【原油】変化の兆し出てきたか・・・(2026.7.1)デイリーマーケットレビュー
最終更新日: 2026-07-01
ページ制作日: 2026-07-01

雨上がりと夏の足音
カレンダーを一枚めくり「7月」という文字を目にすると、いよいよ本格的な夏がやってきたという実感が湧いてきます。
旧暦では「文月(ふみづき)」と呼ばれるこの月は、季節が劇的に表情を変えるタイミングでもあります。
7月の前半はまだ梅雨の湿り気を残していますが、ある日を境に空が高くなり、突き抜けるような夏空が広がります。
それまで雨音に隠れていた蝉たちの合唱が突然始まり、アスファルトにはくっきりと濃い影が落ちるようになります。
じめじめとした空気から一転して、太陽が力強く輝き出すこの「夏が始まる瞬間」のエネルギーは、何度経験しても少し心が躍るものです。
また、7月の風物詩といえば、7日の七夕(たなばた)ですね。
街中やスーパーの入り口などで、笹の葉に揺れる色とりどりの短冊を見かけると、大人になっても少しワクワクしてしまいます。
「健康で過ごせますように」「毎日楽しく過ごしたい」といった素朴な願い事から、子供たちの可愛らしい夢まで、誰かの願いが風に揺れている光景はとても優しい気持ちにさせてくれます。
夜空を見上げて、天の川に思いを馳せるのもこの時期ならではのロマンチックな時間です。
そして、日本の夏は「涼」をとる工夫に溢れています。
冷たいそうめんや、縁側で食べるスイカ、シャリシャリとしたかき氷。どこからか聞こえてくる風鈴の音や、夕暮れ時に響くヒグラシの鳴き声は、厳しい暑さの中で私たちがふと感じる心地よさを教えてくれます。
これからますます日差しが強くなり、暑さも本格化していく季節です。
冷たい麦茶でしっかりと喉を潤し、時には無理をせずに涼しい部屋で休みながら、この活気に満ちた7月という季節を、ぜひあなたなりのペースで楽しんでみてください。
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原油相場に変化の兆しが出てきたか・・・
7月に入りました。2026年もいよいよ後半戦に突入しました。皆さん前半いかがでしたでしょうか?上手く乗れている方もおられれば上手く乗れていない方もおられることだと思います。
前半戦を振り返ってみますと、各市場特徴ありますよね。それは上げにしろ下げにしろトレンドが明確に出ています。
よって上げ相場なら買いで下げ相場なら空売りで対応できる先物市場で運用されている方は、トレンドフォローで対応している方は上手く上げ相場も下げ相場も収益機会はあったと思います。
何度も書いていますが、昨年金は上昇相場を皆さん見ていますので安ければ買う、所謂押し目買いをしておれば儲かっていました。
ただ今年1月に史上最高値を付けてからは高値更新はしておらず、安値を切り下げています。
昨年とは違う動きになっているのは明らかにも関わらず昨年と同じ投資スタイルを貫こうとしている方は今年になって負け戦を継続しています。
先物取引は二刀流の取引スタイルです。下げると思えば空売りで収益機会のチャンスを狙うことが出来ます。
どこかでトレンド変化は起きるのですが、原油がその兆候が出てきていることについて今日は掲載させて頂きます。
また原油と金の逆相関関係も以前の記事に書いていますので、思い出してください。
それではNY原油のチャートからチェックしていきましょう。
NY原油 日足

昨年1月からのチャートです。1年半分の期間です。
まず目につくのは、55.15ドル・55.39ドル・54.98ドルの55ドル前後三兄弟安値価格ですね。
安値に関してはこの3つの価格が非常に重要です。
そして昨年の相場を振り返ると、2025年1月15日に80.73ドルの高値を付けて価格は下落。
4月安値55.15ドルまで綺麗な下降トレンドとなる。そして55.39ドルでWの安値を付けて、64.83ドルのその2つの価格の山の価格となる64.83ドルをオーバーし6月13日に77.57ドルの高値を付けた。
6月23日に再度高値をつけに行くも強烈な陰線をつけてWトップ系になる。その後は12月16日に54.98ドルをつけるまで綺麗な下降トレンドとなる。
その間NY金は以下のような動きになっています。
NY金 日足

