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今日の相場解説【金価格Wトップ形成か、それともブレイクか?】今日の相場解説 (2025.01.14)デイリーマーケットレビュー


最終更新日: 2025-03-06

ページ制作日: 2025-01-14

今日の相場解説

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備えあれば憂いなし

昨夜、日向灘を震源とするマグニチュード6.9の地震が発生しました。この地域では、昨年8月8日にも同じ日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生しており、これを受けて気象庁は南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)を発表しました。当時、南海トラフ沿いで大規模地震が発生する可能性が平常時と比較して相対的に高まっているとされ、今後7日間は強い揺れや高い津波を伴う大規模地震への注意が呼びかけられました。この影響で電車の運休や、水・食料品の品薄、さらに夏休みの繁忙期を逃すなど旅行業界にも大きな影響が出ました。

一方、昨夜の地震では南海トラフ地震臨時情報は発表されませんでした。しかし、気象庁の地震観測データによると、昨夜以降もマグニチュード4レベルの地震が続いており、引き続き注意が必要です。



今日の解説は「金」です。


金標準先物(日足)
金標準先物(日足)

金価格は夜間取引で「高値13,764円」まで上昇し、昨年10月31日に記録した「史上最高値の13,819円」にあと55円と迫りました。 しかし、夜間終了時の価格は13,701円で前日比変わらず。その後、本日の寄り付きは13,578円となり、夜間終了時から123円のギャップダウンでスタートしました。さらに9時には本日の安値13,565円まで下落し、前日比で136円安の時間帯もありました。

この動きを受け、多くの投資家が「昨年10月の高値と今日の高値がW形状を形成するのか、それとも明日以降に価格が回復するのか」を注視しています。 週末の13,701円で終了した時点でのRSI(14)は69.57ポイントで、70ポイントを超えるかどうかの重要な位置にありました。夜間高値13,764円の時点ではRSIが70ポイントを超えていたと推測されますが、現在の13,600円前半ではRSIが64ポイント前後に下がっており、週末よりも値を下げています。このことから、70ポイントで失速した可能性が考えられます。 今日の高値13,764円が今後の相場において重要なポイントとなる可能性があるため、これを基にさらなる分析が必要です。

そのような事も含めて今日の高値がポイントになったと仮定した場合の事をまずは書いてみます。


金標準先物(日足)
金標準先物(日足)

12月6日の安値12,688円以降の上昇局面では、「9日移動平均線(9日MA)」を割り込んで終了したのは3日のみとなっています。 そのため、まずは9日MAの位置を日々確認していくことが重要です。本日時点の9日MAは13,477円(※日々変動)となっています。
仮に13,764円が目先の高値だと仮定すると、以下は黄金比率に基づく調整目標価格となります(この間1,076円上昇)。

  • 23.6%ダウン:13,510円
  • 38.2%ダウン:13,353円
  • 50.0%ダウン:13,226円
  • 61.8%ダウン:13,099円
  • 76.4%ダウン:12,942円

本日時点での安値は13,565円で、23.6%ダウンの13,510円にはまだ達していません。

一目均衡表を確認すると、現時点での転換線は13,472円、基準線は13,226円となっており、これらにも未到達です。一目の雲の下限は今週だけを見ると以下のように推移しています。

  • 水曜日:13,192円
  • 木曜日:13,192円
  • 金曜日:13,154円

これらの価格は半値押し(13,226円)よりも下の位置にあります。
週足ベースでは、9週移動平均線(9週MA)は13,306円で、現在の価格より約300円下の水準です。

本日の動きとして、前日高値を上回る動きが続いていますが、前日安値を割り込んでいる点は見逃せません。今日の高値が昨年10月高値とのWトップを形成するかどうかは、明日以降の動き次第です。 特に、今日の「安値13,565円」を割り込むかどうかに注目し、割り込んだ場合には、13,510円(23.6%ダウン)の第一目標価格で耐えられるかどうかがポイントです。 もしあっさりと割り込んだ場合、9日MAとの位置関係に注目する必要があります。また、38.2%ダウンの13,353円や9週MAの13,306円といった水準も意識したいところです。


