【白金分析:トレンドラインC死守が鍵を握る局面】今日の相場解説 (2025.01.17)デイリーマーケットレビュー
最終更新日: 2025-01-20
ページ制作日: 2025-01-17

阪神淡路大震災から30年
今日は1月17日、阪神淡路大震災から30年の日です。今年は震災経験者の数が減少する中で、記憶を語り継ぐため、「よりそう」という文字をかたどった灯籠に火が灯されました。
あの揺れは今でも忘れられません。強烈な縦揺れの後に続いた激しい横揺れ――その記憶は鮮明です。
その後も国内では、東日本大震災や熊本地震、能登地震などの大きな地震が相次ぎ、さらに南海トラフ地震が近い将来発生する可能性があるとも言われています。
いつ起きるか分からない大地震に備えて、最低限の準備を整えることが大切だと改めて感じます。
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今日の解説は「白金」です。
本日はプラチナについてお話しします。前回、1月9日【出来高プロファイルからの白金の分析】の白金に関する記事では、出来高プロファイルを活用し、どの価格帯が「鬼門」になるのかについて詳しく解説しました。 ぜひ、そちらの記事を改めてご覧いただきながら、現在の動きを確認してみてください。
白金(日足)
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前回の記事で「反落した場合は上昇トレンドラインCまでの下落が起きる可能性がある」と書きましたが、1月9日時点の価格が天井となり、実際に上昇トレンドラインCまで価格が落ちていることが確認できます。
また、11月21日の4,867円に対して、1月9日は4,847円と20円手前で失速しました。この価格帯は、10月30日の5,188円から12月9日の4,483円まで下げた幅の半値戻し(4,836円)を意識した水準でもあります。
この価格帯からの失速、さらに5月20日から7月8日の高値を結んだ下降トレンドラインを意識した動き(10月30日の高値は一時的にそのラインを上抜け)となり、強い上値抑制を受けた印象です。
現在、「トレンドラインC」はまだ割れていませんが、この水準は来週以降、
- 4,605円
- 4,610円
- 4,615円
- 4,620円
- 4,624円
と推移する見込みです。このラインを割り込むかどうかが来週の注目ポイントとなります。
さらに、12月9日の4,483円から1月9日の4,847円までの上昇幅に基づく黄金比率価格は以下の通りです。
- 23.6%ダウン:4,776円
- 38.2%ダウン:4,720円
- 50.0%ダウン:4,675円
- 61.8%ダウン:4,630円
- 76.4%ダウン:4,574円
本日の安値(記載時点)は4,620円であり、すでに61.8%ダウンの価格を割り込んでいる状況です。
白金(日足)
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現在、9日移動平均線は右肩下がり、26日移動平均線は右肩上がり(ほぼ平行に近い状態)、52日移動平均線は右肩下がりの状態です。短期移動平均線、長期移動平均線、中期移動平均線、そして価格の順で並んでいる状況が確認できます。
昨日の時点では26日移動平均線をめぐる攻防が続いていましたが、本日そのラインを完全に割り込みました。この動きにより、移動平均線のチャートはさらに悪化が進行している状況です。
白金(週足)
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週足で見ると、2021年9月を起点とした上昇トレンドラインに価格が接近している状況です。
このトレンドラインは、今週は「4,573円」、来週は「4,582円」となる見込みです。過去の重要な安値である2020年6月の2,693円や2021年9月の3,185円を結んだラインは、長期的な上昇トレンドを維持するための重要なサポートラインと考えられます。
現在、このラインを守れるかどうかが大きな注目ポイントとなっています。仮にこのサポートラインを割り込むようであれば、さらなる下落が予想され、特に市場心理的にも大きな影響を与える可能性があります。一方、このラインを守る場合は、再び反発し上昇トレンドを維持する動きが期待されます。
上昇トレンドラインのサポートが破られた場合
これまでサポートとして機能してきた日足や週足のトレンドラインが突破された場合、重要な防衛ラインを失うことを意味します。 このラインは、攻防の激しい戦場であると同時に、絶対に守らなければならないポイントでもあります。もしこのラインを突破されると、戦況は一気に一方向へ傾き、今回の場合でいえば買い方が敗退し、一斉に市場から撤退する動きが想定されます。
白金(日足)
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トレンドラインを下に抜けた状況では、白金が11月末に下値を試しに行った際にサポートとして機能した「D」の価格帯を目標とするのが適切だと考えられます。この価格帯は、過去の重要なサポートレベルであり、白金の現在の動向においても意識されやすい水準です。
最重要なテクニカルプライスとして、「4,483円」を挙げておきたいと思います。
「D」の価格帯についての詳細な解説は、2024年11月27日の記事「白金価格の分岐点~今が最重要局面!」をご覧いただければと思います。この中で、当時の相場環境やテクニカル指標をもとに価格帯の意味合いを詳しく説明しています。
現在の市場は、これらの価格帯を意識した攻防が続く状況にあり、もしこのサポートを割り込むようであれば、さらなる下落圧力が強まる可能性があります。一方で、この価格帯を維持する場合は反発の起点となる可能性もあります。
白金(週足)
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もし4,483円を割り込むと、次に意識されるテクニカルプライスとして、週足の2020年6月15日を起点とした上昇トレンドラインが注目される可能性があります。
このトレンドラインは、これまでサポートとして機能してきたことから、重要な節目として市場で意識されることが考えられます。
このラインの水準は、今週で「4,318円」、来週は「4,326円」、再来週には「4,331円」となる見込みです。仮にこのトレンドラインに接触する局面が訪れた場合、相場は一時的な反発を見せる可能性がありますが、これを明確に下抜ける場合にはさらなる下落リスクが高まります。
また、このトレンドラインが割れた場合、次に目指す価格帯としては、過去の重要な安値や一目均衡表、黄金比率を基にした価格が意識されるでしょう。いずれにしても、このライン付近での攻防は今後の相場を左右する大きなポイントとなるため、引き続き注視が必要です。
「安ければ買う」という単純なイメージだけでは対応できない局面があることを忘れないようにしてください。特に、上昇を維持するためにはトレンドラインCを死守することが絶対条件となります。
現状では売りサインが多く点灯している状況を踏まえ、相場の流れに素直に対応する姿勢が重要です。
情報サイト「マーケットEye」の瞭然分析では、現在の状況を一目で把握できるようになっています。このサイトは当社のお客様向けのものですが、当社のお客様でない方でも2週間の体験期間をご利用いただけます。まだお申し込みされていない方は、ぜひこの機会にお試しください。
最後に、金と白金の価格差チャートについて触れておきます。現在、「白金と金の価格差は史上最大のマイナス幅」に達しています。 しかし、この事実だけで「白金を買い、金を売る」という判断をするのは適切ではありません。価格差のRSIを見ると、現状では極端な売られすぎの状態には達していないことがわかります。
白金-金(比差)
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この状況を踏まえると、以下のようなシナリオが考えられます。 金と白金が同じように下落した場合、白金の下げ幅が大きくなり、価格差がさらに拡大する可能性があります。また、金と白金が同じように上昇した場合でも、白金の上げ幅が小さい場合には、やはり価格差が拡大するでしょう。さらに、金が上昇する一方で白金が横ばいもしくは下落した場合にも、価格差の拡大が続くと予想されます。 したがって、安易に「価格差が大きいから白金を買う」という短絡的な判断を避けるべきです。このような状況では、両者の動きを慎重に見極め、他のテクニカル指標や市場環境を総合的に判断する必要があります。
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Tweet※tradingview社のチャートを利用しています。
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