週間展望 (バックナンバー)
貴金属週間展望
金は先週号では“連日の最高値更新で13819円まで上伸し、週末に急反落して短期移動平均線を割り込むことなった。先週同様、天井形成時に起こる3条件を満たし短期平均線を割り込んだが、トレンド転換かどうかは、9月以降の上昇時の最大下落幅は491円(9月27日→10月1日)幅で、それを上回る下落幅を示していないことから週末時点では、転換の入り口に立っている状況。さらに続落するようなら信憑性が増すことになるが、反発するようなら押し目の範疇との判定になる。”と掲載しておりましたが、今週一段安となり9月以降の最大下落幅を更新したことで調整局面入りと考えられる。調整幅が浅いのか、深いのかが問われる状況ですが、下値の目途としては、上昇過程での押し目からの黄金比率で考えると13166円や13136円が目先の下値のポイントとなる。さらに下となれば13107円・12975円・12965円が考えられます。一方、大幅下落となった7日高値13595円を上回る様なら上昇再開との考えに転換することになります。
白金は先週号では“高値を更新し5188円まで上値を伸ばしたあと、月末には短期移動平均線を割り込み、11月1日には続落して5188円の高値を付ける前の屈折点である10月28日安値を割り込んだことで目先ピークアウトの声が強まっている。下値の目途としては10月10日安値からの上昇幅に対して61.8%ダウンや9月5日安値からの上昇幅に大した38.2%水準の4800円±20円程度に中期移動平均線や一目均衡表の基準線などが位置することから目先の下値目途と考えておきたい。ここで下げ止まらなければ4700円割れを打診する展開が想定される。”と掲載しておりましたが、ひとまず4800円近辺で下げ一服状態にあるが、浮上力は無い状態。節目で下げ止まっているが押し目形成なのか、下落途中の小休止か週末時点では判断できない状況。結果的に今週は保合い症状となっており、今週レンジを割り込んで下落再開となるのか、今週レンジを上放れして上昇再開となるのかを見極める時間帯。
東京ゴム週間展望
先週号では“一目均衡表の雲の領域をもアッサリ割り込み浮上力がない。8月安値からの上昇幅に対して61.8%ダウンの351.8円をも割り込んできたことで8月安値からの76.4%ダウン335.8円が次の下値のターゲットと考えての対応。”と掲載しておりましたが、345円で下げ止まり反発の展開。上値の目途及び注意ポイントは直近の下落幅に対して半値戻りの382.4円や61.8%戻りの391.2円となりますが、382.4円近辺には一目均衡表の雲の上限線も位置しており、ここをも上回る様なら年末の上昇確率の高い時期を前倒しで本格上昇に向けた足取りになっても不思議はないと考えておきたい。
東京原油週間展望
先週号では“65000円界隈の下値堅さが確認できたが、上昇力は強くなく、上下どちらの節目もブレイクできずに保合い症状となっています。サプライズがなければ、ざっくり65000-70000円のレンジが継続する可能性が高いと考えたい。”と掲載しておましたが、65000-70000円のレンジから脱することは出来ずのレンジ上限に近づいた状況。引き続きレンジ内で留まる可能性が優勢とみていますが、上放れとなれば素直についていくのがよろしいかと思います。
東京コーン週間展望
先週号では“週間輸出成約高は前週からは下振れしたが、高水準を維持している。シカゴ市場は下値も堅いが、上値も重く保合い症状となっている。国内市場は相変わらず盛り上がりなく閑散状態が続いており、引き継続き活気づくのを待つ状況。”と掲載しておりましたが、良好な輸出環境から海外市場は約1ヵ月ぶりの高値圏での推移となっており10月安値を起点とした上昇状態と考えたい。一方、国内市場は相変わらず盛り上がりなく閑散状態が続いており、引き継続き活気づくのを待つ状況。
日経平均株価週間展望
先週号では“週明け早々大幅に切り返したものの戻りは限定的。9月27日以降の保合い状態が続いており、このレンジをブレイクしないことには大きな動きはない。先月のレンジから抜け出すのを待つ状況。”と掲載しておりましたが、レンジを抜け出すことができずに保合いが続いているとの認識。今後のポイントは10月高値40257円を上回って年末に向けて7月高値42426円を目指す展開となっていくのか、40257円が強い抵抗帯となってるのかを見極めること。現時点では判断できないため価格推移を見守りながらの判断となる。
為替週間展望
先週号では“153.80銭台まで上値を伸ばしたが、週末にかけて高値から押し戻されている。週末の雇用統計、週明けの米大統領選挙の結果次第で情勢一変の可能性はあるが、7月高値からの下落幅の61.8%ラインで上値を押さえられている。今週高値を上回る様なら一段高の公算が高くなるが、上回れないようなら今週高値が戻りの急所になる可能性がある。”と掲載しておりましたが、米大統領選挙中にトランプ氏有利が伝えられ高値を上回り154円後半まで上伸。トランプ氏勝利でインフレ懸念を織り込む動きが、米金利を押し上げ、ドル高を促した。米連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げが決定され、更に12月追加利下げが意識されやすい内容になったことで米金利低下・ドル安要因になりますが、米大統領選の余波が懸念され155円突破も視野に入る状況。
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