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週間展望 (バックナンバー)

週間展望 4月5日号  

貴金属週間展望
金は先週号では“22・25日と2日続落したものの下げ幅は限定的で上昇再開の様相を呈している中で週末に高値を更新した。21日以降取組高は増加しており、これが意味するものは①新たな新規参加者が増えているのか、②現在取引中の方々がポジションを増やしているのかの2通りが考えられる。前者①の場合、高値を更新すれば、取組高は一段と増加し上昇に拍車がかかるかの可能性があるとみる。②の場合、売り方で辛抱した方がここにきて両建ての買いポジションを増やしていると考えられ高値更新しても取組は大きくは増えないのではないか。週末に高値更新しましたが取組高の増減は週明けでしか分からないため週明けの取組高の推移に注目したい。”と掲載しておりましたが、先週末(3月29日)の取組高は減少し、今週に入り漸増状態にあります。数値的には僅かであり判定するにはもう少し推移を見たい。今週も連日の史上最高値更新が続き、週末に反落したが、今のところは下げ幅限定的。ただ、天井形成時に起こる3つの条件、高値更新できずに、直近安値を割り込み、陰線出現の情感は満たしており、転換の初期シグナルは点灯。確かな足取りになるなら続落し先週(3/18~22)の値幅の半値以上押し戻される様なら(10740円以下)、“ついに来たか”と思える。そこまで後退できないようなら下げは限定的との見方が広がるのではないかと考えたい。




白金は先週号では“昨夏以降のレンジ上限に迫る4498円まで上伸したあと、今月安値を起点としたアップラインを割り込んだものの、今月の上昇幅に対して61.8%ダウン水準で、中長期移動平均線でサポートされ切り返しを見せるなど早い展開となっている。結局のところは昨夏以降の4500-4100円のレンジでの推移が継続している状況。この状況が続く模様です。”と掲載しておりましたが、先週のレンジを上回れず一段と狭いレンジの中で少し上がれば売られ、少し下がれば買われる展開。陽線→陽線→陽線、陰線→陰線→陰線など3本連なることがほとんどなく方向がない状態。大きなキッカケがなければ現在のレンジの中で細かく売買するか、動きが出るのを待つしかない。




東京ゴム週間展望
先週号では“18日に364円まで上伸した後は上げ一服となっており、週末には20円超の下落となり短期移動平均線を割り込んできた。また先週の週足ベースの大陽線の半値以上押し戻されてきたことで今週高値が目先ピークになる可能性が出てきた。続落するようなら調整色を強めることになる。一方、短期平均線を即回復するようなら再度高値チャレンジの展開が想定されます。”と掲載しておりましたが、314.4円まで後退した。この価格水準は2月安値からの上昇幅に対して半値水準であり、昨年12月安値からの上昇幅に対して38.2%ダウン水準でもあり、中期移動平均線(26日)にタッチでもありポイントになる可能性がある。上空に控える短期平均線を上回るようなら上昇再開の兆しと考えられ、今週安値を明確に割り込むようなら次の下値のターゲットを目指すことになる。




東京原油週間展望
先週号では“NY市場では83.85ドルまで上伸したあと上昇一服となっていますが、これは上値の抵抗帯を突破して価格が上昇したあとに、今までの上値抵抗帯だった80ドル付近まで価格が下がる現象、いわゆる「プルバック」といわれる状態と考えられ、再上昇が確認されれば買いエントリーすべき条件が整うと考えたい。”と掲載しておましたが、NY市場は下げ一服感があるものの戻りは限定的で保合い症状になっています。国内市場は乖離があった短期平均線との距離が縮まり短期平均線タッチから上昇再開となるのか、短期平均線を割り込むのかの分岐ポイントでしたが、週末には上に抜けた感を強めており今月安値からの上昇から高保合い症状から上昇再開で上値目指す展開へ。上値のターゲットとしては昨年12月8日安値64480円→1月29日高値74300円→2月5日安値68790円から計算できるN計算値は78610円、V計算値は79810円が算出されます。




東京コーン週間展望
先週号では“価格的には大幅上伸となりイメージ通りの展開となっていますが、取組高は増えず、出来高も盛り上がらずで、動きは出てきたが盛り上がりには欠ける状況。一先ず上値を目指して動き出した状況であり、素直についていきたい。市場参加者が増えてマーケットとしても盛り上がりを期待したい。”と掲載しておりましたが、40500円まで上伸した後に反落。この値位置は昨年6月高値からの下落幅に対して38.2%戻り達成水準であり、ポイント地点で上げ一服となった。その後39020円まで後退しましたが、この水準は今月安値からの上昇幅に対して38.2%ダウンであり、短期平均線にほぼタッチしてからの反発となっています。不人気ながらテクニカルポイントで上げ一服、および、下げ一服となっており人気か出てほしい銘柄なのだか・・・・!?




日経平均株価週間展望
先週号では“19日の日銀の金融政策決定会合のマイナス金利の解除を見越した買いが膨らみ、週明け早々から大幅上伸となり、想定していた短期平均線と中期平均線とのデットクロスとはならず、中期平均線タッチからの上昇再開で高値更新する展開となった。これによりオシレータ系指標との逆行現象が現れ逆張り派の方にとってはエントリーのお膳立てが整いつつある様に思う。ただ迂闊には売れない。過熱感があるから、さらに高値を更新したから売るというのは避けたい。少なくとも反落が確認できてからのエントリーと考えたい。”と掲載しておりましたが、28日終値で短期平均線を割り込んできたことで一段安となるようなら短期的に調整色を強める可能性が出てくる。ただこの上昇過程では概ね中期平均線がサポート帯として機能しており本格調整となるためには中期平均線を割り込む必要がある。短期平均線で押し目完了からの上昇再開となるのか、中期平均線まで後退して押し目形成となるのか、中期平均線を割り込んで調整局面に入るのかいずれかの道をたどることだと思います。



為替週間展望
先週号では“イベント通過でドル高・円安歩調となり昨年11月高値151.90円に肉薄するまで接近。日本銀行はマイナス金利を解除しましたが、現状では追加利上げが見通せない状況と思われる。まだ追加利上げ余地は残されていますが、対応を急ぐような状況ではない。米国の利下げ観測が米金利低下・ドル安を促しています。ただし、1・2月の米インフレ指標は強く、日米金利差が急激に縮小するような環境にはなっておらず、日米金融政策に関する新たな材料待ち。”と掲載しておりましたが、2022年の151.94円を上回って34年ぶりの高値となりましたが、152円を超えると日本当局が介入に踏み切るリスクが高く、一気に上値を試す展開にはなっていません。152円を上抜くと一気に155円水準に迫る可能性もある一方で、これ以上高値更新はできずに140円台後半まで急反落する可能性も混在しており、膠着状態となっています。キッカケ待ちの状態。




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