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週間展望週末に来週の相場展望を更新します。

週間展望 10月3日号  

貴金属週間展望。
金は先週号では“衰え知らずの大相場に発展中。過去の9月月間の最大上昇幅を塗り替え、今年に入ってからの一波動の上昇幅をも塗りかえる圧巻の上昇となっています。目先天井を付けるときは高値を更新せず、直近安値を割込み、陰線が出現し、陰線が連なるなどの現象が現れますので、過熱感が最大級に高まっていますが値ごろは禁物です。”と掲載しておりましたが、18674円まで上伸したあと先週記載の、高値を更新せず、直近安値を割込み、陰線が出現となったが、陰線は連なったがヨコヨコ状態で短期高保合い症状との判定と考えられる。週末の安値は短期平均線タッチとなり、目先のポイント地点まではいったん後退した。短期指標を終値ベースで割り込み、更には続落するようなら調整局面入りとの判定になる。押し目形成で上昇再開となるのか、調整局面入りとなるのかが来週の課題となる。




白金は先週号では“年初来高値を更新し上昇ピッチが速まり6月以降の上昇ピッチに似通った状況になりつつあります。4月7日安値から6月27日が第一波と考えれば、6月27日から8月4日が修正の第二波で、今回が上昇の第三波と考えれば上値余地はまだまだ十分あると考えられる。金と比べ割安感があり市場規模が小さいため投機資金流入となれば思わぬ動きをする可能性があると思います。”と掲載しておりましたが、2008年の最高値を更新し7491円まで上伸したあと上げ一服となり、短期平均線までひとまず後退。週末時点では上昇終了なのか、押し目形成中なのかの判定は判断できず来週に持ち越しの状況。短期指標(短期平均線や転換線など)を終値ベースで割り込み、更に続落するようなら調整局面入りとの声が大きくなろう。逆を言えば短期指標を維持するようなら上昇継続と判断される。





東京ゴム週間展望。
先週号では“305.3円を割り込まずに切返したものの、短期平均線(9日)で上値は抑えられ底確認とまでは言い難い状況の中、来週の課題は、今週のレンジ305.8-313.8円を上抜けるのか、割り込むのか、割り込んだ場合、先月安値305.3円を維持できるのか、割り込むのかを考えて、次の一手を準備しておきたい。”と掲載しておりましたが、下値の注意ポイントと考えていた305.8円や305.3円をアッサリ割り込みサポート帯を割り込んだことで弱いとの判定になる。280円処の年初来安値まで大きな節目がない中、どこまで下値を掘り下げるのかの時間帯と考えておきたい。




東京原油週間展望。
先週号では“今週末にかけて上値追いとなったことで1月高値→6月高値→7月高値のダウントレンドラインをやや上回ってきた感が出てきた。これにより今年年初から形成している巨大三角保合い上放れの様相が鮮明になりつつあり、即失速し保合い回帰とならないようなら、いよいよ動き出すと考えての対応が良いでしょう。”と掲載しておりましたが、週初めに先週高値を上回り上放れたが、即失速し走らないパターン。更には5月安値を起点としたアップラインを割り込むなど、むしろ巨大三角保合い下放れが鮮明な状況となり、安値模索の時間帯に入ったと考えたい。7月安値56660円や6月安値53260円が下値の節目と考えられます。




日経平均株価週間展望。
先週号では“先週高値こそ上回れないものの下値は限定的。8月4日安値と8月19日高値と9月1日安値から算出される上値の目標値はN計算値45861円、V計算値45917円、計算値 47902円が算出されます。短期指標(短期平均線や転換線など)を割り込まない限り上昇継続と考えての対応。”と掲載しておりましたが、週明け早々に短期平均線や転換線を割り込み9月19日安値をも割り込んだが即回復。日本銀行の植田総裁が2日の講演で、経済・物価の見通しが実現していけば、経済物価の改善に応じて政策金利を引き上げる方針を示した。一方、見通し実現の確度や上下のリスクを丹念に点検し、余談を持たずに適切に政策判断していく方針も示している。ただし、マーケットが期待・警戒していたようなタカ派の発言は聞かれず、同講演の内容が伝わった後は、円が売られる展開になり株価は急上昇し短期指標を再度上回った。結果的に高保合い症状であり上昇再開が鮮明となるのか、上昇一服感が台頭するのかの決定打待ち。




為替週間展望。
先週号では“年末に向けて更に2回の利下げがメインシナリオですが今後のインフレ環境などによっては利下げに慎重姿勢に傾く可能性もあり、イベント通過後のドル安修正の動きがドル円相場を下支えしている。149円処の上値抵抗帯を上抜けたことで、チャート面では安値修正の動きが強まりやすくなっている。本格的な上昇トレンドへの転換とまでは言い切れないが、150円の節目、8月1日高値150.91円まで上値抵抗が切り上がる格好。週末の米PCEデフレーターが目先の注目イベントとなる。”と掲載しておりましたが、150円の節目を上回れず上値の重い展開が再開されている。改めて日米金融政策の方向感の違いがドル安う要因として働いている。米政府機関の停止により米雇用統計が発表されないとのアナウンスがあったが、FRBは追加利下げに踏み切るとの見方が支配的。一方、日本銀行も追加利上げに踏み切るとの観測があり、織り込みが進んでいる。週末には植田日銀総裁が、経済・物価見通しが実現していけば引き続き政策金利を引き上げていくとしつつも「まずは緩和的な金融環境を維持することが大切だ」と追加の金融引き締めに慎重な態度だったことで円売り・ドル買いが優勢となった。いずれにせよ先月以降の147円台のコアレンジから大きく離れるためには新たな材料が必要であり、きっかけ待ちの状況と考えたい。




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監修:安村 武彦

国際テクニカルアナリスト連盟・認定テクニカルアナリスト(CFTe)・AFP(日本FP協会認定)
大阪府出身。1987年に商品先物業界に入社。2005年末に業界を離れ、2006年より専業トレーダーとして商品・株式・FXの売買で生計をたてる。個人投資家が相場で勝つためには、投資家目線のアドバイスが必要不可欠と感じ業界へ復帰。真のアドバイザーを目指し現在に至る。個人投資家向けに開催する一目均衡表のセミナーは非常に分かりやすいと好評を得ている。

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