【GOLD】月足ベースでいよいよ割れてきた(2026.6.9)デイリーマーケットレビュー
最終更新日: 2026-06-09
ページ制作日: 2026-06-09

「最強王図鑑」を知ってますか?
書店に行けば必ずと言っていいほど目立つ場所に置かれ、小学生の心を鷲掴みにしている『最強王図鑑』シリーズ。
なぜこれほどまでに社会現象とも言える大ヒットを記録しているのでしょうか。その理由は、単なる動物図鑑を超えた「エンターテインメントとしての完成度」にあります。
このシリーズがなぜここまで売れているのか、その秘密を紐解いてみましょう。
1. 「シミュレーション」という名の知的遊戯
かつての子どもたちも「ライオンとトラはどっちが強いか?」と想像を巡らせたものですが、『最強王図鑑』はこの「永遠の問い」を徹底的に可視化しました。
単なる生態解説ではなく、独自のパラメータ(攻撃力、防御力、スピードなど)を設定し、架空のトーナメント戦を行うという「バトルシミュレーション」の形式をとったことが最大の勝因です。
子どもたちは図鑑を読みながら、脳内で熱いバトルを展開し、自分だけの最強ランキングを作り上げるという「没入型の楽しみ」を体験しています。
2. 「リアリティ」と「ファンタジー」の絶妙な融合
このシリーズの優れた点は、実在の生物を扱う際に、科学的な根拠やその生物の特性をベースにしつつも、「もしも」の世界を全力で構築している点です。
生物学への入り口
本格的なデータに基づいた記述が「知的好奇心」を満たし、図鑑としての信頼性を担保しています。
創造性を刺激する
架空のクリーチャーや歴史上の英雄を登場させることで、子どもたちの想像力を刺激し、「ゲーム性」をプラスしました。
この「ガチ感」と「お遊び感」のバランスが、親にとっても「勉強になる」という安心感を与え、子どもにとっては「面白い漫画やゲーム」のようなワクワク感を提供しています。
3. メディアミックスによる「体験の拡張」
『最強王図鑑』は書籍にとどまりません。映像化、アプリ、カードゲーム、さらには体験型イベントなど、多角的な展開により「最強王ワールド」が日常の中に浸透しています。
YouTubeなどでバトルシーンが動画化されることで、活字に馴染みのない子どもたちでも入り込みやすく、一度ファンになると関連グッズや次なる図鑑を追いかけるという「コレクション欲」を巧みに刺激する構造ができあがっています。
4. 共通言語としての機能
小学校の教室では、この図鑑が「共通言語」として機能しています。「どのキャラクターが最強か」という議論は、子どもたちにとっての熱いコミュニケーションツールです。
友だちと同じ図鑑を持ち、同じ土俵で熱く語り合える体験こそが、このシリーズをさらに加速させる強力なエンジンとなっています。
『最強王図鑑』は、子どもたちの「強いものへの憧れ」という本能的な欲求を、圧倒的なビジュアルと論理的なバトル形式で具現化しました。
学びと遊びの境界線を消し去ったその戦略は、現代の子どもたちが求める「最高の暇つぶし」であり、同時に「最高に熱い知的好奇心の入り口」となっているのです。
今回の記事でこの本の存在を知った方は、ぜひ書店に行って手に取って頂きたいと思います。
『最強王図鑑』シリーズは、2025年6月時点で累計発行部数600万部を突破しています。
出版業界における「ヒット」の目安としてベストセラーが10万部と言われている中で伝説的な売上なのが分かるかと思います。
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6月に入り・・・ついに
金価格の下落が続いています。前回5月29日の記事では長期的な目線も含めて何に注意しないといけないのかを書いております。
(5月29日金の記事へのリンク)
5月29日の記事の中で注目していたのが、月足ベースの9か月移動平均線との攻防です。
6月に入り、現在どうなっているのか確認してみましょう。
国内金 月足

