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今日の相場解説【白金ようやくか・・・】今日の相場解説 (2025.04.16)デイリーマーケットレビュー


最終更新日: 2025-04-16

ページ制作日: 2025-04-16

今日の相場解説

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証券口座の乗っ取り相次ぐ!


最近皆さんのメールに「〇〇証券口座確認」「〇〇証券重要事項のお知らせ」などのメールが届いていませんか?私の会社のPCにもそのような明らかに怪しいメールが毎日届きます。 会社のPCなので関係なしと見ることが出来ますが通常プライべートで使用しているメールに来ていたら「あれ?なんだろうと」と開けてしまう可能性がありますよね。 ニュースではインターネット上で証券口座が乗っ取られ、不正に株を売買される被害が相次いでいるとのことで、低価格で売買の少ない株を大量購入し、株価をつり上げる「株価操縦」 に悪用されているとみられ、数百万円の損失を被った個人投資家もおらえるとのこと。 犯罪グループは証券会社を装った偽サイトから顧客の認証情報を盗み取っているとみられますが 証券会社は「本人が入力したか否かにかかわらず、登録されたIDや暗証番号で取引されたものは補償しない」とのことで悪用された投資家の方も大変困っているとのことです。 不正取引が確認されている証券会社はネット取引でも大手の会社の名前が報道されています。それだけ口座数も多いと言うことになり被害者の数もどれだけいるのかわかりません。 証券会社の偽サイトに誘導する「フィッシング詐欺」や、「マルウェア」(悪意あるプログラム)によって盗み取られた、証券会社を装ったフィッシング詐欺メールや偽サイトに関する事業者、市民からの報告は、 1月から増え始め、3月~4月8日の間は1万7600件に急増しているようです。報告していない私のような人間も多くおられると思います。 便利な時代ですがその裏には危険も多くあること再認識しておきたいですね。



底打ちしたのか白金



白金(日足)
白金日足


上記は白金の日足チャートです。4月1日高値4716円~4月7日4071円まで645円の下落を短期間で演じた白金。その後6営業日は横ばい状況となりながらも安値は切り上げる動きとなり 昨日の時点で乖離があった9日MAに接触する動きとなり本日明確に9日MAを抜けて来ています。また4/7の安値を付けた日の高値4374円にあと4円となる4370円まで記事を書いている時点では 戻しております。明日以降の高値としては4374円をまずは注目しておきたい。
この安値を付けた日は白金としては一日の高値安値の変動幅では非常に大きく動いておりこの日は303円動いています。実際の終値は4181円で前日比187円安でした。 ちなみにこの日の金は高値安値の幅が680円の歴代2位で終値は444円安の14212円となっておりこの日が安値でそこから今の戻りになっています。
それでは白金に戻ります。この4月7日の4071円が目先の底値となっていますがこの日はRSIも終値ベースで23.33ポイントですので安値の4071円の時点では瞬間20ポイント割れるような レベルまで出ていた。また出来高は昨年8月5日の大暴落した時以来の大商いとなっています。そのような状況になった中で翌日は陽線となり孕み足となりそこからしばらくモミモミ状況になって 上に抜けようとしているのが今日の動き。
では4月7日の安値4071円はどの位置にいる安値なのか。

白金2022年4月22日~2025年4月16日(日足)
白金長期日足


今回の4071円は2023年の安値三羽烏価格4090円・4065円・4083円に並んだ価格となります。ここよりも下となると2023年2月の3930円が次の価格として出てきますが 三羽烏価格は相当強い支持価格として機能する可能性があります。また今回の安値は月足ベースでもポイントになっています。
白金一目均衡表(月足)
白金一目均衡表


御覧の通り今回の安値は一目均衡表月足の雲の所で価格は今のところ止まっています。今月の雲の価格は4013円です。ちなみに来月は4070円になっています。 またこの近辺には2020年3月安値1843円から2024年5月高値5482円までの上昇幅の38.2%ダウン価格4092円も絡んでいることがわかります。
よって2023年の三羽烏と一目均衡表の雲と長期目線で見た38.2%ダウン価格の5つのテクニカルプライスがいるテクニカル価格密集帯だと言う事がわかります。 この密集帯になっているということは前もって分かることですのでこの存在を知っていた方はあの暴落している日に冷静に判断ができたことだと思います。 暴落時や暴騰時にいかに冷静な判断が出来るかと言う事は非常にトレードをするうえで大事な分けですがそれを感情や雰囲気でトレードしてしまうと 高値で買い安値で売ってしまう確率が高くなると思います。


今後のポイント


上記に書いています強力な5バックの守りを突破するのかどうかが重要となってきます。まず突破しない場合を考えると次の様になります。
昨年10月高値から見た38.2%戻しレベルが以下の価格帯と同じレベルになる。
白金黄金比率(日足)
白金黄金比率


昨年12月9日の4483円に今年3月11日の4451円に昨年10月高値5188円から今年4月安値4071円まで下げた幅の38.2%戻しが4498円となるので戻した場合はこの3つの価格突破が必要になります。現在の価格が4336円ですので 今のレベルから150円上の価格となります。とにかくこのレベルをオーバーすることが上値の重要なポイントになります。
逆に5バックを突破してきた場合はどうなるのか・・・。半値押しが3663円となりますのでこの価格は奇しくも2022年7月の3602円と近い価格になります。この時は7月の3602円を付けた後に 一旦戻り再度9月に3614円を付けてW底になった価格です。またこの年の3月には3666円をつけていることからも半値押し3663円は5バック価格を割れてきた時の重要な目標価格になること が分かります。
最後に
今回の4071円からの切り返しは非常に重要な価格での切り返しになっています。ここ踏ん張ってこれまでのレンジ相場に戻るのか・・・それともここ数年のレンジ相場とサヨナラして 新たな4000円~3600円の中での値動きになるのかどうかの分岐点に来ている可能性があると考えても良いのではないかと思う状況。
もしレンジ変更が起きたのであれば頭の切り替えは必要です。金との動きとの相関係数があまり高くない現在を考えると金が上昇しているからとの理由で安易に考えるのは 危ないと考え実際に金と白金の価格差は更に拡大しています。(白金の方が金よりも大幅に安い)そのようなことも考えて今後の白金の取引に取り組んで頂けたらと思います。

白金と金の価格差(週足)
白金と金価格差


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執筆者の写真

監修:安村 武彦

国際テクニカルアナリスト連盟・認定テクニカルアナリスト(CFTe)・AFP(日本FP協会認定)
大阪府出身。1987年に商品先物業界に入社。2005年末に業界を離れ、2006年より専業トレーダーとして商品・株式・FXの売買で生計をたてる。個人投資家が相場で勝つためには、投資家目線のアドバイスが必要不可欠と感じ業界へ復帰。真のアドバイザーを目指し現在に至る。個人投資家向けに開催する一目均衡表のセミナーは非常に分かりやすいと好評を得ている。

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