週間展望週末に来週の相場展望を更新します。
貴金属週間展望。
金は先週号では“先月末からのミニ保合いを上放れして上昇再開の流れとなった。10月20日高値からの下落幅に対して61.8%戻りもアッサリ通過したことで、最高値22288円をアッサリ通過できるのか、抵抗を受けるのかが問われる週となりそうです。10月28日以降は中期平均線でサポートされているため、中期平均線を割り込む様なら上昇一服感が台頭すると考えておきたい。”と掲載しておりましたが、中期移動平均線を瞬間割り込んだものの即回復し上昇再開の気運があるものの力強さは感じられない。10月20日高値→11月14日高値を結んだ延長ラインと10月28日安値→11月18日安値を結んだ延長ラインとで三角ペナント形成中。定石通り“保合い放れにつけ”が当てはまるシチュエーションになっています。
白金は先週号では“7553円を上抜いたことで上昇再開が確認されたと判定される。10月17日高値から10月22日安値の下げに対する61.8%戻りは7645円で週末に到達した。明確に上抜くことが出来るのか、抵抗を受けるのかが目先の課題となる。一方、10月22日安値を起点としたアップラインがワークしており、このアップラインを割り込むようなら注意が必要です。”と掲載しておりましたが、7660円まで上値を伸ばしたがブレーキがかかり10月22日安値を起点としたアップラインをも割り込むまで後退したが、長期移動平均線(52日)にサポートされ、上値は中期平均線(26日)で行く手を阻まれた格好。今月高値7660円を上抜く力があるのか、今月安値を割込んで上値重いと判定されるのかの決定打待ちの状態。
東京ゴム週間展望。
先週号では“316円をアッサリ突破し上昇に拍車がかかった状況。目先は7月高値335円がターゲットとなる。更には年初来高値の2月394.9円から6月安値280円から算出される半値戻りは337.5円、61.8%戻りは351.1円が上値のターゲットとして考えられる。一方、上昇に陰りが見え短期指標(短期平均線や転換線など)を割り込むようなら注意が必要。”と掲載しておりましたが、上値追いの状態が続いており、先週記載の半値戻り337.5円をも上回ってきた。来月12月はゴム相場にとっては年間12カ月ある中で最も上昇確率の高い月を前倒しに上伸しており、アレヨアレヨと暴れん坊ゴム復活となっても不思議はない。短期指標(短期平均線や転換線など)を割り込まない限り強気スタンスで挑みたい。
東京原油週間展望。
先週号では“引き続き保合い相場が継続しています。夏場以降60000円をコアレンジとして±2000円強の保合いが継続しています。短中長期平均線の傾きがほぼ水平で現値と密集しており、一目均衡表でも薄い雲の近くに転換線・基準線が位置しているなど売り方・買い方どちらにとっても居心地の良い水準で方向感ない状態と言えよう。この均衡状態から抜けだすのを待つか、保合いレンジの中の上限を売って下限を買う売買をするかの二択と考えたい。”と掲載しておりましたが、引き続き60000円をコアレンジとして±2000円強の保合いが継続中です。今週はレンジ上限近辺で推移する時間帯でしたが、明確にレンジ上放れとはなっておらずヤキモキする時間帯ではありますが、引き続きレンジ上限を売って下限句を買うか、レンジブレイク待ちか2択の状態。
日経平均株価週間展望。
先週号では“先週安値を割込むことなく短期市場を上回ったり下回ったりとミニ保合い症状で上げ一服感がある。ただ先週安値を起点とした安値切り上げ方となっており買い優勢ながら上値も限定的といった状況。今月に入ってのミニ三角保合い形成中となっており次に動き出した方向に付いて行くのが良いでしょう。”と掲載しておりましたが、今週は1000円超のアップダウンがありボラティリティーが上昇している。終わってみれば上値の重い展開で右肩下がりの短期平均線(9日)を終値ベースで上回れず、週末には短期平均線(9日)と中期平均線(26日)のデットクロスが現れた。今月高値を起点とした下落歩調となりつつある中、4月安値からの上昇過程において一度も割り込むことがなかった長期平均線(52日)が最終サポート帯と考えられ、ここを維持できるか割り込むかが来週の課題と考えておきたい。
為替週間展望。
先週号では“10月安値起点とアップラインを割り込むことなく155円台まで上値を伸ばした。ドル高の流れが継続しおり、目先の上値の課題は今週高値を上回れるのか、上回れば155.50円更には156円が次の節目となる。下値の注意ポイントは引き続き10月安値起点のアップラインと考えておきたい。”と掲載しておりましたが、日本政府の積極財政に対する懸念が、金利上昇・円安につながり158円寸前までドル高が進行中。片山財務相は「過度な為替変動が生じた場合は適切な措置を講じる」「日米財務相共同声明に沿って適切に対応する、為替介入は選択肢として考えられる」と市場を牽制。過去、口先介入での効果は限定的。この発言の本気度を確かめる展開になっても不思議はない。短期指標(短期平均線や転換線など)を割り込まない限りドル高継続との認識。
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