週間展望週末に来週の相場展望を更新します。
貴金属週間展望。 金は先週号では“順調な足取りを見せており、12月13日高値13428円を上回り、11月25日高値13560円をも上回り昨年高値13819円をも射程圏に捉えている。上値の最大のポイントとなる13819円をアッサリ突破出来るのか、さすがに抵抗を受けるのかを探る展開が想定されます。抵抗を受けたとしても12月6日安値を起点とした上昇途中の小休止との認識。”と掲載しておりましたが、13764円まで上伸し高値更新には至らずの状況。米金利低下が促されたことで、NY金のチャート面では10月高値→12月高値の延長ラインの抵抗帯を上抜いたことで、昨年10月以降で形成している三角保合いから上放れの様相を呈している。流れについて行けと考えるのが妥当と思われますが、国内市場は円高進行により伸びが鈍化している点が悩ましい状態。 白金は先週号では“年末年始に急落など荒い動きとなり4558円まで安値を出した後、年末12月25日の高値を上回るが週末には上げ一服となっている。昨年10月高値からの下落幅に対して半値水準のため戻り一服となっても不思議はない水準ではある。一目均衡表の雲の上限線との攻防でもありこの水準を明確に上回ることが出来るか、抵抗を受けるかが来週の課題となる。”と掲載しておりましたが、一目均衡表の薄い雲ながら、上限線で抵抗を受け6日続落となり、10月高値からの下落幅に対して半値水準を上抜くことが出来ずに4847円が目先高値となった。1月6日に形成した下カゲ部分での推移となっており、一先ず目先のボトムを形成する時間帯となています。 東京ゴム週間展望。 先週号では“年明け早々級力症状となり先月安値を割り込んだことで、今年は強気月だが上昇力の弱さを物語っているようだ。週後半には戻りを見せたが下落幅の半値も戻れず上値重い状態。少なくとも今週高値を上回らない限り買い優勢に転換とは考えにくく、現時点では上値が重い状況。”と掲載しておりましたが、年明け後に上海ゴム相場が急落していましたが、下げ一服から急反発に転じたことで、国内市場もッ先月高値をアッサリ上回り、強気月らしい展開になってきた。上海ゴムのチャート面では12月高値を起点としたダウントレンドラインを週末に上回り反発モードに転じた感がある。産地次第ではありますが戻りの時間帯に入ったと考えての対応へ。 東京原油週間展望。 先週号では“年明け早々70000円を明確に上回り今までとは違うブレイク状態となり新たな相場形成に向けた足取りとなっている。寒波による需要上振れ見通しや円安が主な理由ですが、今年の米追加利下げ観測が後退していることはネガティブ。いずれにせよレンジブレイクとなったことで、短期指標(短期移動平均線や一目均衡表の転換線)を割り込まない限り短期買い優勢と考えての対応。”と掲載しておりましたが、NY市場では急ピッチな上昇の反動で調整売りが入ったことやイスラエルとハマスの停戦合意を受けて、船舶攻撃が一服するとの見方が浮上していることも圧迫要因。米国の対ロ制裁の動きに対する警戒感もあり情勢次第の展開。国内市場はレンジブレイク後も順調な上伸を見せ65000-70000円のレンジの倍層の上値ターゲット75000円に接近し達成感が台頭するのか、アッサリ突破し、更に上値を目指すのかを見極める状況。 東京コーン週間展望。 先週号では“シカゴ市場では良好な輸出環境や米農務省(USDA)需給報告で、在庫見通しの引き下げ予想から底堅く推移している。国内市場は年末から年初めにシカゴ市場との乖離を埋める値付けがあったが、相変わらず閑散状態であり人気が出るのを待つ状況。”と掲載しておりましたが、シカゴ市場の上伸に追いつけずに不出来続きの中、週初めに値付けがあり1020円高で値付いた後は不出来続きで機能不全状態。引き続き人気が出るのを待つ状況。 日経平均株価週間展望。 先週号では“1月6日安値を割り込んだことで12月27日が強い抵抗となって下落過程に入ったとの見方が優勢になっています。ただ週末の安値は基準線タッチであり、一段安となっても11月安値→12月安値の延長ラインのサポート帯も控えていることで下値も限定的か!”と掲載しておりましたが、上値重く先週安値を割り込み、11月安値→12月安値の延長ラインのサポート帯をも割り込み調整色を強めています。結果的に昨年10月以降の概ね38000-40000円のレンジ下限まで後退。レンジ継続と見て買い場到来と考えるか。レンジを割り込むと考えるかの選択になる。 為替週間展望。 先週号では“底堅く推移しており、米金利上昇圧力がピークを迎えるまでは上振れの可能性は残されていると思われ、160円の節目を試す可能性は否定できない。今週は小動きでしたが、短期指標(短期平均線や一目均衡表転換線など)を割り込まない限りドル高の流れ継続との判定になる。”と掲載しておりましたが、米連邦準備制度理事会(FRB)理事が、年前半の利下げ見通しを示したことや日本銀行が今月の政策会合で利上げに踏み切るとの観測が強くなっていることで、円が買われている。短期指標(短期平均線や一目均衡表転換線など)を割り込み年始の安値を割り込む状態。執筆時点で12月安値からの上昇幅に対して38.2%ダウン達成となり、ここで踏ん張れないようなら半値押し153.74円、更には61.8%ダウン152.53円が視野に入ります。昨年9月安値→12月安値の延長ラインのトレンドラインにも注意しておきたい。
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