売買手法に特化した情報コンテンツ

テクニカル分析に特化した相場情報サイト

0120-520-307

受付時間/平日9:00~17:00

お問合せフォーム

今日の相場解説【GOLD 来週は正念場!】今日の相場解説 (2025.06.27)デイリーマーケットレビュー


最終更新日: 2025-06-27

ページ制作日: 2025-06-27

今日の相場解説

過去の分析はこちら 過去の分析はこちら

ヒートドーム現象


大阪では昨日の雨をきっかけに、もしかすると梅雨明けではないかと思うほど、今後1週間は気温が35度前後まで上がる日が続く見込みです。 この猛暑は日本に限ったことではなく、アメリカでも同様に厳しい暑さが続いています。特にアメリカ東部では「ヒートドーム現象」が発生し、今週は「10年に一度」と言われる猛暑に見舞われています。気象当局は猛暑警報を発令し、約1億6000万人に警戒を呼びかけています。 ヒートドーム現象とは、上空の高気圧が熱い空気を地表に押し下げて閉じ込めることで、まるで鍋のふたのように地域を熱気で覆い、気温を異常に高くする気象現象です。風が少なく乾いた夏季に温かい空気が地表付近に蓄積され、そこに強い高気圧が重なることで起こります。この現象は特定の地域だけでなく、大陸全体の気温を押し上げることもあります。 この影響で、ニューヨーク州では24日に最高気温が39℃近くまで上昇し、都市部では体感温度が43℃に達したとのことです。 さらに都市部では、「ヒートアイランド現象」によって気温がより一層高くなります。ヒートアイランド現象とは、建物やアスファルト、車の排熱などにより、都市の気温が郊外よりも高くなる現象です。都市化の進行とともに、今後ますます顕著になると考えられています。
まだ6月というのにこの暑さ。今年の夏は、例年以上の厳しい暑さになるかもしれません。皆さま、どうか体調管理には十分ご注意ください。

今注目のコメ相場は堂島取引所で

(堂島コメ相場情報堂島コメ取引の価格に関するページへのリンク・)
(堂島取引所HP・堂島取引所のウェブサイトへのリンク)


プラチナとの関係

昨日の白金の記事に関してはいつもよりも数倍の閲覧数があり、またプラチナに対してのお問い合わせもいくつか受けました。それだけプラチナの動きに皆さん注目されておられる ことを実感しました。プラチナは本日も昨日の高値を更新しております。昨日の記事の中で今後の上値のテクニカルプライスを掲載しておりますので再度確認しておいてください。 また本日も動いておりますのでお気軽にお問い合わせして頂ければと思います。

さて元気の良い白金に対してGOLDの動きが怪しくなってきています。実際に白金と金の価格差のチャートを見てもいかに直近の動きに違いがあるのかわかります。

金と白金価格差日足
金と白金価格差日足

4月に過去最大の価格差をつけて5月切り返しでもいつものように52日MAで抵抗を受けていたが6月頭に9日MAと52日MAが2023年12月以来のゴールデンクロスが出現すると そのまま素直にマイナスになっていた価格差は縮小しています。
この縮小する減少としては
①白金も金も上昇していても白金の上昇幅が大きい
②白金が上昇している時に金は横ばいもしくは下げている。
③白金下落しているが金の下落幅の方が大きい
などなどパターンがあります。実際にチャートを見れば以下の様になっています。

金と白金比較
金と白金比較

基本は同じ貴金属なので同じような動きをするのですがここ最近は違う動きをしています。本日も金は記事を書いている時点で66円安に対して白金は171円高になっています。これだけでも価格差は 237円マイナス縮小となっています。

正念場!


ではGOLD見てみましょう。
金日足
金日足


まず相場分析サイト「マーケットEye」の各コンテンツの売買方針の集計で見る指標ではGOLDは6月25日から総合判定は売りになっています。 その指標が見れるのは分析サイトの会員(対面取引・オンライン取引)の方のみ、もしくは今2週間体験されている方のみですがその方々は気付いておられるはず。早い指標では6/19に売りになっている コンテンツもあります。それだけ各テクニカル指標の変化が今起きているのがGOLDであり長期目線で見ても重要なポイントに来ています。
前回も書いていましたが5/15からのUPトレンドラインは割れています。その前回の時に掲載したのが以下のチャート。

6月25日掲載チャート
国内金日足 トレンドライン確認
国内金日足


①の5/15からひけていたUPラインは割れています。
②の4/9からひけるUPラインも割れています。
③の12/6からひけるUPラインは割れていません。
では現在の状況は?

