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今日の相場解説【高値更新GOLD!】今日の相場解説 (2025.04.22)デイリーマーケットレビュー


最終更新日: 2025-04-22

ページ制作日: 2025-04-22

今日の相場解説

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東京都区部の3月「家賃」30年ぶりの上昇率

皆さんは持家派?それとも賃貸派?
今般、注目を集めた報道によれば、東京都区部の2025年3月における民営家賃の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比1.1%の上昇を示し、これは1994年10月以来、 30年5か月ぶりの高い上昇率となった。これまで長期にわたり安定的な推移を示し、CPIにおける「岩盤」とも評されてきた家賃の上昇は、家計支出に占める割合の大きさから、 物価上昇下における可処分所得の減少を通じ、個人消費の低迷を招く可能性が指摘されている。 家賃の上昇傾向は東京都区部のみならず、全国的な現象として捉えられている。2025年3月の全国CPIは前年同月比0.4%の上昇を記録し、2023年6月以降、20か月連続の上昇となっている。 特に家族向け物件の家賃上昇の要因として、分譲マンション価格の高騰が挙げられる。 株式会社不動産経済研究所が2025年4月21日に発表したデータによると、2024年度の首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)における新築マンション1戸当たりの平均発売価格は、 前年度比7.5%増の8135万円となり、過去最高を更新した。東京都内23区においては、同11.2%増の1億1632万円と、2年連続で1億円を超える水準に達しており、 都心部における不動産取得の困難性が示唆される。 一方、日本の人口動態においては、単独世帯の増加や人口減少といった構造的な変化が見られる。 2024年には約87万人の人口減少が報告されており、これは一つの政令指定都市に匹敵する規模である。 長期的な視点においては、このような人口減少が不動産の需給バランスに影響を及ぼす可能性も考慮に入れる必要がある。 特に都市部と地方においては、不動産価格や賃料において更なる格差の拡大も予測される。



高値あっさり更新し前回書いていた上値目標価格に到達したGOLD

前回の記事で上値の目標として金の国内価格及びNY金の価格は以下の価格を書いていました。
国内金価格
高値15253円から安値13985円での計算

  • 1.236倍返し 15552円 本日通過
  • 1.382倍返し 15737円
  • 1.5倍返し  15887円
  • 1.618倍返し 16037円

次に13673円・15253円・13985円の価格を利用した計算では
  • E計算値 16833円
  • N計算値 15565円 本日通過
  • V計算値 16521円

国内価格は記事を書いている時点で15643円まで価格は上昇しています。
NY金価格
NY金 高値3201.6ドル安値2970.4ドルでの計算
  • 1.236倍返し 3256.16ドル 以前に通過
  • 1.382倍返し 3289.92ドル 以前に通過
  • 1.5倍返し  3317.2ドル 以前に通過
  • 1.618倍返し 3344.48ドル 以前に通過


次に2844.1ドル・3201.6ドル・2970.4ドルの価格を利用した計算では
  • E計算値 3559.1ドル
  • N計算値 3327.9ドル 以前に通過
  • V計算値 3432.8ドル 本日通過

昨夜のNY金は高値は3442.3ドルで終値は3425.3ドルでしたのでV計算値まで来たことになる。
現在このコンテンツ内で掲載している上値の注目価格で残っているのは
国内金価格は以下の通りになります。
  • 1.382倍返し 15737円
  • 1.5倍返し  15887円
  • 1.618倍返し 16037円
  • E計算値   16833円
  • V計算値   16521円

NY金は以下の通り
  • E計算値  3559.1ドル

ちなみに為替140円でNY金が上記3559.1ドルで国内価格を換算すると16020円になる計算になります。1.618倍返しの16037円に近い価格となります。
NY金3559.1ドルで固定した場合で139円だと15905円・138円だと15791円・137円だと15677円になります。ちなみにこの価格は国内の当限価格に該当する価格になりますが 現在当限4月限価格と先物2月限価格の間には約100円の順鞘状態ですので実際に先物価格で計算すれば今の鞘状態が継続しているのなら上記価格に100円足した価格が換算価格になります。
記事書いている時点で金標準2025年4月限15502円で金標準2026年2月限は15603円ですので101円の順鞘になっています。(順鞘は先物価格が当限価格よりも高い状況で逆鞘はその逆で当限の方が 高い状態を言います。先限価格が高いのが順当な姿なので順鞘と言いその要因としては倉庫代や保険料や金利に需給バランスがなど色々な要因があります)
ではチャートを見てみましょう。


国内金(日足)
国内金日足


NY金(日足)
NY金日足


国内金もNY金もどちらも史上最高値と言うことで過去に今の価格帯は無い事でどの価格が次のテクニカルプライスなのかを知ってもらうために先程から書いていた価格に なっています。ちなみに一番近い価格として国内価格は15737円という数字があるので現時点での高値15643円で計算するとあと94円となっています。 何度も書きますがこの価格が天井と言う事ではなくその価格を通過すると次に待っているテクニカルプライスは15887円がいると言う事です。 新幹線で博多から乗って新大阪止まりかと思っていたら新大阪を出てしまえば次は京都に向かうという意味で考えてください。どこで止まるかは今の時点ではわかりません。
切り返しが起きる場合は
①高値更新が止まる
②直近安値を割る
③陰線が出る
のこの3つが出てまずは転換の注意をしないといけない状況になる。そのうえで次の段階を見ることになります。 ただし現在の動きとしては上下の幅が大きいと言う事は逆回転起きた時も大きな動きになることは過去の動きを見ても分かることです。
4月9日の144円安で終了した14213円から本日迄9営業日ですがその間は安くなったのは14877円で終わった4月14日の53円安が一回あっただけで 本日のここまでの高値15643円で計算した227円高では9営業日で1430円の上昇となっています。過去は年間でも1000円以上動く年が稀な時代があったが今じゃ一週間で動くような時代に なっています。それだけ激しい動きになっています。
とにかく上値に関しては上記で出てきているテクニカルプライスを注目して置くことになる。
過熱感に関してはNY金も国内金もRSIは70ポイントに再度到達しておりますが価格の高値は更新もRSIの数値は前回の高値数値は抜けていない状況が起きている。

