【金市場の岐路 – テクニカルプライスの大渋滞!】今日の相場解説 (2025.03.07)デイリーマーケットレビュー
最終更新日: 2025-03-07
ページ制作日: 2025-03-07

米国2月雇用統計が3月7日22時30分に発表予定 – 市場の注目が集まる
3月7日22時30分に米国の2月雇用統計が発表されます。
市場予想では、
- 非農業部門雇用者数:+16.0万人(前回 +14.3万人)
- 失業率:4.0%(前回と同水準)
予想通りであれば、雇用者数は前回よりもやや増加し、失業率は横ばいとなる見通しです。
この結果は、為替市場やゴールド価格に影響を与える可能性が高く、市場参加者の注目が集まります。
特に、予想を大きく上回るか下回るかによって、市場の反応が大きく変わることが予想されます。
.jpg)
本日は「金」の解説です
金標準先物(日足)
.jpg)
12月の安値を起点とする上昇トレンドの転換のシグナルとして、以下の3つのポイントを掲載してきました。
【NY金・国内金ともに最高値更新!】
- 9日移動平均線を価格が下回る 短期的な上昇トレンドを支える指標。これを明確に下回ると、調整入りのサインとなる可能性がある。
- 上昇トレンドライン(A)のブレイク 中期的な上昇トレンドを示す重要なライン。これを下抜けると、トレンド転換の可能性が高まる。
- 2024年10月30日の高値 13,819円を割り込む動き 直近の重要な節目。この水準を割ると、さらに大きな調整が進む可能性がある。
現在の状況
- 2月21日:終値で「9日移動平均線」を下回る。
- 2月26日:終値で「トレンドライン(A)」を下回る。
- 3月3日:安値13,820円をつけ、10月30日高値の13,819円まで「あと1円」と迫る場面があった。
今後、13,819円を明確に割り込むかどうかが焦点となり、調整がさらに進む可能性があるため注意が必要です。
金標準先物(日足)
.jpg)
現在、金標準先物は 複数の重要なテクニカル水準が重なるポイント に差し掛かっています。
注目すべきテクニカルポイント- 12月6日(安値12688円)と2月13日(高値14522円)の38.2%戻し:13,821円
- 3月3日安値:13,820円
- 2024年10月30日の高値:13,819円
- 52日移動平均線:13,818円
これらの水準が ほぼ同じ価格帯に集中 しており、多くの投資家が意識する重要なサポートゾーンとなっています。
今後のシナリオ
- この水準で反発する場合 → 強力なサポートとして機能し、再び上昇トレンドに戻る可能性が高まる。
- この水準を割り込む場合 → 買い方の投げ売りが加速 し、大きな下落につながるリスクが高まる。
まさに「テクニカルプライスの大渋滞」状態。
このラインを死守できるかどうか、今後の値動きに大注目です
あのジャイアンとどう向き合うか?
ドル円(月足)
.jpg)
【トランプ大統領就任!どうなる為替相場】で予想していた通り、トランプ大統領は現在の為替水準に批判的な姿勢を示しています。
トランプ大統領の認識では、日本は為替操作を行い、自国通貨を不当に安く誘導しているとのことです。
しかし、実際には現在の日本は利上げ局面にあり、通貨安を意図的に誘導しているわけではありません。
ただし、長年のマイナス金利政策の影響が、バイデン政権時代の円安の要因 となったことは否定できません。
今後のリスクシナリオ
- トランプ大統領は、バイデン政権時代の政策を否定する立場を取る可能性が高く、バイデン政権時代の「50円」の円安進行 に対して是正を求める動きを見せるかもしれません。
- 関税をちらつかせる可能性 があり、日本に対して圧力を強めるリスクが高まっています。
- 日本としては、「10%の追加関税を課せられる」よりも「利上げのスピードを上げる」という選択を迫られる可能性 もあります。
今後の米国の政策が為替市場にどのような影響を与えるのか、引き続き注視する必要があります。
WTI原油(週足)
.jpg)
原油市場もトランプ大統領の発言を受けて大きく動いています。トランプ大統領はインフレ対策の一環としてエネルギー価格を引き下げる方針を示しており、これが原油市場の動向に影響を与えています。
3月4日に行われたトランプ米大統領の2期目初の施政方針演説でも、国内のエネルギー生産を積極的に拡大する意向を示しました。
また、トランプ大統領はウクライナ戦争の終結を目指しており、これにはロシアから欧州への原油・小麦の輸出再開を促進し、インフレを抑制する狙いがあると考えられます。
【買い方は土俵際で粘れるか?ドバイ原油とWTIの重要局面】
WTI原油 – 重要なサポートラインでの攻防
WTI原油は、トランプ大統領の発言以降、下落基調を強め 重要な「サポートライン」に到達。
過去の安値(62.43ドル、63.64ドル、65.27ドル)を結んだサポートラインを試す展開となっており、
この水準を維持できるかどうかが今後の原油価格の分岐点となるでしょう。
もしこの水準を明確に下抜けると、さらなる売り圧力が強まる可能性があり、
逆に反発するようであれば、短期的な戻り相場が期待できる局面となっています。
現在の市場は、まさにトランプ大統領の望む方向に進行中です。
円高、原油安が進み、市場はトランプ大統領の意向を反映するかのような値動きを見せています。
今後の焦点は、
「無理に市場を歪めた反動が来るのか?」
「トランプ大統領が需給バランスすら歪めるほどの影響力を持つのか?」
といった点にあります。
市場はトランプ大統領の動向に神経質になっており、しばらくは「トランプ相場」が続くことを覚悟する必要があるでしょう。
アニメ版のジャイアンは「いじめっ子」ですが、映画になると頼れる仲間へと変貌します。
では、トランプ大統領も映画のジャイアンのようにキャラ変することはあるのでしょうか?
果たして、トランプ大統領は「いじめっ子」モードのままなのか、それとも「頼れるリーダー」へと変化するのか、
今後の動向に注目です。
情報サイト「マーケットEye」は、当社のお客様向けに投資に役立つ情報を提供するサイトですが、一般の投資家の皆様にもお楽しみいただけるオープンコンテンツもご用意しています。 さらに、2週間の体験キャンペーンでは全てのコンテンツをご覧いただけますので、お気軽にお申し込みください。
この記事が役立ったらシェアをお願いします!
Tweet※tradingview社のチャートを利用しています。
- ご注意ください。
-
当サイトの情報は各アナリストがテクニカル分析に基づき作成したもので、相場の動向を保証するものではありません。
売買に際しての最終判断はあくまでもご自身でご決定ください。 商品関連市場デリバティブ取引及び商品先物取引は元本や利益が保証されるものではなく、 価格の変動により場合によっては委託証拠金の額を上回る損失が生じることもあります。 為替、日経平均株価の分析は、商品市場分析の参考データとしてご提供しております。 当社では、外国為替証拠金取引及び日経平均指数先物取引の取り扱いはしておりません。
なお、予告なしに内容が変更又は、廃止される場合がありますのであらかじめご了承ください。
お取引の際は事前に 重要開示事項 等を十分ご理解のうえ、ご自身の判断で行なって頂けますようお願い申し上げます。