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週間展望 (バックナンバー)

週間展望 8月23日号  

貴金属週間展望
金は先週号では“先週高値11863円は上回れていないものの週足ベースの中期移動平均線でサポートされ反発の兆しがある。先週安値10804円はさすがに行き過ぎた下げとなった感を強めており、11863円を上抜くようなら上昇再開と考えての対応へ。”と掲載しておりましたが、11863円は上回ったものの7月高値からの下落幅に対して61.8%戻り水準や中長期平均線など12000円手前の抵抗帯を突破できずに上げ一服感がある。週末には短期移動平均線を割り込むなど一気に上抜く雰囲気はなく、安値確認の可能性がやや優勢と考えての対応。




白金は先週号では“15日に7月米小売売上高などが良好な数値になり米景気リスク後退。米連邦準備制度理事会(FRB)が急激な利下げを展開する必要性が薄れたとのことから、ドル買い・円売りが膨らみ149円台までドル高進行したことで4593円のポイント地点まで上伸。来週は更に上値を伸ばせるのか?戻りの急所となるかの分岐の週と考えられます。”と掲載しておりましたが、上値を伸ばせず先週高値が戻りの急所になった感が強い。週末には8月16日につけた安値を割り込み、短期平均線も割り込み上値重いとの印象を強めている。今週は陰線・陽線が日替わり出現で方向感がハッキリないながらも8月6日安値を起点としたアップラインを割り込んできたことで下値確認の時間帯に入る可能性が高いとみる。




東京ゴム週間展望
先週号では“派手さはないものの先週高値を上回り心地よい上昇が継続中との認識。上空には長期移動平均線や一目均衡表の雲の領域が待ち構えており突き抜けていく力があるのか、跳ね返されるのかを見定める週となりそうです。”と掲載しておりましたが、上値抵抗帯をことごとく上抜き心地よい上伸状態にある。ただ週末にはオシレータ系指標が買われ過ぎ感が台頭してきており警戒が必要な水準まで来ている。高値を更新せず、直近安値を割り込み、陰線が出現するようなら反落への初期シグナルと考えられます。




東京原油週間展望
先週号では“7月高値からの下落幅に対して38.2%戻りをほぼ達成するまで上伸した。今週高値が戻りの急所になるのか、今週高値を上回って次の上値のターゲットと考えられる7月高値からの半値水準を目指すのかを確認する週となりそうです。”と掲載しておましたが、先週高値が戻りの急所となり4日続落後、週末には小反発した。週末時点では先週高値を起点とした下落継続中との判定になるが、直近高値を上回り陽線が出現するようなら反発モードに入るキッカケになるため注意が必要です。




東京コーン週間展望
先週号では“豊作見通しで短期移動平均線を上回れず上値の重い展開が続いています。閑散商いの為、活気なく盛り上がりに欠ける展開が続いており、残念ながら流動性が高まってこないことには参加するには躊躇する市場になっています。がんばれコーン!”と掲載しておりましたが、残念ながら不出来の日もあり出来ても一本値と市場機能を果たしていない。引き続きがんばれコーン!です。




日経平均株価週間展望
先週号では“35849円を突破し7月高値からの下落幅に対して50%ラインを通過し61.8%戻り38121円水準に近いところまで回復。来週は38121円を突破できるか、ここらで抵抗を受けるのかを確かめる週となりそうです。”と掲載しておりましたが、上げ一服ながら下値も限定的で保合い症状となっています。今週のレンジを上に抜け出すのか、下に割り込んでくるのかが目先の課題となる。



為替週間展望
先週号では“短期移動平均線や一目均衡表の転換線など短期指標を上回り週後半の良好な米経済指標を受け149円台まで上伸。執筆時点で149.38円が今週高値となっており、この水準は7月高値からの下落幅に対して38.2%戻りの149.42円と近似値であり、戻りの急所となる可能性も否定できない。あと数時間で今週の上値がどこまであるかわかりませんが、今週高値を明確に上回るようなら一段高への期待が膨らむ状況。一方、今週高値突破失敗なら戻りの急所になる可能性がある。”と掲載しておりましたが、先週高値は結果的に戻りの急所となった模様。週末時点で長期平均線>中期平均線>短期平均線>価格の序列となっており最弱のステージにある。日米金融政策の方向性の違いがクローズアップされると、ドル売り・円買い優勢の展開になるため、日米金融当局の発言に注意を払いながらの対応。




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