原油は下がるも金価格はどんどん上昇している逆相関関係が明確に出ている時期です。
アメリカとイスラエルによるイランへの軍事攻撃が2026年2月28日に開始され、価格が一気に上昇に転じたのは記憶に新しいかと思います。
NY原油 日足②

上記チャートを見れば攻撃が始まって以降の動きがいかに強烈な動きになっているのかが分かります。
ただし御覧の通り、もう今は攻撃前の水準まで価格は落ちています。
7月に入り今月も値上げ製品がたくさんありますが、原油価格そのものは元のレベルまで下げているので、なかなか値下げに関しては円安の部分もありますので、
今はそう簡単には下がらないかと思いますが、原材料費用は昨年の状況まで価格は落ちています。
ではイラン情勢に関してはどうなのか?と言う事ですが、停戦合意は一応した形にはなっていますが、危うい合意に変化はありません。
昨夜のNY原油市場の動きをまとめてみます。
地政学リスクと供給正常化の期待が交錯しています。
現在の原油相場は、米国とイランの対立という地政学的リスクを背景に動揺しつつも、本格的な戦闘再開は回避されるとの見方から上値を抑えられ、70ドル近辺で膠着状態が続いています。
30日のニューヨーク原油先物相場は、一時71.60ドルまで上昇したものの、最終的には前日比1.25ドル安の69.50ドルで引けています。
市場では、ホルムズ海峡の供給正常化への期待が依然として根強く、戻り売りの圧力が優勢となっています。
供給環境と在庫統計面では、米石油協会(API)が発表した最新の週間石油在庫統計では、原油在庫が前週比607万2,000バレル減となり、11週連続の取り崩しとなりました。
在庫減少の背景
ホルムズ海峡内にとどまっていた石油の一気放出が在庫減に寄与していますが、依然として減少基調は続いています。
需要の堅調さ
ガソリン在庫も210万6,000バレル減となっており、ドライブシーズンによる旺盛な需要が製油所稼働率を下支えしています。季節的需要を考慮すると、今後も在庫取り崩しが続く可能性が意識されています。
今後の焦点
協議の行方と新たなリスク要因
市場の視線は、中東の安定化に向けた協議の進展に注力されていますが、現状では不透明感が漂っています。
対話の足踏み
カタールでの協議開催が期待された一方、イラン外務省は「近日中の交渉予定はない」と表明しており、週末の交戦も相まって対話は停滞しています。
イスラエルの動向
レバノン南部での駐留継続を明言するネタニヤフ首相の姿勢は、地域的な停戦不透明感として相場の下支え要因となっています。
新たな懸念材料
米紙ニューヨーク・タイムズによると、イランとオマーンによる「ホルムズ海峡の通行料徴収」計画が浮上しました。
通行が正常化しても、イラン革命防衛隊によるエネルギー供給の管理下におかれる可能性があり、市場にとって新たな不透明要因となっています。
中東のリスクプレミアムは再拡大しにくい状況にある一方、需給バランスの判断も難しくなっています。
ホルムズ海峡の船舶通行量は依然として戦争前の水準を大きく下回っています。
市場は、「戦闘の沈静化」と「新たな供給ルート・管理体制の不確実性」という相反する材料を吟味しながら、次の大きな方向性を模索する展開。
材料面では上記の内容が今の相場を取り巻いています。
2月28日の攻撃開始でいったんは大きく上昇。その後は紛争終結に向けての動きとなり、価格は下落し元の値段まで戻しており、次の動きを待っている。
チャート的にもそのような状況になっています。
NY原油 日足③

12月の安値からの上昇幅に対しての78.6%押し価格68.78ドルは以前にも書いていたと思いますが現状はその価格レベルで止まっています。ここまずは踏ん張れるかに注目。
9日移動平均線との関係は引き続き抵抗勢力となっています。
NY原油 日足 RSI