RSI逆行現象(ダイバージェンス)とは

逆行現象(ダイバージェンス)は、価格の動きとテクニカル指標が異なる方向に動く現象のことを指します。 具体的には、価格が新高値をつけているときにRSIが下落している、またはその逆の状況を指します。これは市場のトレンドに疑問符を投げかける一つのサインとなり、価格の反転や大きな動きの前触れと解釈されることがあります。


逆行現象(ダイバージェンス)には主に2種類あります。

  • 強気ダイバージェンス
  • 価格は下落しているのに、RSIなどの指標は上昇している状態。トレンド終焉の可能性と、潜在的な上昇トレンドへの転換を示唆します。

  • 弱気ダイバージェンス
  • 価格は上昇しているのに、RSIなどの指標は下降している状態。トレンド継続性の弱体化と、潜在的な下降トレンドへの転換を示唆します。



このように逆行現象(ダイバージェンス)は、トレンドの勢いが衰えてきたときによく観察されます。この現象は、価格のトレンドが続いているものの、上昇または下落の速度が遅れるためにRSIが低下する状況で発生します。その結果、価格とRSIが逆方向に動くという逆行現象が現れます。

逆行現象の出現は、市場の勢いが失われつつあることを示しています。この現象は、トレンドの反転を予兆する可能性がありますが、一方で、勢いの減速が一時的なものである場合、トレンドは再び力をつけて継続する可能性もあります。そのため、逆行現象の信号は必ずしも確実なものではなく、「ダマシ」になることもあるのです。

トレンドは継続しつつも、勢いが弱まってきた時に逆行現象(ダイバージェンス)は起こりやすい。ただし「騙し」もある



次に出来高と取組の推移ですが以下の様になっています。
国内金出来高・取組
国内金取組


上記は4月に入ってからの推移です。大幅下落した4月7日かけて出来高も膨らみ取り組みも増加していた事がわかります。安値になっている場面で取り組み増加は旺盛な買い意欲を 物がっている。そして現在高値を更新してきている中で取り組みは増加しておらず出来高もそこまで増えていません。本日も価格は大幅な上昇していますがそこまでの出来高にはなっていない。 今年なって一旦ピークを打つタイミングでは価格上昇も取り組みが増えてこない状況が起きています。そのうえでここ最近の動きはそのような傾向は取組では見せております。 よってそのあたりも注視する必要があります。

なんとこの記事を書いている間に価格は15716円まで上昇しています。記事の最初に書いていた15737円まであと21円まできています。本日中に次のテクニカルプライスに到達する 可能性が出てきています。逆に言えば到達後の動きの翌日は注意しないといけないことになります。本日日柄では会員様向けのコンテンツの中で金は△の日になっているのでそのあたりも注意しておきたい。


金に関する材料


トリプル安(株安、債券安、ドル安)が金相場を押し上げている。トランプ米大統領はパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長を繰り返し批判し、 利下げの必要性を強く訴えてます。これにより、FRBの独立性がリスクにさらされていることになり、トランプ政権内からは、パウエル議長に対する辞任要求も出ている。 元と言えばトランプ大統領への不信感から「米国売り」の動きが始まっていた可能性が指摘されていたが、 FRBの独立性に対する疑念は、さらに「米国売り」を加速させる恐れがありそのため円高に進んでおり、その受け皿の一つとして、金相場が注目されて価格が上昇している。

トランプ米大統領の政策に対するリスクヘッジの必要性が高まりGOLDに資金が集まっている。 特に通商政策は、世界経済に大きな不確実性と混乱をもたらし、米国経済においてもスタグフレーションのリスクを高め、米国と各国との関係は急速に悪化しており、 投資家の間でも「米国売り」の動きが見られ上記にも書いていますがトランプ大統領の金融政策への介入は、この流れを加速させている可能性があります。 欧米の投機筋や中国の現物筋による高値圏での買い意欲は依然として強く、過去最高値の更新が続いています。先日も書いています中国の現物筋のトレードの変化がここでも出ています。 3,500ドル付近で上げが一服するかが注目されますがテクニカルプライスとして次に待ってるのは3559.1ドル。 価格無視の需要が発生しているため、過熱感を抱えながらも高値を追っているのが今の相場です。

最後に
荒れまくった相場の最後もとんでもないことになるのが相場の世界です。その点もよく頭に入れておき買い方針で上手く波に乗っている方もどうなれば降りるのかも 考えながらの対応も必要。
売り方針で負けている方は相当厳しい状況になっていることだと思います。ご相談の電話も昨日から多くなっています。
ご相談ある時はお気軽にご連絡ください。きっちりお時間作って対応させて頂きます。

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執筆者の写真

監修:安村 武彦

国際テクニカルアナリスト連盟・認定テクニカルアナリスト(CFTe)・AFP(日本FP協会認定)
大阪府出身。1987年に商品先物業界に入社。2005年末に業界を離れ、2006年より専業トレーダーとして商品・株式・FXの売買で生計をたてる。個人投資家が相場で勝つためには、投資家目線のアドバイスが必要不可欠と感じ業界へ復帰。真のアドバイザーを目指し現在に至る。個人投資家向けに開催する一目均衡表のセミナーは非常に分かりやすいと好評を得ている。

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