学リスクや需給懸念が材料視されやすく、値幅を伴う展開になりがちだ。逆に言えば、トレンドを捉えられれば収益機会も多い年となる。特に供給不安や政治的要因が絡むと、投機資金が一気に流入し、値動きが荒くなりがちです。 強気で挑むか、火傷を避けるか・・・
丙午は、歴史的に見ても「変化の起点」になることが多い年です。 格言通りに相場が「跳ねる」のであれば大きなチャンスですが、火のエネルギーが強すぎると急落の懸念も孕みます。「勢いに乗る勇気」と「過熱を冷めた目で見る冷静さ」。 この両輪を持つことが、丙午相場を乗りこなす鍵と言えるでしょう。
最後にあくまでも今回の記事は好きな方は好きな内容ですが、まったく気にならない方は気にならないと思います。2026年終わった時にコムテックス通信があんなことを書いていたなと思って頂けるかどうかは来年の相場次第ですね。
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執筆者の写真

監修:安村 武彦

国際テクニカルアナリスト連盟・認定テクニカルアナリスト(CFTe)・AFP(日本FP協会認定)
大阪府出身。1987年に商品先物業界に入社。2005年末に業界を離れ、2006年より専業トレーダーとして商品・株式・FXの売買で生計をたてる。個人投資家が相場で勝つためには、投資家目線のアドバイスが必要不可欠と感じ業界へ復帰。真のアドバイザーを目指し現在に至る。個人投資家向けに開催する一目均衡表のセミナーは非常に分かりやすいと好評を得ている。

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