【GOLD】変化 (2025.10.28)デイリーマーケットレビュー
最終更新日: 2025-10-28
ページ制作日: 2025-10-28
てっぺんの向こうにあなたがいる
31日公開の映画のタイトルです。女性として世界で初めてエベレスト登頂に成功した登山家・田部井淳子さんの半生を描く映画で主人公を演じるのは吉永小百合さんで、その青年期をのんさんが演じます。
一歩を踏み出す勇気 ― 田部井淳子さんの生き方
「一歩踏み出せば景色が変わる」この言葉を生涯の信条として歩んだ登山家、田部井淳子さん。女性が社会で活躍することが今よりもずっと難しかった時代、彼女は自らの足で世界の頂を目指した。
1939年、福島県三春町に生まれた田部井さんは、大学時代に登山の魅力に出会う。山岳会に入ったものの、「女性は足手まといになる」と言われ、肩身の狭い思いをしたという。しかし、どんなに厳しい環境でも「自分のペースで登り続ける」ことをやめなかった。
そして1975年。日本女性登山隊の一員として挑んだエベレストで、世界の女性として初めて頂上に立った。標高8,848メートル、酸素も薄く、気温は氷点下30度を下回る過酷な世界。それでも彼女は笑顔でこう語った。
「苦しい時ほど、もう一歩だけ進めばいい」。その姿は、時代を超えて多くの人に勇気を与えた。
登山家としてだけでなく、教育者としての顔も持つ田部井さん。晩年は、東日本大震災で被災した福島の中学生たちを富士山に導いた。がんを患いながらも、子どもたちに「自分の足で頂上を踏む達成感」を伝え続けた。
彼女が教えてくれたのは、山の高さではなく、人の心の強さだ。人生の道もまた登山のように、一歩一歩の積み重ねでしか前に進めない。どんなに小さな一歩でも、踏み出せば確かに景色は変わる。
主演の吉永小百合さんも80歳のご年齢ですが今回の撮影のためにトレーニングを積んで来られたとのことです。青年期を演じるのんさんにも注目です。ぜひ見てみたい映画ですね。
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ＧＯＬＤに変化が出てきましたね
現在ＪＰＸ金標準2026年8月限の価格は19778円で561円安で推移しています。記事を書いている時点では10/22の安値19707円は割れていませんが
8月20日安値15855円から10月20日までの上昇幅の38.2％ダウン19831円を10/22の安値19707円を付けた日以来割れています。
そして常に書いていますが
- 前日高値をオーバーしているかしていないか
- 前日安値割れているのか割れていないのか
- 陰線なのか陽線なのか
- MAの傾きは右肩上がりそれとも右肩下がり横ばい？
- 他の短期指標はどうなっている？
- 前日高値二日連続オーバーできず
- 前日安値二日連続下回っています
- 陰線本日このままなら2本目
- MAの傾きは本日から右肩下がりに
- 一目均衡表基準線19878円割れています
- 10/21 20875円
- 10/22 20874円
- 10/22 20674円
- 23.6％ダウン20255円
- 38.2％ダウン18997円
- 50.0％ダウン17981円
- 61.8％ダウン16964円
- 78.6％ダウン15517円
- E計算値17126円
- N計算値18144円
- V計算値18689円
上記の単純なチェックをすると
などなど明らかに変化が起きています。
マーケットEyeの各コンテンツも早い変化では
で売り転換しています。当社のオンラインのお客様及び対面取引中の会員の方は全てのコンテンツを読むことが出来ますのでどのコンテンツが売りになっているのか確認して頂ければと思います。
10/22以降も転換しているコンテンツもあるので会員の皆様はご確認してください。
と言うように地殻変動は一週間前から出ています。前回金の記事を書いていますのが10月23日です。この時の記事の締めの言葉は以下の内容です。
各指標に変化が起きているということは買い方針でここまで満面の笑みだった人でも今まで通りの取引スタイルの見直しもしなくてはいけない可能性があるということは忘れないようにして頂きたい。 それだけ今の状況は緊迫感をもってトレードしないといけない局面という認識です。
