【金暴落をどう見る!】今日の相場解説 (2025.04.04)デイリーマーケットレビュー
最終更新日: 2025-04-04
ページ制作日: 2025-04-04

最大6Mのずれ!
先日のミャンマーの地震(マグニチュード=M7.7)を引き起こしたザガイン断層が震源に近いマンダレーの北方から首都ネピドーの南方まで、
長さ400キロ以上にわたって水平方向にずれたと国土地理院が発表しました。内陸の活断層地震でこれほどのずれ幅はなかなかないとの事。
先日南海トラフの地震の事を書きここ最近世界的に大きな地震が起きていることも書きましたが何か地球内部で起きているのでは?と勘繰りたくなります。
またハワイ州ハワイ島にあるキラウエア火山の最近の噴火で、溶岩が300メートルもの高さまで噴き上げられたとのニュースも3月末にありまた世界有数の火山国・アイスランドでも4月に入り火山が大規模噴火したこともご存知かと思います。
大規模な噴火に関しては火山灰の影響で航空網が数カ月にわたって混乱することもあり、農作物に関しても大きな影響が出ることがあります。
都市伝説的な話としてネット上では2025年7月の事が色々と言われています。あくまでもの話にはなりますが少しご興味がある方はYoutubeなどで検索して頂ければと思います。
また来週月曜日で今年最初の水星逆行期間が終了することも付け加えて置きます。
本日は「GOLD」です。
強烈な動きとなった昨夜の金価格。
17時の夜間スタート時の価格が14900円でその直後の17:08に14936円の高値をつけて買い目線で見ている方は2日で322円下げたことや短期指標でサポートされたと思った方は
またまたいつもの買い相場がスタートしたぞと考え買いでトレードされた方もいるかと思います。しかしその高値を付けた後は下落スタートとなり3日の安値14844円を昨夕18:05前後に割れると
ここから価格は一方通行に一気に下落し22時16分には14426円まで下げた。この14936円~14426円まで5時間足らずで510円下げたことになる。
この一日の中での510円幅の値動きは昨年8月5日771円幅・翌日8月6日555円幅の動きをした日以来でここ最近の中では3番目の大きさの振幅です。それほど大きな揺さぶりがあった事になります。
これだけの値動きしたこともあり夜間の出来高は34940枚と夜間の出来高としては相当ハイレベルです。と言うことはそれだけ投資家が動いたことになる。
このような時にいかに冷静に相場を見ることが出来るのか問われた相場です。
昨日の終了時点で短期指標まで落ちていたこと考えると前日安値14844円割れた時点での対応がカギになった。
金標準(日足)

14844円割れる前からか短期指標との戦いの状況も考えて下げた場合の目標価格を考えていた方も多いかと思いますがポイント価格は以下になります。
13673円から15253円の上昇幅からみた注目すべき黄金比率価格から考える下値ターゲット
- 38.2%ダウン14649円
- 50.0%ダウン14463円
- 61.8%ダウン14277円
さらに昨夜の動きを細かく見ますと 高値14936円から安値14426円までの下落に対して戻す時間帯が出たがその戻りの価格は14789円です。
この価格がどのレベルになるかと言いますと14936円~14426円の下げに対しての戻りの黄金比率価格
- 38.2%ダウン14621円
- 50.0%ダウン14681円
- 61.8%ダウン14741円
現在記事を書いている時間では14700円前後の動きになっています。本日終了時に14741円以上で終わっているかにも注目しておきたい。
そして上記チャートで注目すべきポイントは皆さん気付いていると思いますが26日MAできっちり下値はサポートされている点です。
ここやはり重要なポイントになります。過去の調整局面でも26日MA割れてきたら次の52日MA目指す動きになっておりその水準が現在14246円であり
61.8%ダウン価格14277円と近い位置にいることからも再度今日の安値14426円を割り込む動きが出るとそこから約200円下の価格は出ると考えておきたい。
金標準一目均衡表(日足)

こちらも注目のレベルで止まった。基準線14463円が14426円とほぼ同じ価格。(現在の基準線は半値押し価格と同値)
そうなるとやはりこのレベルの価格が重要視されることになる。
一目均衡表の雲の位置は 来週
月曜日 14114円
火曜日~木曜日 14101円
金曜日 14084円
となっていますので61.8%ダウンの14227円割れてきた時の次の目安として考えておきたい。
次に中長期の目線で見てましょう。
金標準(日足)

