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週間展望 (バックナンバー)

週間展望 8月2日号  

貴金属週間展望
金は先週号では“今週早々から続落して調整局面入りとなり圧巻の下落となりました。ここ数年内では7~800円程度の調整が幾度かありましたが、調整値幅としては最大となり今までとは違うシチュエーションになってくる可能性も頭に入れながらの対応。上昇神話に縛られず柔軟な対応が求められる状況。”と掲載しておりましたが、NY市場では早ければ来月の利下げ観測からから高値を更新し2500ドルと上回る動きとなりましたが、国内市場は円高の影響が強く上値の重い展開となっている。上値には短中長期移動平均線が抵抗帯として君臨しており、先月高値からの下落幅に対して自律反発水準12026円さえも上回れないため、先月高値を起点とした下落が継続中との認識。NY金よりも為替動向に注視した対応が求められる局面。




白金は先週号では“下げに下げ先週末比で最大337円安迄後退したが、底打ちのための3条件はまだ見られない。さすがにオシレータ系指標は売られ過ぎ感が台頭してきたことで自律反発がいつ入っても不思議はない。戻りの力が強いのか?弱いのか?で売り継続か、転換となるかを探る週となる。”と掲載しておりましたが、4日間反発し短期指標の短期移動平均線や一目均衡表の転換線まで回復したが、戻りの急所となり週後半は軟調推移となった。これにより先週安値4588円と今週高値4828円が目先のテクニカルポイントとなったことで、どちらに抜け出すのかが次の方向を決定付けることになる模様。




東京ゴム週間展望
先週号では“結果的には先週安値を割り込んで上値の重い展開が続いている。但し、先週安値を割り込んだが走らず下げに拍車がかかる展開にはなっていない。6月高値を起点とした下落歩調に変化はないものの下げ渋りがみられる状況の中、流れが継続するのか、反発に向かうのかを探る状況。今週高値を上回る様なら転換と考えての対応。”と掲載しておりましたが、先週高値を上回れず先週安値を割り込み引き続き下落歩調が継続していることを確認した。ただ日経平均の急落や円高進行の度合いからは下落ピッチは緩やかである。弱含み状態に変化はないが、今週高値を上回るなど転換へのきっかけを探る状況。




東京原油週間展望
先週号では“一段安となり大きな下げを見せた。先月安値にほぼ面合わせし、週末には強気の抱き線出現で反騰の狼煙を上げた格好。今月の下落幅は11000円超となり下げに下げた相場だけに自律反発の時間帯に入れるかが来週の課題となる。”と掲載しておましたが、中国、米国の経済指標が弱気なため需要減少不安から一段安の展開。売られ過ぎ感はあるものの底入れモードにはならず安値更新が続いている。底入れ時に起こる現象としては、安値を更新せず、直近高値を上回り、陽線が出現するなどの3条件が整わない限り、値ごろ売買は禁物です。




東京コーン週間展望
先週号では“今月安値を割り込んだものの動意薄で活気がない。海外市場では理想的な気象環境が続いていた産地で、ホット・アンド・ドライのリスクが浮上し安値から戻る展開となっているが国内市場は動じずの状況。市場として機能しておらず活気が出てこないことには手が出しづらい状況。”と掲載しておりましたが、産地で良好な気象環境が続く中、年初来安値を更新するなど上値の重い展開となっているまた、週間輸出成約高が市場予想の範囲内に収まり、価格低下でも需要を喚起できていないこともネガティブ要因。国内市場は円高も加わり下げ幅を拡大中。売られ過ぎ感があるものの流動性低下で手を出しづらくなっています。




日経平均株価週間展望
先週号では“アッサリ下割れして大幅安に発展した。7月11日高値までの上昇の起点である6月安値まで後退したことで、下げ一服感が台頭するのか、さらに安値を掘り下げていくのかを見極める週となる。”と掲載しておりましたが、週末までは下げ一服感があったものの、週末金曜日には景気減速への警戒からNYダウが500ドル近く下げたことを受け、日経平均は2000円超の大幅下落となり、昨年10月安値からの上昇幅に対して半値水準を割り込んだ。節目になりやすい水準まで一気に下落したことで、達成感が台頭するのか、さらに下値を掘り下げるのか?週明け早々のデータ推移に注目。



為替週間展望
先週号では“7月30〜31日の日銀の金融政策決定会合を前に、国内の政治家から日銀に追加利上げを求める発言が相次ぎ、日米金利差の縮小が意識され一気に151円台まで進行。5月に付けた151.85円に対して151.93円と面合わせとなり、下げ一服感が台頭するのか、アッサリ割り込むのかを確認する週となる模様。また今週安値は昨年12月安値からの上昇幅に対して半値水準ちょい上でもあり注目すべき値位置でもあります。”と掲載しておりましたが、日本銀行金融政策決定会合後に地合いが大きく変わった。今週の安値は昨年12月安値から先月高値までの上昇幅に対して61.8%ラインまで後退した。オシレータ系指標RSIは20.53まで後退し売られ過ぎ感が台頭する中、頃合いいい水準まで下落したことで下げ一服となっても不思議はないが、さらに安値更新するようなら76.4%ダウン145.36円がターゲットになる。




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