【株価】昨日急落したが・・・ポイントは? (2025.11.06)デイリーマーケットレビュー
最終更新日: 2025-11-06
ページ制作日: 2025-11-06

宇宙ゴミ 静かに増え続ける「地球の影」
昨日のスーパームーンの記事に続いて夜空の話です。今朝のニュースで中国は5日、宇宙ステーションに滞在中の飛行士3人について、帰還に使う宇宙船に宇宙ごみが衝突した可能性への懸念から、6カ月間続く滞在を延長せざるを得なくなったと明らかにしたとのニュースが流れていました。
宇宙ゴミ?って思う方も多いかと思いますがその宇宙ゴミについての話です。
宇宙。それは人類の夢と挑戦の象徴であり、果てしない可能性を秘めた frontier(フロンティア)である。だが今、その美しい宇宙空間が「ゴミ」で埋め尽くされつつある。
人工衛星やロケットの破片、使い終えた機材。これらを総称して「スペースデブリ(宇宙ゴミ)」と呼ぶ。
地球の周囲を回る宇宙ゴミは、2025年時点で1センチ以上のものが約100万個、1ミリ以上では数億個に達すると推定されている。
時速2万7千キロ以上で飛び交うそれらの破片は、わずか1センチでも弾丸のような破壊力を持ち、現役の人工衛星や国際宇宙ステーション(ISS)に深刻な脅威を与えている。
問題の本質は「増殖性」にある。一つの衛星が衝突すれば、無数の破片を生み、それがさらに別の衛星を壊す。
この「ケスラーシンドローム」と呼ばれる連鎖反応が現実化すれば、人類は低軌道での活動を失う可能性すらある。通信、天気予報、GPS、防衛システム……私たちの生活基盤そのものが揺らぐのだ。
近年、各国や民間企業はデブリ除去技術の開発に乗り出している。日本のスタートアップ企業も、磁力や網、レーザーを利用した「宇宙清掃」を試みている。だが、コストや責任の所在、所有権の問題が絡み、実用化への道のりは険しい。
皮肉なことに、宇宙開発が活発化するほどゴミは増える。新しい衛星を打ち上げるたびに、私たちはもうひとつの「地球の影」を濃くしているのだ。
宇宙は誰のものでもなく、すべての人類のもの。だからこそ、次の世代に引き渡すための「片付け」こそ、いま私たちが取り組むべき最も現実的なミッションではないだろうか。
静かに回る無数の破片。その一つひとつが、人類の進歩の証であり、同時にその代償でもある。
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株価の急落
昨日、日経平均株価は瞬間の下げ幅が一時2400円を超え4万9073円まで下げた時間があった。本日は現在記事を書いている時点で50983円と前日比で760円前後戻しています。
9月以降日経平均株価はゴールドと同様に大きく上昇していました。
日経 日足

金 日足

4月の安値から同じように上昇しているのが分かるかと思います。金に関しては10月に高値を出して現在下落していますが、日経平均株価は11月4日に高値を出して昨日の下落となっています。
2025年4月以降の日経平均株価の上昇背景には、複数の要因が絡み合っていると考えられます。
主な要因として挙げられるのは以下の点です。
世界経済の好調と日本企業業績の伸長
グローバル景気の底堅さを背景に、特に海外景気に敏感な日本企業の業績拡大が評価されています。多くの企業で増収増益が続き、通期予想を上方修正する動きが見られます。
円安の進行も、輸出企業の業績を押し上げる要因となっています。
ドル円 日足