金日足①
金日足①

前回の時と比較して大きく変化はないのですが前回以上に6/25の安値15465円が重要になっていることがわかります。この15465円は5/15からの上昇のジャスト半値押しなのもその重要性がわかります。
5/15の14758円から6/24の16171円で計算した黄金比率価格
  • 23.6%ダウン 15838円 通過
  • 38.2%ダウン 15631円 通過
  • 50.0%ダウン 15465円 同値(6/25 15465円) ★
  • 61.8%ダウン 15298円 
  • 78.6%ダウン 15060円

4/9の13985円から6/24の16171円で計算した黄金比率価格
  • 23.6%ダウン 15655円 通過
  • 38.2%ダウン 15336円 
  • 50.0%ダウン 15078円 
  • 61.8%ダウン 14820円 
  • 78.6%ダウン 14453円 

12/6の12688円から6/24の16171円で計算した黄金比率価格
  • 23.6%ダウン 15349円 
  • 38.2%ダウン 14840円 
  • 50.0%ダウン 14430円 
  • 61.8%ダウン 14019円 
  • 78.6%ダウン 13433円 


本日の安値はここまで15505円ですので15465円まであと40円の距離ですので射程圏内価格と言って良いかと思います。 本日午後から価格が下落するような事が起こり15465円を割れてくるかに注目しておきたいですが割れない場合でも週明け割れてくるかに注目したい。
また当然最終防波堤として機能している52日MAとの位置関係も見ておきたい。現在15475円ですのでここも割れて15465円も割れると相当インパクト大きいので一気に 相場が崩れる可能性があることも頭の中に入れておきましょう。
その場合は下値テクニカルプライスとして15349円と15336円の価格があり、4/9の安値からの38.2%ダウン価格15336円との戦いであり また12/6の安値からの23.6%ダウン15349円との戦いになり強い相場であれば 38.2%ダウンまで行かずに踏ん張ることが多いことも考えると、この2つの価格は非常に重要。
さらに長い目線で見れば2024年8/6 10804円から16171円で計算しますと
  • 23.6%ダウン 14904円 
  • 38.2%ダウン 14121円 
  • 50.0%ダウン 13488円 
  • 61.8%ダウン 12859円 
  • 78.6%ダウン 11953円 

の価格が出てきます。上記の価格は一番大きな流れになるのでまだ現段階では少し覚えておく程度で良いですが本格的な下げになってきた時は必ず覚えておきたい価格になります。

週末及び月末ということもあり長期目線でも見ておきましょう。


金週足
金週足

御覧の通り今週も陰線で2週連続陰線。高値更新で上髭を出して先週安値を割れています。また9週MAは15520円となっており記事を書いている時点では15574円ですので 維持はしていますが来週この水準割れてくるかに注目。過去はこのレベルで耐えて上昇再開のリズムが継続しており買い方針の方としてはこういう場面はいい押し目と考えていた。 ただ今回はここで耐えれるかどうかを確認してからの出動の方が良いと思われます。今回史上最高値を更新してもRSIは70ポイント突破しての終了にはならない。要は勢いはそこまでないと 見ることもできます。長く続いている逆行現象も気になる。
次に月足です。
金月足
金月足

まだ今月終わっていませんが今月もこのままですと前月安値を割れずに高値は更新の流れは継続しています。ただし9か月MAと実態価格の乖離は過去最大レベルになっており 乖離修正が入ってもおかしくない状況。今月安値は15264円ですので15464円割れて15349円と15336円も割れてきた時の重要な価格と認識しておきたい。

今回の記事は正念場を迎えていることを中心に書いています。なので今の段階で決定打が出ているわけではありません。ただその決定打が来週出るかもしれないという事だけは 頭の中に入れておき対応することがリスク管理するうえで重要と考えます。これまで通りにここで反発形状パターンになるためには15715円オーバーと9日MAオーバーが最低限必要。 MAの傾きにも当然変化が起きないとだめです。そのような条件がそろってようやく買い方にとっての正念場がクリアーされることになる。逆に売り方としては悲願達成するためには この撃破するチャンスをものにしないといけません。
商品先物相場は
上がると思えば買いからスタート
下がると思えば売りからスタート
どちらも同じ条件でできます。日歩がかかるようなことはありません。自分が考える方向に相場が動けば利益になり逆なら損になる。買いの時代が続くなら買えば良い。買いの時代が終わったなら 売りに変われば良い。それだけです。来週その正念場が来ると考えておきたい。

