【14,736円の壁を抜けられるか─金相場テクニカル分析】今日の相場解説 (2025.03.26)デイリーマーケットレビュー
最終更新日: 2025-03-26
ページ制作日: 2025-03-26

桜開花とともに考える、今年のお花見事情
昨日、桜の開花予想が発表されました。
東京では3月24日に開花し、全国で最も早く3月29日に満開を迎える見通しです。
私のいる大阪は、3月27日が開花予想日、満開は4月2日とされています。
皆さんのお住まいの地域では、いつごろ満開を迎えるのでしょうか? ぜひ調べてみてくださいね。
さて、物価高の影響はお花見にも及んでいるようです。
都内に出店しているある屋台では、人気の「イカ焼き」が以前は1枚500円だったところ、今年はなんと1,000円に値上げされたそうです。
理由は、イカの不漁や仕入れ価格の高騰。以前と同じサイズでは1,500円で販売しても利益が出ないため、サイズを少し小さくし、1,000円で販売しているとのことです。ちなみに2024年には、同じサイズで1,200円で販売していたそうです。
また、お花見といえば仲間とにぎやかに楽しむイメージがありますが、最近は「ひとり花見」を楽しむ人も増えているようです。
実際、昨年と比べて「ひとり花見」の割合は2.2倍に増加しているそうです。
私も今年は、ゆっくりとひとりでお花見に出かけてみようかなと思っています。
本日は「ゴールド」です。
金標準先物(日足)
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本日は金相場について取り上げます。
先日、為替についてご紹介しましたが、最重要とみられる価格帯「151.25~151.30円」に対して、昨日は150.93円まで接近するも、あと一歩届きませんでした。本日は一時150円を割り込み、149円台に戻る場面も見られています。
こうした円安の影響もあり、昨夜の金価格は14,724円まで上昇し、3月19日に付けた史上最高値14,736円に迫る動きとなりました。
この14,736円を付けた3月19日以降の動きを見てみると――
翌日は高値を更新できず、前日安値を下回る形となり、3月11日以降続いていた上昇のリズムに変化が見られました。
さらにその翌日には14,463円まで下落したものの、長い下ヒゲを付けて価格は反発。
26日終値では14,724円まで上昇しました。
金標準先物(日足)
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ここで、最近の金価格の動きをもう少し詳しく見ていきましょう。
まず、史上最高値である14,736円は、2月22日の高値14,522円から3月11日の安値13,673円までの下落幅に対して、フィボナッチ比率1.236倍の戻しである14,722円を14円上回った水準です。
さらに上の目安である1.382倍戻しは14,846円に位置しており、この水準を明確に突破していれば、次のターゲットは1.5倍返しとなっていた可能性があります。
しかし、実際にはその水準を目指すことなく価格は反落し、一時14,463円まで下落しました。
ではこの14,463円という価格は、どのような意味を持つのでしょうか?
金標準先物(日足)
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3月11日の安値13,673円から3月19日の高値14,736円までの上昇幅(1,063円)に対してフィボナッチ比率で調整を見た場合
- 23.6%ダウン → 14,485円 (通過)
- 38.2%ダウン → 14,330円
- 50.0%ダウン → 14,205円
- 61.8%ダウン → 14,079円
- 76.4%ダウン → 13,924円
14,463円は23.6%ダウンをやや下回った水準で反発しており、38.2%ダウンまでは到達しませんでした。
つまり、この動きからは「調整安が浅かった=上昇の勢いがまだある」と見るのが自然な判断です。
そのため、昨夜の戻りで一気に14,736円を更新してほしかった、というのが買い方の本音ではないでしょうか。
一方、売り方としては「よく踏ん張った」という見方もあるはずです。
昨夜は14,736円を超えてしまえば流れが大きく変わる可能性があったため、非常に神経を使う展開だったと思われます。実際、昨夜の出来高が少なかったのも、こうした様子見ムードを反映しているのかもしれません。
金標準先物(日足)
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また、本日は特異な動きも見られました。
前日の高値14,716円に対し、本日の高値は14,729円と高値を更新。
