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今日の相場解説【円高進む中で重要ポイントは?】今日の相場解説 (2025.04.15)デイリーマーケットレビュー


最終更新日: 2025-04-15

ページ制作日: 2025-04-15

今日の相場解説

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金の延べ棒1億円分寄付


今日の記事で目についたのが金の延べ棒1億円分の寄付があったニュース。北海道倶知安町に匿名の人物から金の延べ棒7キロ(時価総額1億円超)が寄付され 寄付者は「町政に役立てて」と話しており、用途の指定はないととのこと。町は本年度中に現金化する方針だそうです。本日の田中貴金属の金小売価格は1g16349円ですので 1キロ購入する場合は1634万9000円が必要。逆に田中貴金属さんに金を買い取ってもらいに行くと本日の価格は1g16179円ですので1キロだと1617万9000円で買い取ってくれますので 7キロ持ち込むと1億1325万3000円となります。倶知安町はスキーリゾートとして知られるニセコ周辺。オーバーツーリズムでもニセコは取り上げられることもありますが私は学生時代に 初めて北海道にスキーに行った場所がニセコアンヌプリでした。あの頃とはグーグルマップを見ても全く違う状況になっており、当時宿泊したペンションはどうなっているのか・・・ 羊蹄山が素晴らしく美しかったのと全く雪質が違うのに感激した思い出があります。その地域で寄付をされた方がおられたことも今の時代を反映しているのかなと思います。



円高進むドル円


前回ドル円の記事を書いたのが4月3日で、その時の為替のレベルが147円後半。そしてその時に書いていた内容として以下の事を書いております。

注目すべき下値ターゲット

  • ヘッド&ショルダーズから導かれるターゲット:142.57円(※過去分析参照)
  • 2023年12月の安値:140.24円
  • 2024年9月の安値:139.57円
  • フィボナッチ38.2%押し(102.58円 → 161.94円):139.26円
  • 値幅分ターゲット(158.87円-22.38円):136.50円

特に注目したいのは、昨年9月の安値139.57円と、上昇トレンド(2021年1月〜2024年7月)に対する38.2%押しの139.26円が重なるゾーンです。

上記の事を書いていたのですがその後の動きは以下の通り。

ドル円(日足)
ドル円日足


4月11日に142.04円まで下がったことでヘッド&ショルダーズから導かれるターゲット142.57円までは到達した。その後は膠着状態になり本日含めて2日連続の孕み足となり 気迷いの動きになっているのが分かります。 今回の円高に進んでいる最大の材料としてはトランプ大統領が発信する相互関税の問題が大きなウエートを占めている。その相互関税の適用除外なのか?一時的なのか? その品目は?など市場は彼の発言に注目している。でもチャートを見れば・・・ 今年の1月10日に158.87円の円安水準を最後にトランプ大統領就任以降は一貫しての円高で3月末に一旦戻る局面があるもしっかり38.2%戻しで抵抗を受けている。 また52日MAをオーバーすることもできずでした。

ドル円黄金比率(日足)
ドル円黄金比率日足


自律反発レベルで止まっていることもFXなどされている方は一番注目していたと思います。その後の動きも教科書通りの動きとなり3月11日の146.53円を割れてくると円高はさらに加速した。 そのあたりの事も前回の記事では書いています。考えていた動きになってきた時点でどう対応をしたのかと言う点が今ドル円相場を取引中の方の利益出している方とそうでない方の差が出てます。 FXの場合はスワップ金利があるので円高になっていても金利で何とかなるなどの甘い考えでいると飛んでも無いことが起きる可能性があるって事は知っておきたい。 私的には甘い囁きのスワップ金利(高金利通貨取引)は注意せよと言いたい。」
商品先物取引に関しては下がると考えれば売りで仕掛け
上がると考えれば買いで仕掛け、その両者にハンデはない。要は日歩がかかることはなく同じ条件で取引は出来る。

少し話が逸れましたので元の話しに戻します。
現状目指している場所は
2023年12月の安値の140.24円
2024年9月の安値の139.57円
フィボナッチ38.2%押し(102.58円 → 161.94円)の139.26円
値幅分ターゲット(158.87円-22.38円)の136.50円
となる。


月足を見ますと・・・
ドル円(月足)
ドル円月足


上昇トレンドラインを4月になって大きく割れていることが分かる。このコンテンツの記事の中で何度も書いてきていますバイデン政権下で起きた60円の円安に対して トランプ政権になり流れが大きく変化する可能性があることは書いてきており、今までとは違うトレードの仕方をしないといけない時代に突入している可能性もあると書いてきました。 円安時代が終わったのであれば次は円高の時代になってもなんらおかしくはない。 そういった意味では次の重要な価格は
139.57円と139.26円

です。そして上記価格を割れると136.5円となるわけですがこの水準のすぐ下に月足一目均衡表の雲が待っています。今後数カ月の雲の位置は以下の通り。
  • 4月=133.8円
  • 5月=134.4円
  • 6月=134.6円
  • 7月=134.9円

となっています。
ドル円移動平均線(月足)
ドル円月足移動平均線


また現在月足の移動平均線では26カ月MAを割れており52カ月MAは135円だと言う事も考えると一目均衡表も雲の価格とほぼ一致することになる。
現在孕み足でどちらに行こうかと日足ベースでは気迷いムードがありますが下に振れた場合は上記注目価格を割れてきた時は月足ベースの最終ラインも今後は意識しておきたい。
逆に今の円高の流れを変えるためには144.58円オーバーがまずはその第一歩になると考えての対応になります。

国内商品価格は為替の動きに大きく左右され切っても切れない仲です。引き続き為替の動きには注目しておきましょう。 ここ最近お問い合わせが多くなっておりますが、ご相談ある時はお気軽にご連絡ください。きっちりお時間作って対応させて頂きます。

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tradingview社のチャートを利用しています。

執筆者の写真

監修:安村 武彦

国際テクニカルアナリスト連盟・認定テクニカルアナリスト(CFTe)・AFP(日本FP協会認定)
大阪府出身。1987年に商品先物業界に入社。2005年末に業界を離れ、2006年より専業トレーダーとして商品・株式・FXの売買で生計をたてる。個人投資家が相場で勝つためには、投資家目線のアドバイスが必要不可欠と感じ業界へ復帰。真のアドバイザーを目指し現在に至る。個人投資家向けに開催する一目均衡表のセミナーは非常に分かりやすいと好評を得ている。

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