【ドル円】再チャレンジ中 (2025.10.27)デイリーマーケットレビュー
最終更新日: 2025-10-27
ページ制作日: 2025-10-27
馬の血統はロマンと科学の融合
現在日曜日の夜9時の日曜劇場のドラマは競馬の世界の内容のドラマですが、競馬＝ギャンブルと思う方もおられるかと思いますが血統面から見てみると凄いロマンがある世界なのを知って頂けたらと思います。
競馬の世界において、「血統」は単なる血のつながりではない。走るために生まれた馬たちの“設計図”であり、ロマンと科学が交わる領域だ。
名馬の誕生は偶然ではなく、長い年月をかけて積み上げられた血の歴史の上に成り立っている。父からはスピード、母からはスタミナや気性を受け継ぐといわれ、配合の妙が名馬を生む。
たとえば、日本競馬を代表するディープインパクトの血は、今や国内外の競馬で数多くの活躍馬を生み出しており、まさに“血の遺産”と呼ぶにふさわしい。
血統研究は、かつては職人の勘と経験による部分が大きかったが、近年は遺伝学やデータ解析の進歩により、科学的なアプローチが進んでいる。
スピード遺伝子と呼ばれる「ミオスタチン遺伝子」の解析によって、短距離型・中距離型・長距離型といった適性を予測できる時代になった。
しかし、血統がすべてを決めるわけではない。どれだけ名血を受け継いでいても、調教や馬の性格、そして人との相性が結果を左右する。逆に、無名の血統から大レースを制する馬が現れた時、ファンは“血のロマン”に胸を熱くする。
血統とは、数字と感情の両方で味わうもの。データが示す確率の裏側に、偶然と必然が交錯するドラマがある。そこにこそ、競馬が「血と時間が織りなすスポーツ」と呼ばれる理由があるのだ。
現代のサラブレッドの歴史を語る上で欠かせないのが、「三大始祖（さんだいしそ）」と呼ばれる3頭の馬です。現在世界中に存在する全てのサラブレッドの父系の血統を遡っていくと、最終的に以下の3頭の牡馬（種牡馬）のいずれかに辿り着きます。
ダーレーアラビアン (Darley Arabian)
バイアリーターク (Byerley Turk)
ゴドルフィンアラビアン (Godolphin Arabian)（またはゴドルフィンバルブ）
これら3頭は17世紀後半から18世紀初頭にかけてイギリスに持ち込まれた「東方から来た馬」たちであり、イギリス在来馬との交配を重ねることで、速く、強く、持久力に富む現代のサラブレッドという品種を確立する礎となりました。
特にダーレーアラビアンの血統が最も繁栄しており、現代競馬のサイアーライン（父系の系統図）のほとんどを占めています。
血統の世界は、数百年という歴史の中で積み重ねられてきた壮大なドラマであり、一頭の馬の背後には、三大始祖にまで遡る遠大なロマンが隠されています。
次にレースを見る際は、馬名だけでなく、その血統にも注目してみると、競馬の楽しみがさらに深まるはずです。
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円安加速？それともWトップ？正念場到来
ドル円ですが再度円安に向けて走るのか？それともレンジ内での動きになるのか？いやいやWトップとなり円高になるのか？の正念場になっています。
日経平均株価は5万円台の大台に乗っており、また注目された９月の米消費者物価指数（ＣＰＩ）の結果は、ＦＯＭＣによる利下げ期待が改めて強まる内容になっています。
今週は米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）、日銀金融政策決定会合、ＥＣＢ理事会が予定されており、イベント集中しています。。
そんな中で現在のドル円のチャートは以下のような状況になっています。
ドル円 日足
もうお分かりの様に現在のドル円は4月の139.87円からの円安トレンドが継続していることが分かると思います。そのうえで10月10日金曜日の153.27円との攻防戦をしています。
朝の時点では153.13円レベルで153.27円との攻防戦の真っ最中です。今週は重要なイベントが目白押しということもあり余計にこの攻防戦が注目される。
