週間展望週末に来週の相場展望を更新します。
貴金属週間展望。
金は先週号では“先週以降、数日で1000円超の上伸となり、順調な足取りを見せています。米連邦公開市場委員会(FOMC)は無難な結果に終わりましたが、不透明感が強調されていること、年内2回の利下げ見通しが維持されたことがポジティブ評価となり、NYゴールドは連日の最高値更新を示しています。上昇ピッチが速いだけに調整売りがいつ入っても不思議はない状況ですが、4月2日の相互関税発動予定、中東情勢の緊迫化もあり下値堅く推移すると思われます。短期指標を明確に割り込まない限りは上昇継続と考えての対応が良いでしょう。”と掲載しておりましたが、トランプ米政権の自動車関税に対する警戒感が増幅し、世界経済にどのような影響が生じるのか不透明感が強く、安全資産としての金市場に投機マネーが流入。各国の報復措置が警戒されることに加えて、米経済にも大きなダメージが生じる見通しで過去最高値を更新した。過熱感はあるものの3月11日安値を起点とした上昇が継続しており、短期指標(短期平均線や転換線など)を割り込まないことには上げ一服感は出てこない。値ごろは通じず侮れない情勢。
白金は先週号では“4736円まで上伸し戻り一服となっています。今週高値は年初来高値からの下落幅に対して61.8%戻り水準であり、ポイント地点で押し戻された格好。4800-4500円のレンジ上限まで達せず反落したことで、レンジ幅が小さくなる可能性がある。”と掲載しておりましたが、2月3日高値→3月19日高値が切り下がり、3月11日安値→3月24日安値は切り上がっており三角保合い形成でレンジ収縮が起こっています。一般的に次に大きく動き出す前の時間待ちの状態で“保合い放れにつけ”が当てはまるシチュエーション。
東京ゴム週間展望。
先週号では“狭いレンジの陰線陽線が日替わり出現で方向感がない中で、週末には先週高値を上回ったことで3月11日安値が目先底となって戻りの時間帯に入ったと判断できる。2月高値からの下落幅は(394.9→325.3円)69.6円幅であり、どの程度戻れるのかに注目する時間帯となりそうです。”と掲載しておりましたが、394.9円からの下落幅に対してほぼ半値(360.1円)水準まで回復。半値水準で戻り一杯となるのか、突き抜けて61.8%戻り368.4円を目指すのかが試される局面。
東京原油週間展望。
先週号では“短期指標を上回り戻りの時間帯に入ったと考えられる。目先は中期指標(中期移動平均線26日や一目均衡表の基準線等)を上回る力があるのかが試される場面。この水準は1月高値→2月高値を結んだ延長ライン(下降トレンドライン)とも合致する値位置だけに上回ることが出来れば戻り余地拡大の展開へ。”と掲載しておりましたが、アッサリと中期指標を上回り1月からの下落幅に対して半値戻りの67530円に接近。半値戻り水準と長期移動平均線(52日)がほぼ同水準でもあり、この水準を上回る力があるのか、抵抗を受けるのかが試される週となりそうです。
日経平均株価週間展望。
先週号では“週明け早々に短期指標を上回り中期指標(中期平均線26日や一目均衡表基準線)をやや上回るまで上伸したことで、下落から上昇に転じる入口に立っている状況。今週高値を上回る様なら上昇に転換と考えられる。一方、中期指標が戻り高値となった場合でも37000円近辺で下値は支えられる可能性があります。”と掲載しておりましたが、先週高値を瞬間上回ったものの即失速。結果的に12月高値からの下落幅に対して半値水準が戻りの急所となり下落再開の様相を呈している。今月高値・安値がキーとなりどちらに抜け出るのかが次の方向と考えられる。
為替週間展望。
先週号では“週明け早々に短期指標を上回り中期指標(中期平均線26日や一目均衡表基準線)をやや上回るまで上伸したことで、下落から上昇に転じる入口に立っている状況。今週高値を上回る様なら上昇に転換と考えられる。一方、中期指標が戻り高値となった場合でも37000円近辺で下値は支えられる可能性があります。”と掲載しておりましたが、先週高値を瞬間上回ったものの即失速。結果的に12月高値からの下落幅に対して半値水準が戻りの急所となり下落再開の様相を呈している。今月高値・安値がキーとなりどちらに抜け出るのかが次の方向と考えられる。

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