週間展望 (バックナンバー)
貴金属週間展望
金は先週号では“14426円をアッサリ割り込み昨年12月安値からの上昇幅に対して半値押し13970円に急接近の13985円まで後退し反発した。米大統領の相互関税の政策に振り回される展開となっていますが、今週安値は長期移動平均線で概ねサポートされ反発に転じる気配がある。NY市場は高値を更新しているが、142円台まで円高が進行し、円高進行が止まらないようなら国内市場は上昇の足かせになる可能性がある。中長期的には今月レンジ15253-13985円がテクニカルポイントとなっているためどちらに抜け出すのかが課題となる。”と掲載しておりましたが、円高進行に伴いNYゴールドが最高値を更新し国内市場も最高値を更新した。安全資産への資金逃避先としての受け皿になっている状況に変化なく下値は限定的とみる。上値の目先のターゲットとしては3月11日→4月1日→4月9日から計算されるN計算値15565円や4月1日→4月9日下げ幅の1.382倍の15738円などが目先考えられる。いずれにせよ4月9日安値を起点とした上昇状態にあり、次のトップを付ける時間帯との認識。
白金は先週号では“米大統領の相互関税の政策により4071円まで安値を付けたあと下げ一服感はあるものの、反発力は鈍い。週末にかけてミニ保合症状となっており、今週レンジの4374-4071円から抜け出す方向に付いていくのが定石と思われます。”と掲載しておりましたが、週初めに短期平均線を上回り、先週記載の先週レンジ上限を上回り4月7日安値を起点とした上昇に転じたと判定できる。先月高値からの下落幅に対して38.2%戻りを通過し50%戻りは4404円、61.8%戻りは4482円が計算されますが目先のトップがどこなのかを探る時間帯との認識。
東京ゴム週間展望
先週号では“N計算値315.2円をも一気に通過し281円まで後退し下げ一服となっています。ただ浮上力なく底打ち感はまだない。米トランプ大統領の関税政策が経済に与える影響は大きく、米株式市場の動向の左右される展開が続くと思われます。少なくとも短期指標(短期平均線9日や転換線)を上回らない限り底打ち確認とは言えない状況。”と掲載しておりましたが、上値の抵抗帯と考えてい右肩下がりの短期移動平均線(9日)が抵抗となり、上値の重い展開となっています。先週以降は概ね280-300円でのレンジ形成となっておりこのレンジから抜け出す方に付いて行くのが定石と考えたい。
東京原油週間展望
先週号では“相互関税の一部は停止されましたが、米中対立は激化しており、景気悪化懸念は払拭されていない。大幅下落になったが反発力はなく短期指標(短期平均線や転換線など)を上回らない限り反発の兆しは現れないため、短期指標を上回る力があるのかが試される場面。”と掲載しておりましたが、17日に短期平均線・転換線など短期指標を上回ったことで、再度短期指標を下回らない限り戻りの時間帯に入ったと考えての対応が良いでしょう。
日経平均株価週間展望
先週号では“米中貿易摩擦の激化する中、大幅安となり、30792円まで後退したあと反発しましたが、戻り高値は3月26日高値からの下落幅に対して半値戻りで戻り一服となっています。今週安値30792円が目先底と確認するには、今週高値を上回ることが必要であり、再浮上できるかが課題となる。”と掲載しておりましたが、週高値を上回ったことで戻りの時間帯に入った感がある。短期指標を割り込まないようなら戻りの時間帯に入ったと考えての対応。
為替週間展望
先週号では“今週高値は短期指標止まりとなっており、短期指標が上値の抵抗となっています。紆余曲折がありながらも米中の貿易戦争激化への懸念から週末には142円台まで円高が進行し、1月10日高値→2月7日安値→2月12日高値から算出されるE計算値は142.97 円を達成した。さらに円高進行した場合の目途としては昨年9月安値139.56円があります。目先の安値がどこなのかを探る時間帯。”と掲載しておりましたが、141.60円までドル安が進行し反発の兆しはまだない。「米国売り」への懸念が払しょくされず、ドル円相場は上値の重さが続くと考えておきたい。
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