RSIで見ますと6月17日から30ポイント近辺もしくは30ポイント割れの状況が今も続いています。
RSI30ポイント割れが継続しており、30ポイント割れからの回復はまだですが、この横ばいレンジから上昇に転じた時は大きな変化の兆しと見てよいかと考えます。
そう出ない時は前回の記事にも書いていますように55ドル台から~80ドル台のレンジ相場となり、今の価格はそのレンジ相場のハーフラインとなることから、
今後どちらに動いても不思議ではない位置にいることになります。
反発するための土台は出来つつある中で次の動きを注目しておきたいのがNY原油です。
国内原油も見ておきましょう。本日から先限の中心限月は2026年12月限になっています。
国内原油 日足

攻撃開始で価格が大きく上昇したのも同じ。
3つの安値が存在するの同じですね。RSIは瞬間30ポイント割れた。
国内原油 日足②

直近の上昇幅の61.8%押し価格近辺で現在踏ん張っている状況なのが分かります。
国内原油 日足 移動平均線

赤色の9日移動平均線との攻防戦になっており、また傾きも若干ですが緩やかになっています。
抜けてくるならこのタイミングとなるだけにここでの値動きは注視したい。
逆に68,350円を割れてくるような動きとなると、買い方にとっては仕掛けチャンスの状況が遠のき、売り方針の方は引き続き利幅を伸ばす対応となります。
国内原油 日足 移動平均線②