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ドル建て金価格

ドル建て金価格(日足)
ドル建て金価格(日足)

昨夜のNY金は36.4ドル安となり、週末の上昇分を帳消しにするような動きとなりました。この動きにより、10月30日から引ける下降トレンドラインにタッチしてから価格が下落した形となっています。 移動平均線を見ると、3つの移動平均線(MA)が密集した状態で、ゴールデンクロスが発生した日にもかかわらず、価格は逆方向に動きました。


ドル建て金価格(日足)
ドル建て金価格(日足)

一目均衡表では、価格は薄い雲の時間帯にあり、安値が転換線でサポートされています。しかし、転換線でのサポートが崩れた場合、上昇トレンドライン(UPトレンドライン)までの下落を想定しておく必要があります。


ドル円

ドル円(日足)
ドル円(日足)

1月10日の「158.87円」が、現在のところ円安のピークとなっています。この水準は、昨年末に為替の記事で記載していた目標値158.66円をわずかに上回った値となります。
為替の動きについて見ると、全体的に円安傾向が続いていますが、9日移動平均線(9日MA)の形状はトレンドがはっきりせず、いわゆるトレンドレスの状況です。 また、週末に発表された雇用統計という重要なイベントでも、為替相場は一方向に動くことができず、現状では方向感のない展開が続いています。
さらに、日銀の政策決定会合が1月23日(木)・24日(金)に開催される予定であり、これに向けて市場の注目が集まっています。この会合での政策変更や声明内容によって、円相場が大きく動く可能性も考えられます。


雇用統計

雇用統計
雇用統計

アメリカ労働省が10日に発表した12月の雇用統計によると、非農業部門の就業者数は前月比で25万6000人増加し、市場予想の16万人を大幅に上回りました。失業率も4.1%と予想の4.2%を下回り、労働市場の底堅さが改めて示されました。 また、インフレの指標として注目される労働者の平均時給は、前年同月比で3.9%増、前月比で0.3%増となりました。これにより、堅調な個人消費に支えられたアメリカ経済の強さが裏付けられました。 FRB(連邦準備制度理事会)が今月28日から開催する会合に向けて、利下げを見送るとの見方が市場で強まりつつあります。

NYダウ:一時750ドル超の下落
同日に発表された雇用統計の結果を受け、FRBが利下げペースを緩めるとの観測が広がり、10日のニューヨーク株式市場では売り注文が優勢となりました。 ダウ平均株価は一時750ドルを超える下落を記録し、終値は前日比696.75ドル安の4万1938.45ドルとなりました。市場関係者は、「FRBによる利下げが景気や企業業績を下支えするとの期待が後退した結果」とコメントしています。


高値更新した場合のテクニカルプライス


金標準先物(日足)
金標準先物(日足)

現在、ドル建て金価格とドル円相場はもみ合いの状態が続いており、明確な方向感がありません。ただし、どちらかが上方向にブレイクした場合、国内の金価格が10月の高値を更新する可能性が高まります。 この場合、意識すべきテクニカルプライスは以下の通りです。

2024年8月の安値(10,804円)から10月の高値(13,819円)までの上昇幅(3,015円)の38.2%(1,152円)を、12月6日の安値(12,688円)に加えると「13,840円」となります。 この価格は10月31日の高値(13,819円)に非常に近く、重要な水準として注目されます。
もし13,840円の価格帯を突破した場合、高値更新が明確となり、次の目標として上昇幅の50%(14,196円)が意識されることになります。


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tradingview社のチャートを利用しています。

執筆者の写真

監修:安村 武彦

国際テクニカルアナリスト連盟・認定テクニカルアナリスト(CFTe)・AFP(日本FP協会認定)
大阪府出身。1987年に商品先物業界に入社。2005年末に業界を離れ、2006年より専業トレーダーとして商品・株式・FXの売買で生計をたてる。個人投資家が相場で勝つためには、投資家目線のアドバイスが必要不可欠と感じ業界へ復帰。真のアドバイザーを目指し現在に至る。個人投資家向けに開催する一目均衡表のセミナーは非常に分かりやすいと好評を得ている。

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