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週間展望 (バックナンバー)

週間展望 9月6日号  

貴金属週間展望
金は先週号では“先週高値11962円を上回れず先週安値を割り込み上値重いとの印象がある。ただ下値も限定的でありズルズル下げていく感もない。結果的に保合い症状となっており、次の大きな動き出す前の時間待ちの状態との認識。動き出すのを待つ状態。”と掲載しておりましたが、国内市場は先週高値を上回ったものの重要な上値である8月19日高値を上回れず、8月19日高値の後の安値である8月26日安値を割り込んだものの下に走らず、上値も重いが、下値も堅い状態の保合い症状が継続中。7月高値は目先出し切った高値であり、8月安値は目先出し切った安値のため新たなインパクトある材料がなければしばらくは7月高値と8月安値のレンジの中での往来となる可能性が高いとみる。




白金は先週号では“先週高値を上回れず、先週安値を割り込み下値模索の時間帯となっています。価格<短期平均線<中期平均線<長期平均線の序列で下落トレンドが鮮明な状況の中、この序列に変化がない限り売り優勢継続と考えての対応。”と掲載しておりましたが、今週は安値を掘り下げ4175円まで後退し8月6日安値4129円に接近した。ここを割り込むようなら一段安を覚悟する必要がある。一方先週も記載の通り現在価格<短期平均線<中期平均線<長期平均線の序列に変化が現れるようなら、一番最初に現れる変化は短期移動平均線を上回ることですが、そうなれば二番底形成となっていく可能性が出てくるが、さて!?




東京ゴム週間展望
先週号では“陽線続きの中、週末に前日安値を割り込むなど3条件のうち一つは出現したが3条件すべてはまだ整わず週末時点では過熱感はあるもののシグナルはまだない。3条件が整うかが目先の課題で、大幅上伸した28日安値360円を割り込むような高値を出し切った感が出てきたと考えての対応。”と掲載しておりましたが、9月2日には高値を上回れず、直近安値を割り込み、陰線が出現する、の3条件が整い、その後、続落となったことで、典型的な天井形成パターンとなり、先週高値が目先高値となり調整色と強めた。ただ今週安値は8月安値からの上昇幅に対して半値(345.1円)ほぼ達成ということで、今週安値を明確に割り込んで次の下値のターゲットを目指すのか、今週安値を維持して半値押しからの上昇再開となるのかを見極める週となりそうです。




東京原油週間展望
先週号では“週前半は上昇し注意ポイントを上回れず、週後半は反落となり、結果的に、今月に入って高値を切り下げ(8/2→8/14→8/28)、安値が切り上がる(8/6→8/22)いわゆる三角保合い形勢となっており、次の大きな動きに向けたエネルギー充電期間となっている。ここから抜け出した方についていくのか定石と考えられます。”と掲載しておましたが、週中には米中の需要不安から急落し三角保合い下放れとなり一気に年初来安値を割り込む展開となった。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、戦略石油備蓄(SPR)を除く原油在庫は昨年9月以来の低水準となっているものの浮上力はない。米雇用統計の発表を控え下げ渋りが見えるものの、下げ余地はまだあるとみる。ただ、オシレータ系との逆行現象もみられることで、慎重姿勢で取り組みたい。




東京コーン週間展望
先週号では“引き続き不出来の日が続いており市場機能を果たしていないため参加するに値しない状況。流動性の提供は取引所の役割の一つですが残念ながら役割を果たしていない。引き続きがんばれコーン!です。”と掲載しておりましたが、相変わらず流動性が乏しい状況が続いています。総取組高は9月5日時点で833枚。期近11月限は611枚の取組があるが、来月15日に納会を迎えますが、期近11月限がなくなると取組残は222枚。引き続きがんばれコーン!です。




日経平均株価週間展望
先週号では“7月高値からの下落幅に対して61.8%戻りの水準でヨコヨコ相場が続いている中で、週末にはレンジから上に抜け出した感があるが迫力不足。週末の高値をさらに更新するようならあく抜け感が出てくるのだが・・さて!?”と掲載しておりましたが、先週高値を上回ったものの週中には急落症状となり上げ一服感が漂っている。週末の米雇用統計次第で大きく動く可能性はあるものの、テクニカルポイントとしては今週レンジ(高値27406-安値36359)がポイントになる。



為替週間展望
先週号では“日米の金融政策は逆方向となっており、9月にも米利下げサイクルが始まる見通しはドル円相場に対してポジティブ。ただし、既に年内利下げに関しては織り込み済みとの見方もあり、米長短金利の急低下には一服感がみられる。これを受けてボラティリティは低下気味となっており次の展開を待つ状況。”と掲載しておりましたが、米金利低下圧力がドル円相場を下押しする局面とおもわれる。当面の利下げの大部分は織り込み済みだが、米金利低下圧力が再燃している。米雇用統計で当面の米金利低下の材料が出尽くしたと評価されると下げ一服感が台頭すると思うが、今後の利下げ加速が意識されると一段安が視野に入る。




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