【原油 止まるべきところで止まったか・・・】今日の相場解説 (2025.07.03)デイリーマーケットレビュー
最終更新日: 2025-07-03
ページ制作日: 2025-07-03

猛烈な暑さと天気の急変に注意!
今日3日も「猛烈な暑さ」や「天気の急変」に注意が必要とのことです。最近では、ほぼ毎日のようにこのようなワードを目にするようになりました。昨日も関西では、局地的に滝のような非常に激しい雨が降る場所がありました。
もともと日本は、南北に長く伸びる列島であるため、地域ごとに気候の特徴が大きく異なります。亜熱帯から亜寒帯まで幅広い気候帯にまたがり、四季がはっきりしているのが特徴です。
夏は東南アジア並みの高温多湿、冬は北欧のような寒気にさらされるなど、極端な季節の差があります。また、季節風の影響で、夏は太平洋側で雨が多く、冬は日本海側で雪が多くなります。
さらに、沿岸には暖流と寒流が流れ、大陸からの影響も受けることで、四季に加えて梅雨や秋雨の時期もあります。年間平均で11個の台風が日本に接近し、欧米の都市の約3倍もの降水量が記録されるのも特徴です。
以上がこれまでの日本の季節の特徴でしたが、近年では状況が確実に変化してきています。今年も、史上最速で梅雨が明けるなど、これまでとは異なる環境が広がっています。
特に、集中豪雨をもたらす「線状降水帯」の発生や、最大風速が67m/sを超える「スーパー台風」のリスクが高まっています。日本の南の海上で猛烈な台風が発生する割合が増え、さらにその台風の移動速度が遅くなっていることから、強い台風の影響が長引く可能性もあります。
また、東京への台風接近や、九州での集中豪雨の頻度が増えている点も心配です。加えて、台風から離れた場所でも「遠隔豪雨(遠隔降水)」と呼ばれる大雨が発生するケースもあります。
これからが夏本番。気温の上昇や急な天候の変化、自然災害などに十分注意しながら、日々を過ごしていきたいものです。
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原油にようやくあの動きが出現しています
貴金属の動きも今日の動きは注目ですが本日は原油についてです。
前回原油の記事を書いたのが6月24日でした。その時に指摘していたのは原油が暴落しているが起こるべき箇所で起きており冷静に見た場合安値のポイントがどこにあるのかを書いていました。
(6月24日の原油に関するページへのリンク・)
まず今日の結論を言いますと原油に関しては非常に重要ポイントに来ているり考えます。
原油日足
6月23日の事に関しては6月24日の記事で書いており前もって今回のような大幅な下落が起きる可能性があると記載きておりました。
そして下落し安値は昨日7月2日に56660円まで下落しております。この7月2日の安値価格では5月5日安値から6月2日安値を結んだライン上まではきていませんが
下げてきた場合の目安になりますラインです。また昨日の安値56660円は5/5の51740円~6/23の66390円の上昇幅で計算したフィボナッチで見ますと
- 23.6%ダウン 62930円 通過
- 38.2%ダウン 60790円 通過
- 50.0%ダウン 59070円 通過
- 61.8%ダウン 57340円 通過 安値は56660円でストップ
- 78.6%ダウン 54880円
となっており61.8%戻しを瞬間は通過した。昨日の終値は57130円ですので61.8%ダウンを意識した可能性があります。現在価格は2025年12月限価格で58090円で前日比960円高に なっていますので61.8%ダウンよりも上の位置で価格は推移。上記トレンドラインのチャート以外にもチェックしておきましょう。
原油日足②