見方はいつもと同じです。
ドル円 三本の矢
こういう場面になると必ず出てくる考え方が
1つ目はここでWトップになると考える人
2つ目はここ抜けてさらに円安が加速すると考える人
3つ目はここで横ばいになると考える人
何度も過去に書いていますがこの3つの考えは全て正しい。
ただしダメなのは決めつけてまだ結果が出ていないのに「こうなるだろう」と考えて動く
「だろうトレード」
です。
百歩譲って「だろうトレード」を行ったとしても、間違った場合は速やかに撤退する準備はしておく必要があります。それもせずにエントリーしてしまう人は基本的に損切が出来ない人でトレンドに乗れない人でもあります。
結果が出るまで待てばよいのですが待ち切れずに仕掛けてしまう人が多いのが事実。
では今の相場をテクニカル的にチェックしてみましょう。
最初にも書いていますように今週は為替の大きなイベントが控えています。それは価格を大きく動かす引き金になる可能性があると言う事です。それだけ今週の為替に関しては注意を払わないといけない週になっています。
まず現状チェック
ドル円 日足
10/10の153.27円から10/17の149.37円まで円高局面がありましたが26日MAでサポートされています。そして反発開始し2日後には再び9日MAをオーバーしさらにその二日後にはMAの傾きも右肩上がりに戻って今の円安状況を継続しています。
1つ目の考えのWトップになると考えるのなら10/17の149.37円を割れたら正式なWトップ完成形になります。でもこの149.37円を割れてからとなると今の水準から4円下がらないと割れないことから
早く少しでも仕掛けたい気持ちが強い方は今の153円界隈で仕掛けたくなる。この気持ちも分かりますが何度も書いていますが「だろうトレード」は好ましくない。
まず最低でも10/17以降の円安局面では見てもらえればわかりますように前日の円高水準を割れていないことからまずは割れてくることが重要となります。まずはそこです。
149.37円を割れる前に26日MAが待っていますので前回サポートした26日MAを割れるかに注目しその次に149.37円に注目となります。
さらに大きな流れとしては赤ラインのトレンドラインまで下がってくるかという点が大きな流れが変わるかどうかのポイントになります。現在の下に位置する赤ラインは147.48円レベルですが今後のこの数値は上がってきますので
Wトップからの円高目線の方からすれば一番良いシナリオは149.37円を割れると同時に赤ラインを撃破する動きを一番期待している。
ドル円 黄金比率
50％ダウン146.58円や9/17の145.47円レベルがターゲットになるのですが、そのレベルは8月～9月にかけてのモミモミしていたレンジになることから円高に振れた場合でもそのモミモミレンジに戻って来るだけで終わってしまう可能性が高い。
日米の金利差状況などを考えると現状では4月のような140円を割れるような水準が出る環境下ではないことと半値押しレベルがちょうどそのレベルということもあり居心地の良い価格であるのも事実。
次に上に抜けて円安加速した場合です。
前回記事を書いていますのが10/20です。
（10/20為替の記事へのリンク）
10/20月曜日はは10/17金曜日の円高局面の翌営業日に当たる日です。切り返しが起きた日ですね。その時の記事は上のリンク先から読んでください。
円安加速の場合は
ドル円 黄金比率
まずは154.81円が次のターゲットになりさらにその上は158.87円となります。
145.47円・153.27円・149.37円の3つの価格で計算しますと
となり実はN計算値とV計算値が偶然にも同じ価格になりますので158.87円の前に控えている上値の抵抗価格として157.17円が存在します。
ドル円 長期
E計算値の161.07円は昨年7月の161.94円を意識する価格となり、ここでまた大きなトレンドの分岐点の勝負になります。
そして大きな目で見れば今の153円から上下8円幅が動いた時のレンジとなるのでこの8円をどう考えるかです。
