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一歩先をいく相対力指数(RSI)の使い方一歩先をいく相対力指数(RSI)の使い方①

最終更新日: 2024-06-28

ページ制作日: 2024-03-12

相対力指数(RSI)の使い方

相対力指数(RSI)とは、オシレーター系のテクニカル分析の一種で、価格が過熱しているかを判断するための指標のことです。 具体的には、一定期間(通常は14日)の上げ幅の平均値と下げ幅の平均値を使って、0から100のスケールで数値化されます。

  1. RSIが70を超えるあたりで「買われすぎ」と判断されます。売り時の目安になります。
  2. RSIが30あたりを下回ると「売られすぎ」と見なされ、買い時の目安になります。
くわしい説明は下記のページをご覧ください。

相対力指数(RSI)とは 相対力指数(RSI)とは

このコラムでは、相対力指数(RSI)のより実践的な活用方法について解説していきます。RSIは計算式が単純なテクニカル指標ですが、実は奥が深く、多様な使い方ができる魅力的な分析ツールです。 そうしたRSIの活用例を中心に、具体的な使い方や実践的な分析手法について詳しく解説していきたいと思います。


逆行現象(ダイバージェンス)とは

逆行現象(ダイバージェンス)は、価格の動きとテクニカル指標が異なる方向に動く現象のことを指します。 具体的には、価格が新高値をつけているときにRSIが下落している、またはその逆の状況を指します。これは市場のトレンドに疑問符を投げかける一つのサインとなり、価格の反転や大きな動きの前触れと解釈されることがあります。


移動平均線のダマシ


ダイバージェンスには主に2種類あります。

  • 強気ダイバージェンス
  • 価格は下落しているのに、RSIなどの指標は上昇している状態。トレンド終焉の可能性と、潜在的な上昇トレンドへの転換を示唆します。

  • 弱気ダイバージェンス
  • 価格は上昇しているのに、RSIなどの指標は下降している状態。トレンド継続性の弱体化と、潜在的な下降トレンドへの転換を示唆します。


逆行現象(ダイバージェンス)が起きる環境

下記の図は【A地点】2日間100円上昇した後に50円下落するというトレンドが、【B地点】2日間50円上昇した後に50円下落するというトレンドに変化した時のRSIの推移を表しています。

移動平均線のダマシ

このように逆行現象(ダイバージェンス)は、トレンドの勢いが衰えてきたときによく観察されます。この現象は、価格のトレンドが続いているものの、上昇または下落の速度が遅れるためにRSIが低下する状況で発生します。その結果、価格とRSIが逆方向に動くという逆行現象が現れます。

逆行現象の出現は、市場の勢いが失われつつあることを示しています。この現象は、トレンドの反転を予兆する可能性がありますが、一方で、勢いの減速が一時的なものである場合、トレンドは再び力をつけて継続する可能性もあります。そのため、逆行現象の信号は必ずしも確実なものではなく、「ダマシ」になることもあるのです。


古典的テクニカル分析とRSIの組み合わせ

RSIには、ローソク足の古典的なテクニカル分析手法を適用することができます。トレンドライン分析、パターン分析、移動平均線の利用などがその例です。 これらのテクニカル分析手法をRSIに応用すると、ローソク足で分析するよりも早期にトレンドの転換やエントリーのシグナルを捉えられる可能性があります。

パターン分析

RSIの形状にダブルトップやダブルボトムなどのロウソク足のチャートパターン分析の形状が出現することがあります。

チャートパターン分析(ダブルトップ) チャートパターン分析(ダブルトップ)とは

【RSIのダブルトップのパターン分析】

形状: RSIチャート上で、2つの山が連続して出現する形状。
意味: 上昇トレンドの終焉と下降トレンドへの転換を示唆。


分析ポイント
2つの山の高さがほぼ同じであること。
ネックラインと呼ばれる水平線で結ばれること。
ネックラインを下抜けると、トレンド転換の確度が高まる。

移動平均線のダマシ

RSIのダブルトップ/ダブルボトムは、価格との逆行現象(ダイバージェンス)と同時に発生する傾向があります。この組み合わせは、より確度の高い売買シグナルになると考えられています。 1度目はノイズの可能性もありますが、2度目で同じパターンが現れれば、方向転換の確率が高まるからです。
ただし、あくまでもこれは「可能性」の話にすぎません。RSIのダブルトップ/ボトムが必ずしも価格の転換を意味するわけではありません。RSIの値域やパターン形状の質、ボリューム、その他の指標なども総合的に勘案する必要があります。


