週間展望 (バックナンバー)
貴金属週間展望
金は先週号では“いわゆる石破ショックによる急落場面はあったものの短期指標(短期平均線や一目均衡表の転換線)を維持して、程よく過熱感を冷やしてくれ、上昇再開の足取りとなっています。来週の最大のテーマは、7月高値12679円を上抜く力が現時点であるのか、ないのかということになる。上抜くようなら新たなエリア突入であり買いが買いを呼ぶ展開が想定される。一方、12679円を上抜く力がないと判断されると値幅の伴った調整局面を迎える可能性が出てくる。”と掲載しておりましたが、12679円をアッサリ上抜き新たなエリアに入った。高値更新したあと多少押しを入れましたが、短期平均線や一目均衡表の転換線など短期指標を維持して、週末にかけて上昇再開の様相を呈している。今年に入り500円~1800円幅の調整局面は数度ありましたが、ここ2カ月で2000円近く上伸しており何かをキッカケに同程度の調整は入っても不思議はないが、中長期上昇トレンドに変化なしと考えて調整局面は買い場提供と考えて挑みたい。
白金は先週号では“4800円手前で抵抗を受けている。この水準は7月高値からの下落幅に半値水準であり、一目均衡表で見ると雲の上限線となり先週・今週はここで行く手を阻まれている。来週も引き続き一目均衡表の雲の上限線が意識されると考えられ、上抜く力があるのかないのかが試される週となる模様。”と掲載しておりましたが、一目均衡表の雲の上限線を突破出来ずに先月安値と起点としたアップラインをも割り込み、調整局面に入ったとの見方が優勢になった。ただその後2日続伸となり上昇再開との声も聞こえてきそうですが、9月5日を起点としたサポートライン(アップライン)を割り込んだあとのリターンムーブ(サポートラインを割り込んだ後の一時的な戻り)との認識。確認されていたサポートライン(アップライン)を明確に上回るようなら調整局面入りとの考えは間違いとなります。
東京ゴム週間展望
先週号では“416円まで上伸し上げ一服となりつつある。この高値は8月30日高値から9月5日安値の倍返し415.3円や8月6日安値から8月30日高値までの上昇幅を9月5日からカウントした、いわゆるN計算値415.7円との近似値となっており、目先出し切った高値になる可能性がある。その場合の下値の目途としては9月5日安値からの上昇幅に対して38.2%ダウンが388.9円、50%ダウンが380.6円など考えられます。”と掲載しておりましたが、9月5日安値からの上昇幅に対して38.2%ダウンを達成し調整色を強めています。今週高値がピークと考えた下落を狙っていきたい。但し、短期平均線や一目均衡表の転換線などの短期指標を再度上回る様なら注意が必要です。
東京原油週間展望
先週号では“中東情勢の緊迫化を背景に上伸し、9月25日高値を上回ったことで9月12日安値を起点とした上昇トレンドに転換した。これにより7月高値からの下落幅に対して38.2%戻り68140円や50%戻り71190円が上値の目先のターゲットと考えられる。また、9月12日安値と9月25日高値と10月2日安値から算出されるN計算値は67180円で到達。V計算値は69360円、E計算値は71610円が算出されどの地点で上げ一服感が台頭するのか見守る状況。”と掲載しておましたが、今週高値は70670円でN計算値とV計算値は通過した。週を終えて達成感はまだ出ておらず、次なるターゲット目指す可能性が高いと想定される。中東情勢を巡る緊張状態は継続しており、米国の仲介役としての役割が果たせていない以上、先行き不透明感は強く激化するようなら一段高も想定されます。
東京コーン週間展望
先週号では“現在は収穫期とあって、本来であればハーベスト・プレッシャーをどの程度織り込むのかが中心テーマになる時期ですが、今月は小麦相場の上昇がどこまであるのかが問われる展開となっています。ただ国内市場は相変わらず寂しい状況で引き続きがんばれ国内コーン!です。”と掲載しておりましたが、豊作による需給が緩和する見通しながら、小麦相場が堅調に推移し割安感がある状況。国内市場は相変わらず寂しい状況ですが、引き続きがんばれ国内コーン!です。
日経平均株価週間展望
先週号では“週明け早々石破ショックにより10月2日安値を割り込み9月27日高値が戻り高値となって下落へ転換する可能性がある。だたし決定打には至っておらず再浮上の可能性もあるが、今週安値37651円を割り込むようなら、引き金となって調整安になると考えたい。一方、高値を更新するようなら素直に認めざるを得ない。”と掲載しておりましたが、先週安値37651円を割り込まずに先月高値に接近する展開。結果的に37651円が目先底となって上昇した。8月5日安値からの主な屈折点は9月2日高値-9月9日安値-9月27日高値-10月2日安値であり、この屈折点の推移は高値切り上げ、安値切り上げであり8月5日安値を起点とした上昇トレンド継続中との判定になる。トレンド継続を見越した売買を組み立てるのか、トレンド終了を狙う売買を狙うのかで作戦は違うため仕掛けるポイントもおのずと変わってきます。
為替週間展望
先週号では“石破ショック安から即回復しじり高の歩調となっています。マーケットでは年内残り2回の会合で合計0.50%の利下げが行われることはすでに織り込んでいる。それ以上の利下げが行われる可能性は低いとみられている。利下げ織り込みから米長短金利の上昇になり、ドル円相場はドルが値上がりを促されている。直近高値を上回る様なら上昇に弾みがつく可能性がある。”と掲載しておりましたが、直近高値を上回ったものの弾みがつくまでには至らず。チャート面では逆三尊パターンの右の谷を9月30日で形成し終わったのか、これから作りに行くのかが現時点で判定できない状況。8月15日高値とほぼ同水準まで上伸しさらに上に駒を進めるようなら9月31日で右の谷は完成で上値余地拡大の展開が想定され、今週レンジを割り込むようなら逆三尊パターンの右の谷を形成しに行く可能性が出てくる。どちらのパターンになるかはデータ次第で判定することになります。
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