【金価格暴落!次の注目ポイントは!】今日の相場解説 (2025.04.08)デイリーマーケットレビュー
最終更新日: 2025-04-08
ページ制作日: 2025-04-08

便利なものほど使えなくなると・・・
週末にネクスコ中日本の管内で発生したETCの大規模障害は、1日半後の4月7日午後にようやく復旧したようです。週末日曜日で家族で遠出したりしていた方でこの障害に会われた方は大変な時間を過ごされたと思います
。今回の障害はETCのシステム障害が原因となっていますが詳しい原因はまだ不明とのこと。昔は料金所を通る時に手渡しでお金を払っていました。その料金所の渋滞緩和などを行うためにETCが誕生し、それに伴い車にも
ETCを付けなくてはいけないなど車社会においてなくてはならない物になりました。
普段の生活の中でも電車に乗る時でも今では切符を買うことも少なくなりました。また携帯電話の決済機能など非常に便利な半面、一旦障害になるとその機能が使えなくなり混乱が起きるのも現代社会です。
便利な社会になればなるほど使えなくなくなった時の反動も大きくなる事を再確認した出来事でした。
本日は「GOLD」です。
昨日は更新をお休みしあの動きの時に何をしているんだ!と思われた方もおられたかと思います。申し訳ないです。週末の記事で下げた場合の事も書いていましたのでその記事を読んで頂いた方も多かったと思います。 昨日の「今日の相場解説の視聴率(閲覧数)が凄い数字になっていたのがその証拠です。
それでは本題に入ります。昨日の動きとしては高値が14695円で安値が14015円と1日の高下の幅が680円となり昨年8月5日の高低差771円(11863円高値11092円安値)以来の史上2番目の記録を演じています。 また昨年8月5日は前日比752円安で1日の値動き幅でも史上最高記録でしたが昨日の前日比444円安は史上2番目の前日比での値動き幅でした。
本日この記事を書いている時間帯では前日比70円前後のプラスで動いていますが昨夜も高値は14515円安値は14160円と355円の高下が起きています。それもフェイクニュースで揺さぶられており市場が株も含めて 関税戦争の問題で大きく揺れているのが分かります。
何度もこのコンテンツ内で書いてきていますようにこのような乱高下の時こそ冷静に判断するためにはテクニカルプライスをしっかり確認しておくことが必要なのと、市場心理がどうなっているのかを知ることが必要だと考えます。 実際にトレードしており「そんなメンタルないよ」と思う方もおられるかと思いますが、そのメンタルを身につけることが勝者になる重要なポイントであると敢えて書かさせて頂きます。 それではチャートでまずは確認しましょう。
金標準(日足)

現在の状況を確認しますと以前から下値の注目ポイントして記載していた52日MAまで価格が下げていることが分かると思います。そのうえで週末に書いていた記事として黄金比率から見た下値の目標価格として以下の価格 を掲載していました。
昨年8月の安値と昨年12月の安値から見た黄金比率価格
黄金比率価格は以下の様になります。
昨年12月安値12688円からの計算
- 38.2%ダウン14273円 通過
- 50.0%ダウン13971円
- 61.8%ダウン13688円
昨年8月安値10804円からの計算
- 38.2%ダウン13553円
- 50.0%ダウン13029円
- 61.8%ダウン12504円
昨日の安値は14015円でしたので上記の価格で見ますと昨年12月の安値12688円からの上昇幅に対して38.2%ダウンは通過していることが確認できます。
そしてもうひとつ52日MAとの攻防戦をおこなったのが今年3月の安値の時です。この時今回のように52日MAの様に下値サポートしたのが一目均衡表の雲です。
金標準一目均衡表(日足)

昨日も安値では一目均衡表の雲にサポートされていることが分かるかと思います。買い目線の方からすれば今回もここでサポートされるぞ!と今日の動きを見てお考えの方もおられるかと思います。 売り目線の方からすれば「おいおいまたここで反発するのか?」との恐怖心が起きている可能性があります。昨日の下げでもそうですが下げているのに関わらず買い方は昨年からの動きの中で下げても我慢すれば助かる という根拠も無い自信に満ち溢れており、逆に売り方の方は下げてもまた急騰するのではないかと言う恐怖心をいつも持っているような感じがお問い合わせを聞いていても強く思います。
それは取り組みの内容にも現れています。
取組推移

