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今日の相場解説【ドル円は、Wストッパーで失速、次はどこへ? 】今日の相場解説 (2025.03.31)デイリーマーケットレビュー


最終更新日: 2025-03-31

ページ制作日: 2025-03-31

今日の相場解説

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和式ってなに?トイレ事情に戸惑う子どもたち

「入学前に和式便器に慣れておいてほしい」という記事を読み、今の時代ならではの課題だと改めて感じました。 新小学1年生にとって、学校の和式便器は大きなハードルとなることがあり、実際にトイレに行くのを我慢する理由として「和式が使いにくい」と挙げる子どももいるそうです。 専門家は「入学前に和式トイレにも対応できるようにしておくことが大切」と指摘しています。

文部科学省が2023年に発表した調査によると、全国の公立小中学校にある便器の約3割がいまだに和式。 家庭では洋式トイレが主流となっているため、和式便器を使用する機会がほとんどない子どもも多く、使い方が分からないというケースもあるようです。

かつては「うんこ座り」や「ヤンキー座り」とも呼ばれていたしゃがみ姿勢も、最近では「かかとを床につけるのが難しい子どもが増えている」との声があります。記事の中では「子どもに合った、バランスの取れるしゃがみ方を見つけてみてほしい」とのアドバイスも紹介されていました。 このような生活習慣の変化を受けて、もしかすると将来的には「うんこ座り」という言葉自体が使われなくなる時代が来るのかもしれませんね。



本日は「為替」です。

本日の日経平均は一時1,500円を超える下げを見せ、3月の安値を割り込みました。価格は35,574.61円まで下落し、昨年9月の重要な安値である35,247円に接近しています。このような地合いの中で、ドル円相場も注目のレベルから反落しています。


ドル円(日足)
ドル円(日足)


前回(3月24日)の解説では「ドル円上昇のカギは“Wストッパー”突破にあり」とお伝えしました。この“Wストッパー”とは、以下の2点が重なる強力なレジスタンスゾーンです。

  • 158.87円から146.53円までの下落幅に対するフィボナッチ38.2%戻し:151.25円
  • 3月3日の高値:151.30円

この2つの価格が重なることで、強い上値抵抗帯として意識される水準となっていました。 実際に3月28日には151.2円台まで上昇しましたが、そこを頂点に2円近い円高が進行し、現在は149.13円付近で推移しています。

テクニカル的には、

  • 52日移動平均線(青)までは戻せず
  • 9日移動平均線(緑)を明確に下抜け
  • 26日移動平均線(赤)まで下落

このまま短期線が再びレジスタンスに転じるようであれば、146円台への下押しも視野に入ってきます。


ドル円(日足)
ドル円(日足)


3月11日の安値146.53円から3月28日の高値151.20円までの上昇に対して、現在は調整局面に入っており、フィボナッチ・リトレースメントを用いた下値目処が注目されます。

▼ フィボナッチによる調整水準(※小数点以下は四捨五入)
  • 38.2%押し:149.42円(既に通過)
  • 50.0%押し:148.87円(既に通過)
  • 61.8%押し:148.31円

現在の安値は148.70円付近まで進行しており、すでに38.2%と50%の調整水準は通過しています。下落が続けば、次なるターゲットは61.8%押しの148.31円付近となります。 また、テクニカル的には26日移動平均線(現在149.17円付近)がサポートとして意識されており、本日の終値でこの水準を維持できるかが短期的な注目ポイントです。

3月28日に到達した高値151.2円は、前回のフィボナッチ38.2%戻し(158.87円→146.53円)と3月3日の高値が重なる“Wストッパー”ゾーンであり、ここで上昇が止められたことは非常に象徴的です。 この事実を踏まえると、流れとしては再び146.53円の安値割れを試す動きとなる可能性も視野に入れるべき局面といえます。



ドル円(週足)
ドル円(週足)


ご覧の通り、現在のドル円相場は9週移動平均線(緑線)で明確に上値を抑えられており、戻り売り圧力が強く働いている状況です。 今後の焦点は、3月11日の安値146.53円を明確に割れるかどうか。もしこの水準を下抜けると、158.87円を起点とした下落トレンドがさらに強まり、次なるテクニカルターゲットに向けた円高圧力が加速する可能性が出てきます。

注目すべき下値ターゲット
  • ヘッド&ショルダーズから導かれるターゲット:142.57円(※過去分析参照)
  • 2023年12月の安値:140.24円
  • 2024年9月の安値:139.57円
  • フィボナッチ38.2%押し(102.58円 → 161.94円):139.26円
  • 値幅分ターゲット(158.87円-22.38円):136.50円

特に注目したいのは、昨年9月の安値139.57円と、上昇トレンド(2021年1月〜2024年7月)に対する38.2%押しの139.26円が重なるゾーンです。これはテクニカル的に強い意識を集めやすい水準であり、ここを中心とした下落ターゲットが意識される展開も十分想定されます。


ドル円(週足)
ドル円(週足)


週足チャートで確認すると、上昇トレンドを支えてきたサポートライン(ラインA)は現在144円付近に位置しています。そのため、もし直近安値である146.53円を明確に下抜けるような展開となれば、次の下値目処としてこのトレンドライン(A)付近までの下落を想定しておく必要があります。



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執筆者の写真

監修:安村 武彦

国際テクニカルアナリスト連盟・認定テクニカルアナリスト(CFTe)・AFP(日本FP協会認定)
大阪府出身。1987年に商品先物業界に入社。2005年末に業界を離れ、2006年より専業トレーダーとして商品・株式・FXの売買で生計をたてる。個人投資家が相場で勝つためには、投資家目線のアドバイスが必要不可欠と感じ業界へ復帰。真のアドバイザーを目指し現在に至る。個人投資家向けに開催する一目均衡表のセミナーは非常に分かりやすいと好評を得ている。

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