昨年8月の安値と昨年12月の安値が大きな流れで見たポイント安値。
その安値からの黄金比率価格は以下の様になります。
昨年12月安値12688円からの計算
- 38.2%ダウン14273円
- 50.0%ダウン13971円
- 61.8%ダウン13688円
昨年8月安値10804円からの計算
- 38.2%ダウン13553円
- 50.0%ダウン13029円
- 61.8%ダウン12504円
上記価格が出てきます。この価格のなかでまず目につくのが昨年12月安値からの38.2%ダウン14273円です。
この価格と3月安値からの61.8%ダウン価格14277円がほぼ同値となることからこのW価格が今日の安値を今夜以降に割れた場合に重要価格に指定しておき割れた場合は
一目均衡表の雲を目指すと考えての対応になります。いずれにしても14273円と14277円は暗記しておきたい。
前回3月の時の下落時は一目均衡表の雲が最終ストッパーになったことも含めて雲の位置には注目しておく必要あり。
最後に週足で確認
金標準(週足)

バイデン政権誕生した2021年からのチャートです。6000円割れもあった当時の価格から15000円台に突入した金相場。
週足で見るとほぼ9週MAでサポートされてきた。下げても26週MAまでの下げ。
現在9週MAは14356円で26週MAが13682円そして52週MAが12797円となっています。
26週MAの13682円(毎週数値は変化しますが)は今年3月11日の13673円界隈の価格となります。またこの価格は昨年12月安値12688円からの上昇幅の61.8%ダウン価格13688円とも近い価格で
13680円界隈にはトリプルのテクニカルプライスがあることが分かるかと思います。上記で書いてきた各下値のサポート価格を割り込む動きとなった時は今の環境で
「そんな価格は出ないだろう」「そこまで金は下がらないよ」と思う方が多いと思いますが感情入れずに冷静に計算しますとここまで書いてきたテクニカルプライスが弾き出されます。
どの値段を割れてくればダメなのか・・・その後の目標価格がどこにあるのか・・・それを知っているだけでもバタバタ慌てずに対応が出来るはず。直近の上げ相場でも同じ事が言えますよね。
実は昨日終わった段階でマーケットEyeのトレンド系コンテンツのうち3項目が売りに転換しています。
1つは14983円・もう一つは14900円・3つ目は14864円で売りスタートになっています。会員の方はすべてのコンテンツを見ることができますのでどのコンテンツの事を書いているのは分かるはず。
ただしこの判断もサインが出たから従うと言うことを恐れずに感情抜きでやった方だけが今の下げを上手く取れています。当然サインが出たからすべて当たることはありません。
そのあたりはバックアップテスト結果を掲載していますのでそちら見ていただくとご理解して頂けるかと思います。
最後に!
今夜も為替のイベントが控えています。それも今の金相場の下げ要因の一つ為替に関係するイベントです。今回の記事では下げた時のことを中心に書きましたが反発する条件は明確です。
まず月曜日に今日の安値を割れない事。
今日の高値を抜ける事。
陽線で終了する事。
上記3項目をいくつクリアー出来るかに注目するのみ。
過去はこういう局面から驚異的な戻りを見せて史上最高値更新をしてきたGOLDですがそれが今後も続く保証はありません。
今日の状況では買い目線の方はまた戻るから我慢しておこうと思っている方が多いと思う。
逆に売り目線で見ている方はまた戻るんじゃないのか?と不安心理。下げているのだから本来は買い目線の方が不安になり売り目線の方はいいぞと思う相場なのに心理面では逆になっている。
そのような心理面が通常の心理面になるのは中期のトレンドの変化が起きないことには逆転することはないと思うがその時には高値からは相当下げている。
となると・・・高い買い玉は損切できない人が多くなって今後は戻れば売られると言う展開に変わることになるがそのような状況になるかどうかは今後の動き次第となる。
要は下がれば買っておけば良いと言う固定概念は持たず状況に応じて対応考えないといけないということです。
本日もお問い合わせも多くなっていますが、ご相談ある時はお気軽にご連絡ください。
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