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今日の相場解説【上昇中のゴールド。上値のテクニカルプライスは?】今日の相場解説 (2025.03.19)デイリーマーケットレビュー


最終更新日: 2025-03-19

ページ制作日: 2025-03-19

今日の相場解説

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海外投資家の買いが支える不動産市場

2025年の「公示地価」が昨日発表され、全国の土地取引価格の目安が示されました。特に住宅地の地価上昇率で注目を集めたのは、北海道富良野市の北の峰町で、前年に比べ31.3%の上昇となりました。これは、インバウンド需要の影響が大きいことを示しており、リゾート地としての人気が反映された結果となっています。

全国の住宅地の地価上昇率ランキングでは、2位に長野県白馬村、3位に沖縄県宮古島市が続き、いずれも観光地としてインバウンド需要の高い地域が上位を独占しました。全国平均では、住宅地が前年比プラス2.1%、商業地はプラス3.9%、全用途ではプラス2.7%の上昇となり、4年連続の上昇となりました。これは、バブル期以来の高い上昇率です。 また、都市部ではマンション価格の高騰が続いており、東京都内では購入のハードルが一段と高くなっています。大阪でも高額な「億ション」が売れていますが、購入者の多くは海外の投資家とされています。地価や不動産価格は需要と供給のバランスで決まりますが、現在のように需要が高い間は価格の上昇が続くものの、いざ需要が減少した際には、一斉に売り物が出て価格が急落する可能性もあります。

バブル期を経験した世代であれば、このような価格変動のリスクを理解しているはずです。今後、海外勢の買いが減少した際に、日本人の購入余力がどれほど残されているのかが、不動産市場の行方を左右する重要なポイントとなるでしょう。



本日は「ゴールド」です。

3月17日の金の記事では、最後に「国内の最高値である『14,522円』を超えてくる動きが見られれば、一気に上昇圧力が強まる可能性があるため、注意が必要です。」と記載していました。そして、昨夜、その14,522円を突破しました。 過去の記事でも「どの水準を超えれば相場が走る可能性があるのか」について触れています。たとえば、3月13日の記事では「14,166円を明確に上抜けると、上昇トレンドの再開が期待される」と書いていました。実際に、14,166円を突破し、さらに14,522円も超え、14,736円まで上昇し、新たな未知の領域に突入しました。

このような状況では、いつも掲載している「テクニカルプライス」を知っておくことが重要です。新たな価格帯に入ると、「どこまで上昇するのか」、あるいは「下落する場合はどこまで下がるのか」が気になるところです。 特に、現在のような上昇相場で売りポジションを持っているトレーダーにとっては、含み損の拡大が心理的なプレッシャーとなり、恐怖心との戦いになっています。今後の動向を見極めるうえでも、引き続きテクニカルプライスに注目していきましょう。



ゴールドのテクニカルプライス


金標準先物(日足)
金標準先物(日足)


14522円から13673円までの下落幅に対するフィボナッチ比率を考慮すると、以下の水準が重要になります。

  • 1.000倍戻し:14,522円 → 突破済み
  • 1.236倍戻し:14,722円 → 突破済み
  • 1.382倍戻し:14,846円 → 次のターゲット
  • 1.5倍戻し:14,947円
  • 1.618倍戻し:15,047円
  • 2.0倍戻し:15,371円

金標準先物(日足)
金標準先物(日足)


フィボナッチ・エクステンションを基にした重要な価格ポイントは以下の通りです。

  • 23.6%(14,105円) → 突破済み
  • 38.2%(14,373円) → 突破済み
  • 50.0%(14,590円) → 突破済み
  • 61.8%(14,806円) → 次のターゲット
  • 100.0%(15,507円) → 長期目標

高値は14,736円となっており、1.236倍返しの14,722円を突破してきました。次のターゲットとしてフィボナッチ・エクステンション61.8%の「14,806円」、さらに1.382倍戻しの「14,846円」が意識される展開となるでしょう。


一目均衡表の計算では、12月6日の安値12,688円、2月13日の高値14,522円、3月11日の安値13,673円を基にすると、以下の計算値が導き出されます。

  • E計算値:16,356円
  • N計算値:15,507円
  • V計算値:15,371円


ドル建て金価格のテクニカルプライス


ドル建て金価格(日足)
ドル建て金価格(日足)


2月24日の高値2,974ドルから2月28日の安値2,844.1ドルの下落幅を基にしたフィボナッチ比率を計算すると、以下の水準が浮かび上がります。

  • 1.236倍(3,004.7ドル) → すでに突破
  • 1.382倍(3,023.6ドル) → すでに突破
  • 1.500倍(3,039.0ドル) → すでに突破
  • 1.618倍(3,054.3ドル) → 直近のレジスタンスラインとして意識される
  • 1.764倍(3,073.2ドル) → 次のターゲット価格
  • 2.000倍(3,103.9ドル) → 次のターゲット価格

