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今日の相場解説【NYダウ、戻り限界か? 半値戻しと26日線が抵抗に】今日の相場解説 (2025.03.27)デイリーマーケットレビュー


最終更新日: 2025-03-27

ページ制作日: 2025-03-27

今日の相場解説

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3万円で場所取り?現代版・お花見スタイル

昨日は花見に関する記事をお届けしましたが、本日も引き続き、花見にまつわるお話です。 花見の季節になると、よく耳にするのが「場所取り」。かつてのニュースでは、上野公園などで早朝から若手社員が場所取りをし、夕方には仕事を終えた上司や同僚が合流して花見を楽しむ——そんな光景が紹介されていました。
しかし、最近ではこの「場所取り」にも変化が見られるようです。 新人に場所取りを任せることが、場合によっては“パワハラ”と捉えられるケースもあることから、「場所取り代行サービス」を利用する企業や団体が増えているのだとか。料金はおおよそ3万円前後とのことです。

「昔はこうだった」という話が、今の若い世代にとっては負担に感じられることもあるかもしれません。悪しき慣習はなくすべきですが、良き伝統は大切に受け継がれていく社会であってほしいものですね。
ちなみに、週末の金曜日は代行業者にとっても繁忙期となるようです。 花見の風景も、時代とともに少しずつ姿を変えつつあるようですね。



本日は「株価」です。

本日は久しぶりに株価についてお話しします。
その前に、まずは昨日の記事の振り返りから。金価格は14736円を上回り、史上最高値を更新しました。高値は14756円まで伸び、これまでの記録を20円上回る形となりました。


ダウ平均株価(日足)
ダウ平均株価(日足)


3月13日の安値から切り返す動きが続いていたNYダウ平均株価ですが、昨日は注目水準で失速しました。 足元では9日移動平均線が右肩上がりとなり、短期的には上昇基調を示していますが、中期トレンドの目安となる26日移動平均線が上値の抵抗として意識され、上昇の勢いを抑えられた形です。 1月31日の高値45,054ドルから3月13日の安値40,661ドルまでの下落幅に対するフィボナッチ・リトレースメントは以下の通りです。

  • 38.2%戻し:42,339ドル
  • 50.0%戻し:42,857ドル
  • 61.8%戻し:43,376ドル

昨夜の高値は42,821ドルで、「半値戻し」(42,857ドル)にわずかに届かずに反落しました。その価格帯には「26日移動平均線」も位置しており、テクニカル的なダブルの抵抗に押し返された格好です。 NYダウについては、昨年12月と今年1月につけた「ダブルトップ」のような高値が非常に意識されています。その後、谷間の安値となる41,844ドルを割り込んだ際の下落もインパクトがありました。 今回の戻りは、1月高値からの下落局面における“初めての本格的な反発”とも言える動きであり、その戻りがテクニカルな重要水準であるフィボナッチの半値付近、および26日移動平均線で跳ね返されたことは、マーケットがその水準を強く意識している証拠と考えられます。


ダウ平均株価(日足)
ダウ平均株価(日足)


NYダウに関しては、昨夜つけた「戻り高値42,821ドル」を上回れるかどうかが今後の注目ポイントです。 仮にこの水準を超えられないようであれば、戻りの力が尽きたと見なされ、再び下落に転じ、3月の安値40,661ドルを目指す展開となる可能性があります。

テクニカル指標のRSI(相対力指数)で見ても、3月の安値(40,661ドル)をつけた際は30ポイントを下回る“売られ過ぎ”の水準まで下落していました。 一方、今回の戻りではRSIが50ポイントに届いたところで勢いが鈍化しており、この点も見逃せません。

今後、ダウが上値を追うためには、価格が42,821ドルをしっかり超えるとともに、RSIが50ポイントを超えて上昇できるかが、ひとつの目安になると考えられます。


ダウ平均株価(週足)
ダウ平均株価(週足)


週足ベースで見ると、今週の戻り局面も一目均衡表の「転換線・基準線」が上値の抵抗として機能しており、テクニカルな節目で相場が抑えられていることが確認できます。

注目すべきは「雲」の形状です。これまでの調整局面では、価格が下落しても一目の雲がサポートとして機能し、下値を支える形となっていました。 しかし今後は、雲の厚みが徐々に薄くなっていくため、これまでのような強力な下支えが期待しにくくなってくる点には注意が必要です。

