【原油!予告通りに!】今日の相場解説 (2025.06.18)デイリーマーケットレビュー
最終更新日: 2025-06-18
ページ制作日: 2025-06-18

危険な暑さ!
「危険な暑さ」という表現は、かつてはあまり耳にしませんでしたが、近年ではすっかり違和感のない言葉となってきました。
昨日も熱中症の疑いによる救急搬送が相次ぎ、群馬県、静岡県、神奈川県、埼玉県で高齢女性計4人が亡くなられました。特に高齢者は、室内でも暑さを我慢したり、水分補給をあまり行わないことが多く、熱中症にかかりやすい傾向があります。
昨日の気温は、甲府市で38.2度、群馬県高崎市で37.7度、静岡市駿河区で37.6度など、全国で計65地点が猛暑日を記録しました。まだ6月半ばであることを考えると異例の事態です。真夏日(最高気温30度以上)も全国で548地点に達し、「7月の梅雨明けからが夏」という従来のイメージは完全に崩れています。
本日も全国的に6月とは思えないような暑さが続く見込みで、内陸部を中心に36〜37度と、体温並みの危険な高温になるところもあるようです。まだ体が暑さに慣れていない時期であるため、特に注意が必要です。
【熱中症の主な症状】
熱中症にはさまざまな初期症状があります。
- 手足のけいれん(つる)
- 立ちくらみ、めまい、生あくび
- 筋肉痛、筋肉のこむら返り
- 汗が止まらない、または全く汗が出ないなど、異常な汗のかき方
- なんとなく体調が悪い、すぐに疲れるといった違和感
頭痛、吐き気(嘔吐)、虚脱感、倦怠感、集中力や判断力の低下 といった深刻な状態になることもあります。応急処置を行っても症状が改善しない場合は、速やかに医療機関を受診してください。 特に「自力で水が飲めない」「意識がはっきりしない・応答がおかしい」といった場合は、ためらわずに救急車を呼びましょう。
今注目のコメ相場は堂島取引所で


原油が動きましたね!
前回原油の記事を書いたのが6月11日でした。その時の記事が
(6月11日 次は原油なのか?のウェブサイトへのリンク)でした。
そして動きました。イスラエルとイランの争いが起きたのもありますがちょうど動き出そうとしていたタイミングだったのも事実。
6月11日に掲載していたのが下記のチャートです。
国内原油日足
NY原油日足
そして昨夜終わっての姿が以下の状況
国内原油日足
NY原油日足
6月11日に書いていたのは5/14の59270円を突破した場合は59710円の半値戻しが一番近い目標価格になりますがそこも抜けると今の白金のような動きになってもおかしくはない。と書いています。
結果的には6月12日に59450円まで価格は上昇し終値は58730円で59270円以上での終了とはならなかったが翌日の13日に大陽線を形成し前日高値の59450円を即抜いてきて63200円まで価格は上昇し61920円で終了しています。
本日はここまで高値は64290円まで価格は上昇し注目していた59270円からで見ると5020円上昇。原油の倍率は50倍ですので50倍×5020円=251,000円の差損益が出ていることになります。
今週の原油の証拠金は1枚300,000円です。
抜けた瞬間についていけた方は今のこの状況で笑っておられると思いますし、ついて行けなかった方は苦虫を嚙み潰したような顔ではないでしょうか?
さらに酷い状況になっている方は逆張り発想で対応し「空売り」を仕掛けるまでは良いが「ロスカット」を入れなかった方。その方はおそらく今の状況でもいつか下がるだろうと我慢しておられるかと思います。
海外の投資家から言わせれば「日本人は全員おしん投資家」と言われた時代がありましたが令和になってもその気質は変わっていないように思いますね。
『おしん』は、1983年(昭和58年)4月4日から1984年(昭和59年)3月31日まで放送されたNHK連続テレビ小説第31作です。
原作者の橋田壽賀子さんはおしんというネーミングの由来は「信じる、信念、心、辛抱、芯、新、真」などの「しん」とされており、
「日本人は豊かになったが、それと引き換えに様々な『しん』を忘れてしまったのではないかと思って名付けた」と述べておられます。
海外投資家はバブル後の下落する株を持ち続けている日本人投資家を揶揄したわけですね。逆にその当時日本人は海外投資家の事を「ハゲタカファンド」と言っていましたね。またそのような題材のドラマや映画も作られています。
また話が逸れてしまいましたが本題に戻ります。
原油高騰の原因に関して
注目価格を突き抜けてきた原因はイスラエルがイランに対して攻撃を開始しそれに対する報復措置としてイランもイスラエルに攻撃をしたのが最大の原因。
日々その関係の報道が流れていますが直近では米国の参戦に関しての話題が注目されています。
また昨夜は米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計で、原油在庫が前週比1013万バレル減となったことも上昇要因。 トランプ大統領は、「いかなる形式であれイランと和平協議するつもりはない」と発言しています。 米国の提案をイランが受け入れるなら外交的な解決があり得るようだが、そうでなければイランの「無条件降伏」以外に選択肢はないとしている。 トランプ大統領の発言で、米軍によるイラン攻撃が近いとの観測が高まってきたことも支援要因。米軍の空母や爆撃機が中東へ集まっているとの報道もあり、 米国が提示した条件をイランが受け入れないならば、さらに激しい攻撃が行われる可能性が高まってきています。 メルツ独首相の発言からすれば、ドイツも参戦する可能性があり、英国もイスラエルを支援する可能性が高く最悪の場合はイランを支援しているとされている国との関係も見ておかないと行けない状況になる。
イランを支援する主な国
中国
- イランの最大の貿易相手国のひとつ
- 石油の主要な輸出先
- 2021年に「25年包括的戦略的協力協定」を締結
- 国際的制裁下でも中国企業がイランに関与
ロシア
- シリア内戦などでの共闘関係(アサド政権支援)
- 軍事協力や兵器供与(例:無人機、ミサイル技術などの協力もあるとされる)
- 国連など国際場面でもしばしばイランを擁護
シリア
- イランはアサド政権の最大の支援国の一つ
- アサド政権もイランの地域的影響力拡大に協力的
その他にもベネズエラにイランの支援を受ける組織としてはヒズボラ(レバノン)・ハマス、イスラム聖戦(パレスチナ・ガザ)・フーシ派(イエメン)・ハシド・シャアビ(イラクの民兵組織)などの名前をあげることが出来ます。
もうはっきりしてます。西側諸国VS中国・ロシア及び反米の国家及び組織です。
相場の世界では一昔前なら「戦争が始まる前まで上昇し開戦となれば下がる」と言うのが通常のパターンでした。でも今は違います。戦争開始となっても相場は過去のような動きはしてません。 個人的にはその理由の最大の要因は「米国が世界の警察を放棄」したあの時から米国一強ではなくなったのと従来の軍事紛争と違う攻撃方法などあらゆる面で変化が起きているからではないかと思います。
現在市場はそのような軍事面での動きに反応していますが、昨日流れたいた記事には中国の石油需要ピークは2027年となりこれまでの見通し2年早めたり世界の石油消費、2029年に日量1億550万バレルでピークに達するなどの報道も ありました。引き続き市場には「強い材料」「弱い材料」は常に一緒にいることは忘れないようにしておきましょう。
今後のテクニカルポイント
国内原油日足②

