【ドル円上昇のカギは“Wストッパー”突破にあり】今日の相場解説 (2025.03.24)デイリーマーケットレビュー
最終更新日: 2025-03-24
ページ制作日: 2025-03-24

「マイナ免許証」の交付開始!
本日3月24日から、「マイナ免許証」の交付が開始されました。 「マイナ免許証」とは、マイナンバーカードと運転免許証を一体化した新しい形の免許証です。 なお、従来の運転免許証も引き続き使用可能で、どのタイプを利用するかは任意で選択できます。切り替えは強制ではなく、今後は以下の3つのパターンから選ぶことができます。
- 従来型免許証のみ
- マイナ免許証のみ
- 従来型とマイナ免許証の両方を所有
海外で運転する場合など、一部の場面では従来型の免許証の提示が求められるケースもあるとのことです。
マイナ免許証にはメリットもあればデメリットもあるようで、本日発表された多くの報道で詳しく紹介されていますので、ぜひ一度目を通してみてください。
ちなみに、私はこれまで通り「従来型」を選ぶ予定です。
本日は為替です。
前回書いたのが3/14に為替の記事を書いていますがその後の動きは以下のような動きとなっています。
ドル円(日足)
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3月14日は、3月11日に進んだ円高局面からの戻りの中で、終値がようやく9日移動平均線(9日MA)を上抜けて引けた日となりました。
その後は、終値ベースで9日MAを一度も下回ることなく推移しており、週末時点では「26日移動平均線」まで価格が戻ってきました。
そして、本日はいよいよこの26日MAを上抜けられるかどうか、非常に注目される局面でしたが、ご覧のとおり、現時点でこれを明確に上抜けています。
これにより、1月10日の158.87円という円安水準を起点とした下落トレンドの中で、初めて26日MAを突破した形となり、本日は非常に重要な転換点となりました。
これは、ひとつの「抵抗勢力」を突破したことを意味しており、今後は次の重要な節目との攻防が焦点となります。
ドル円(日足)
その次の注目ポイントは、158.87円から146.53円まで下落した幅に対するフィボナッチ38.2%戻し水準である「151.25円」です。
この価格帯は、3月3日の高値「151.301円」とも重なることから、非常に強いレジスタンスとして意識される水準です。
今後、円安がさらに進んだ場合、この「151.25~151.30円」のゾーンは、必ず意識しておくべき非常に重要な価格帯と言えるでしょう。
ドル円(週足)
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現在、9週移動平均線(9週MA)は150.48円付近に位置しており、一方で26週MAと52週MAはほぼ重なる形で、それぞれ152.41円(26MA)、152.37円(52MA)となっています。
9週MAの傾きは依然として右肩下がりを継続しており、足元の円安方向への戻りは、あくまでこの9週MAとの乖離を修正する過程にある可能性も考えられます。
さらに、9週MAの少し上には、日足ベースで先ほど述べた重要なテクニカルプライス「151.25~151.30円」が控えており、この水準の重要度がより一層高まっていることが分かります。
なお、昨年11月から12月にかけての円高局面では、52週MAでサポートされた後、わずか2週で9週MAを上抜けました。当時は151.90円から140.24円まで約11.66円の下落幅を記録しています。
今回の下落は、158.87円から146.53円までの約12.34円と、非常に近い値幅となっており、相場のサイクルとしても類似しています。
このため、今後も戻しが続いた場合、158.87円を超える新たな円安局面へと発展する可能性も、完全には否定できない状況です。
下値の目安
ただし、現在の為替市場を取り巻く環境として、トランプ大統領が円安に対して否定的なスタンスを示していることを踏まえると、ここから一気に強烈な円安トレンドへ戻るような状況とは言いがたい面もあります。 そうした中で、今後の焦点となるのは、フィボナッチ38.2%戻し水準である「151.25円」、および3月3日の高値「151.30円」をしっかりと上抜けることができるかどうかです。
ドル円(週足)
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仮に、今回の円安局面があくまでも自律反発の範囲内で終わると仮定するならば、今後は以下のような重要な下値ターゲットが浮上してきます。
- ヘッド&ショルダーズ・パターンから導かれるターゲット:142.57円(※過去記事参照)
- 2023年12月の安値:140.24円
- 2024年9月の安値:139.57円
- 2021年1月の102.58円 → 2024年7月の161.94円に対するフィボナッチ38.2%押し水準:139.26円
- 161.94円から139.56円までの下げ幅(22.38円)を、158.87円から引いたターゲット水準:136.50円
つまり、仮に今回の戻りが短期的なもので、再び円高に振れた場合、3月11日の安値146.53円を下回る展開になれば、 上記の142.57円~136.50円の価格帯にある複数のテクニカルターゲットを意識した相場展開になる可能性が高まると考えられます。
ドル円(週足)
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為替市場においては、バイデン政権下で進行した約60円もの円安が大きなインパクトを与えました。
その円安トレンドを象徴するのが、上のチャートで示されている長期上昇トレンドラインです。
2025年のドル円相場を見ていくうえで、このトレンドラインを「維持できるか」「維持できなくなるか」は、極めて重要なポイントとなります。
この記事を読んでくださっている投資家の皆様には、ぜひこの視点を意識していただきたいところです。
なぜなら、このトレンドが崩れることになれば、為替だけでなく他のマーケットにも大きな影響を与える可能性があるからです。
たとえば、輸入物価の上昇の多くは円安による影響であり、円安が続くことで企業や消費者へのコスト転嫁が加速しました。
また、株式市場においても「円安メリット銘柄」が買われやすい地合いが続いてきたのは記憶に新しいところです。
過去には「ドル円は一時的に下がっても、我慢していれば戻ってくる」という経験則が通用していたかもしれません。しかし、その考えは今、崩れつつあります。
事実として、昨年7月の高値「161.94円」は、いまだ更新されておらず、2025年1月10日の戻り高値も「158.87円」にとどまっています。
この水準(161.94円~158.87円)で買った投資家は、現在も含み損を抱えたままである可能性が高いということです。
つまり、「我慢すれば戻る」という考えでは助からない場面も、今後増えていく可能性があるということ。
長期トレンドラインの攻防は、そうした投資環境の変化を見極める上でも、非常に重要なシグナルとなるでしょう。
一目均衡表の雲
ドル円(日足)
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日足ベースでは、26日移動平均線(26日MA)を上抜けてきており、ここから先は「円安チャレンジ期間」といった局面に入っていると言えるでしょう。
ただし、上値には複数の「ストッパー(抵抗帯)」が控えています。
ひとつは、すでに何度か言及してきた「151.25円」と「151.30円」という重要な価格帯。これは、フィボナッチ38.2%戻し水準と、3月3日の戻り高値が重なるWストッパー価格となっており、上値の壁として強く意識されています。
さらにもう一つ、行く手を阻む可能性があるのが、一目均衡表の「雲」です。
チャートを見て分かる通り、この雲はそこそこ厚みがあり、抵抗力も強めに設定されており、円安に進むにはかなりのエネルギーが必要となる状況です。
しかし逆に言えば、この「厚い雲」や「Wストッパー価格」といった高いハードルをクリアすることができれば、円安方向への勢いが一気に加速する可能性も十分にあります。
このような背景を踏まえると、ここしばらくの為替の動きは非常に注目される局面であり、しっかりとチェックしておく価値があると考えます。
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