【GOLD】静かな攻防戦 (2025.11.10)デイリーマーケットレビュー
最終更新日: 2025-11-10
ページ制作日: 2025-11-10
インフルエンザワクチン、どれを選ぶ？主な種類と特徴
毎年冬が近づくと気になるのがインフルエンザの流行。今年は早くも大流行の兆しがあるようです。
その対策として最も重要なのがワクチン接種ですが、「インフルエンザワクチンって一つじゃないの？」と疑問に思ったことはありませんか？実は、ワクチンにはいくつかの種類があり、それぞれに特徴や接種対象が異なります。
ここでは、日本で主に用いられているインフルエンザワクチンの種類とそのポイントを解説します。
1. 注射による「不活化ワクチン」（インフルエンザHAワクチン）
最も一般的で広く普及しているのが、皮下注射で投与される「不活化ワクチン」です。
ワクチンの種類： インフルエンザウイルスを増殖させないように処理（不活化）し、免疫を作るのに必要な成分だけを取り出して作られています。
接種対象： 生後6ヶ月以上の乳幼児から高齢者まで、幅広い年齢層に接種されています。
効果と接種回数： 主に体内でウイルスの増殖を抑え、重症化の予防や症状の緩和に効果的です。十分な免疫を得るために、一般的に13歳未満は2回接種が推奨されます。
特徴： 長年の実績があり、安全性も確認されています。ほとんどの人が対象ですが、注射部位に痛みや腫れが出ることがあります。
2. 鼻に噴霧する「経鼻生ワクチン」（フルミスト）
近年、特定の年齢層で選択肢として登場したのが、鼻の中にスプレーで吹きかける「経鼻生ワクチン」です。
ワクチンの種類： 弱毒化（病原性を弱めた）した生きたインフルエンザウイルスが使われています。このウイルスが体内で増殖することで免疫を獲得します。
接種対象： 日本では主に2歳以上19歳未満が対象となります。（成人・高齢者は対象外です。）
効果と接種回数： 鼻腔粘膜に直接作用するため、ウイルスの侵入を防ぐ「局所免疫」の強化が期待されます。通常、1回の接種で十分な効果が期待されます。
特徴： 注射の痛みがなく、針が苦手な子どもに適しています。ただし、生ワクチンであるため、接種できない人もいるなど、適応には注意が必要です。
3. 高齢者向けの「高用量HAワクチン」（エフルエルダ筋注など）
一部の国で承認されていたものが、近年日本でも60歳以上を対象として導入され始めたのが「高用量HAワクチン」です。
ワクチンの種類： 従来の不活化ワクチンよりも、免疫誘導に必要な成分（抗原）の量が多く含まれています。
接種対象： 60歳以上の高齢者（特に基礎疾患を持つ方など）が対象です。
効果： 免疫反応が弱くなりやすい高齢者において、標準用量よりも高い免疫応答を得ることを目指し、重症化予防効果を高めることが期待されています。
特徴： 標準の不活化ワクチンとは異なり、皮下注射ではなく筋肉内注射で投与されます。
まとめ：自分に合ったワクチンを選ぶために!
