【徐々に接近しているドル円の重要価格】今日の相場解説 (2025.04.21)デイリーマーケットレビュー
最終更新日: 2025-04-21
ページ制作日: 2025-04-21

ホテル争奪戦?
現在、日本のホテル業界では、国内旅行客と訪日外国人観光客の間で客室の獲得競争が激化しています。
コロナ禍で経営が厳しかったホテル業界は、一転して好調に推移しており、上場ホテル運営会社13社(15ブランド)の2024年10~12月期の客室単価は、全社で前年同期を上回り、最大1.6倍にまで上昇しました。この背景には、旺盛なインバウンド需要があります。
今後、ゴールデンウィークや夏休みといった長期休暇シーズンを迎えるにあたり、客室単価はさらに上昇する可能性があり、予約争奪戦はますます激しくなると予想されています。
一方、宿泊料金を巡っては、都内の高級ホテル運営会社15社が価格カルテルにつながるような非公開情報を定期的に交換していたことが明らかになり、公正取引委員会が近く再発防止を求める警告を出す方針です。
ホテル業界は、人手不足による待遇改善やリネン代の上昇など、コスト増の要因を抱えており、値下げは難しい状況です。大手旅行会社は、2025年の訪日外国人客数を4020万人と推計しており、2年連続で過去最多を更新する見込みです。このため、今後もホテル争奪戦は続くと考えられます。
このような状況から、家族旅行を計画する際、希望の宿が予約できなかったり、予算を大幅に増やさざるを得なくなる可能性があります。そのため、近場で旅行を楽しむという選択肢も現実的と言えるでしょう。
139.57円と139.26円が目視できるような状況になってきた
前回の為替の記事で最後に今後注目したい価格として記載していたのが
139.56円と139.26円です。
この価格は
2024年9月の安値の139.56円
フィボナッチ38.2%押し(102.58円 → 161.94円)の139.26円
の2つの価格を指しています。
ドル円(週足)
2021年のバイデン政権になってからの円安に関しては前からも記載していたようにこの円安の大きな流れは大きく転換する可能性があると書いてきました。そのうえで上記の二つの注目価格に関しては
非常に重要な価格だと言う考えには変化はありません。やはり長期のトレンドの38.2%ダウンレベルで止まらないとなると一気に為替に関しては円高の流れが加速する可能性があります。
またチャート的にもヘッド&ショルダーズになる可能性が出てきています。
ドル円(週足②)
ヘッドアンドショルダーズトップは、上昇トレンドの終焉を示唆する代表的なチャートパターンの一つです。その形状は、3つの山と2つの谷によって構成され、中央の山が左右の山よりも一段と高くなるのが特徴です。
この形状が、左右の山を肩、中央の山を頭に見立てたことから名付けられました。日本では、仏像の三尊像に似ているため、「三尊」とも呼ばれます。
見方のポイント
- 最初の山(左肩)の形成
- ヘッドの形成
- 右肩の形成
- ネックラインのブレイク
まず、相場が上昇し、最初の山を形成します
その後、最初の山の高値を更新する形で中央の最も高い山(ヘッド)が形成されます。この高値更新は、一時的に上昇の勢いが強いことを示唆します。
ヘッド形成後、価格は下落し、最初の山の安値付近まで、あるいはそれ以下の水準まで調整します。 この下落は、売り圧力が強まっている兆候です。その後、再び反発しますが、ヘッドの高値を更新することはできません。この2番目の山が右肩となります。
最初の谷(左肩とヘッドの間)の安値と、2番目の谷(ヘッドと右肩の間)の安値を結んだ線をネックラインと呼びます。 価格がこのネックラインを下抜けると、それまでの上昇トレンドが終了し、下降トレンドへの転換が示唆される強い売りシグナルとなります。
この時点で、ヘッドアンドショルダーズトップが完成したと見なされます。 このように、ヘッドアンドショルダーズトップは、高値更新後の下落と、その後の反発の弱さ、そしてネックラインのブレイクという一連の動きを通して、相場の転換点を示唆する重要なチャートパターンです。
その重要なチャートパターンになるかどうかのテクニカルプライスに38.2%ダウン価格も絡んでいると言うことになりさらに注目度が高まることになっています。
この点は為替を見るうえで抑えておきたい重要なポイントになります。
そして上記価格を割れると136.5円となるわけです。この価格は161.94円から139.56円まで円高に触れた22.38円幅を1月の158.87円から引いた価格(値幅観測)です。 そして前回も書いていますがそのすぐ下に月足一目均衡表の雲が待っています。今後数カ月の雲の位置は以下の通り。
ドル円一目均衡表(月足)

- 4月=133.8円
- 5月=134.4円
- 6月=134.6円
- 7月=134.9円
ヘッドアンドショルダーズトップが完成した場合は月足ベースでの雲の位置はほぼ市場参加者が意識するレベルになるかと思います。
その雲の中に半値押しの132.26円が存在しそのしばらく続く雲の下限価格が126.56円。雲の下限価格は1年間変化しません。よって今後の1年間を見るうえで雲の価格割れてくれば 61.8%ダウンの125.26円レベルを目指すと考えておきたい。そしてその近辺に見れば、目に入る2023年1月の127.21円が否応なく目に入りますのでここでテクニカルプライスが3ついることになります。
127.21円・126.56円・125.26円のこの3つの価格。
139.56円と139.26円
割れてきた場合は
127.21円と126.56円と125.26円
この3つの価格を目指す動きと考えておきたい。
現時点で125円レベルはなかなか想定できない方も多いかと思いますが円高の流れが継続していくと仮定した場合は計算上出てきます目指そうとしている価格ですので そこまで進むかどうかは別としても頭の中には入れておきたい価格です。
どちらが起こるのか今後の動きを各商品目を配らないといけませんが為替に関しては長期目線で見ても非常に重要な位置にいることは理解し、商品だけでなく株の各銘柄に関しても 為替の影響を受ける銘柄は多数ありますのでお持ちの金融商品が為替の影響をどれだけ受けるのかを予め確認しておく必要もあるのではないでしょうか。
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