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週間展望 (バックナンバー)

週間展望 1月26日号  

貴金属週間展望
金は先週号では“長期移動平均線はあっさり突破し一目均衡表の基準線も上回り雲の上限線との攻防中となっています。12月14日安値を起点とした上昇が1カ月以上続く状態ですが、オシレータ系指標は60ポイント台で過熱感はなく上げ余地はまだあると考えたい。ただし、今週上回った抵抗帯を再度割り込むようなら注意が必要です。”と掲載しておりましたが、9701円まで上値を伸ばしたが、25日に短期移動平均線や、一目均衡表の転換線やボリンジャーバンドの+1σバンドなど短期指標を割り込んだ。ただ12月安値からの上昇幅に対して38.2%ダウンに届かず反発したことで押し目形成と考えて対応したい。ただし25日安値9522円を割り込むようなら調整色を強めることになる。




白金は先週号では“週末にはパキスタンのイラン攻撃を受けて中東の緊張が高まったことで急反発を見せた。これにより年始の高値からの下落幅に対して38.2%戻りを通過し半値戻り近くまで一気に回復。ただ米新規失業保険申請件数の減少を受けて米国債の利回りが上昇したことが上値を抑える要因となった。米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測が後退すると、買い一巡後の戻りを売られる可能性がある。今週の高値を明確に上抜くことが出来るかがカギとなる。”と掲載しておりましたが、先週高値を上回り年始の高値からの下落に対して半値戻りを達成したあとそれ以上駒を進めることができずにミニ保合い症状。一目均衡表でも転換線と基準線に挟まれ売り方・買い方がっぷり四つに組んだ状態でしたが、週末には下放れとなり売り方に軍配が上がった。ただ先週安値4206円を割り込む展開になるのか、維持する展開になるのか微妙。割り込むなら今から売って妙味あり。割り込まと考えるなら待つも一考。




東京ゴム週間展望
先週号では“低調な中国経済指標、中国株の急落など上海ゴム相場を取り巻く環境は悪化しているものの下値は限定的。産地相場が堅調に推移していることで、消費地相場も売り込みづらい環境となっている。国内市場は連日の前日高値更新の足取りで順調な上伸を見せている。ただ先週の上昇ピッチに比べれば緩やかな上伸となってきており、昨秋の高値276.9円と275.6円と今回で3点天井を形成するのか、突き抜けて大相場に発展していくのかが来週の課題となる。”と掲載しておりましたが、昨秋の高値276.9円をアッサリ突破し上昇に弾みがついてきた。ただオシレータ系指標RSIは80ポイントを付け過熱感があり、ここから買うにも勇気がいる。どこまで上値を伸ばせるのかの相場になっており天井を見定める最終局面に近い状況。ちなみに昨年9月にはRSIは88ポイント越えまでありましたので逆張り狙いも一考のシチュエーションが整いつつありますが、転換シグナルはまだ出ていません。天井はある日突然やってきますがピンポイントで特定するのは難しく、下がり始めてから乗車すると考えた方が良さそうです。




東京原油週間展望
先週号では“中東情勢の不透明感が強まっている。70000円の上限の扉をトントンと叩いてはいるものの、こじ開けるには至っていない。世界経済の減速傾向が強まる一方、非石油輸出国機構(OPEC)の増産圧力の強さから、需給緩和リスクがあり上に向抜けず、下にも割り込まずの状態がしばらく続く可能性が高いとみる。”と掲載しておりましたが、今週ついに上値抵抗の70000円を突破し、長期移動平均線も上回り、新たなコアレンジ形成に向けた足取りとなっている。70000円の先週までの上値抵抗は今週以降下値サポートに変わったと考えて狙っていける状況と思います。




東京コーン週間展望
先週号では“先週のレンジを拡大できず小動きにとどまっている。先週の米農務省(USDA)統計発表も安値修正にはならなかった。更に南米産の供給不安後退で、米国産の輸出鈍化も警戒されている。19日の輸出成約高が低調な数値になると、更に地合が悪化する可能性は否定できない。ただ、売られ過ぎ感から自律反発的な動きも見られ、下値も限定的と考えられ、大きく動き出すきっかけを待つしかない。”と掲載しておりましたが、夜間セッションで不出来の日もあり閑散商いの中、狭いレンジの保合い症状が続きました。週中に突如上放れして新たなコアレンジ形成に向けた足取りとなっている。荒々しさはないものの緩やかな上昇基調を形成することに期待がかかります。




日経平均株価週間展望
先週号では“押しらしい押しもなく年初来高値を更新した。オシレータ系指標RSIは週中には70ポイント割れを通過したあと再び70ポイントオーバーと過熱感はあるものの下げない展開となっている。天井形成時におこる3つの現象、①高値を更新しない②直近安値を割り込む③陰線が出現する。この3条件が整い続落するようなら目先ピークアウトの可能性が出てくる。逆を言えばこの3条件が出現しない限り、上昇継続と考えての対応となる。”と掲載しておりましたが、24日に①高値更新せず、②直近安値を割り込み、③陰線が出現して3条件が整い転換初期シグナルが点灯。短期平均線(9日)とその下にある中期平均線(26日)の乖離があることで、値幅が期待できる調整を強める可能性がある。



為替週間展望
先週号では“61.8%戻りの147.45円をあっさり突破した。米国の利下げ織り込みの過熱感を修正する動きが続いています。30~31日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催を控えて、3月利下げは時期尚早とみる向きが多い。また来週の日銀金融政策会合を控えて大きく動きづらい時期でもある。米金利上昇圧力が続いていることが下値をサポートしており、このまま149円台乗せの可能性は十分にあると考えたい。”と掲載しておりましたが、今週は上げ一服ながら下値も限定的だった。注目は来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)ですが、早期利下げはないが、利下げに向けての環境が整いつつあることは容認すると思われる。FOMCで米金利低下が見送られるとコアレンジを149~150円に上昇する可能性がある。




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