どのワクチンもインフルエンザ予防に有効ですが、それぞれ「接種方法」「免疫の獲得の仕方」「対象年齢」が異なります。
注射が苦手な2～18歳の方は「経鼻生ワクチン」
幅広い年齢層で重症化予防をしたい方は「不活化ワクチン」
免疫を高めたい60歳以上の方は「高用量HAワクチン」
を検討する、といった選択肢が出てきます。
インフルエンザワクチンは、その年の流行予測に合わせて製造されるため、毎年その構成株（A型・B型の種類）が変わります。
接種の際は、ご自身の健康状態やライフスタイル、そして接種可能な時期を考慮して、必ず医療機関の医師と相談し、最適なワクチンを選ぶようにしましょう。
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静かな攻防戦
注目のGOLDですが静かな動きとなっています。出来高も6日が14652枚そして7日が13594枚となっており8月28日以来の2万枚割れの出来高となりそれも2日連続となっています。
本日も記事を書いているこの時間帯で10823枚となっており、おそらくこのままですと3営業日連続の2万枚割れの出来高になる可能性が高い。
また日中の高値と安値の高下差も現在高値20189円-安値19946円＝243円とこの高下差の値も10/2の182円以来の低い数字になっています。
では今のチャートはどうなっているのか・・・
金 日足
10月20日史上最高値22288円から10月29日19129円までの下落時は日々の高下差も当然大きかった。この下げ幅が3159円でした。
そしてその後に11月4日に20380円まで戻したのが戻りの限界ポイントと現在はなっています。この価格帯は以前に書いていますように38.2％戻しを意識した価格です。
金 黄金比率
20336円の38.2％戻し価格を瞬間抜けている時間帯もあるのですが、終値ベースで抜けてはいない。よってこの自立反発価格レベルが上値の重要ポイントということは前回の記事でも強調しています。
そして現在MAはどうなっているかを確認しますと・・・
9日MAと26日MAは11月6日デッドクロス発生。
9日MAは右肩下がり継続中。
デッドクロスを起こした11月6日の時点で終値ベースでは9日MAをオーバーしての終了。7日は終値でも9日MA以上となりと本日10日も9日MA以上の価格で推移しており短期MAよりも上に位置している状況。
現在このような複雑な環境下の中で値動きも小さくなりエネルギーを溜めている状況。
一目均衡表やボリンジャーバンドでも現状を確認してみましょう。
まずは一目均衡表です。
金 一目均衡表
御覧の通り転換線と基準線に挟まれたサンドイッチ状況となっています。これを見ても現状悩ましい状況になっています。
ボリンジャーバンドは
金 ボリンジャーバンド
中心バンドを割り込むもマイナス1シグマバンド耐えた格好になっておりますが中心バンドをオーバーは出来ていない。その中心バンドが現在20353円ですので38.2％戻しの20336円と
被っている状況になっています。
一目で見ても基準線との攻防戦になっているのでやはり20336円界隈には上値目指すのであれば抜けていかないといけない価格が存在している。
買い目線の方にとってはここ抜けてこない限りは以前のような上げ相場を期待出来ない。
売り目線の方にとっては何が何でも死守しないといけないレベルとなり、売り方針の方にとっては、あの悪夢の上げ相場再来を防ぐために全力で守りたい価格です。
今記事を書いている段階で価格が上昇してきており20338円まで高値は出していますので攻防戦を行っています。
出来高はそこまで膨らんでいませんので皆さん様子を見ている模様。
本日を含めて3日間は安値を切り上げてきています。この流れで当面の強い抵抗勢力価格を撃破出来るかが今の静かな戦いの中の注目です。
ＮＹ金はどうなのか？
ＮＹ金 日足
戻していますがまだ中心バンドには届かず。
ＮＹ金 日足 移動平均線
移動平均線の傾きは右肩上がりに変化しており、ここは国内金とは違うところ。38.2％戻し4091ドルにはまだ未到達となりますが10/31の高値4059.9ドルを現在若干オーバー中。
それもあって国内価格は現在上昇し先程書いていた高値よりもさらに高くなり、20365円まで高値は出ています。国内は20380円の先日の高値があります。
NY金にしてもここしっかり抜けて4091ドルの38.2％戻しレベルをオーバー出来るかがカギとなります。
もし抜けないようなら今のレンジ相場の上限で止まっていることになります。