最後に
日柄
6月4日の金の記事で書いていたのが6月24日の件です。内容は次の通り。
「今月の中で金の一番重要日は6月24日の計算に なっています。またこの日は新月の1日前でもあります。その前後に高値をつけに来ているのであれば注目となります。」と記載しており 最高値を付けたのが6/24でした。前もってどういう日に各銘柄の重要日があるのかを知っておくことで慌てず対応することもできる。全てその通りになるわけでは無いですが 全く無知でいるよりはましです。他の記事でも書いている7月4日は来週金曜日にきます。そういった意味でも来週は重要な週になると考えておきたい。
いかに冷静な判断が出来るか!これがマーケットで生き残る秘訣の一つです。 偏り過ぎた考えではなく変化したのならその流れについていく。また今の流れが継続するならその流れについて行くこと。特に変化が起きた時は頭の切り替え必要です。

何も武器を持たない材料だけで行動していた投資家の皆さんの動きは不安定になってきます。そうならない為にもテクニカルプライスを前もって知っておく事が大事になります。 そのテクニカルプライスを短期・中期・長期・逆張り・順張りとあらゆる面から提供しているのがこの「マーケットEye」です。このコンテンツはオープンコンテンツになっていますが 会員様(当社のお客様)はすべてのコンテンツが読むことが出来ます。2週間体験はいつでもできますのでこの後に掲載されている申し込み先から申し込みして頂ければと思います。
情報内容についてのご質問やお問い合わせは下記連絡先からできますのでお気軽にご連絡ください。


昼の動画もたくさんの方に視聴して頂いていますがそれとは別に会員様向けの動画配信「三猿相場動画」を配信しています。「三猿相場動画」に関しては会員制になっています(会費などはいりません。登録して頂くだけです)
(三猿相場動画案内ページ)

ご相談やご質問がある方はお気軽にご連絡ください。
連絡先 0120-520-307

情報サイトマーケットEye2週間体験できます

当社のお客様向けの相場分析サイト「マーケットEye」は過去のバックテストも掲載していますので過去の動きではどのテクニカル指標が相性が良かったのか確認できます。 悪い結果の売買分析コンテンツも掲載しております。昨年のような動きで一番良い指標と一番悪い指標を比較しておくのも今後の為になるかと思います。 お客様にご参考にして頂けるものを常にご提供しております。オンライン取引・対面取引の方すべての方がご利用できます。ページの一番下に体験の申し込みバナーがあります。 ぜひご体験してください。
2週間体験申し込みはこちら


また現在これから金投資を本格的に考えたい方への金の資料を提供中です。お気軽にお申込みください。
(金の基礎から分かる資料ページ)

JPXの金先物価格や白金価格を知らない方がおられ、金の価格は大手貴金属商さんが出しておられる9時半の価格だけなのかと思っておられた方がおられます。 Youtube動画を見られている方の中には金が関係する投資信託だけをやっておられるか方もおられ金の公設市場があると言う事知らない人もおられます。 下記のURLはJPXの先物市場を掲載しているページになります。ご存知でなかった方は一度御覧になってください。

(日本取引所グループ 先物・オプション価格情報)

上記クリック後のページの商品先物価格情報(OSE)をクリックすれば金の価格などが掲載されています。
取引時間 午前8時45分~午後3時45分まで 夜間取引は午後5時から翌朝朝6時まで 
各相場に対してご相談ある時はお気軽にご連絡ください。きっちりお時間作って対応させて頂きます。

連絡先 0120-520-307



この記事が役立ったらシェアをお願いします!



tradingview社のチャートを利用しています。

執筆者の写真

監修:安村 武彦

国際テクニカルアナリスト連盟・認定テクニカルアナリスト(CFTe)・AFP(日本FP協会認定)
大阪府出身。1987年に商品先物業界に入社。2005年末に業界を離れ、2006年より専業トレーダーとして商品・株式・FXの売買で生計をたてる。個人投資家が相場で勝つためには、投資家目線のアドバイスが必要不可欠と感じ業界へ復帰。真のアドバイザーを目指し現在に至る。個人投資家向けに開催する一目均衡表のセミナーは非常に分かりやすいと好評を得ている。

ご注意ください。
当サイトの情報は各アナリストがテクニカル分析に基づき作成したもので、相場の動向を保証するものではありません。
売買に際しての最終判断はあくまでもご自身でご決定ください。 商品関連市場デリバティブ取引及び商品先物取引は元本や利益が保証されるものではなく、 価格の変動により場合によっては委託証拠金の額を上回る損失が生じることもあります。 為替、日経平均株価の分析は、商品市場分析の参考データとしてご提供しております。 当社では、外国為替証拠金取引及び日経平均指数先物取引の取り扱いはしておりません。
なお、予告なしに内容が変更又は、廃止される場合がありますのであらかじめご了承ください。
お取引の際は事前に 重要開示事項 等を十分ご理解のうえ、ご自身の判断で行なって頂けますようお願い申し上げます。