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今日の相場解説【NY金、史上最高値を更新!関税の影響はどこまで?】今日の相場解説 (2025.02.03)デイリーマーケットレビュー


最終更新日: 2025-03-06

ページ制作日: 2025-02-03

今日の相場解説

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2月に入りました

2月に入り、株価は一時1100円以上の下落を記録する一方で、金は史上最高値を更新しています。2月の祝日は11日と24日の2日間となっています。 本日、国立天文台が官報にて2026年の暦要項を発表しました。それによると、敬老の日(9月21日)と秋分の日(9月23日)に挟まれた9月22日が、祝日法の規定により休日となり、9月20日(日)と合わせて4連休となります。祝日法では、祝日に挟まれた平日を休日とする規定があります。 また、5月には憲法記念日(5月3日)が日曜日にあたるため、4日(みどりの日)、5日(こどもの日)の祝日を挟み、6日が振替休日となり、こちらも4連休となります。



NY金価格が最高値を更新

本日は、史上最高値を更新した金についてお伝えします。
COMEX金先物2月限は、先週の週明けに急落しましたが、その後急騰し、昨年10月30日の高値を更新しました。週末には、NY金の2025年2月限が「2,838ドル」まで上昇しましたが、終値は2,812.5ドルとなり、前日比で10.5ドル安となりました。


ドル建て金価格(日足)
ドル建て金価格(日足)


ドル建ての金価格が上昇している要因として、トランプ前大統領の関税政策への警戒感が大きな影響を与えていると考えられています。 トランプ氏は関税計画の中で貴金属について明確な言及はしていませんが、金の輸入にも関税が適用されるのではないかという懸念が広がっています。この警戒感から、NY金価格が現物取引を行うロンドン市場の価格に対して割高な状況となっています。
また、トランプ大統領は、4日発動予定のメキシコおよびカナダへの25%の関税、中国への10%の追加関税を課す大統領令に署名しました。
これを受けて、カナダは報復関税を発表し、メキシコも本日対抗措置を発表しました。さらに、中国も報復方針を明らかにするなど、世界的な貿易戦争への懸念が広がり、リスク回避の動きが強まっています。 また、トランプ大統領は、メキシコとカナダに対して、合成麻薬「フェンタニル」や移民の米国への流入を止めるよう繰り返し警告しています。
現在、市場はトランプ大統領の一言で大きく揺さぶられる不安定な状況となっています。


ダウ平均株価(日足)
ダウ平均株価(日足)


NYダウもこのような状況になっており、昨年の高値に並んだ水準から下落に転じています。現在は、9日移動平均線(9日MA)を割り込むかどうかの重要な局面を迎えています。 株価も不安定な動きを見せる中、トランプ米政権の高関税政策に対しては米経済界から批判の声が相次いでいます。しかし、トランプ政権がどこまで「我が道を行く」姿勢を貫くのか、その動向にも注目が集まっています。



金標準先物(日足)
金標準先物(日足)


本日、高値は14,064円となり、1月27日の高値14,047円を17円上回りました。
以前からお伝えしている上値のテクニカルプライスは、昨年10月31日の高値13,819円と12月6日の安値12,688円を基準として算出しています。これに基づく価格は以下の通りです。

  • 1.236倍戻し: 14,086円(未到達、本日高値14,064円であと22円)
  • 1.382倍戻し: 14,251円
  • 1.5倍戻し: 14,385円
  • 1.618倍戻し: 14,518円
  • 1.764倍戻し: 14,683円
  • 2倍戻し: 14,950円

さらに、昨年8月6日の安値10,804円、10月31日の高値13,819円、12月6日の安値12,688円を基準にした値幅計算では、以下の価格が導き出されています。

  • E計算値: 16,834円
  • N計算値: 15,703円
  • V計算値: 14,950円
  • NT計算値: 14,572円

これらのテクニカルプライスは引き続き有効な指標として注目されており、本日は1.236倍戻し(14,086円)にあと22円と迫る場面がありました。


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金標準先物(日足)
金標準先物(日足)


1月27日の高値からの下落局面では、週末金曜日まで9日移動平均線(9日MA)や一目均衡表の転換線との攻防が続きました。
出来高については、1月27日が29,004枚であったのに対し、本日は33,691枚となっています。

