週間展望 (バックナンバー)
貴金属週間展望
金は先週号では“上値の抵抗帯と考えられた一目均衡表の雲の上限線や、長期移動平均線、今月高値11867円や先月高値11962円をも上回り力強さがうかがえる。ただ7月高値と8月安値を抜けきるにはまだ材料不足と考えられ、どこまで戻れるかの時間帯と考えたい。”と掲載しておりましたが、今週を終えて10連騰となり10日で1000円超の上昇を示した。これは今年の春先の上昇ピッチに匹敵するスピードで、昨年10月に9連騰以来の連騰記録となった。さすがに過熱感があるものの、米利下げ観測、スイス中央銀行の利下げ、イスラエルとヒズボラの戦闘激化、中国景気刺激策による実需期待など、支援要因は多く侮れない展開が想定されます。
白金は先週号では“8月16日高値に接近したものの上回るには至らず今週を終えました。上空には一目均衡表の分厚い雲の領域が待ち構えており雲の中に入り込めるのか、はじき返されるのかの注目場面。”と掲載しておりましたが、8月16日高値を上回り8月安値と今月安値とのWボトム完成形となり上値余地拡大と考えての対応。5月高値からの下落幅に対して半値戻りが4800円水準、61.8%戻りが5000円手前であり、そんな水準を意識しての対応。
東京ゴム週間展望
先週号では“先月高値を上回り年初来高値を更新した。このまま一段高となるのか、先月高値とのWトップを形成するのか微妙ですが、狙ってみたいシチュエーション。週明け早々のデータ推移を見守る状況。”と掲載しておりましたが、高値更新して400円達成した後も下値は限定的で、侮れない展開が想定される。
東京原油週間展望
先週号では“今週は4連騰となり短期平均線を上回り先週記載の序列に変化が現れた。米国で利下げが始まり、石油需要の底堅い推移が期待できることから長らく続いた下落歩調から上昇歩調に転換したと考えて対応したい。”と掲載しておましたが、一目均衡表の基準線や中期移動平均線を上回れず失速。このまま上値の抵抗帯と考えられる中期移動平均線や基準線を上回れず上値重く推移するのか、上抜きあく抜け感が台頭するのかを確認する時間帯。
東京コーン週間展望
先週号では“相変わらず不出来の日々が続いています。引き続きがんばれコーン!です。”と掲載しておりましたが、9月30日には四半期在庫の発表があり決定打を欠いている。引き続き「米国のハーベスト・プレッシャー」と「南米の干ばつ」のどちらが重視されるかが問われているが、国内市場は相変わらず不出来が多い状態。引き続きがんばれ国内コーン!です。
日経平均株価週間展望
先週号では“週後半になって先週レンジを上放れして勢いのある上昇の流れに入った可能性をためています。上値の目途としては9月2日高値39080円が考えられますが、9月3日と4日の窓埋め完了で上げ一服の可能性も考えられる。いずれにせよどこまで戻れるかの時間帯と考えたい。”と掲載しておりましたが、週末には9月2日高値を上回ったことで8月安値を起点とした上昇波動と考えられる。但し、即失速し9月2日高値を割り込む様なら39000円が壁になる可能性がある。
為替週間展望
先週号では“9月17日には安値を更新せず、直近高値を上回り、陽線が出現して3条件が整い144円手前まで戻したが、チャートを見る限り中期移動平均線や一目均衡表の基準線を上回れず短期的には上昇に転じたが、中期的には下落継続との認識となる。中期平均線や基準線を上回り中期トレンドが転換するのかを見守る状況。”と掲載しておりましたが、中期平均線や基準線を上回りトレンド転換と考えられるシチュエーション。自民党総裁選で情勢一変する可能性はあるが7月高値からの下落に対する戻りがどこまで入るかの時間帯と考えたい。
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