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週間展望 (バックナンバー)

週間展望 2月16日号  

貴金属週間展望
金は先週号では“年初来高値を更新して上昇が継続していることを確認した。ただ強いトレンドではないため陽線が連なる状態にはならず緩やかな上昇が継続しているとの認識。すでにポジションを保有している方はどうなれば追加で買おうか?か、どこまで上がれば売ろうかと思案中のことだと思いますが、上昇が継続している限りは持ちっぱなしで宜しいと思います。ではどうなれば上昇が終わりと判断するかについては色々と考え方があると思いますが、基本は“ある地点を割り込んできたら”ということになる。ある地点をどこに設定するかも人それぞれだが、見えているところでいうと今月安値9580円や1月25日安値9522円が考えられます。あの10000円オーバ-の日以来の終値での高値になっており売り方は苦しい展開を強いられている。売り方が万歳(踏み上げ相場)するような展開になるなら目先ピークをつける時期が早まる可能性がある。一方、踏み上げ相場にならないなら息の長い展開が想定される。”と掲載しておりましたが、踏み上げ相場には発展しておらず、3日続落して中期移動平均線や一目均衡表の雲の上限線まで後退した後、週末に反発を見せ上昇再開の様相を呈している。海外チャート面では2000ドル割れがいい押し目となるのかはまだ確認作業が必要ながら、今週安値を維持するようなら底堅い展開に期待がかかる。12月安値からの上昇途中の小休止の時間帯との認識です。




白金は先週号では“今週は短・中・長期移動平均線に上値を押さえられ週後半には4280円を割り込み上値は重いとの印象が強い。昨夏以降の4100-4500円の仲値に位置してどちらに動いても不思議はないが、上値の抵抗帯となっている3本の平均線(9・26・52日平均線)を突破できない限り上値はない。”と掲載しておりましたが、下値堅い動きの中、週末には3本の移動平均線を上回り4300円を挟んだレンジから、ややコアレンジを切り上げる様相を見せている。ただ大きな流れは昨夏以降の4100-4500円のレンジの中での議論であり、一波動が小さくなっているため高値ブレイク・安値ブレイクでポジションを持とうとすれば取れる値幅が小さいという環境下であり、レンジ内の上限近辺を売り、下限近辺を買う売買に徹した方が良さそうです。




東京ゴム週間展望
先週号では“6日に短期平均線を割り込み7日に続落して1月25日高値と2月5日高値の安値を割り込みミニダブルトップ完成形となりシグナルが点灯したと考え売りスタート。一般的に考えるとリスクラインは2月5日高値290.7円ですが、3月.4月の陰線確立の高さから290.7円以上にストップを置くのではなく少しじっくり見てみたいと思います。”と掲載しておりましたが、下値は中期平均線止まりで再上昇してきた。ゴムの特徴として3月・4月は陰線確立が高く、先週も掲載した通りチャート上のリスクラインは290.7円で、週末には上回ることとなりました。これによりオシレータ系指標との逆行現象(価格は高いがオシレータ系指標は前回を上回れていない状況)が現れ逆張りで挑むにはお膳立てが整いつつある。陰線確立の高い来月まで持ち続けるとの考えで中期ビジョンで見てきたい。




東京原油週間展望
先週号では“一段安となり12月安値からの下落幅に対して61.8%ダウンまで後退し下げ一服。6日のブログでは“61.8%水準で下げ一服したことと、2月の原油の上昇確率の高さから前日高値を上回る様なら買い方針に転換”と記載しましたが、7日夜間セッションで6日高値を上回ったことで買い方針に転換。2月の陽線確率は77%と年間最高となっており中期ビジョンで見ていきたい。”と掲載しておましたが、1月高値にあと50円まで接近するもアッサリ突破にはいたらなかったものの下値は限定的で短期平均線すら割り込まない状況。今月安値を割り込むような展開になるなら話は別ですが、昨年12月安値からの上昇が継続していると考えてスタンス継続。




東京コーン週間展望
先週号では“大きく上がらず大きく下げず保合い症状が続いている。上空に控える右肩下がりの長期平均線を突破できるのか、下空に位置するほぼ水平飛行の中期平均線を割り込んでくるのかが注目されます。”と掲載しておりましたが、躍動感がない状態のままヨコヨコ相場が続いています。引き続き右肩下がりの長期平均線を突破する力があるのか、右肩上がりになってきた中期移動平均線を割り込んで上値は重いとの烙印を押されるのかの決定打待ち。




日経平均株価週間展望
先週号では“続伸して高値更新した。侮れない相場状況となっており迂闊には売れない状況。ただRSIと価格の関係は、RSIの数値は先月高値より高い数値になっていないが、価格は先月高値を上回っており、いわゆる逆行現象が現れています。逆行現象は一般的に直前までの値動きのトレンドが続かずに相場の調整を示唆するサインと教えられていますが果たして・・・!?”と掲載しておりましたが、あれよあれよと上伸しバブル期の最高値38915.87円にほぼ面合わせするまで上伸。衰えを見せない。さすがに買われ過ぎ感が台頭しつつあり相場を冷やす場面がいつ入っても不思議はないが、まだピークの兆候はない。流れに逆らうべからずの状況。



為替週間展望
先週号では“深押しせず切り返して先月高値を上回った。日本銀行の内田副総裁は、マイナス金利解除後について、「どんどん利上げをしていくようなパスは考えにくく、緩和的な金融環境を維持していく」と表明。3月か4月のマイナス金利解除が確実視されていますが、そこからの断続的な利上げサイクル入りを想定していないことを確認。インフレ率が再び低下するリスクもあり、あくまでも緩和的な政策スタンスが維持されることになる。マイナス金利解除は久しぶりの円高材料になるが、単発の利上げに留まるのであれば、金利環境や円相場環境に与える影響は限定されよう。”と掲載しておりましたが、150.88円までドル高進行したが、150円台では上値の重さを見せている。日本当局の介入に対する警戒感もあり、短期筋の利食い売りが入りやすくなっていると思われる。一方、米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げ観測が高まらない中で、ドル円相場が大きく値を崩していく環境ではない。下げても148円台が下値目途になるのではないかと考える。150円台が定着するようなら、介入が行われる水準と思われる151~152円を試す展開が想定される




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