株主還元策と需給改善
自社株買いやTOB(株式公開買付け)の堅調さが継続しており、これが日本株の需給に好影響を与え、株価を押し上げています。
東京証券取引所によるPBR(株価純資産倍率)改革(資本効率の改善要請)への取り組みも、企業による株主還元やガバナンス改善への意識を高め、市場の評価につながっています。
海外投資家の関心の高まり
米国株からの分散先として、相対的な出遅れ感があった日本株に海外投資家の関心がシフトしている面があります。
ドルベースでの日本株の優位性も指摘されています。
政治・政策的な影響
政権交代の観測やその後の新政権の発足に伴う政策期待(財政支出の拡大、減税論議)が市場のダイナミックな上昇につながったとの見方もあります。
これらの要因が複合的に作用し、2025年4月以降の日経平均株価の上昇を支えていると考えられます。
常に色々な材料がその時々にあるので、当然弱い材料が出て下げる時もあれば過熱感からの下げもあるかと思います。
ただチャートを見ると今回のこの上昇パワーは上記の材料以外にもあると考えております。
下記チャートを見てもらえればわかるかと思います
株 長期

昨年7月に42490円の高値を出し8月には30390円までの急落を演じています。この時はあの大きな動きがあったのを覚えておられますでしょうか・・・
ドル円 長期

そうです。円高ですね。161円台のレベルまで円安が進み一気に139円台まで進むのですが円高のピークと株価の安値の位置は時間差があります。
今回その点については書きませんが一早く回復したのは株価の方でした。
株 長期

再度上記株価を見れば水色の部分が大きなレンジで紫の部分が狭いレンジのモミモミ相場と見ることが出来ます。
そのうえで昨年8月の安値と今年4月の安値がWの安値となり今年7月に昨年7月の高値チャレンジをするも抜けず一旦失速。
ただ、下落したところが今までのレンジ上限でサポートされ、そして8月にいよいよ突き抜けると上昇開始し現在の価格まで来ることになる。
上記で書いていた材料も当然支援材料ですが、その上げも約1年間溜めに溜めたパワーが解き放たれた結果と見ることができます。
この溜まっていたパワーを知っていた方は8月に7月の高値を抜けさらに昨年7月の高値を抜けた時点で
「来たぞ~~いよいよ来たぞ~~」と思った方と
「いやいやまだ逆張りのレンジ内の動きだ。RSIも70ポイントオーバーだからここは空売りだ!」と思う方もいたはず。
その後の動きは天国と地獄の差が出たのは皆さんご存知の通り。これと同じことがゴールドでも起きたわけです。
チャートを見ることが出来れば株・為替・商品の市場差別せず、いい顔つきの市場にチャレンジが出来るかと思います。
では今の日経平均株価はどうなのか・・・
ドル円 4月から

