【白金も要注意に!】今日の相場解説 (2025.06.30)デイリーマーケットレビュー
最終更新日: 2025-06-30
ページ制作日: 2025-06-30

猛暑日地点は100地点に迫る可能性が!
週末の記事で関西も梅雨明けか?と書いた数時間後に梅雨明け宣言が発表され
近畿地方では、1951年の統計開始以降で最も早い梅雨明けとなりました。
今年の梅雨期間は6月9日から26日までの18日間で、過去2番目に短く、最も短かった1958年の17日間に次ぐ記録です。
本日で6月も終わりを迎えますが、すでに真夏のような暑さが続いています。最高気温が35℃以上となる「猛暑日」の地点は、全国で100地点に迫る可能性があるとのことです。
また、本日の熱中症警戒アラートは、今年最多となる17の都道府県に発表されています。屋外での活動はもちろん、室内でも油断せず、こまめな水分補給やエアコンの適切な使用を心がけましょう。
そして夏は、雷への注意も必要です。雷雲が近づくサインには次の3つがあります。
真っ黒な雲が近づく
ゴロゴロという雷の音が聞こえる
急に冷たい風が吹いてくる
このような変化を感じたら、激しい雨や雷の恐れがありますので、速やかに安全な場所に避難してください。
さらに、夏野菜の価格も高騰しているようです。日本の四季のリズムにも、いま大きな変化が訪れているのかもしれません。
今注目のコメ相場は堂島取引所で
(堂島コメ相場情報堂島コメ取引の価格に関するページへのリンク・)
(堂島取引所HP・堂島取引所のウェブサイトへのリンク)
金が下落してきた中で白金は
週末に金の下値のポイント価格について書いていますが閲覧数もやはりこの動きになって多くなっています。本日は白金の動きについて書いていきます。
白金に関しては週末に証拠金がアップとなり当社では1枚19万円になりました。まだまだ金の証拠金と比較しますとやすいですが白金としては高い水準の証拠金になっています。
その理由として値動きが大きくなっていることが原因となりますが6月の値動きはいかのようになっています。
白金6月価格推移
4月5月などは日中の変動場が3桁を超えるのは8回しかなかったのが6月は2桁の日が2回だけでそれ以外は3桁の変動幅となっています。
6月26日にの新甫発会の日は旧先限価格の2025年4月限では438円の変動幅となり昨年8月5日の440円安の暴落した日に記録した481円以来の2番目の記録となりました。
上記のような動きもあり証拠金がアップとなっています。あれだけ大人しかった白金が・・・と思う方も多いかと思いますがそれだけエネルギーを溜めていたことだということになり
相場の鉄則である「長いモミモミ期間の後の放れには注意!そしてついて行け!」を見事に表現した動きとなっています。
そして高値は6/27に6319円を付けるのですがその姿が気になる姿になっています。前回6月26日に白金の記事を書いています。その時に書いていた上値のテクニカルプライスは以下の様に書いていました。
月足ベースで見た次のテクニカルプライス
1843円・5482円・4071円で計算すれば
- E計算値 9121円
- N計算値 7710円
- V計算値 6893円
もう一つは1843円・4524円・3185円での計算
- E計算値 7205円
- N計算値 5866円 通過
- V計算値 5863円 通過
さらにテクニカルプライスを計算しますと以下の価格も覚えておきたい。
2024年5月 5482円~2025年4月 4071円での計算
- 1.236倍戻し 5815円 通過
- 1.382倍戻し 6021円 本日記事を書いている時点では6016円まできています
- 1.5倍戻し 6188円
- 1.618倍戻し 6354円
- 1.786倍戻し 6591円
次に4071円・5548円・5238円で計算すれば
6000円台を回復したことで達成感などがでるかもしれませんが、短期指標を割れずに来ている姿を見る限りは逆らってはいけない状況であり上記の上値テクニカルプライスは引き続き覚えて おかないといけない価格です。
と書いておりましたが6/27に6319円まで価格は上昇しているので
2024年5月 5482円~2025年4月 4071円での計算
- 1.236倍戻し 5815円 通過
- 1.382倍戻し 6021円 本日記事を書いている時点では6016円まできています
- 1.5倍戻し 6188円
- 1.618倍戻し 6354円
- 1.786倍戻し 6591円
1.618倍戻しの6354円近辺まで来ていたことになります。この6354円をオーバーしてくると次のテクニカルプライスまでの距離がそこそこあるためにさらに一気に価格を伸ばすかどうかの 分岐点価格と見ることが出来ます。
注意すべき形状
では今の白金の状況を確認しておきましょう。
白金日足

