週間展望週末に来週の相場展望を更新します。
貴金属週間展望。
金は先週号では“中期指標(26日平均線や基準線等)でサポートされ、上値の抵抗帯と考えられた短期指標を上回り、最高値を更新し上昇継続を確認した。週後半には米英貿易協定が成立した事を受けて投資家のリスク選好性が高まり、安全資産に対する投資ニーズが後退し、特にNYゴールドは上げ一服感が台頭しつつある。海外チャート面では、先月高値とのWトップ形成に向けた足取りになるのか、前回同様に中期指標(26日平均線や基準線等)がサポートとなり上昇再開となるのかを見極める状況。国内市場では最高値を再度更新する力があるのか、短期指標を割り込み調整色を強めるのかを見極める週となりそうです。”と掲載しておりましたが、前日の安値を割込む日々が続き中期指標でサポートされず15日には大幅安となり最高値15843円から5営業日で1085円後退するなど荒っぽい展開となった。今週安値は3月安値からの上昇幅に対してちょうど半値押しとなり、翌営業日には下げ幅をほぼ帳消しにする反発となるなど展開が早くなっています。今月安値を割込んだことで先月高値と今月高値とのダブルトップ完成となったものの、即回復したことで重要ポイントを割り込んだが走らないパターンの可能性もある。目先のポイントは15日の高値15405円と安値14758円と考えられどちらに抜け出すのかに注目したい。
5月23日号の更新はありません。次回更新は5月30日号となります。
白金は先週号では“モタモタした動きが続き保合いの様相の中、派手さはないものの上値追いの様相となりつつある。国内市場では4月30日高値4445円を明確に上回ることが出来るかが目先の課題となる。”と掲載しておりましたが、週初めにアッサリ4月30日高値を上回り4月7日安値を起点とした上昇継続を確認。1月高値からの下落幅に対して61.8%戻りの4551円を上抜くことが出来るかが上値の課題と考えられる。一方、下値には短・長期平均線(9・52日)や基準線や雲の領域がサポート帯と考えられ上値の抵抗帯(4551円)と下値サポート帯との攻防のどちらに軍配が上がるかを確かめる週となりそうです。
東京ゴム週間展望。
5月23日号の更新はありません。次回更新は5月30日号となります。
先週号では“ジワリジワリ上伸し中期テクニカル指標(26日平均線等)を上回り、なべぞこ型の底打ち形状になりつつある。ポイントは4月に2度281円の安値を付けた間の山である4月14日高値305円を明確に上回れるかが問われている状況。305円突破出来れば上昇余地拡大と考えたい。”と掲載しておりましたが、週明け早々に注目の305円を上回り3月高値からの半値戻り水準まで上伸。この水準には長期移動平均線(52日)や一目均衡表の雲の領域などがあり一先ず抵抗帯として機能している。来週はこの抵抗帯を突破する力があるのか、ないのかが問われる週となりそうで、突破出来れば上値余地拡大。突破する力がないなら調整色を強めることになろう。
東京原油週間展望。
5月23日号の更新はありません。次回更新は5月30日号となります。
先週号では“週末には米英の貿易協定が成立したことを受けて、通商環境の改善が始まったとの期待感から投資家のリスク選好が高まり、株高連動で地合を引き締め、一時は60ドル台を回復した。これにより国内外市場では短期指標(9日平均線や転換線等)を上回り反発モード入りが出来るかが問われている。10~11日には米中通商協議が予定されており、この協議の結果次第の展開が想定される。”と掲載しておりましたが、短期指標や中期指標をも上回ったが、トランプ大統領がイランとの「核合意」が近づいている可能性を示唆したことを受けて上げ一服となった。また、国際エネルギー機関(IEA)が大幅な供給過剰見通しを示したこともネガティブ要因。下値には短・中期平均線や転換線・基準線でサポートされておりここを維持して今週高値を上回れるのか、下値サーポート帯を割り込んで今週高値が戻りの急所になるのかを見極める週となりそうです。
日経平均株価週間展望。
5月23日号の更新はありません。次回更新は5月30日号となります。
先週号では“週末には米英の間で貿易協定が成立した。日本との協議が難航していることで英国との合意を急いだ模様。10~11日に米中通商協議を控えているタイミングも影響したのではないかと思われる。4月7日安値を起点とした上昇が続いており今週は長期平均線をも上回り、目先の上値の抵抗帯は3月26日高値38220円と考えられ、アッサリ上回る力があるのか、抵抗を受けるのかが問われる週となりそうです。”と掲載しておりましたが、週初めに米国と中国の関税を巡る協議でお互いが関税を115%引き下げることで合意し市場センチメントが急改善し38220円を上回ったものの、日米協議で円安是正が議題となる可能性から円高進行となり息続かず失速することとなった。13・14日が放れ小島となっていわゆるアイランドリバーサルパターンになる可能性がある。今週高値が相場の転換点を示す可能性を頭に入れながらの対応。
為替週間展望。
5月23日号の更新はありません。次回更新は5月30日号となります。
先週号では“執筆時点では146.20円まで戻りが入っている。短期(9日)と中期(26日)平均線のゴールデンクロスが現れ146.46円に右肩下がりの長期平均線が位置しており、短・中期平均線のサポート帯と長期平均線の上値の抵抗帯に挟まれた状態になっており、一先ずどちらに抜け出すかが問われる状況。上抜けするようなら先週記載の通り3月高値からの下落幅に対して61.8%戻りの146.88円や1月高値からの下落幅に対して38.2%戻りの147.13円を目指すことになろう。一方、短中期平均線を割り込むようなら今週高値が戻りの急所となり下落再開の展開が想定される。”と掲載しておりましたが、週明け早々に上抜けして148円台半ばまでドルは買い進まれるも、一目均衡表の雲の領域にタッチしたあと失速で週後半にかけては失速する展開。20日からG7財務相・中央銀行総裁会議も控えており、政治的なドル安誘導への警戒感がくすぶり続けるなか、145円割れで下げ一服感が台頭するのか、しないのかに目先は注目。

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