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週間展望 (バックナンバー)

週間展望 8月9日号  

貴金属週間展望
金は先週号では“NY市場では早ければ来月の利下げ観測からから高値を更新し2500ドルと上回る動きとなりましたが、国内市場は円高の影響が強く上値の重い展開となっている。上値には短中長期移動平均線が抵抗帯として君臨しており、先月高値からの下落幅に対して自律反発水準12026円さえも上回れないため、先月高値を起点とした下落が継続中との認識。NY金よりも為替動向に注視した対応が求められる局面。”と掲載しておりましたが、141円まで進んだ円高の影響もあり10804円まで急落。週後半にかけて戻りはしたが短期平均線すら上回れず、7月31日高値からの下落幅に対して61.8%戻りと7月17日高値からの下落幅に対して38.2%戻りを達成しポイント地点までは戻った。問題はさらに上に駒を進めることができるのか?戻りの急所となって下落再開となるのか?が週末時点では微妙。週末高値を上回ることができるかが来週の課題。




白金は先週号では“4日間反発し短期指標の短期移動平均線や一目均衡表の転換線まで回復したが、戻りの急所となり週後半は軟調推移となった。これにより先週安値4588円と今週高値4828円が目先のテクニカルポイントとなったことで、どちらに抜け出すのかが次の方向を決定付けることになる模様。”と掲載しておりましたが、下値のポイントを通過し大幅安となった。その後も戻りは限定的。7月31日高値からの下落幅に対して61.8%戻りは4561円、7月8日高値からの下落幅に対して38.2%戻りは4587円と近似値のためこの水準を上回れるのか?抵抗を受けるのかが本格転換できるかの分岐ラインと考えたい。




東京ゴム週間展望
先週号では“先週高値を上回れず先週安値を割り込み引き続き下落歩調が継続していることを確認した。ただ日経平均の急落や円高進行の度合いからは下落ピッチは緩やかである。弱含み状態に変化はないが、今週高値を上回るなど転換へのきっかけを探る状況。”と掲載しておりましたが、他銘柄が大幅安を演じる週となる中、底堅く推移して先週高値を上回り回復歩調となっている。6月10日高値から引けるダウントレンドラインも上回ってきており戻りの時間帯に入ったと考えての対応が良いでしょう。




東京原油週間展望
先週号では“中国、米国の経済指標が弱気なため需要減少不安から一段安の展開。売られ過ぎ感はあるものの底入れモードにはならず安値更新が続いている。底入れ時に起こる現象としては、安値を更新せず、直近高値を上回り、陽線が出現するなどの3条件が整わない限り、値ごろ売買は禁物です。”と掲載しておましたが、3条件が整ったのは8月8日終了時点。ただ上空には短期平均線など抵抗帯が待ち構えているため慎重にならざるを得ませんが、さすがに目先出し切った感が漂い始めている中でチャレンジし甲斐のある場面。売られ過ぎた後の修正戻りを狙ってみるのも一考の価値あり。但しストップ設定は必修です。




東京コーン週間展望
先週号では“産地で良好な気象環境が続く中、年初来安値を更新するなど上値の重い展開となっているまた、週間輸出成約高が市場予想の範囲内に収まり、価格低下でも需要を喚起できていないこともネガティブ要因。国内市場は円高も加わり下げ幅を拡大中。売られ過ぎ感があるものの流動性低下で手を出しづらくなっています。”と掲載しておりましたが、大幅安の後、急反発して短期移動平均線で抵抗を受けている状況。各セッションで出来ないセッションもあるなど、前々から指摘している通り流動性の低下は継続しており売買が活況になることを期待したい。




日経平均株価週間展望
先週号では“週末までは下げ一服感があったものの、週末金曜日には景気減速への警戒からNYダウが500ドル近く下げたことを受け、日経平均は2000円超の大幅下落となり、昨年10月安値からの上昇幅に対して半値水準を割り込んだ。節目になりやすい水準まで一気に下落したことで、達成感が台頭するのか、さらに下値を掘り下げるのか?週明け早々のデータ推移に注目。”と掲載しておりましたが、史上最大の下げ幅を示した翌日には、史上最大の上げ幅を演じるなど大激震!その後も余震続きで上へ下へと荒っぽい動きの中、8月7日高値35849円が目先の強い抵抗になるのか、ここを上抜けて反発モードに入れるのかを探る週となりそうです。



為替週間展望
先週号では“日本銀行金融政策決定会合後に地合いが大きく変わった。今週の安値は昨年12月安値から先月高値までの上昇幅に対して61.8%ラインまで後退した。オシレータ系指標RSIは20.53まで後退し売られ過ぎ感が台頭する中、頃合いいい水準まで下落したことで下げ一服となっても不思議はないが、さらに安値更新するようなら76.4%ダウン145.36円がターゲットになる。”と掲載しておりましたが、日米金融政策決定会合後は急落症状でしたが、落ちつきを取り戻しつつある。短期指標(短期移動平均線や一目均衡表の転換線など)を上回れていない状況で(執筆時点)、下落歩調継続中との判定になるが、短期指標を上回る様なら反発モード入りの可能性が出てくる。今週高値を上回って反発モードに入れるか、今週高値を上回れず戻りの急所になるかが来週の課題。




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