記事を書いている間に安値は19718円まで突っ込んできてそこからまた100円以上戻し記事を書いている今は19827円で推移しており荒く動いています。19707円の安値にあと11円まで迫っていたことになる。
それではチャートを見ながら今後の事を考えていきましょう。
金 日足
明らかにこれまでとは違う顔つきになっています。やはり一番大きいのは9日MAの傾きが右肩下がりになった点。今後過去9日間の高値が計算値から消えて行くことを考えれば今の価格帯でいる以上は傾きが右肩上がりに転換することはしばらくはありません。
この変化に対してまずはどう考えるかです。
金 日足 各価格帯で・・・
青色ゾーンの方で長期目線で仕込んでじっくり行こうと考えている方はこの下げも許容範囲と思っている方もいることでしょう。
黄色ゾーンで遅れてスタートした方は「おいおい買値まで落ちてくるのか・・・」と心配な声も聞こえてくる。
赤色ソーンで遅れに遅れて買いスタートした方の中には値洗いがマイナスの方が大半となっている状況が起きています。
要はスタートした価格の位置次第で同じ買い玉を持っている方でも心理状況が大きく違うと言う事です。
現時点では一番安全なゾーンにいる青色組の方の中でも複数枚玉を持っている方は何枚かは変化の兆しが明らかになっているので確実に何枚かは利食いをしているような方もおられるはず。
一番心理的に余裕があるので冷静な目で見ることもできる。
しかし黄色組や赤色組の方はそうはいかない。
ではどこを見ておくべきかという点ですが、前回も書いていますように
基本見ておかないといけない安値は10/22安値19707円と8月安値からの38.2％ダウン19831円を割れて終了するかの一点
今記事を書いている数分間でも価格は大きく動いており先程19827円と書いていましたが今は19950円とさらに価格が戻しています。まだ午前中ですので最後の終値がどの程度になるのか注目となります。
では昨夜のNY金の下げ要因は何だったのか？
基本的には手じまい売り加速で急落したと考えます。その材料としては米中の通商合意見通しが下げ要因となっています。 トランプ米大統領は、米中が通商合意に至る見通しだと述べ、米中の貿易摩擦に対する懸念が後退。ＦＯＭＣで利下げが見込まれていることは下支え要因ですが、株高の動きも下げ要因。
NY金 日足
NY金は早くも26日MAとの攻防戦中で38.2％ダウンレベルとの攻防戦になっています。この2つの重要なサポート価格を割り込むようならNY金も調整色がさらに強まることになります。
また昨日書いていますドル円も本日もまだ緊張度の高い状況が続いており今週の為替のイベント次第では大きく動きます。
Wトップに向けての円高になるのかどうか・・・153円台まで出たが突き抜けることが昨日はできず。
ドル円 日足
9月からの国内金の大幅な上昇は円安プラスNY金高のダブル効果もあっての今回の短期間でのこれだけの上昇でした。その点も考えて変化が起きてきているなら頭の切り替えも必要な状況に なっていることは理解しておきたい。「希望」「願望」だけで相場の世界を生き残ることはできません。
中長期目線でも確認しておきましょう！
金 日足 中期
今年の最初の押し目を作った3月11日の13673円を起点として計算すれば上記のような姿になります。
となりますので26日MAも割れてきた時は18997円の38.2％ダウンも頭の中に入れておくことになる。この水準は8月からの上昇の半値押し19072円とも近い価格になります。19707円や26日MAを割れると19000円前後が注目価格になる。
あと19707円を割れると以下のような計算が出来るのでその価格も覚えておきたい。
22288円・19707円・20725円のこの3つの価格を使って計算
最後に週足と月足を見ておきましょう。
金 週足
9週MAは現在18996円
金 月足
9か月MAは現在16185円
今回の金相場はやはり普通の動きでないのは事実です。
押し目らしい押し目をつけずに価格は上昇を継続。今の下落場面でもそこまで大きな押しを作らずにまた上昇再開の可能性も当然あります。
逆に今までの流れが大きく変化する事が起きる可能性もあります。