トレンドライン分析

RSIの形状にトレンドラインを引くことができます。RSIにトレンドラインを引く場合であってもロウソク足のトレンドライン分析と同じようにトレンド方向・転換点を分析できるます。

トレンドライン分析 トレンドライン分析とは


移動平均線のダマシ

RSIにトレンドラインを引く分析は、RSIの動きに基づいて市場のトレンドを見つけるための一つの方法です。 この分析法では、RSIのチャート上で連続した高値や安値を結んで直線(トレンドライン)を描きます。これにより、市場の上昇トレンドや下降トレンドを視覚的に捉えることが可能になります。

例えば、RSIの高値が連続して上昇している場合、それは上昇トレンドを示しています。この場合、トレンドラインは右肩上がりに描かれます。逆に、RSIの安値が連続して下降している場合、それは下降トレンドを示しています。この場合、トレンドラインは右肩下がりに描かれます。 トレンドラインが破られると、それはトレンドの転換を示す重要なサインとなることがあります。例えば、上昇トレンドラインが下方向に破られた場合、それは下降トレンドの始まりを示す可能性があります。逆に、下降トレンドラインが上方向に破られた場合、それは上昇トレンドの始まりを示す可能性があります。 RSIのトレンドライン分析は、通常のロウソク足にひくトレンドラインよりも早期にシグナルがでる傾向があります。



移動平均線

この売買手法は、「相対力指数(RSI)」と「RSIの14日間の単純移動平均(SMA)」を使用しています。具体的には、RSIが70以上の高値圏であり、RSIがその14日間のSMAを下回る「デッドクロス」が発生した場合に売りシグナルと見なします。一方、RSIが30以下の安値圏であり、RSIがその14日間のSMAを上回る「ゴールデンクロス」が発生した場合には買いシグナルと解釈します。

移動平均線の使い方 移動平均線の使い方

移動平均線のダマシ

RSIを単独で使用すると、売買の適切なタイミングを判断するのが難しい場合がありますが、RSIの移動平均線と組み合わせることで、売買シグナルをより明確にすることが可能です。しかし、この方法では、RSIが特に苦手とするトレンド相場における問題を解決しているわけではありません。トレンドが強い相場でRSIが持続的に高値圏または安値圏に留まる状況では、誤ったシグナル(だまし)が頻繁に発生することがあります。


移動平均線のダマシ

RSI(相対力指数)は、市場の過熱度を指数化して示すテクニカル分析ツールです。通常、市場が過熱している場合は強いトレンドが形成されている時期に相当します。しかし、強いトレンドが存在する際には、RSIが誤ったシグナルを発生させるリスクが高まります。

この指標は「買われ過ぎ」や「売られ過ぎ」の状態を示唆することで知られていますが、これらの状態を示しやすいトレンド相場においては、逆にその性能を発揮するのが難しいという矛盾を抱えています。

そのため、RSIを単独で取引の判断基準とすることは困難です。より正確なシグナルを得るためには、移動平均線やMACD(Moving Average Convergence Divergence)、ボリンジャーバンドなど、他のテクニカル分析ツールとの併用が推奨されます。これらのツールを組み合わせることによって、分析の精度を向上させることができるのです。



執筆者の写真

監修:安村 武彦

国際テクニカルアナリスト連盟・認定テクニカルアナリスト(CFTe)・AFP(日本FP協会認定)
大阪府出身。1987年に商品先物業界に入社。2005年末に業界を離れ、2006年より専業トレーダーとして商品・株式・FXの売買で生計をたてる。個人投資家が相場で勝つためには、投資家目線のアドバイスが必要不可欠と感じ業界へ復帰。真のアドバイザーを目指し現在に至る。個人投資家向けに開催する一目均衡表のセミナーは非常に分かりやすいと好評を得ている。

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