拡大してみましょう。
原油日足③

いや~ここで止まりますか!というところで動いています。昨日掲載したGOLDと似ているところがありますよね。 52日MAで耐えており9日MAと26日MAはデッドクロス寸前(GOLDはデッドクロスしてます)となっております。
52日MAレベル耐え、上昇再開し9日MAなど抜けてこれるのか・・・基本はもうその一点のみと言っても過言ではありません。 買い方針で仕掛けてみようと思う方は9日MAオーバーしてから動くかもしくは即動き56660円以下でロスカット設定しておいての対応したうえでスタートしておく。売り方針で考えている方は 今日のこの動きでは前日安値を割れずに前日高値をオーバーした事で売り玉に関しては軽装していくことも一考にして良い条件は出ています。 6月23日からの暴落の日々の中でようやく前日高値を抜ける動きが出たことに関しては無視はできないと考えます。国内原油に関しては明確な対応基準がある状況。
NY原油は・・・
NY原油日足

拡大しますと
NY原油日足①

国内原油価格と同じような動きになっています。違うのは昨夜の上昇でNY原油は9日MAはオーバーしてきたこと。ここは違います。また同じような点は61.8%ダウンで止まっている事。
4/9の55.12ドルから6/23の78.4ドルまでの上昇幅の黄金比率が
- 23.6%ダウン 72.91ドル 通過
- 38.2%ダウン 69.51ドル 通過
- 50.0%ダウン 66.76ドル 通過
- 61.8%ダウン 64.01ドル 同値 6/24安値64ドル
- 78.6%ダウン 60.10ドル
となっておりNY原油はジャスト61.8%ダウンで止まっています。今回の下げの38.2%戻しは69.5ドル。昨夜の高値は67.58ドルですのでこの高値を今後抜けてこれるかがNY原油が本格回復 するためのキープライスとして考えておきたい。
ちなみに国内価格で見ると60380円が今回下げた幅の38.2%戻し価格になります。
材料面では・・・
イランのペゼシュキアン大統領がIAEAへの協力を停止したと発表。 既にイラン議会が政府に協力停止を求める決議を行っているが、政府が議会の決議に対応した格好になった。 イランは、イスラエルと米国がイラン核施設を攻撃したことについて、IAEAが明確な批判を行っていないことに不満を強めています。 今後、IAEAのイラン核施設に対する査察ができなくなると、イランと米国の核協議などにも影響が生じる可能性がある。 直ちに何らかの混乱状態に発展するのかは不透明だが、原油相場を押し上げる要因になり昨夜の上昇につながった。
イラン・イスラエル戦争の終了後、イランはIAEAのグロッシ事務局長の入国を認めず、核施設における監視カメラの撤去などが報道されていたなか、 イランのペゼシュキアン大統領がIAEAへの協力停止を公式に発表した格好になった。協力停止の具体的な内容は不明。 米国の空爆なども含めて西側はあらゆる手段を用いてイランに核開発計画を放棄させようとしており、西側に対する敵意が強まっている。 核拡散防止条約で、平和目的で核技術を開発、研究、使用する権利は認められているものの、イランについてはこれが無視されている。 NPTのもとでの核開発にはIAEAの監視が伴い、イランが完全に監視を拒絶するならばNPTからの離脱が示唆される。 IAEAへの協力停止が何を意味するのか、イランからの発表を待ちたい。
と引き続き地政学リスクはくすぶっているのが現状。何かのきっかけで再燃することはあると考えれば下値探りよりも上げのタイミングを探しているように思われます。
最後に
国内・海外ともに61.8%ダウン
6月の停戦合意を受けて価格は急落した原油ですが、下げた価格は国内・海外ともにテクニカルプライスで止まっています。 要は今回下げた価格で踏ん張り尚且つ上値のテクニカルプライスを抜けて来るかどうかが今後のポイントです。注目価格で止まったことは現在評価出来ますが逆に明日以降今回止まった 安値を割ってくるようであれば海外は4月5月の安値55ドル台を目指す動きになってもおかしくはない。国内価格で言いますと55000円割れのレベルになります。 注目したい目先の高値も安値も明確ですので基本仕掛けやすい位置にいるのではないかと考えます。
いかに冷静な判断が出来るか!これがマーケットで生き残る秘訣の一つです。 偏り過ぎた考えではなく変化したのならその流れについていく。また今の流れが継続するならその流れについて行くこと。特に変化が起きた時は頭の切り替え必要です。
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