まず6/27の形状ですね。この日は寄付き価格は6125円でその後6/26の17:21に6060円まで価格は下落。夜間取引では高値は2:56に6272円まで上昇し夜間終了時は6245円の111円高で終了。
翌朝8:45のの寄り付きは6300円でスタート。その後9:11に6319円の最高値を出現。しかしその後は価格下落し11:00には6092円まで下落し227円2時間足らずで下落。 終値は6100円の34円安で終了しています。出来高は21529枚と6月で見れば10日の27960枚をオーバーすることは無かった。
そして本日です。現在価格は5999円の101円安で推移し安値はここまでの時間では5866円となっています。
まず本日の動きとしては前日の高値を抜けていません。そして前日安値を下回っています。また新甫発会でチャートがマジックになっていますが旧先2026年4月限価格の一代足で見れば 二日前の安値は割れておりません。
ただ初期段階の注意しなくてはいけない状況にはなっています。そこで確認しておきたいのはまずは短期指標テクニカルプライスを割れていないかとどうか。
上記移動平均線のチャートでは9日MAは割れていません。では一目均衡表ではどうか確認すると・・・
白金日足 一目均衡表

転換線5850円に対して安値はここまで5866円ですので16円手前で止まっています。9日移動平均線は現在5816円ですので割れていませんが明日以降9日MA価格はまだ今日の価格なら上昇していますので 明日もその位置には注意しておきたい。
その他のテクニカルプライスは以下の数値を覚えておきたい。
4/7の4071円からの6/27の6319円までの上昇幅で計算
- 23.6%ダウン 5788円
- 38.2%ダウン 5460円
- 50.0%ダウン 5195円
- 61.8%ダウン 4930円
- 78.6%ダウン 4552円
6/3の4601円から6/27の6319円までの上昇幅で計算で計算
- 23.6%ダウン 5914円 通過
- 38.2%ダウン 5663円
- 50.0%ダウン 5460円
- 61.8%ダウン 5257円
- 78.6%ダウン 4969円
となります。
上記を見ますと直近の6/3の安値からの上昇幅に対してもまだ38.2%ダウンの5663円までは距離があります。そのうえで重要になるのが先程の転換線や9日MAとの攻防戦。 明日以降その攻防戦に負けるとなると価格は5663円まで下げてきてもおかしくはない。ここの価格で直近上昇幅の自律調整安価格と認識しておきたい。ただ自律調整安価格と言っても ここまでサポートしてきていた短期テクニカル指標を割れていると言う状況が起きていますので何もせずにじっと待っている訳にも行かないと考えます。何か対応はすべきと考える理由の一つとして 4/7の4071円から38.2%ダウン価格5460円と6/3の安値からの半値押し5460円が奇しくも同値でありこのWテクニカルプライス価格は下げてきた場合は相当意識される価格になります。 当然ここには一目の基準線も控えていますので実際にはトリプル価格となります。
現在26日MAが5303円で推移しており9週MAは5197円、一目週足転換線が5325円にいます。なので短期指標割れてきた場合の最重要価格は5460円に設定となります。
今の6000円台の価格からでも500円以上はあることも考えると大きな幅になります。ここからの動きは要警戒しながらの対応になる。
NY白金も注意すべき形状
NY白金日足