なので両方の可能性も頭に入れながら「強い思い込み」は避け、どうなれば大きな変化が起きているのかを冷静に感情抜きで考えることが必要です。とにかく下落継続の時は19707円と26日MAの位置に注目です。
当社のお客様でこの情報分析サイトの各コンテンツをしっかり見て先週あたりからシグナル変化が起きたものに関しては素直に対応し 今の下げも上手く乗れていますと連絡がありました。当然騙しに会うこともありますが、出たサインに関しては素直について行くことが出来る方は、感情抜きトレードに一歩一歩近づいている方だと思います。 当社には皆様の投資判断をする上での新鮮な材料（テクニカル分析）をご提供していますのでぜひお客様にはもっと活用して頂ければと思います。
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最後に
落ちてくるナイフはつかむな
マーケットには数多くの格言が存在しますが、その中でも特に投資家の心理を鋭く突くものの一つに「落ちてくるナイフはつかむな（Don't catch a falling knife）」という言葉があります。
これは、急落している銘柄に、安易に「押し目買い」を仕掛けることの危険性を警告する、欧米由来の相場格言です。
ナイフをつかむことの危険性
なぜ「落ちてくるナイフ」なのでしょうか。文字通り、空中から落下しているナイフを素手でつかもうとすれば、柄ではなく刃の部分をつかんで大怪我をする可能性が高いでしょう。投資においても同じです。
大きく下落している時、「これは底値に近いのではないか」「今買えばすぐに反発して儲かる」という心理が働きやすいものです。しかし、急落の背景には、まだ市場が織り込みきれていない深刻な問題が潜んでいることが少なくありません。
目先の「安さ」に飛びつき、下げ止まる前に購入してしまうと、さらに下落が続き、結果として大きな損失を抱えることになります。それは、まさに鋭いナイフの刃で手を切ってしまうようなものです。
賢明な投資家がすべきこと
では、賢明な投資家はどう行動すべきでしょうか。この格言が示唆するのは、「ナイフが床に落ちて、完全に静止してから拾うべきだ」ということです。
つまり、価価が下げ止まり、底を打ったと確認できるまで、焦って手を出してはいけないということです。底値で買うことにこだわるあまり、大きなリスクを取る必要はありません。最安値・底値は神のみぞ知る、と謙虚に受け止める潔さが必要です。
急落局面では、パニック的な売りが売りを呼び、理屈が通じない暴落となることがあります。このような恐怖心理が市場を支配している時こそ、冷静な判断が求められます。
感情に流されないこと!
「安い」という欲望や、「乗り遅れる」という恐怖に打ち勝つ。
確認を待つこと!
反発の兆しを見せる、あるいは特定の水準でしっかりとサポートされるのを確認する。
「安全の余裕」を持って!
ウォーレン・バフェットのような著名な投資家も、投資の原則として「安全の余裕（Margin of Safety）」を持つことの重要性を説いています。 これは、ある企業の本来の価値（本質的価値）よりも十分に安い価格で購入することで、もし見込み違いがあっても損失を限定的にする考え方です。
急落時に飛びつく行為は、この「安全の余裕」を無視した、非常に危険な行動になりがちです。
底値で買えずとも、ナイフが床に刺さったのを確認してから、安全な柄の部分をゆっくりとつかむ。その堅実さが、長期的に見て大きなリターンをもたらす鍵となるでしょう。 急落している銘柄を目の前にしたら、この「落ちてくるナイフはつかむな」という格言を思い出し、一度立ち止まって冷静になることが、あなたの資産を守る第一歩となるはずです。
分かっていてもなかなか出来ないと思いますが感情抜いて粛々とトレードが出来る方は上記の事を守ってトレードしている。
📈 感情では勝てない!
「値頃感」「思惑」「感情」では勝てない！」
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投資で一番怖いのは、感情に流されて判断すること。 「なんとなく上がりそう」「ニュースが騒いでるから買い」「こうなってくれないかな！」
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