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今日の相場解説【GOLD史上最高値に接近】今日の相場解説 (2025.05.07)デイリーマーケットレビュー


最終更新日: 2025-05-07

ページ制作日: 2025-05-07

今日の相場解説

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急増する動物原因の鉄道輸送障害

このゴールデンウィーク中に新幹線が運転を見合わせるトラブルがあり、読者の皆様の中にも影響を受けた方がいらっしゃったかと思います。 原因はなんと、電気を送る架線に体長1メートルのヘビが接触し、ショートを起こしたことによるものでした。 この停電の影響で、下りは東京―新大阪間、上りは浜松―新大阪間で運転を一時見合わせ、上下線あわせて86本の列車が遅れ、約6万7,000人に影響が出たとのことです。 ニュースによれば、ヘビだけでなく、シカやイノシシ、タヌキなどが列車と衝突する事故も相次いで発生しているようです。 国土交通省によると、動物が原因で30分以上の遅れが生じた「輸送障害」は、2003年度には81件だったのに対し、2013年度には465件、2023年度には1,369件に増加し、この20年で実に16.9倍にもなっています。 特に東日本では、猟師の減少などによりシカの個体数が増え、生息域が広がっているとの指摘もあります。 列車との衝突を減らすには、ハード面での対策に加えて、野生動物の生息密度を適切に管理する必要があるとされています。 動物たちには罪はありませんが、この20年で彼らの生息域や私たちの暮らしの環境が大きく変化してきているのだと、改めて感じさせられます。

(堂島取引所HP・堂島取引所のウェブサイトへのリンク)
(堂島コメ相場情報堂島コメ取引の価格に関するページへのリンク・)


GOLD国内先物市場史上最高値15811円にあと10円と接近


国内金日足
国内金日足


GW明けの相場ですが金が大きく動いています。このGW期間中の動きは高値が5月7日6時に付けた15800円安値は5月3日午前1時12分につけた15106円。 この高低差694円は昨年8月5日につけた771円に次いで歴代2位の記録であり4月7日の680円をオーバーしています。 ただ今回の記録はGW期間中のデータとなり1日だけの記録ではないですがチャートのローソク足は一本の足となるので上記のような形状になります。

出来高も夜間終了時で72994枚となっており出来高はやはり多くなっています。今回のGW期間中の上がった要因は以下のような事が考えられます。
トランプ米大統領が海外制作の映画に100%の関税を課す方針を示したことを受けて、安全資産に対する買い圧力が強まり、株価上昇傾向が一服し、つれて安全資産に 対する投資ニーズが再度高まった。米長短金利は上昇したがドル安円高に振れたこともあり、為替要因でもNY金は買いが膨らみやすい環境になった。 最近の急ピッチな値下がりに対する反動高になった。
さらに昨夜6日のニューヨーク金先物相場は、前日比100.50ドル高の3422.80ドルまで上昇し改めてトランプ米大統領の高関税政策に対する警戒感が強まり、 安全資産としての買いが優勢になった。海外制作の映画に続いて、輸入医薬品に対しても関税を課す方針が示された。これを受け米国株が下落し、ドル安円高にさらに 進行した動きでNY金相場は大幅続伸となった。

NY金日足
NY金日足


ではこういう時こそいつものように冷静なチェックが必要となります。
まず国内もNY金も史上最高値は更新していません。現在記事を書いているこの時間で国内金価格は15598円で動いており15800円で終了した夜間取引の価格から202円下げています。 でもそれでもまだ前日比では310円高状態ですので大幅アップには変化ありません。100円や200円の値幅の動きが1時間弱で動いても普通と思えるのも若干相場の動きに対して 麻痺してしまっているかもしれませんが昔の大人しい金なら年間でも500円程度の動きの年もありましたからね。
時間外のNY金を見ると夜間で現在70ドル近く価格が下げている状況とこちらも大きな変動幅になっています。
良くも悪くもトランプ関税で相場が乱高下している状況なのは事実ですが市場は過去の高値などしっかり見て動いているように思われます。



ケース①史上最高値更新時の場合

現在価格は夜間終了時よりも下げており国内価格の最高値15811円更新とはなっていません。この時間帯の下落があくまでも調整安でこの後価格が切り返し15811円に抜けた場合に考えられる価格は以下の通り。

高値15253円から安値13985円での計算

  • 1.236倍返し 15552円 通過
  • 1.382倍返し 15737円 通過
  • 1.5倍返し  15887円
  • 1.618倍返し 16037円
次に13673円・15253円・13985円の価格を利用した計算では
  • E計算値 16833円
  • N計算値 15565円 通過
  • V計算値 16521円


となりますので15887円が次のポイント価格となります。 そして15811円を抜けてきや場合は新たに下記の計算もしておく必要が出てきます。

高値15811円から安値14992円での計算
  • 1.236倍返し 16004円
  • 1.382倍返し 16124円
  • 1.5倍返し  16221円
  • 1.618倍返し 16317円
次に13985円・15811円・14992円の価格を利用した計算では
  • E計算値 17637円
  • N計算値 16618円
  • V計算値 16630円