FX取引中の方の中には今の金の動きと比較してダイナミックではないと思う方もおられるかもしれませんし、今週のイベントの結果次第では大きく動けば8円動く可能性があるのでその動きを狙いに行くと思う方もおられるかもしれません。
昨年7月の円安時の要因は以下のようなものでした。
日米金融政策の違いや金利差という“ファンダメンタルズ”的な背景
その上で投機筋のポジション拡大という“マクロ・マーケット的な過熱”
そして為替介入や政策転換期待という“当局・市場心理”の変化
加えて米インフレ鈍化などの“ショック的”な出来事がドル買い材料を弱めた
金利差だけでは説明できない、投機的・心理的な円売りの動きという複合的な構図があったと考えられます。
今の攻防戦の結果がどうでるのか今週はドル円相場にとって重要な週になるかと考えています。当然為替が動けば貴金属や原油価格にも影響があるだけに無視できません。
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最後に
落ちてくるナイフはつかむな
マーケットには数多くの格言が存在しますが、その中でも特に投資家の心理を鋭く突くものの一つに「落ちてくるナイフはつかむな（Don't catch a falling knife）」という言葉があります。
これは、急落している銘柄に、安易に「押し目買い」を仕掛けることの危険性を警告する、欧米由来の相場格言です。
ナイフをつかむことの危険性
なぜ「落ちてくるナイフ」なのでしょうか。文字通り、空中から落下しているナイフを素手でつかもうとすれば、柄ではなく刃の部分をつかんで大怪我をする可能性が高いでしょう。投資においても同じです。
大きく下落している時、「これは底値に近いのではないか」「今買えばすぐに反発して儲かる」という心理が働きやすいものです。しかし、急落の背景には、まだ市場が織り込みきれていない深刻な問題が潜んでいることが少なくありません。
目先の「安さ」に飛びつき、下げ止まる前に購入してしまうと、さらに下落が続き、結果として大きな損失を抱えることになります。それは、まさに鋭いナイフの刃で手を切ってしまうようなものです。
賢明な投資家がすべきこと
では、賢明な投資家はどう行動すべきでしょうか。この格言が示唆するのは、「ナイフが床に落ちて、完全に静止してから拾うべきだ」ということです。
つまり、価価が下げ止まり、底を打ったと確認できるまで、焦って手を出してはいけないということです。底値で買うことにこだわるあまり、大きなリスクを取る必要はありません。最安値・底値は神のみぞ知る、と謙虚に受け止める潔さが必要です。
急落局面では、パニック的な売りが売りを呼び、理屈が通じない暴落となることがあります。このような恐怖心理が市場を支配している時こそ、冷静な判断が求められます。
感情に流されないこと!
「安い」という欲望や、「乗り遅れる」という恐怖に打ち勝つ。
確認を待つこと!
反発の兆しを見せる、あるいは特定の水準でしっかりとサポートされるのを確認する。
「安全の余裕」を持って!
ウォーレン・バフェットのような著名な投資家も、投資の原則として「安全の余裕（Margin of Safety）」を持つことの重要性を説いています。 これは、ある企業の本来の価値（本質的価値）よりも十分に安い価格で購入することで、もし見込み違いがあっても損失を限定的にする考え方です。
急落時に飛びつく行為は、この「安全の余裕」を無視した、非常に危険な行動になりがちです。
底値で買えずとも、ナイフが床に刺さったのを確認してから、安全な柄の部分をゆっくりとつかむ。その堅実さが、長期的に見て大きなリターンをもたらす鍵となるでしょう。 急落している銘柄を目の前にしたら、この「落ちてくるナイフはつかむな」という格言を思い出し、一度立ち止まって冷静になることが、あなたの資産を守る第一歩となるはずです。
分かっていてもなかなか出来ないと思いますが感情抜いて粛々とトレードが出来る方は上記の事を守ってトレードしている。
📈 感情では勝てない!
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