ドル建て金価格(日足)
ドル建て金価格(日足)


2024年12月19日の安値2,620.4ドルから、2月24日の高値2,974.0ドル、そして押し目となった2月28日の安値2,844.1ドルを基に算出したフィボナッチ・エクステンションの主要な水準は以下の通りです。

  • 50.0%(3,020.9ドル) → すでに突破
  • 61.8%(3,062.6ドル) → 直近のレジスタンスゾーン
  • 100.0%(3,197.7ドル) → 次の重要なターゲット価格


重要なテクニカルプライスは?

前回の記事では、下げ幅に対するフィボナッチ1.382倍(3,023.6ドル)とフィボナッチ・エクステンション50.0%(3,020.9ドル)の3,020ドル台の2つの水準が重要であると指摘していましたが、 価格はこの水準をあっさりと突破しました。

次の重要な価格帯としては、

  • 1.618倍戻し(3,054.3ドル)
  • フィボナッチ・エクステンション61.8%(3,062.6ドル)

が浮かび上がります。



金標準先物の取り組みについて

日付 終値 前日比 出来高 取組高 取組前日比
2025年3月10日 13923 17 24722 47784 -174
2025年3月11日 13816 -107 33345 47397 -387
2025年3月12日 13963 147 19960 46656 -741
2025年3月13日 14054 91 19414 46545 -111
2025年3月14日 14368 314 33361 44409 -2136
2025年3月17日 14411 43 25578 43407 -1002
2025年3月18日 14600 189 32886 40298 -3109

取組高とは、未決済の建玉(ポジション)の合計数を指し、先物やオプション市場において、まだ決済されていない売買契約の総数を示す指標です。 3月10日以降、取組高は連日減少しており、昨日は3,109枚の大幅減少となりました。これは、3月14日の314円高の際の取組高減少(-2,136枚)を上回る規模です。 昨日の終値は史上最高値の14,600円を記録しました。この時点で、売りポジションを保有していたトレーダーにとっては最も不利な状況となり、含み損が最大化していたことになります。 さらに、本日も最高値を更新しているため、売り方の心理的プレッシャーはさらに増していると考えられます。

「どこまで上がるのか分からない」という不安から、売り方は何らかの対応を迫られるでしょう。

  • すでに不足請求が出ているトレーダーは、追加資金を入れなければ全ポジション強制決済となる。
  • これ以上の損失を恐れた売り方が、両建て(買いポジションを建てる)でリスク回避するケースも考えられる。

この場合、新規の買い注文が発生するため取組高は増加する。


取組高の変動要因は4つ
  1. 新規の買い → 取組高増加
  2. 新規の売り → 取組高増加
  3. 買いポジションの売り決済 → 取組高減少
  4. 売りポジションの買戻し決済 → 取組高減少

今回の相場では、史上最高値の14,522円を明確に突破したことにより、売り方の損切りが加速し、結果として取組高が減少する「踏み上げ相場」となったと考えられます。 今後も価格上昇が続く場合、取組高の増減がさらなる価格変動の手掛かりになる可能性があります。


本日は、上値のテクニカルプライスはすでに記載しましたが、下値については、現在の流れが変わるポイントとして「前日の高値を抜けない&前日安値を割り込む動き」が出た際に計算が可能となります。 特に、この条件が揃った場合、短期的な調整局面に入る可能性があるため、注視が必要です。 また、RSI(相対力指数)では逆行現象(ダイバージェンス)が見られる状況になっています。これは、価格の上昇に対してRSIが伸び悩んでいる状態を示し、一部の指標では過熱感が出ている可能性もあります。

さらに、CXマーケットEyeのコンテンツ内「今日のつぶやき」では、毎月末に翌月の注意日を掲載しており、3月は18日・19日・21日の3日間について触れています。また、金に関しては17日前後の動きについても書いています。

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監修:安村 武彦

国際テクニカルアナリスト連盟・認定テクニカルアナリスト(CFTe)・AFP(日本FP協会認定)
大阪府出身。1987年に商品先物業界に入社。2005年末に業界を離れ、2006年より専業トレーダーとして商品・株式・FXの売買で生計をたてる。個人投資家が相場で勝つためには、投資家目線のアドバイスが必要不可欠と感じ業界へ復帰。真のアドバイザーを目指し現在に至る。個人投資家向けに開催する一目均衡表のセミナーは非常に分かりやすいと好評を得ている。

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