いずれにしても国内海外ともに注目場面で静かながら熱い攻防戦をやっています。
そしてドル円
ドル円 日足 移動平均線
御覧の通りこちらも微妙な戦いをしています。154.5円を抜けて来れるかの戦い中。ここ抜けてくれば国内価格上昇の応援要因にはなりますが、逆の場合は下げ要因となるだけに152.82円割れてくればその可能性が高まることになります。
何度も何度も38.2％戻しレベルをチャレンジしても抜けての終了とならない場合はやはり以前のような即戻して上昇再開とは違うぞ？という空気が市場には流れます。
そうなると前回も書いていますが過去の調整局面では国内は52日MAまで下げていることや一目均衡表の雲上限価格までは下落していることも含めて
まだ下値余地はあると考えての対応になります。
本日終値がまずは20336円以上で終わっているかに本日は注目したいですね。
追記・・・
11月9日から11月29日まで今年最後の水星逆行期間が始まっています。また今週は日柄面でも重要な週になっています。この件については相場分析サイト「マーケットEye」の中の会員様コンテンツ「今日のつぶやき」の中で掲載していますので
会員（当社お客様）の方はお読みくださいね。
注意・・・記事中の高値安値は掲載時点での価格になります。ご注意ください。
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最後に
落ちてくるナイフはつかむな
マーケットには数多くの格言が存在しますが、その中でも特に投資家の心理を鋭く突くものの一つに「落ちてくるナイフはつかむな（Don't catch a falling knife）」という言葉があります。
これは、急落している銘柄に、安易に「押し目買い」を仕掛けることの危険性を警告する、欧米由来の相場格言です。
ナイフをつかむことの危険性
なぜ「落ちてくるナイフ」なのでしょうか。文字通り、空中から落下しているナイフを素手でつかもうとすれば、柄ではなく刃の部分をつかんで大怪我をする可能性が高いでしょう。投資においても同じです。
大きく下落している時、「これは底値に近いのではないか」「今買えばすぐに反発して儲かる」という心理が働きやすいものです。しかし、急落の背景には、まだ市場が織り込みきれていない深刻な問題が潜んでいることが少なくありません。
目先の「安さ」に飛びつき、下げ止まる前に購入してしまうと、さらに下落が続き、結果として大きな損失を抱えることになります。それは、まさに鋭いナイフの刃で手を切ってしまうようなものです。
賢明な投資家がすべきこと
では、賢明な投資家はどう行動すべきでしょうか。この格言が示唆するのは、「ナイフが床に落ちて、完全に静止してから拾うべきだ」ということです。
つまり、価価が下げ止まり、底を打ったと確認できるまで、焦って手を出してはいけないということです。底値で買うことにこだわるあまり、大きなリスクを取る必要はありません。最安値・底値は神のみぞ知る、と謙虚に受け止める潔さが必要です。
急落局面では、パニック的な売りが売りを呼び、理屈が通じない暴落となることがあります。このような恐怖心理が市場を支配している時こそ、冷静な判断が求められます。
感情に流されないこと!
「安い」という欲望や、「乗り遅れる」という恐怖に打ち勝つ。
確認を待つこと!
反発の兆しを見せる、あるいは特定の水準でしっかりとサポートされるのを確認する。
「安全の余裕」を持って!
ウォーレン・バフェットのような著名な投資家も、投資の原則として「安全の余裕（Margin of Safety）」を持つことの重要性を説いています。 これは、ある企業の本来の価値（本質的価値）よりも十分に安い価格で購入することで、もし見込み違いがあっても損失を限定的にする考え方です。
急落時に飛びつく行為は、この「安全の余裕」を無視した、非常に危険な行動になりがちです。
底値で買えずとも、ナイフが床に刺さったのを確認してから、安全な柄の部分をゆっくりとつかむ。その堅実さが、長期的に見て大きなリターンをもたらす鍵となるでしょう。 急落している銘柄を目の前にしたら、この「落ちてくるナイフはつかむな」という格言を思い出し、一度立ち止まって冷静になることが、あなたの資産を守る第一歩となるはずです。
分かっていてもなかなか出来ないと思いますが感情抜いて粛々とトレードが出来る方は上記の事を守ってトレードしている。
📈 感情では勝てない!
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