【出来高プロファイルからの白金の分析】今日の相場解説 (2025.01.09)デイリーマーケットレビュー
最終更新日: 2025-01-09
ページ制作日: 2025-01-09

インフルエンザ患者数 現行の統計開始以降で最多に
急に寒さが厳しくなってきましたが、皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか。1999年にインフルエンザ患者数の統計が開始されて以来、1医療機関あたり64.39人と過去最多を記録したとのことです。
詳細については、NHKの「インフルエンザ患者数 現行の統計開始以降で最多に」(リンク)をご参照ください。
さらに、明日以降も“今季最強寒波”が襲来すると予想されており、日本海側を中心に雪が降る地域が多くなるほか、一部では雷を伴う恐れもあるとのことです。厳しい寒さが続く中、体調を崩す方が増えています。
当社でも熱を出してお休みする社員が増えておりますので、皆さまもどうか体調管理に十分ご注意ください。温かくしてお過ごしくださいませ。
今日の解説は白金
白金標準先物チャート
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年末・年始の値動きのおさらい
前回(12月24日)の記事で指摘した4,800円前半の重要な「テクニカルプライス(A)」を突破できず、12月25日の高値4,815円で失速しました。
その後、12月30日の夜間取引では急激な売りが入り、価格は4,558円まで下落しました。この下落は、9月5日を起点とする「上昇トレンドライン(C)」の付近で反発し、サポートの強さを確認する形となりました。
年明けにかけては、価格は持ち直し、再び4,800円前半のテクニカルプライス(A)付近まで回復しています。
この回復局面では、12月25日の高値をわずかに超える動きが見られたものの、大きくブレイクするには至らず、依然としてテクニカルプライス(A)付近での攻防が続いています。
注目すべきポイントは、「下降トレンドライン(B)」を上抜ける動きが確認された点です。この動きにより、短期的には買い方が優勢となっており、さらなる上昇の可能性が示唆されています。
4,800円前半のテクニカルプライスが引き続き重要な水準となっていますが、この価格帯を明確に突破し、さらなる上値追いの展開が見られるかが、白金価格の動向を左右する鍵となります。
フィボナッチからの分析
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2024年5月の高値(5,482円)と8月の安値(4,129円)を基にフィボナッチリトレースメントで分析すると、現在の価格は、半値戻し(4,806円)付近で推移しています。
この水準は、フィボナッチ理論から見ても多くの投資家が意識する重要な価格帯となります。
もしこの半値戻しの水準を明確に上抜けた場合、次に意識される価格帯は61.8%戻しの4,965円となりますが、この価格帯は過去の値動きにおいてもみ合いが形成された記録が少なく、投資家心理において強い抵抗にはならない可能性があります。
そのため、価格がこの水準を超える展開は比較的スムーズに進むことが予想されます。
61.8%戻しを突破した場合には、次に「76.4%戻し(5,163円)」が注目される水準となります。この価格帯は2024年10月の高値である「5,188円」に非常に近く、多くの投資家が意識する抵抗帯となり得ます。
出来高プロファイルからの分析
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出来高プロファイルとは?
出来高プロファイルは、「それぞれの価格帯でどれだけの取引が行われたか」を示す指標です。横に伸びた棒グラフの長さで、その価格帯の取引量を視覚的に表しています。
- 棒が長いほど:その価格帯で多くの取引が行われたことを意味します。
- 棒が短いほど:その価格帯で取引が少なかったことを表します。
上記のチャートには、「可視範囲出来高プロファイル」が表示されています。これは、チャート画面に表示されている期間全体の出来高を集計して、価格帯ごとにグラフ化したものです。
「POC(ポイントオブコントロール)」とは、最も多くの取引量があった価格帯を示すラインで、この価格帯は市場参加者にとって特に重要な水準となります。
出来高プロファイルが示すポイント
- 長い棒(高出来高ゾーン) 高出来高ゾーンは、多くの人がその価格帯で売買したため、価格が「止まりやすい」ゾーンです。このゾーンでは、買い手と売り手が均衡していることが多く、価格が安定しやすい特徴があります。価格がこのゾーンに戻ってくると、再びもみ合いが発生する可能性があります。
- 短い棒(低出来高ゾーン) 低出来高ゾーンは、取引が少なかった価格帯で、価格が「スムーズに動きやすい」ゾーンです。このゾーンでは、抵抗が少ないため、急激な値動きが発生しやすく、価格が一気に上下に動くことがあります。
- POC(ポイントオブコントロール) 最も多くの取引量が集まった価格帯を示します。この価格帯は、市場参加者が価格に対して最も強い関心を持った水準であり、サポートやレジスタンスとして機能しやすい重要な価格帯です。POCのブレイクは、価格の新しいトレンド形成のきっかけとなることが多いです。
白金価格の出来高プロファイル
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現在の価格帯は、過去の値動きで最も取引量が多かった価格帯に位置しています。
このため、市場参加者がこの水準を重要視しており、価格がこのレベルで滞留しやすい特徴があります。取引量が多い価格帯は、需要と供給が均衡しているゾーンであり、サポートまたはレジスタンスとして機能しやすい傾向があります。
しかし、価格が4,830円を超えると、過去の出来高が徐々に減少していることが出来高プロファイルから分かります。
これは、この価格帯が市場参加者にとってあまり取引されていないゾーンであることを示しており、抵抗が弱く、価格がスムーズに上昇しやすい状況を作り出します。
そして、次に出来高が大きく集中している価格帯が5,180円付近であることから、このレベルが次の目標価格帯となる可能性があります。
出来高プロファイルの観点から分析すると、現在の価格帯を明確に突破できた場合、5,180円付近まで上昇する可能性が高いと考えられます。
ただし、現在の価格帯そのものは市場参加者が集中して取引を行った重要なゾーンであるため、価格がこの水準で跳ね返され、再び下落に転じるシナリオも十分に想定されます。
本日の相場解説
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現在の価格は、5月の高値(5,482円)と8月の安値(4,129円)の半値戻しにあたる4,806円付近で推移しています。 この価格帯は、過去の値動きで出来高が最も多かったゾーンであり、サポートやレジスタンスとして機能しやすい重要な水準となっています。
想定される主なシナリオ
反落した場合①.現在の価格帯を超えられず反落した場合、価格は再び「上昇トレンドライン(C)」を試す動きとなる可能性があります。このラインはこれまで価格の下支えとして機能しており、再度反発の起点となるか注目されます。
突破した場合
現在の価格帯を突破した場合には、以下の価格帯が次のターゲットとなります。
- ②.0.618%戻し(4,965円) フィボナッチリトレースメントの重要な水準であり、次のレジスタンスとして意識される可能性があります。
- ③.下降トレンドライン(D) 下降トレンドライン(D)は5,040円付近で現在の価格と交差しており、さらなる上昇を試す際のポイントとなります。この水準は出来高プロファイルでも小さなピークを形成しているため、一定の売買が交錯する可能性があります。
- ④.0.764%戻し(5,163円) この価格帯は、フィボナッチの0.764%戻し(5,163円)、出来高プロファイルのボリュームゾーン(5,180円)、および10月30日の高値(5,188円)が非常に近い位置にあるため、強い抵抗帯となり得ます。
4,850円付近を明確に突破した場合には、出来高プロファイルで低出来高ゾーンが続くことから、価格がスムーズに上昇する可能性が高まります。5,163円付近までの上昇が現実的なターゲットとして見られる場面です。
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Tweet※tradingview社のチャートを利用しています。
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