RSI(相対力指数)は高値更新していますが、直近で最も高かった72.88ポイントを上回っておらず、逆行現象(ダイバージェンス)が見られます。
また、高値を更新している中で日中の値幅(高値-安値の差)は以下の通りです。

  • 1月29日:165円
  • 1月30日:107円
  • 1月31日:166円
  • 2月3日:125円

202日間の平均値幅は184.4円であり、直近はそれほど大きな変動が見られていません。
取組高については、1月29日の44,319枚から1月31日時点で44,205枚へと、ほぼ変化がありません。このことから、今週のどこかで大きな値幅を伴う動きが起きる可能性も想定しておく必要があります。


上値目標
  • 「14,086円」の突破が第一の目安
  • その後、1.382倍戻しの14,251円が次のターゲットプライスとなります。

下値のポイント
  • 12月の安値から続く上昇トレンドの中で、「9日MA」「一目均衡表の転換線」が重要なサポートとして機能しています。 これらを終値で割り込む、または2日連続で前日の安値を更新するかどうかに注目が必要です。
  • 乖離が大きくないため、急激に下抜ける可能性も考慮しておくべきです。

戦略について

買い目線で見ている場合、上記のような売りサインが出ない限り、ポジションを維持して利幅を伸ばすことに専念するのが良いでしょう。

2月の金の月間陽線確率は、過去42年間のデータで54.7%となっており、特別に高いわけではありません。しかし、3月は陰線確率が高い月であることから、2月の戦略を立てる際にはこの傾向も考慮しておく必要があります。



トランプ政権の関税政策の影響

銅先物価格(日足)
銅先物価格(日足)"


現在、COMEX(米国)の銅先物(中心限月)と、国際指標であるLME(ロンドン金属取引所)の銅価格との間で、価格乖離が進んでいます。この乖離は、トランプ大統領が銅とアルミニウムに対して輸入関税を課す方針を示したことが主な要因とされています。 本来であれば、米国市場とロンドン市場で価格の乖離が発生すると、裁定取引(アービトラージ)によって価格差は縮小に向かうのが一般的です。しかし、トランプ政権の関税政策によって、市場間の価格差が是正されにくい「一物二価」の状況が続いています。

今後の注目ポイント
  • 金や白金に対する関税の可能性
  • 現時点では、金や白金に関税が課されるかどうかは不明ですが、関税に関する思惑だけでも価格に大きな影響を与える可能性があります。

  • ドル建て金価格と国内金価格の乖離
  • 今後、関税政策によって、ドル建ての金価格と国内の金価格との間でも乖離が生じる可能性があり、注意が必要です。

関税政策は商品価格の動向に大きな影響を与えるため、今後の動向を慎重に見守る必要があります。



相場の格言「節分天井 彼岸底」

相場には「節分天井 彼岸底」という有名な格言があります。今年の節分は2月2日でしたが、本日の金の高値が“節分天井”となるかどうかは、明日以降の値動き次第です。 一方で、本日の株価は大幅に下落し、直近の重要な安値を割り込んでいます。特に、12月27日と1月24日のダブルトップ(Wの高値)が目立つ形となっており、株価の動きには引き続き注意が必要です。


節分天井 彼岸底とは?

「節分天井 彼岸底」とは、節分の時期(2月上旬)に相場が高値をつけ、彼岸の時期(3月中旬)に安値をつけるという、相場のアノマリー(季節的な傾向)を表した格言です。 年初から新春相場が始まり、勢いよく上昇した後、節分の時期にピークを迎えることが多いとされています。その後、3月決算期や企業の動向、経済イベントを控えて調整局面に入り、株価や商品価格がしだいに下落し、彼岸の時期に底を打つという動きがよく見られます。



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tradingview社のチャートを利用しています。

執筆者の写真

監修:安村 武彦

国際テクニカルアナリスト連盟・認定テクニカルアナリスト(CFTe)・AFP(日本FP協会認定)
大阪府出身。1987年に商品先物業界に入社。2005年末に業界を離れ、2006年より専業トレーダーとして商品・株式・FXの売買で生計をたてる。個人投資家が相場で勝つためには、投資家目線のアドバイスが必要不可欠と感じ業界へ復帰。真のアドバイザーを目指し現在に至る。個人投資家向けに開催する一目均衡表のセミナーは非常に分かりやすいと好評を得ている。

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