まだ6月の第2週ですが今月このままの価格帯であれば2021年9月以来の9か月移動平均線割れての終了になります。
現時点での9か月移動平均線は23,675円ですので現在の価格22,915円とは760円程の乖離があります。
2021年9月以降の動きを見ますと、月の途中で割れている事は何度かあります。実際に先月も安値では割れている時間帯はありましたが、最後は維持して終了しています。
ただ、2か月連続で9か月移動平均線を割れているのは、2022年12月と2023年1月の時以来となります。
そしてここ最近書いていたパーフェクトオーダーの観点を復習してみましょう。
3本の移動平均線(短期・中期・長期)が同じ向きに並び、かつ重なり合わずに推移している状態を、テクニカル分析の分野では主に「パーフェクトオーダー(Perfect Order)」と呼びます。
この状態は、トレンドが非常に強く、安定して発生していることを示唆する強力なシグナルとして知られています。
この状態が意味すること
パーフェクトオーダーは、相場の「勢い」を視覚的に捉えたものです。 トレンドの継続性 短期的な価格変動に惑わされず、長期的な視点で見ても相場が特定の方向に強く動いていることを示します。
順張り(トレンドフォロー)の基準
多くの投資家がこの状態を「強いトレンド」と判断するため、押し目買いや戻り売りのタイミングを計る際の強力な根拠となります。
乖離の注意点
2021年の時と今とでは大きく広がっているのが分かると思います。
国内金 月足②

当然ここまでくる段階でも、もうそろそろじゃないのと考えた逆張り派は値頃感から「空売り」を仕掛けては負けて来たのがここ数年の歴史。
ただ、1月に史上最高値を付けてからはこの5か月高値更新はありません。
まずここが昨年までとは違う点。
そしてここまで大きくなった乖離幅も過去見たことがない。大きく広がり過ぎた相場は成熟期を迎え反転する可能性が高くなっていることを意味します。
そのような状況の中での9か月移動平均線を割り込む姿になっていると言う事を大きな目線から見ておく必要があるかと思います。
では過熱感はどうなのか?
国内金 月足③ RSI

