週間展望 (バックナンバー)
貴金属週間展望
金は先週号では“概ね11500円台中心に保合い症状が続いた。国内市場は、ここ最近ではNYGold(ドルベース)の影響力と為替(ドル円)の影響力では為替の影響力が強い傾向があった。円高で下がる、円安で上がるということ。週末には円高進行にもかかわらず、ドルベースの上伸の影響から上伸したことで、影響力の主役が変化しつつあるかもしれません。”と掲載しておりましたが、上値の抵抗帯と考えられた一目均衡表の雲の上限線や、長期移動平均線、今月高値11867円や先月高値11962円をも上回り力強さがうかがえる。ただ7月高値と8月安値を抜けきるにはまだ材料不足と考えられ、どこまで戻れるかの時間帯と考えたい。
白金は先週号では“結果的に変化が現れ短期平均線や中期平均線を上回って8月安値と9月安値とのWボトム形成の足取りとなっています。8-9月安値の間の高値である8月16日高値4593円が上値の重要ポイントになるため、ここをアッサリ上回ってWボトム完成形となり一段高の様相となるのか、抵抗を受けるのかに注目が集まる模様。”と掲載しておりましたが、8月16日高値に接近したものの上回るには至らず今週を終えました。上空には一目均衡表の分厚い雲の領域が待ち構えており雲の中に入り込めるのか、はじき返されるのかの注目場面。
東京ゴム週間展望
先週号では“先週安値を起点としたジグザグを描きながらの上昇歩調となっています。産地天候不順が続いており、投機筋の思惑的な買いがまだ続く見通しで上値追いとなる可能性がある。但し今週安値を割り込むようなら注意が必要。”と掲載しておりましたが、先月高値を上回り年初来高値を更新した。このまま一段高となるのか、先月高値とのWトップを形成するのか微妙ですが、狙ってみたいシチュエーション。週明け早々のデータ推移を見守る状況。
東京原油週間展望
先週号では“年初来安値を割り込み下落継続中との認識。現在価格<短期移動平均線<中期移動平均線の序列となっている以上は売り優勢。短期移動平均線を上回る様なら変化の兆しの現れと考えて挑みたい。”と掲載しておましたが、今週は4連騰となり短期平均線を上回り先週記載の序列に変化が現れた。米国で利下げが始まり、石油需要の底堅い推移が期
待できることから長らく続いた下落歩調から上昇歩調に転換したと考えて対応したい。
東京コーン週間展望
先週号では“相変わらず不出来の日々が続いています。米農務省(USDA)需給報告が発表されましたが無反応。引き続きがんばれコーン!です。”と掲載しておりましたが、相変わらず不出来の日々が続いています。引き続きがんばれコーン!です。
日経平均株価週間展望
先週号では“8月5日安値からの上昇幅に対してちょうど半値水準で下げ一服となったが、短期・中期移動平均線を明確に上回れていないため、本格反騰となるのか、戻りの範疇かは微妙。週明けのデータ推移に注目。”と掲載しておりましたが、週後半になって先週レンジを上放れして勢いのある上昇の流れに入った可能性をためています。上値の目途としては9月2日高値39080円が考えられますが、9月3日と4日の窓埋め完了で上げ一服の可能性も考えられる。いずれにせよどこまで戻れるかの時間帯と考えたい。
為替週間展望
先週号では“年初来安値をわずかに更新するなど引き続きドル安歩調が継続しているとの認識。この水準は2023年1月安値からの上昇幅に対して61.8%ダウンの水準でもあり、長期ビジョンで押し目となっても不思議はないのだが、現時点ではまだ確認は取れていない。底打ち時に現れる3条件、安値を更新せず、直近高値を上回り、陽線が出現するようなら兆しが見えるのだが・・さて!?”と掲載しておりましたが、9月17日には安値を更新せず、直近高値を上回り、陽線が出現して3条件が整い144円手前まで戻したが、チャートを見る限り中期移動平均線や一目均衡表の基準線を上回れず短期的には上昇に転じたが、中期的には下落継続との認識となる。中期平均線や基準線を上回り中期トレンドが転換するのかを見守る状況。
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