【白金市場の今後を占う—どこまで動く? 】今日の相場解説 (2025.02.27)デイリーマーケットレビュー
最終更新日: 2025-02-27
ページ制作日: 2025-02-27

ロサンゼルス近郊の山火事
今年1月7日、ロサンゼルス近郊で発生した大規模な山火事は、200平方キロメートル以上の範囲に広がり、29人が犠牲となりました。また、被災した建物は1万8000棟にも及び、その甚大な被害は記憶に新しいところです。火災は発生から鎮圧までに24日を要しました。
そして現在、岩手県でも山林火災が発生し、84棟の住宅などが被害を受けているとみられます。これ以上の被害拡大がないことを願うばかりです。
総務省消防庁によると、おととし(2023年)の林野火災の発生件数は全国で1,299件にのぼり、そのうち679件(半数以上)が2月から4月に集中しています。この時期は晴れて湿度が低く、乾燥しやすい気候のため、山林火災のリスクが高まります。今後も火の取り扱いには十分注意が必要です。
本日は「白金」の解説です
前回の記事のタイトルは 「白金を見捨てないでね!動き出せば大きな波に?」 でした。その際に掲載したのが、以下のチャートです。
白金標準先物(日足)
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昨年 10月30日の高値 5,188円 以降の戻りポイントは、チャート上の通りです。この 上限レンジを突破しない限り、大きな上昇は見込めません。
一方、下値のポイントは 12月9日、1月6日、1月21日の安値を結んだ 上昇トレンドライン(A) です。このラインを割り込むと、1月21日の安値 → 1月6日の安値 という流れとなり、最終的には 12月9日の安値 4,483円 までの下落が視野に入ります。
詳しくは 2月14日 の記事を再度ご確認ください。
白金標準先物(日足)
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注目の 上昇トレンドライン(A)を割り込んだ後、白金は予想通り下落の動きを見せました。
トレンドラインを割った時点の価格は 4,720円前後 で、昨日の安値 4,502円 まで下落したため、約 200円 の値幅を記録しました。また、この下落局面では 2月10日の安値 4,691円 を割り込んだことが、さらなる下落を加速させる要因となりました。
前回の記事タイトルは 「白金を見捨てないでね!動き出せば大きな波に?」 でしたが、今回の200円の変動は 白金の倍率500倍 で計算すると、
500倍 × 200円 = 100,000円 の値動きに相当します。
現在、白金1枚の証拠金は 100,000円 ですので、手数料を考慮しなければ 証拠金と同等の変動 となりました。これを金標準に換算すると、現在の金標準の証拠金 460,000円 に対して 460円の値動き に匹敵します。
仮に 4枚(1枚10万円の証拠金) 仕掛けていた場合、
4枚 × 500倍 × 200円 = 400,000円 の差損益が発生した計算になります。
動きが鈍かった白金ですが、短期間で大きな値動きを見せたといえるでしょう。
今後の注目ポイント
- ・12月9日の安値 4,483円 に接近
- ・昨年10月の安値 4,468円 が短期的な目標
この 4,483円・4,468円を割り込むと、次のターゲットは 昨年8月の安値と9月の安値を結んだ 上昇トレンドライン(B) となります。直近1週間のデータを見ると、このラインは 4,414円~4,420円 の水準に位置しており、ここが次の下値目標となる可能性があります。 また、4,129円から5,188円の上昇幅を基準にしたフィボナッチ・リトレースメント では、
- 61.8% 戻し → 4,534円
- 78.6% 戻し → 4,356円
現在の価格は 4,530円付近 で推移しており、ちょうど 61.8%戻しの水準 です。
もし、この攻防で買い方が防戦できずに 4,534円を明確に割り込んだ場合、次のターゲットは 4,410円~4,356円 の価格帯となります。
白金標準先物(日足)
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オシレーター系RSIの水準は、久しぶりに低いレベルに到達しています。
昨年の RSI30ポイント割れ は、7月~8月 の時期と 9月 に発生しました。そして昨日、それ以来の30ポイント割れ が確認されました。
逆に 70ポイント超え の局面は、昨年 4月・5月・10月 に発生しており、基本的にこの 30ポイント割れや70ポイント超えが天底のサイン となることが多いです。ただし、モンスター級の相場では、RSIが30や70を超えても、さらに加速しながら相場が動く傾向があります。
昨年の 5月の上昇局面 や 8月の下落局面 はその典型例でした。
本日の動きでは、一時的に RSI30ポイントを回復 しましたが、この時点では この下げがモンスター級の動きになるかどうかはまだ判明できません。
白金の特徴として、大相場の上昇があった場合でも、GOLDとは異なり、時間をかけて元のスタートラインに戻る傾向 があります。 今回の下落が続いた場合、昨年の上昇スタートラインである「4,129円」までの動きが視野に入る可能性もあるでしょう。 この水準を意識しながら、今後の値動きを注視する必要があります。
白金標準先物(週足)
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長期目線で見ると、「4,129円」の価格水準は38.2%ダウンの価格帯と一致しています。これは単なる偶然でしょうか。
1843円 ~ 5482円の上昇 に対する 38.2%戻しの価格 4,092円 が、さらなる下落局面での 最初の重要なサポート(ラスボス価格) となります。
一方で、下落が続かず反発する場合、直近の高値を突破するかどうかが最初の確認ポイント となります。具体的には、前日の高値や二日前の高値を超えてくるか が重要な判断材料となるでしょう。
動かなかった白金が、今後大暴れするのかどうか、注目度が高まっています。
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