抜けた場合は上記の黄色のレンジ内の動き。
68,350円割れた時はレンジの上限価格67,670円や66,390円が下値のポイント価格になります。
以前の上値抵抗価格帯が下値サポート価格に変化するかどうかが試されます。
今後の動きとしては、ここ踏ん張れるかどうかに注目しておきたい。
弱い材料が出ても反応しないようであれば、NY原油市場が出来高が低迷している状況=薄商い=閑散となり相場格言とすれば閑散に売り無し
一つ一つのヘッドラインに対する市場の反応を丁寧に確認していく必要があるでしょう。
「閑散に売り無し」——市場の静寂が語る、逆転のヒント
相場において、古くから伝わる格言の数々は、時にどんな高度なアルゴリズムよりも的確に相場の本質を言い当てることがあります。
「閑散に売り無し(かんさんにうりなし)」も、その代表的な一つです。
この言葉の真意と、現代の投資家がそこから何を読み取るべきか、少し深掘りして考えてみましょう。
「閑散に売り無し」が意味するもの
この格言は、「市場の出来高が少なく、取引が閑散としているときには、それ以上売るべきではない(売る必要はない)」という意味です。
相場が盛り上がっていない時期は、確かに見ていて退屈なものです。しかし、裏を返せば「これ以上売りたいと思う人が市場から消え失せている」という状態でもあります。
売りたい人が売り尽くした後の相場は、あとは何かのきっかけさえあれば、買い戻しや新規の買いによって反発する可能性を秘めている——というのが、この格言の背景にある心理的メカニズムです。
現代投資における「静寂」の価値
デジタル化が進み、SNSやニュースで絶えず情報が溢れる現代において、市場が「閑散」とする局面は、逆に希少なチャンスと言えます。
投げ売りの終了: 狼狽売りをする投資家は去り、市場に残っているのは、信念を持って保有を続ける長期投資家や、じっくりと底値を拾う準備をしている賢明なプレイヤーたちです。
ボラティリティの低下: 乱高下が落ち着くことで、冷静な銘柄分析が可能になります。熱狂している時には見えなかった「本来の価値」に目を向ける絶好のタイミングです。
大底のサイン: 多くの投資家が市場から関心を失っているときこそ、大底圏であることが多いのです。「誰も話題にしていないときこそ買い」という逆張り戦略の真骨頂です。
閑散期に投資家はどう向き合うべきか
「閑散に売り無し」とは、単に放置せよという意味ではありません。むしろ、「準備をせよ」というメッセージだと捉えるべきです。
監視銘柄の精査: 価格が割安に放置されている銘柄を探し、ポートフォリオを見直す。
メンタルの調整: 市場の喧騒がない時期にこそ、自分の投資哲学や目標を再確認する。
静観の勇気: 「今は売る時ではない」と判断するなら、堂々と待つことも立派な戦略の一部です。
「相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中に育ち、楽観の中に成熟し、幸福感の中に消えていく」ジョン・テンプルトン
「閑散」は「悲観」の延長線上にある静けさかもしれません。
市場が誰からも見向きもされない時こそ、次の上昇トレンドの種が静かに育っている時期です。
あえて喧騒から距離を置き、市場の静寂を俯瞰する。そんな余裕を持つことが、激動の相場を生き抜く「究極のスキル」なのかもしれませんね。
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最後に
丙午年の相場について・・・信じるか信じないかあなた次第です!
コムテックス通信を読んでおられる方は今年最後の第30号で送信した内容と同じですがご了承してください。
2026年は、60年に一度巡ってくる「丙午(ひのえうま)」の年です。古くからの迷信や縁起が語られることが多い年ですが、投資家やビジネスパーソンにとっては「相場がどう動くのか」というアノマリー(経験則)が気になるところでしょう。
丙午年の相場の特徴と、歴史的背景をまとめたコラムをお届けします。
丙午(ひのえうま)の相場格言 激動と「跳ね」の予感
相場界には干支にまつわる格言がありますが、午(うま)年は一般的に「午(うま)は跳ねる」と言われます。
過去のデータが示す「荒れ相場」
過去の丙午(直近は1906年、1966年)を振り返ると、非常に極端な動きを見せる傾向があります。 1906年(明治39年) 日露戦争後の大バブル 戦後経営の期待感から株式市場は空前の高騰を見せましたが、翌年にはその反動で大暴落(明治40年の暴落)に見舞われました。文字通り「跳ね上がった後に落ちる」激しい年でした。
1966年(昭和41年)
証券不況からの復活「いざなぎ景気」 前年の「40年不況」で山一證券への日銀特融が行われるなどどん底の状態から、丙午の年は一転して強気相場へ。戦後最長の好景気「いざなぎ景気」の本格的な幕開けの年となりました。
2. 「丙(ひのえ)」と「午(うま)」の組み合わせ
五行説で見ると、「丙」は火の兄(ひのえ)、「午」も火の属性を持ちます。火と火が重なる丙午は、エネルギーが非常に強く、活気にあふれる一方で、過熱しやすい(オーバーヒート)性質を持っていると考えられています。
ポイント 丙午の相場は、平穏な保ち合いよりも、トレンドが明確に出た際の「爆発力」に特徴があります。
2026年の丙午はどうなる? 現代的視点
次回の丙午である2026年に向けて、注目すべき3つの視点があります。
① 人口統計と経済の特異性1966年の丙午は、出生率が極端に低下したことで知られています。
これが現代では「2026年問題」として、教育業界や労働市場において、特定の年代だけ人口が少ないことによる歪み(2026年生まれが大学に入る時期の定員割れなど)が長期的なリスクとして意識されます。
② デジタル・エネルギー革命の「火」五行の「火」は、現代では半導体、AI、エネルギー、電気自動車などを象徴します。これらのセクターが、丙午のエネルギーを受けてさらに一段上のステージへ「跳ねる」可能性があるという見方も面白いでしょう。
③ インフレとの親和性「火」の属性は物価の上昇(インフレ)とも関連付けられます。デフレ脱却が進む中、2026年は名目成長率が大きく跳ねる年になるのか、あるいは金利上昇による市場の混乱が起きるのか、ボラティリティ(価格変動)への備えが重要になります。
そして当社が扱っています商品相場は・・・
商品・資源相場が荒れやすい
火に象徴されるエネルギーや資源分野は、特に値動きが荒くなりやすい。原油、貴金属、穀物などは、地政学リスクや需給懸念が材料視されやすく、値幅を伴う展開になりがちだ。逆に言えば、トレンドを捉えられれば収益機会も多い年となる。特に供給不安や政治的要因が絡むと、投機資金が一気に流入し、値動きが荒くなりがちです。 強気で挑むか、火傷を避けるか・・・
丙午は、歴史的に見ても「変化の起点」になることが多い年です。 格言通りに相場が「跳ねる」のであれば大きなチャンスですが、火のエネルギーが強すぎると急落の懸念も孕みます。「勢いに乗る勇気」と「過熱を冷めた目で見る冷静さ」。 この両輪を持つことが、丙午相場を乗りこなす鍵と言えるでしょう。
最後にあくまでも今回の記事は好きな方は好きな内容ですが、まったく気にならない方は気にならないと思います。2026年終わった時にコムテックス通信があんなことを書いていたなと思って頂けるかどうかは来年の相場次第ですね。
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