一方で前日の安値14,631円に対し、本日の安値は14,623円と安値も割り込んでおり、「高値更新+安値割れ」の動きが見られました。
このような展開は、買い方・売り方ともに判断が難しいポイントといえるでしょう。
なお、明日も本日と同程度の価格帯で推移した場合、9日移動平均線は一気に14,603円前後まで上昇してくる見込みです。
本日の安値14,623円を割れてきた際には、そのすぐ下に重要なテクニカル指標(9日線)が控えていることを、頭に入れておく必要がありそうです。
上値の注目ポイントは、何と言っても14,736円を超えられるかどうか、この一点に尽きます。
この水準を明確に突破すれば、相場は新たな領域に突入することになりますので、その後はさまざまな値幅観測から導き出されるターゲット価格に注目していくことが重要です。
それらの価格については、これまでの過去記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考になさってください。
金標準先物(日足)
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一目均衡表で見ると、3月11日の安値は雲の下限でしっかりとサポートされ、そこから大きく反発して現在の上昇につながっています。
この経緯からも、今後仮に下落する場面があったとしても、雲の位置がサポート帯として意識される可能性が高く、引き続き注目しておく必要があります。
現在の雲はしばらくの間分厚い構造が続いており、薄くなり始めるのは4月17日前後となる見通しです。したがって、下げたとしても急落しにくい環境が続くと見ることもできます。
また、転換線との乖離が広がっている点も見逃せません。こうしたケースでは、「乖離修正」として一時的な調整安が起こる可能性もあるため、注意が必要です。
RSI(相対力指数)に目を向けると、前回70ポイント付近で頭打ちとなり、現在は横ばいの動きとなっています。これは、「上昇の勢いは温存されているが、まだ放たれていない状態」とも解釈できます。
ただし、エネルギーをためた結果としての失速(下落)という可能性も否定できないため、今後の値動きにおいて、力がどちらに向かって放出されるのかは注視しておきたい局面です。
ドル建て金価格
ドル建て金価格(日足)
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3月19日の記事では、NY金について注目すべき価格帯として、
- 1.618倍戻し:3,054.3ドル
- フィボナッチ・エクステンション61.8%:3,062.6ドル
という2つの水準を挙げていました。
その後、3月20日に3,065.2ドルまで上昇し、いったん下落に転じたことで、注目価格に到達したあとの反落と見ることができます。
注目すべきは、その下落が現在、9日移動平均線(MA)との攻防戦になっている点です。
チャートをご覧いただいても分かる通り、昨夜は価格が持ち直し、9日MAを下回らずにキープする動きとなりました。
ただし、そのすぐ下には26日MAが位置しており、現状では60ドル前後の乖離があります。
このことからも、短期MA(9日線)を維持できるかどうかが極めて重要な局面であると言えるでしょう。
加えて、現在は為替市場も含めて非常に敏感な時間帯に突入しています。
現在は水星逆行期間中であり、明日・明後日は九星ベースでも注目の日柄にあたります。
さらに金市場においては、今月最後の重要日柄が3月31日(月)に控えており、
この週末には「大きな決断」が必要となるような場面が訪れる可能性も考えられます。
材料面から見た金相場
買い材料トランプ前米大統領による通商政策への懸念が根強く、先行きの不透明感が意識される中で、安全資産としての金には買いが入っています。 また、3月の米・消費者信頼感指数が、前月の「100.1」から「92.9」へと大きく低下したことも、景気先行き不安を背景とした買い材料となっています。
弱気材料一方で、ロシアとウクライナが黒海での停戦に合意したとの報道は、地政学リスクの後退と捉えられ、金市場には弱気な要因として作用しています。
為替の視点からトランプ氏の強硬な通商姿勢を背景に、「今後ドル離れが進むのではないか」との見方もあり、結果として円高の方向性が意識される可能性もあります。 この場合、海外(金価格)上昇=国内価格の上昇とはならず、円高によって相殺されるリスクもある点には注意が必要です。
昨年までは「円安+NY金高」という“2馬力”で国内金価格が上昇しやすい環境にありましたが、現在はそのような上昇構造が成り立ちにくい状況であることを、引き続き頭に入れておきたいところです。
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