RSIは2023年3月に70ポイントオーバーしてから今月まで70ポイント割れることなく推移してきました。
ピークは今年の2月です。95ポイント台ととんでもない数字を出していました。
このRSIは通常は70ポイントオーバーすれば買われすぎ感があるとの考えになるのですが、2023年3月からRSIのモンスター化によりRSIが通常機能しなくなっていた。
そして、今ついに70ポイントを再び割れようとしています。
RSIが70ポイントをオーバーした後に、再び70ポイントを割り込んできた局面は、
テクニカル分析において非常に重要視される強い売りシグナルとして捉えるのが一般的です。
この値動きの背景にある市場心理や、実戦での考え方をいくつかのアプローチに分けて解説します。
1. 基本的な解釈:「買われすぎ」からの反転
RSIの70以上は、相場が「買われすぎ」の過熱状態にあることを示します。
しかし、70を超えている最中は上昇トレンドの勢いが強いことを意味するため、単に70を超えたという理由だけで逆張りを仕掛けるのは危険が伴います。
70オーバー
上昇エネルギーが非常に強い状態。実際に今回はその期間が長かった。
70割れ
限界まで高まった上昇の勢いが衰え、「ついに利益確定売りや新規の売り崩しが優勢になった(トレンド転換の初動)」と判断します。
💡 ポイント
天井を打って「下がってきた事実」を確認してから動くため、70オーバーでの逆張りよりもダマシが少なく、安全性の高い売りシグナルとなります。
2. 相場環境に応じた2つの考え方
このシグナルがワークするかどうかは、現在の相場が「レンジ相場」か「強いトレンド相場」かによって180度変わります。
① レンジ相場の場合
絶好の売りシグナル
価格が一定の幅で上下しているボックス相場では、この「70オーバーからの70割れ」は非常に高確率で機能します。
戦略: 短期的な天井(トップ)を打ったと判断し、「戻り売り(ショート)」を狙う。
② 強い上昇トレンドの場合
一時的な押し目に過ぎない(押し目買いの準備)
相場の地合いが極めて強い場合、RSIが70を割ったからといって、そのまま下落トレンドに転換するとは限りません。
単なる「過熱感の冷まし(日柄調整・値幅調整)」であり、再び上昇するためのエネルギー貯めであるケースが多いです。
戦略: 安易な売りは厳禁。むしろ、RSIが50付近まで低下して下げ止まったところを、「押し目買い」のチャンスとして待ち構える。
3. 実戦で精度を上げるためのチェックポイント
もしこのシグナルを使ってトレードの判断を下す場合は、以下の要素を組み合わせるとダマシを減らすことができます。
ダイバージェンス(逆行現象)の有無
価格は高値を更新しているのに、RSIの山(70オーバーのピーク)が前回よりも低くなっている状態で「70割れ」が発生した場合、上昇のエネルギーが完全に枯渇したことを意味するため、極めて信頼度の高い売りシグナルになります。
ローソク足の形状(プライスアクション)
RSIが70を割り込むタイミングで、ローソク足が「長い上ヒゲ」を出していたり、「陰線の包み足(大陰線)」を形成していれば、上値の重さが視覚的にも補強されます。
他のインジケーターとの同期
例えば、移動平均線からの乖離率が限界に達しているか、あるいは一目均衡表の転換線を割り込むような動きが同時に起きているかなどを確認します。
RSIの「70オーバーからの70割れ」は、「上昇の勢いがピークアウトした証拠」です。
レンジ相場であれば、素直に天井からの下落(売りトレンド)の始まりと捉える。
強い上昇トレンド中であれば、下落トレンドへの転換ではなく、一時的なスピード調整(押し目の形成開始)と捉える。
現在の市場がどちらの流動性・地合いにあるのかを上位足(日足や週足など)で俯瞰した上で、このシグナルをトリガーとして活用するのが最も効果的です。
では皆さん今の状況を上記の判断基準を読んでどう考えるのかです。
ここ数年買いで金のトレードを中心に行っていた方は、今の下げを絶好の押し目場面が久し振りに来たと考える方もおられるはず。
売り目線の方はいよいよ70ポイント割れて勢いがなくなったと考える方もおられます。
この両者の思惑がぶつかっているのが今の金価格。
他の指標でも見てみましょう。一目均衡表です。
国内金 月足④ 一目均衡表

転換線を割れているのが分かります。2022年12月以来となります。
固定概念は捨てよう
ここ最近書いている今までは安くなっても買えば上がっていた時代とは今は違います。
先物取引の場合は下げ相場であれば空売りで対応できます。
先程のRSIでの考え方が全てではないのは皆さんは分かっているはずですが、勢いがこのまま無くなるのかそれとも盛り返すのかの分岐点ではあります。
上昇期間が長かった分、成熟期に入っていてもおかしくはない。
そう考えた上で、思惑や願望での取引は避けるべきだと考えます。
国内金 週足 一目均衡表

目先で見れば22,073円を割れずに維持できるかが最大の注目ポイントと考えます。
また一目均衡表の雲で見ても一か月後の7月13日の週に22,073円と重なります。
仮にそれまでの間に22,073円を割れずに維持すれば雲は右肩上がりになっているのでサポートしてくれる可能性もあります。
国内金 週足 移動平均線

移動平均線では9週と26週はデッドクロスを起こしています。まだ26週移動平均線は右肩下がりになっていませんがこの変化にも注意したい。
52週移動平均線は22,073円よりも現在下に位置していますが、今後時間が経過して22,073円と重なる時間帯になった時に価格がどの位置にいるのかにも注目したい。
国内金 週足 ボリンジャーバンド