特に意識されるのが、2022年10月の安値を起点とする「上昇トレンドライン【B】」です。 仮に「雲割れ」が発生した場合は、このトレンドライン付近までの調整を視野に入れておく必要があります。

一方、転換線・基準線をしっかりと上抜けてくるようであれば、次に注目したいのは、2023年10月の安値を起点とする「上昇トレンドライン【A】」です。 このラインの上に再び乗せてくるようであれば、相場が中期的な反発局面へ移行する可能性が高まると見られます。


材料面からは

米国株の材料面に関しては、やはりトランプ大統領の発言が無視できない状況が続いています。 昨夜は、自動車業界に対する関税の発表が伝わり、これが貿易相手国との対立をさらにエスカレートさせるとの見方が広がりました。関税措置に伴って景況感の悪化を示すような指標が出てくると、米株式市場の重しになると予想する声が大勢を占めています。 また、セントルイス連銀のムサレム総裁は講演の中で、関税の経済への影響を懸念していることに触れ、「二次的な影響が確認されるようであれば、金利をより長期にわたって据え置く可能性がある」との見解を示しました。

経済指標では、3月に発表された米消費者信頼感指数が弱い内容となり、消費者の収入、事業、雇用に対する見通しが12年ぶりの低水準に落ち込んでいます。 こうした景況感に関する指標は、先行きの不透明感を示すものが相次いでいますが、一方で、小売売上高や鉱工業生産、雇用統計といった経済の基礎的なデータは、依然として米経済の底堅さを裏付ける内容となっています。 そのため、現在の株価はテクニカルな節目まで達しているものの、市場参加者の間では、これ以上上昇できるか、あるいは再び調整に入るのか、今後の方向感が定まりにくい状況が続いています。



国内株価


日経平均株価(日足)
日経平均株価(日足)


12月27日の高値から3月11日の安値までの下落幅に対するフィボナッチ・リトレースメント(黄金比率)は以下の通りです。

  • 38.2%戻し:37,672円
  • 50.0%戻し:38,192円
  • 61.8%戻し:38,713円

昨日の高値は38,220円まで上昇しており、ちょうど「半値戻し(38,192円)」の水準をわずかに上回ったところで反落しています。 このことからも、国内株式市場においてもフィボナッチのテクニカル水準が意識されており、半値戻しが一つの抵抗帯として機能していることが確認できます。 今後、38,192円~38,220円のゾーンをしっかり突破できるかが、日経平均の次なる上昇トレンドにつながるかどうかの分岐点となりそうです。


日経平均株価(日足)
日経平均株価(日足)


日経平均は、昨日26日移動平均線を一時上抜ける動きを見せましたが、本日の下落によって再びこのラインに接近する展開となっています。 足元では9日移動平均線も上昇傾向にあり、今後9日線と26日線が「ゴールデンクロス」を形成する可能性も視野に入る局面です。

注目すべきは、3月11日の安値からの戻りに対して、すでに「半値戻し(38,192円付近)」に到達している点です。ここを明確に上抜けていけるかどうかが、今後のトレンドの分岐点となりそうです。

一方、下値に関しては、3月24日の安値である37,608円が目先の最重要サポートといえる水準です。 この水準は直近のレンジ下限でもあり、ここで再び下押し圧力に負けて下抜けるようであれば、「レンジの切り下げ」が始まったと判断せざるを得ません。 現在はテクニカルな節目が複数重なる転換点に差し掛かっており、方向感を見極めるうえでも重要なタイミングといえそうです。




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監修:安村 武彦

国際テクニカルアナリスト連盟・認定テクニカルアナリスト(CFTe)・AFP(日本FP協会認定)
大阪府出身。1987年に商品先物業界に入社。2005年末に業界を離れ、2006年より専業トレーダーとして商品・株式・FXの売買で生計をたてる。個人投資家が相場で勝つためには、投資家目線のアドバイスが必要不可欠と感じ業界へ復帰。真のアドバイザーを目指し現在に至る。個人投資家向けに開催する一目均衡表のセミナーは非常に分かりやすいと好評を得ている。

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