昨年7月の高値がここ数年の高値になるのですが前回も掲載していたように今後高値を狙いに行った時のテクニカルプライスは以下の価格が出てきます。
4月3日の67670円~5月5日51740円で計算
- 23.6%戻し 55500円 通過
- 38.2%戻し 57830円 通過
- 50.0%戻し 59710円 通過
- 61.8%戻し 61580円 通過
- 78.6%戻し 64260円 通過(6/18 64290円)
もう一つは1月14日の74630円~5月5日51740円で計算
- 23.6%戻し 57140円 通過
- 38.2%戻し 60480円 通過
- 50.0%戻し 63190円 通過
- 61.8%戻し 65890円
- 78.6%戻し 69730円
となります。さらに次の計算も出てきます。
5/5の51740円・5/14の59270円・6/2の53260円で計算
- E計算値 66800円
- N計算値 60790円 通過
- V計算値 65280円
上記価格を見ると4/3の高値から計算できる64260円を本日30円オーバーしています。この次の価格としては65280円と65890円が次に目指すテクニカルプライスです。
昨年7月高値84120円からで計算すれば以下の価格が出てきます。
- 23.6%戻し 59380円 通過
- 38.2%戻し 64110円 通過
- 50.0%戻し 67930円
- 61.8%戻し 71750円
- 78.6%戻し 77190円
本日ここまでの高値64290円は長期目線での下落幅の38.2%戻し(自律反発価格)64110円を180円オーバーしたレベルとなり、今の価格帯は長期目線でも見ても非常に重要となる事が分かる。 また半値戻しの67930円は4月3日の67670円とも被ることからこのまま上昇継続した場合は4月3日レベル及び半値戻しは狙ってくると考えておきたい。
NY原油は既に61.8%戻しレベルは突破し下記のような状況です。
NY原油日足②

下降トレンドライン明確に突破してくれば1/15の80.77ドルに戻ってきてもおかしくはない。
最後に
米大統領の権威が低下?
そうなると何も武器を持たない材料だけで行動していた投資家の皆さんの動きは不安定になってきます。そうならない為にもテクニカルプライスを前もって知っておく事が大事になります。 そのテクニカルプライスを短期・中期・長期・逆張り・順張りとあらゆる面から提供しているのがこの「マーケットEye」です。このコンテンツはオープンコンテンツになっていますが 会員様(当社のお客様)はすべてのコンテンツが読むことが出来ます。2週間体験はいつでもできますのでこの後に掲載されている申し込み先から申し込みして頂ければと思います。
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