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週間展望 (バックナンバー)

週間展望 5月24日号  

貴金属週間展望
金は先週号では“今週は高値11948-安値11730円の200円幅強と比較的小さい値幅で右肩上がりで終了。4月消費者物価指数と4月小売売上高が利下げを支持する内容になったと評価され、米金利低下・ドル安でNY金相場は上伸。しかし、週末にはNY連銀ウィリアムズ総裁らが利下げに慎重な発言を行ったことで、短期筋の利食い売りが優勢になる場面もあり、一時の騰勢力はない。最高値を早々に上回る展開となるのか、右肩上がりの短中期平均線を割り込んで上げ一服感が漂う展開となるのか見極める時間帯。”と掲載しておりましたが、週明け早々高値を大幅に更新したものの、堅調な米経済指標を受けて米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測が後退したことが圧迫要因となり週後半には上げ幅以上の下落となり上げ一服感が漂っている。国内市場は一気に中期移動平均線まで後退し、来週は下げ一服感がどの水準で現れるのかを探る週となりそうです。




白金は先週号では“4957円をアッサリ上回り強い相場となっている。連騰続きでオシレータ系指標RSIは80ポイント越えと直近数年間では最高値を示し過熱感が半端ない状態にあるものの、上げ一服感はまだない。資源大手の英アングロ・アメリカンは、プラチナ事業やダイヤモンド事業を分離すると発表。同社には4月以降、オーストラリア同業のBHPグループが買収提案をしているが、アングロは拒否している。不採算事業を抱えるアングロには単独で生き残れる事業戦略を示すよう、投資家らからの圧力が強まっている。買収を通じて事業の強化を狙うBHPはアングロに対し、プラチナ事業や南アフリカの鉄鉱石事業の分離を求めている。この行方も気になるところではありますが、ひとまず上げ一服感が台頭するのか、あれよあれよと高値を更新し続ける展開になるかに注目。”と掲載しておりましたが、週明けには高値を更新し5482円まで上伸しましたが、週後半にかけて上げ幅を削り短期平均線を割り込んで週を終えました。4月26日安値からの上昇幅に対して自律調整は5106円。かなり近いところまで後退し、この水準で下げ一服感が台頭してくるのか、通過して上昇幅に対して半値の4991円界隈を狙いに行く足取りになるかを見極める週となりそうです。




東京ゴム週間展望
先週号では“4月30日高値を上回ったことで上昇トレンドに転換となった。大きな流れは昨年12月安値から今年3月まで上伸した値幅の半値押しで下げ一服。4月30日高値を上回ったことで上昇再開の展開が想定され、3月高値にどこまで接近できるのか、もしくは突破する力があるのかが試される時間帯に入ったと考えられる。3月高値からの下落幅に対して38.2%戻りはほぼ達成。50%戻りは331円台、61.8%戻りは339円台となり、このまま戻った場合の目途となる価格帯と考えて対応。”と掲載しておりましたが、3月高値からの下落幅に対して50%戻りを通過し次の上値ターゲットを目指している足取りに思えます。短期平均線を割り込んで今週安値322.2円を割り込まない限り先月安値を起点とした上昇が継続していると考えて挑みたい。




東京原油週間展望
先週号では“中東の地政学リスクのピークアウトが上値を圧迫している、一方、需給要因の買いが膨らみ始める局面になりつつある。上値は重いものの下値も堅く、先週以降保合い症状となっており次の動きに向けた時間待ちの状態。抜け出した方へ均衡状態が傾くと考えての対応。”と掲載しておましたが、週の初めにここ最近のレンジを上放れしたものの中期移動平均線に上値を押さえられ、週末には今週の安値を更新した。大きな流れを見れば昨年12月安値を起点とした上昇が一服し、先月高値を起点とした下落が継続するのか、下げ一服から上昇再開となるのかの踊り場にいる状態。次の方向性を決定づける展開を待つ状態。




東京コーン週間展望
先週号では“先週高値を上回り43250円まで上伸したが、週後半には上昇以上の下落となり、今週高値が目先出し切った高値になった感がある。調整がどこまで入るかを見守る週となりそうです。3月安値からの上昇幅に対して38.2%ダウンは40730円、半値押しは39960円がターゲットと考えておきたい。”と掲載しておりましたが、シカゴ市場は底堅い動きとなっており、国内市場も下げはしないものの人気離散で動かない状態となっており活気づくのを待つしかない。




日経平均株価週間展望
先週号では“僅かではありますが先週高値を上回ったことで上昇継続中と判定される。次の上値の課題は最上位に位置する長期平均線を上回れるか、上回れないかということになる。現水準は3月高値からの下落幅に対してちょうど半値水準でもあり、先月安値以降の上昇は、年始以降の上昇ピッチとは明らかに違うペースです。要は4月高値からの下落に対する戻りの範疇と考えられ、戻りの急所がどこになるのかを確認する時間帯。”と掲載しておりましたが、週初めに今月高値を更新したものの、その後は上値重く週末には今週安値を更新するなど続伸・続落が続かず強さがない状況。先月安値を起点としたアプトレンドラインを微妙に割り込んできており、週明け早々にアップトレンドラインを回復しきれないようなら調整色を強める可能性が出てくる。その場合4月安値36733円を目指す可能性があります。



為替週間展望
先週号では“先月高値からの下落幅に対して61.8%戻りにやや足りない156.78円まで上伸。その2日後には153.59円まで急落。ただ、今週の急落は続かず、155円台を回復する反発になった。4月消費者物価指数と4月小売売上高を受けて、マーケットは米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ期待を織り込む動きを強めましたが、複数の当局者が慎重な発言をした事で流れにブレーキをかけています。早い展開となっていますが節目は今週の高値156.78円と安値153.59円となっており、どちらに抜けだすのかが課題となる。”と掲載しておりましたが、先週高値を上回ったものの上げ幅は小さく躍動感がない状態。来週も各種経済指標の結果次第で米利下げ観測を織り込む動きが強まるのか、遠のく動きが強まるのかがポイントになる。介入警戒すべき水準まですでにきており上値は限定的かもしれない。大きく動くキッカケ待ちの状態。




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