6/27の高値は6/26の高値と全く同値で前日の陽線をぶち壊す陰線が出現。まだ短期指標などは国内同様に割れていませんがRSIの逆行現象は国内同様に出ています。
海外下げてきた場合の注目価格は4/7の878.3ドルから6/26の1440.5ドルで計算しますと以下の価格が出ます。
- 23.6%ダウン 1307.8ドル 通過
- 38.2%ダウン 1225.7ドル
- 50.0%ダウン 1159.4ドル
- 61.8%ダウン 1093.1ドル
- 78.6%ダウン 998.6ドル
ここまでの安値は1333ドルですのでまだ23.6%ダウン割れも起きていませんが9日MA価格が1308.6ドルですので今後海外も短期指標割れてくればもう一段の下げとなる可能性が高まります。
最後に
変化が起きれば・・・
白金に関しても第一注意シグナルが発令された本日。ここまで買い方針でウハウハだった方も有頂天気分はやめピリッとしない状況になっています。 本日で完全に転換したとはまだ言えませんが第一シグナルが出たことを考えどう対応しておくかを考えないといけない。買い方針の方としては あの価格を割れてくればポジションを全て決済するのかもしくは一部決済するのか・・・持っておられる買い玉の平均価格でも違ってくるかとは思います。 また売り方針を考えている方はどの時点を下回ってくれば出撃するのか?もしくは第一段階で出撃決意した方はどの価格を上回れば撤収するのかを作戦練っての対応となります。 金と同様に今週の白金の動きは注目となります。
いかに冷静な判断が出来るか!これがマーケットで生き残る秘訣の一つです。 偏り過ぎた考えではなく変化したのならその流れについていく。また今の流れが継続するならその流れについて行くこと。特に変化が起きた時は頭の切り替え必要です。
何も武器を持たない材料だけで行動していた投資家の皆さんの動きは不安定になってきます。そうならない為にもテクニカルプライスを前もって知っておく事が大事になります。 そのテクニカルプライスを短期・中期・長期・逆張り・順張りとあらゆる面から提供しているのがこの「マーケットEye」です。このコンテンツはオープンコンテンツになっていますが 会員様(当社のお客様)はすべてのコンテンツが読むことが出来ます。2週間体験はいつでもできますのでこの後に掲載されている申し込み先から申し込みして頂ければと思います。
情報内容についてのご質問やお問い合わせは下記連絡先からできますのでお気軽にご連絡ください。
昼の動画もたくさんの方に視聴して頂いていますがそれとは別に会員様向けの動画配信「三猿相場動画」を配信しています。「三猿相場動画」に関しては会員制になっています(会費などはいりません。登録して頂くだけです)

ご相談やご質問がある方はお気軽にご連絡ください。
連絡先 0120-520-307
情報サイトマーケットEye2週間体験できます
当社のお客様向けの相場分析サイト「マーケットEye」は過去のバックテストも掲載していますので過去の動きではどのテクニカル指標が相性が良かったのか確認できます。 悪い結果の売買分析コンテンツも掲載しております。昨年のような動きで一番良い指標と一番悪い指標を比較しておくのも今後の為になるかと思います。 お客様にご参考にして頂けるものを常にご提供しております。オンライン取引・対面取引の方すべての方がご利用できます。ページの一番下に体験の申し込みバナーがあります。 ぜひご体験してください。また現在これから金投資を本格的に考えたい方への金の資料を提供中です。お気軽にお申込みください。

JPXの金先物価格や白金価格を知らない方がおられ、金の価格は大手貴金属商さんが出しておられる9時半の価格だけなのかと思っておられた方がおられます。 Youtube動画を見られている方の中には金が関係する投資信託だけをやっておられるか方もおられ金の公設市場があると言う事知らない人もおられます。 下記のURLはJPXの先物市場を掲載しているページになります。ご存知でなかった方は一度御覧になってください。

上記クリック後のページの商品先物価格情報(OSE)をクリックすれば金の価格などが掲載されています。
取引時間 午前8時45分~午後3時45分まで 夜間取引は午後5時から翌朝朝6時まで
各相場に対してご相談ある時はお気軽にご連絡ください。きっちりお時間作って対応させて頂きます。
連絡先 0120-520-307
この記事が役立ったらシェアをお願いします!
Tweet※tradingview社のチャートを利用しています。
- ご注意ください。
-
当サイトの情報は各アナリストがテクニカル分析に基づき作成したもので、相場の動向を保証するものではありません。
売買に際しての最終判断はあくまでもご自身でご決定ください。 商品関連市場デリバティブ取引及び商品先物取引は元本や利益が保証されるものではなく、 価格の変動により場合によっては委託証拠金の額を上回る損失が生じることもあります。 為替、日経平均株価の分析は、商品市場分析の参考データとしてご提供しております。 当社では、外国為替証拠金取引及び日経平均指数先物取引の取り扱いはしておりません。
なお、予告なしに内容が変更又は、廃止される場合がありますのであらかじめご了承ください。
お取引の際は事前に 重要開示事項 等を十分ご理解のうえ、ご自身の判断で行なって頂けますようお願い申し上げます。