マイナス2シグマバンドまで価格は落ちており、マイナス2シグマバンドの傾きも今週から右肩下がりになっています。
今までのプラス1シグマバンドとプラス2シグマバンドの間を歩く上昇バンドウォークの反対の下落のバンドウォークが始まる第一歩の週になっている可能性もあるのが今の現状。
今回は日足ベースでの掲載は無いですが、月足・週足ともに変化の兆しは見せています。
それだけ今の位置は重要だと言う事です。
とにかく、思い込みはさけ価格の動く方に素直についていくトレードを心掛けてください。
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最後に
丙午年の相場について・・・信じるか信じないかあなた次第です!
コムテックス通信を読んでおられる方は今年最後の第30号で送信した内容と同じですがご了承してください。
2026年は、60年に一度巡ってくる「丙午(ひのえうま)」の年です。古くからの迷信や縁起が語られることが多い年ですが、投資家やビジネスパーソンにとっては「相場がどう動くのか」というアノマリー(経験則)が気になるところでしょう。
丙午年の相場の特徴と、歴史的背景をまとめたコラムをお届けします。
丙午(ひのえうま)の相場格言 激動と「跳ね」の予感
相場界には干支にまつわる格言がありますが、午(うま)年は一般的に「午(うま)は跳ねる」と言われます。
過去のデータが示す「荒れ相場」
過去の丙午(直近は1906年、1966年)を振り返ると、非常に極端な動きを見せる傾向があります。 1906年(明治39年) 日露戦争後の大バブル 戦後経営の期待感から株式市場は空前の高騰を見せましたが、翌年にはその反動で大暴落(明治40年の暴落)に見舞われました。文字通り「跳ね上がった後に落ちる」激しい年でした。
1966年(昭和41年)
証券不況からの復活「いざなぎ景気」 前年の「40年不況」で山一證券への日銀特融が行われるなどどん底の状態から、丙午の年は一転して強気相場へ。戦後最長の好景気「いざなぎ景気」の本格的な幕開けの年となりました。
2. 「丙(ひのえ)」と「午(うま)」の組み合わせ
五行説で見ると、「丙」は火の兄(ひのえ)、「午」も火の属性を持ちます。火と火が重なる丙午は、エネルギーが非常に強く、活気にあふれる一方で、過熱しやすい(オーバーヒート)性質を持っていると考えられています。
ポイント 丙午の相場は、平穏な保ち合いよりも、トレンドが明確に出た際の「爆発力」に特徴があります。
2026年の丙午はどうなる? 現代的視点
次回の丙午である2026年に向けて、注目すべき3つの視点があります。
① 人口統計と経済の特異性1966年の丙午は、出生率が極端に低下したことで知られています。
これが現代では「2026年問題」として、教育業界や労働市場において、特定の年代だけ人口が少ないことによる歪み(2026年生まれが大学に入る時期の定員割れなど)が長期的なリスクとして意識されます。
② デジタル・エネルギー革命の「火」五行の「火」は、現代では半導体、AI、エネルギー、電気自動車などを象徴します。これらのセクターが、丙午のエネルギーを受けてさらに一段上のステージへ「跳ねる」可能性があるという見方も面白いでしょう。
③ インフレとの親和性「火」の属性は物価の上昇(インフレ)とも関連付けられます。デフレ脱却が進む中、2026年は名目成長率が大きく跳ねる年になるのか、あるいは金利上昇による市場の混乱が起きるのか、ボラティリティ(価格変動)への備えが重要になります。
そして当社が扱っています商品相場は・・・
商品・資源相場が荒れやすい
火に象徴されるエネルギーや資源分野は、特に値動きが荒くなりやすい。原油、貴金属、穀物などは、地政学リスクや需給懸念が材料視されやすく、値幅を伴う展開になりがちだ。逆に言えば、トレンドを捉えられれば収益機会も多い年となる。特に供給不安や政治的要因が絡むと、投機資金が一気に流入し、値動きが荒くなりがちです。 強気で挑むか、火傷を避けるか・・・
丙午は、歴史的に見ても「変化の起点」になることが多い年です。 格言通りに相場が「跳ねる」のであれば大きなチャンスですが、火のエネルギーが強すぎると急落の懸念も孕みます。「勢いに乗る勇気」と「過熱を冷めた目で見る冷静さ」。 この両輪を持つことが、丙午相場を乗りこなす鍵と言えるでしょう。
最後にあくまでも今回の記事は好きな方は好きな内容ですが、まったく気にならない方は気にならないと思います。2026年終わった時にコムテックス通信があんなことを書いていたなと思って頂けるかどうかは来年の相場次第ですね。
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