4月2日から昨日の7日まで4日連続前日比マイナスの動きをし980円の下落をしたのですがその間の取組枚数は毎日増加しています。その枚数6440枚。これだけの短期間での下落ですので本来なら買い方が投げる(損切) する動きが出て下落してもおかしくないはず。また3/19時点での取り組み枚数39254枚と4/1時点の取組枚数は大差がなくこの期間価格は動いています。そうです史上最高値を取りにいったんです。3/19終値が14730円 で4/1の史上最高値が15253円ですのでこの期間523円の上昇を演じていますが取り組みはほぼ変わらず。その理由としては売り方の踏み上げを誘っていたのが大きな理由の一つとして考えます。 安値で空売りしていた人が4月1日の高値をとりに行く過程で我慢しきれず損切したことを相場の世界では踏み上げと言います。なので本来相場上昇の中で買い方が勢いつけ新規買いの注文が増えて 取組枚数は増加するのですが今回の史上最高値をつけに行った時は市場から退場していく売り方の踏み上げも多くありそれが相場上昇を加速させた要因の一つにもなるかと思います。
今回相場が下げてきている中で安いから買うと新たに参戦している方も多いのと価格下落で値洗いマイナスが増加し不足請求金額が出ても我慢して入金をし、損切はしていない方も多くいると想定できます。 売り方は下げに対して懐疑的な面もあることから高値からの新規売りを仕掛けることを躊躇している方が多くいると思われ、出来る方は感情入れずにテクニカル指標の指示通りに動いているような方です。 実際にマーケットEyeの各指標を見てもトレンドフォロー系の指標の中でも4/3に売り転換しているコンテンツがあり3/13に買い転換スタートした14000円前後で買ったポジションを14983円で途転売りになっているものコンテンツも あります。
今日の記事では心理面・メンタル面の事も多く書いていますがこのような大荒れの相場になった時は人の心理が相場を大きくゆる動かすことがあること知って頂きたく書いております。
では再度チャートを見てみましょう。
金日足チャート

昨年8月からひける上昇トレンドラインはAとBの二つ。昨日の下げはBで止まっています。上記で書いていました52日MAや一目の雲も同じような位置でサポートしている。 そして以前のトレンドラインAに対して高値では瞬間抜けている場面もあるが現在抜けていません。今までのサポートしていた上昇トレンドラインが今後抵抗勢力として機能する可能性があることは覚えておきたい。 またやはり52日MAと一目の雲とトレンドラインの3つの支持母体が支持できなくなるかが一番の注目で今週の一目の雲の位置を確認しますと下記のとおりです。
火曜日~木曜日 14101円
金曜日 14084円
よって下げてきた時は今週は雲の位置はこのあたりにいることを確認しておき52日MAは日々変わりますので毎日チェックしておく事。
14015円が底だと考えた場合の上値の注目価格
金黄金比率
- 38.2%戻し14488円
- 50.0%戻し14634円
- 61.8%戻し14780円
となり、昨夜の高値14515円は38.2%戻し価格を27円瞬間オーバーしたことになる。昨夜の値動きを確認すると14488円以上に滞在した時間も10分足らずであることから本当に瞬間だけ抜けたことになる。 本日の高値がこの価格ですので切り返しの初期段階注意すべきこととして前日の高値更新がありますが38.2%戻し界隈がポイントになることになる。またこの自律反発だけで終わる戻りの急所を昨夜に出したと考えるならば 明日に今日の安値を割り込む動きが出た時にその可能性が高まることになる。今日のここまでの安値は14160円ですのでここ割れてくれば明日の雲の上限価格14101円が次の注目価格になりそしてさらに下がれば14015円がポイント価格になる。
最後に!
トランプ大統領の発言で相場が揺さぶれているのは前回大統領だった時と同じです。彼の発言で相場は乱高下していますが現在はAIトレードやシステムでのトレードが主流になっています。敢えて彼らと言いますが彼らの システムは感情を持っていません。あくまでもサインが出た通りに動く。そしてその思考の中に色々なテクニカル分析が搭載されている。誰もが同じテクニカル数値で見れるテクニカル指標はいくつあるのか?その中心となっている テクニカル指標は何なのか・・・そういうことも考えて取引をしないと今の大荒れの相場の中で沈没するだけかと思います。 14015円が目先の底だと考えた場合は14488円を終値ベースで抜いて終わること。それを上値のポイントとして考えておき逆に下げた場合は上記で書いてきた一目の雲なども撃破してくるようだと注目の下値目標価格は 昨年12月安値12688円~15253円の上昇幅に対する61.8%ダウン価格13688円が重要な価格として考える。3月11日安値13673円と近いWテクニカルプライスとして見ることが出来ます。さらにその下となれば13533円をあげておきます。 この価格は9カ月MAの13457円と近い価格となります。大型の修正安がくるなら9か月MAもターゲットになりますので。
金標準(月足)

過去の動きを見ても9カ月MAまでの修正は幾度もあります。2023年3月以降月足RSIは一度も70ポイント割れていません。過去最長期間の滞在になっています。なので余計に下がっても我慢していれば助かる神話が誕生したわけです。 しかしトランプ政権下でその神話が続く保証は何度も言いますがありません。本当に今年は大きな意味で株価も為替も金価格も大きな転換点を迎えている可能性があること忘れないようにして相場に取り組んで行きましょう。
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Tweet※tradingview社のチャートを利用しています。
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