となりますので15811円を抜けてきた時は15887円が非常に重要でこの価格を抜けると16000円台の価格を目指す動きになると考えての対応が必要になってきます。

NY金価格は以下の価格を以前記載していました
NY金 高値3201.6ドル安値2970.4ドルでの計算
  • 1.236倍返し 3256.16ドル 以前に通過
  • 1.382倍返し 3289.92ドル 以前に通過
  • 1.5倍返し  3317.2ドル 以前に通過
  • 1.618倍返し 3344.48ドル 以前に通過
次に2844.1ドル・3201.6ドル・2970.4ドルの価格を利用した計算では
  • E計算値 3559.1ドル 未到達
  • N計算値 3327.9ドル 以前に通過
  • V計算値 3432.8ドル 以前に通過

でしたが3559.1ドルに対して最高値は3509.9ドルで今のところは止まっていますので3509.9ドルを抜けて来た場合はまずは3559.1ドルが目標価格になります。
国内金と同じように3509.9ドルを抜けた場合は新たに下記の計算もしておく必要が出てきます。

NY金 高値3509.9ドル安値3209.4ドルでの計算
  • 1.236倍返し 3580.82ドル 
  • 1.382倍返し 3624.69ドル 
  • 1.5倍返し  3660.15ドル 
  • 1.618倍返し 3695.61ドル 
次に2970.4ドル・3509.4ドル・3209.4ドルの価格を利用した計算では
  • E計算値 4048.4ドル
  • N計算値 3748.4ドル 
  • V計算値 3809.4ドル 


NY金に関しては3559.1ドルそして3580.8ドルが3509.9ドルをオーバーしてきた時の注目価格として見ておく必要があります。

上記国内価格及びNY金価格は市場最高値をオーバーした時の価格として考えなければいけない価格であり必ず向かうと言う価格ではありません。そこはお間違いのないようにしてください。 こういう状況になってきた時は上記のようなテクニカルプライス価格やオシレター系の状況に出来高も冷静にチェックしておく必要があります。
RSIは国内海外ともに過熱感あるレベルではない
出来高はGW期間中の数日分のデータとなり参考記録にはなりますが昨年8月5日の99249枚に接近する枚数を現在こなしています。




ケース②高値更新せずにツートップ形成


国内金日足②
国内金日足②



NY金日足②
NY金日足②



もうひとつ考えなくてはいけないのは今日の高値が前回高値を抜けずにここから失速するパターンです。
この動きを確認できるのは明日以降の動き次第となりますが4月22日の高値の翌日は国内・海外ともに大幅下落を演じています。値幅が大きい分その対応も難しくなるかと 思いますが国内に関しては今日の日中取引の安値(まだ未確定)を割り込んで来るのかどうかにまずは注目しておきたい。本日終了時に8時45分~15時45分の安値を確認してください。 その価格を割り込んだ時は下記の価格をチェックしたい。

高値15811円から安値14992円での計算

  • 23.6%ダウン 15609円
  • 38.2%ダウン 15491円
  • 50.0%ダウン 15396円
  • 61.8%ダウン 15301円


となるので15491円が重要と考えておきたい。あとはいつものように短期テクニカル指標のチェックです。こちらではいつも9日MAを中心に一目均衡表の転換線の位置を確認しておきたい。
とにかく上下の振れ幅が大きくなっておりトレードされている方にとっても非常に酷な環境が続いています。
ただ今回も今のところは26日MAが国内も海外もサポートしての反発となっています。今後もそのレベルを維持するのかどうかが中期の流れの大きな変化を確認するための 一つの指標として見ていくことになりそうです。

最後に

本日5月7日がどのような日柄なのかと知っている方はこの情報サイトの会員の方だと思います。本日のこの動きを見てどう考えるのは投資家それぞれだと思いますが 会員の皆さんは今日のこの動きを非常に重視されているはず。だからこそ明日の動きが注目となります。


これだけの動きをしているので本日もご相談やご質問がある方はお気軽にご連絡ください。
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取引時間 午前8時45分~午後3時45分まで 夜間取引は午後5時から翌朝朝6時まで 
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執筆者の写真

監修:安村 武彦

国際テクニカルアナリスト連盟・認定テクニカルアナリスト(CFTe)・AFP(日本FP協会認定)
大阪府出身。1987年に商品先物業界に入社。2005年末に業界を離れ、2006年より専業トレーダーとして商品・株式・FXの売買で生計をたてる。個人投資家が相場で勝つためには、投資家目線のアドバイスが必要不可欠と感じ業界へ復帰。真のアドバイザーを目指し現在に至る。個人投資家向けに開催する一目均衡表のセミナーは非常に分かりやすいと好評を得ている。

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