上記を見れば明らかです。
4月以降の上昇局面ですが
直近の主要な高値をオーバーしている。
直近の主要な安値を割り込まない。
9日MAと26日MAのデッドクロスは起きていない。
9日MAの傾きも瞬間やや右肩下がりになるが強烈ではない。
下げても26日MAでサポートされている。(ゴールドは52日MAまで下げている)
このような状況が継続しています。昨日の下げがありましたが大きな変化はまだない。と言う事は今はまだ上昇トレンド継続中と見ることになる。
ここがゴールドとは違う点と言うことになります。
では昨日の下げの原因であるAI関連からの半導体関係の銘柄ですが、個別の銘柄をお話しすることはできませんがもしその関連銘柄をお持ちであれば
しっかりチャートを確認しておいてください。
今後のAI関連半導体銘柄の不安は・・・
まずは市場の過熱感とバブル懸念です。
異常な期待先行と株価水準が気になります。そして「完璧を超える結果」へのプレッシャーとして市場の期待が異常に高すぎるため、予想を上回る業績でも「想定内」「ポジティブサプライズがない」と判断されると売りが出るなど、不安定さが見られます。
巨額な設備投資が必要。 AI開発にはデータセンターや高性能半導体への巨額な設備投資が必要ですが、その投資に見合うサービス収益が追いついていない企業があるとの見方があります。
AIを利用したサービスの収益化や、その成長が持続可能かという点についても投資家の間で懸念が残っています。
半導体市場とサプライチェーンの不安
半導体供給過剰のリスクが懸念される。AI向け半導体需要は高いものの、半導体市場全体で将来的に供給過剰に陥るリスクや、生成AIブームの陰りによる需要減少の可能性が懸念されています。
米国の対中半導体規制で米国による対中半導体規制の厳格化は、主要な半導体企業の業績に影響を与える可能性があり、市場全体の不安材料となっています。
他国の技術進歩による競争激化懸念。中国企業などが低コストで高性能なLLM(大規模言語モデル)を開発したとの報道は、米国企業の競争優位が失われることへの警戒感を生みました。
良い材料が報道される裏には必ず悪い材料や懸念材料もあります。そのことも頭に入れながらチャートをしっかり見ていただきたく思います。
日経平均株価に関してはここまで守れて来ている上昇トレンドの基本ポイントが崩れ出して来た時は徐々にポジション調整を進めて行くことになるかと思います。
それはゴールドでも同じでした。規律が守られている以上は引き続き上昇トレンド列車に乗り続けておけばよいと思います。
本日は超久し振りに株価の事について書いてみました。
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最後に
落ちてくるナイフはつかむな
マーケットには数多くの格言が存在しますが、その中でも特に投資家の心理を鋭く突くものの一つに「落ちてくるナイフはつかむな(Don't catch a falling knife)」という言葉があります。
これは、急落している銘柄に、安易に「押し目買い」を仕掛けることの危険性を警告する、欧米由来の相場格言です。
ナイフをつかむことの危険性
なぜ「落ちてくるナイフ」なのでしょうか。文字通り、空中から落下しているナイフを素手でつかもうとすれば、柄ではなく刃の部分をつかんで大怪我をする可能性が高いでしょう。投資においても同じです。
大きく下落している時、「これは底値に近いのではないか」「今買えばすぐに反発して儲かる」という心理が働きやすいものです。しかし、急落の背景には、まだ市場が織り込みきれていない深刻な問題が潜んでいることが少なくありません。
目先の「安さ」に飛びつき、下げ止まる前に購入してしまうと、さらに下落が続き、結果として大きな損失を抱えることになります。それは、まさに鋭いナイフの刃で手を切ってしまうようなものです。
賢明な投資家がすべきこと
では、賢明な投資家はどう行動すべきでしょうか。この格言が示唆するのは、「ナイフが床に落ちて、完全に静止してから拾うべきだ」ということです。
つまり、価価が下げ止まり、底を打ったと確認できるまで、焦って手を出してはいけないということです。底値で買うことにこだわるあまり、大きなリスクを取る必要はありません。最安値・底値は神のみぞ知る、と謙虚に受け止める潔さが必要です。
急落局面では、パニック的な売りが売りを呼び、理屈が通じない暴落となることがあります。このような恐怖心理が市場を支配している時こそ、冷静な判断が求められます。
感情に流されないこと!
「安い」という欲望や、「乗り遅れる」という恐怖に打ち勝つ。
確認を待つこと!
反発の兆しを見せる、あるいは特定の水準でしっかりとサポートされるのを確認する。
「安全の余裕」を持って!
ウォーレン・バフェットのような著名な投資家も、投資の原則として「安全の余裕(Margin of Safety)」を持つことの重要性を説いています。 これは、ある企業の本来の価値(本質的価値)よりも十分に安い価格で購入することで、もし見込み違いがあっても損失を限定的にする考え方です。
急落時に飛びつく行為は、この「安全の余裕」を無視した、非常に危険な行動になりがちです。
底値で買えずとも、ナイフが床に刺さったのを確認してから、安全な柄の部分をゆっくりとつかむ。その堅実さが、長期的に見て大きなリターンをもたらす鍵となるでしょう。 急落している銘柄を目の前にしたら、この「落ちてくるナイフはつかむな」という格言を思い出し、一度立ち止まって冷静になることが、あなたの資産を守る第一歩となるはずです。
分かっていてもなかなか出来ないと思いますが感情抜いて粛々とトレードが出来る方は上記の事を守ってトレードしている。
📈 感情では勝てない!
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