週間展望 (バックナンバー)
貴金属週間展望
金は先週号では“141円まで進んだ円高の影響もあり10804円まで急落。週後半にかけて戻りはしたが短期平均線すら上回れず、7月31日高値からの下落幅に対して61.8%戻りと7月17日高値からの下落幅に対して38.2%戻りを達成しポイント地点までは戻った。問題はさらに上に駒を進めることができるのか?戻りの急所となって下落再開となるのか?が週末時点では微妙。週末高値を上回ることができるかが来週の課題。”と掲載しておりましたが、先週高値11863円は上回れていないものの週足ベースの中期移動平均線でサポートされ反発の兆しがある。先週安値10804円はさすがに行き過ぎた下げとなった感を強めており、11863円を上抜くようなら上昇再開と考えての対応へ。
白金は先週号では“下値のポイントを通過し大幅安となった。その後も戻りは限定的。7月31日高値からの下落幅に対して61.8%戻りは4561円、7月8日高値からの下落幅に対して38.2%戻りは4587円と近似値のためこの水準を上回れるのか?抵抗を受けるのかが本格転換できるかの分岐ラインと考えたい。”と掲載しておりましたが、15日に7月米小売売上高などが良好な数値になり米景気リスク後退。米連邦準備制度理事会(FRB)が急激な利下げを展開する必要性が薄れたとのことから、ドル買い・円売りが膨らみ149円台までドル高進行したことで4593円のポイント地点まで上伸。来週は更に上値を伸ばせるのか?戻りの急所となるかの分岐の週と考えられます。
東京ゴム週間展望
先週号では“他銘柄が大幅安を演じる週となる中、底堅く推移して先週高値を上回り回復歩調となっている。6月10日高値から引けるダウントレンドラインも上回ってきており戻りの時間帯に入ったと考えての対応が良いでしょう。”と掲載しておりましたが、派手さはないものの先週高値を上回り心地よい上昇が継続中との認識。上空には長期移動平均線や一目均衡表の雲の領域が待ち構えており突き抜けていく力があるのか、跳ね返されるのかを見定める週となりそうです。
東京原油週間展望
先週号では“3条件が整ったのは8月8日終了時点。ただ上空には短期平均線など抵抗帯が待ち構えているため慎重にならざるを得ませんが、さすがに目先出し切った感が漂い始めている中でチャレンジし甲斐のある場面。売られ過ぎた後の修正戻りを狙ってみるのも一考の価値あり。但しストップ設定は必修です。”と掲載しておましたが、7月高値からの下落幅に対して38.2%戻りをほぼ達成するまで上伸した。今週高値が戻りの急所になるのか、今週高値を上回って次の上値のターゲットと考えられる7月高値からの半値水準を目指すのかを確認する週となりそうです。
東京コーン週間展望
先週号では“大幅安の後、急反発して短期移動平均線で抵抗を受けている状況。各セッションで出来ないセッションもあるなど、前々から指摘している通り流動性の低下は継続しており売買が活況になることを期待したい。”と掲載しておりましたが、豊作見通しで短期移動平均線を上回れず上値の重い展開が続いています。閑散商いの為、活気なく盛り上がりに欠ける展開が続いており、残念ながら流動性が高まってこないことには参加するには躊躇する市場になっています。がんばれコーン!
日経平均株価週間展望
先週号では“史上最大の下げ幅を示した翌日には、史上最大の上げ幅を演じるなど大激震!その後も余震続きで上へ下へと荒っぽい動きの中、8月7日高値35849円が目先の強い抵抗になるのか、ここを上抜けて反発モードに入れるのかを探る週となりそうです。”と掲載しておりましたが、35849円を突破し7月高値からの下落幅に対して50%ラインを通過し61.8%戻り38121円水準に近いところまで回復。来週は38121円を突破できるか、ここらで抵抗を受けるのかを確かめる週となりそうです。
為替週間展望
先週号では“日米金融政策決定会合後は急落症状でしたが、落ちつきを取り戻しつつある。短期指標(短期移動平均線や一目均衡表の転換線など)を上回れていない状況で(執筆時点)、下落歩調継続中との判定になるが、短期指標を上回る様なら反発モード入りの可能性が出てくる。今週高値を上回って反発モードに入れるか、今週高値を上回れず戻りの急所になるかが来週の課題。”と掲載しておりましたが、短期移動平均線や一目均衡表の転換線など短期指標を上回り週後半の良好な米経済指標を受け149円台まで上伸。執筆時点で149.38円が今週高値となっており、この水準は7月高値からの下落幅に対して38.2%戻りの149.42円と近似値であり、戻りの急所となる可能性も否定できない。あと数時間で今週の上値がどこまであるかわかりませんが、今週高値を明確に上回るようなら一段高への期待が膨らむ状況。一方、今週高値突破失敗なら戻りの急所になる可能性がある。
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