売買手法に特化した情報コンテンツ

テクニカル分析に特化した相場情報サイト「マーケットEYE」

0120-520-307

受付時間/平日9:00~17:00

お問合せフォーム

今日の相場解説【関税戦争と原油市場 – 重要な価格ラインを確認】今日の相場解説 (2025.03.04)デイリーマーケットレビュー


最終更新日: 2025-03-04

ページ制作日: 2025-03-04

今日の相場解説

過去の分析はこちら 過去の分析はこちら

トランプ大統領の発言が市場を揺さぶる

トランプ大統領の発言を受け、市場は大きく動揺しました。昨夜のNYダウは一時900ドル以上下落し、最終的に前週末比649.67ドル安の終値となりました。ナスダックも大幅安となり、497.09ポイント下落しました。 また、為替市場でも影響が広がっています。トランプ氏は「日本の指導者たちに電話で、『あなたの国の通貨を切り下げ、弱体化させ続けてはならない』と伝えた」と発言。日本を名指しして、対ドルでの円安誘導を牽制しました。さらに、自国通貨安を狙った為替操作が行われた場合には、関税を課す考えも示しています。
今後、市場がこの発言をどのように織り込んでいくのか注目されます。


各銘柄(日足)


マーケットはトランプ劇場に揺さぶられていますが、焦って売買するのではなく、どこにテクニカルプライスがあるのかを確認しながら冷静に判断することが重要です。



本日は「原油」の解説です


ドバイ原油先物(日足)
ドバイ原油先物(日足)


現在の価格は「Bライン」(63260円付近)に接近しており、ここを明確に下抜けるかどうかが焦点となります。

サポートライン(B)の重要性
  • Bライン(63260円)が維持されるなら、短期的な反発の可能性がある。
  • ただし、明確に下抜けると昨年9月の安値58250円を目指す展開になりやすい。
市場の影響要因
  • トランプ発言の影響でリスクオフが進行し、原油が下落基調。
  • 68.37ドル(NY原油)まで下落し、国内市場も夜間取引で大幅安。
戦略の考え方
  • Bラインでの攻防を確認
  • → 反発するなら押し目買い戦略、下抜けるならショート目線へ変更。

  • 基準価格の意識
  • → 63260円を割ると、次の下値目標は58250円。

  • 雲の動向も確認
  • → 長期的には雲がサポートとなる可能性もあるが、明確に割り込むと下落リスクが高まる。

ドバイ原油先物(日足)
ドバイ原油先物(日足)


2020年の15,710円から2022年の89,400円への上昇に対する主要な押し目水準は以下の通りです。

  • 38.2% 戻し:61,250円
  • 50.0% 戻し:52,560円
  • 61.8% 戻し:43,860円

現在、価格はトレンドラインB上に位置していますが、このラインを明確に下抜けた場合の下値目標は以下の通りになります。

  1.  61,250円(38.2%戻し):Bライン割れ直後の重要サポート
  2.  58,250円(昨年9月の安値):直近の節目
  3.  54,360円(昨年3月の安値):50.0%戻し手前
  4.  52,560円(50.0%戻し):半値押しの重要ポイント

あくまでトレンドラインBを割れた場合の想定価格として、これらの水準を意識しておくことが重要です。


WTI原油先物(日足)
WTI原油先物(日足)


前回掲載していたWTI原油の週足チャートをチェックすると、現在のサポートラインは65.8ドル付近です。

  • 現在の価格はサポートラインに近づいているが、まだ明確には到達していない。
  • 65.8ドルを維持できるかどうかが、今後のトレンドを決めるカギとなる。
  • ここで反発すればレンジ相場継続、割り込めば一段安の可能性。

ではここまで下げてきている背景は・・・



原油を取り巻く環境は?

今年の高値は1月15日に記録され、その5日後にトランプ大統領が就任しました。就任後、さまざまな施策を打ち出しており、本日もニュースの中心となっているのが関税問題です。 トランプ大統領は関税戦争をさらに拡大する方針を示しており、これが市場の懸念要因となっています。特に景気への影響が大きく、慎重な判断が求められます。


関税発動の動きと市場の懸念
  • 中国への関税を10%上乗せすることを決定。
  • カナダやメキシコへの関税発動も「決定済み」と発言し、今夜にも発動の可能性。
  • カナダ産原油(約400万バレル/日)も関税対象に含まれる可能性があり、市場の影響は大きい。
  • (ただし、市場の一部では「はったり」と見ており、土壇場で見送りとなるかどうかが焦点。)
  • もし関税が正式に発動されれば、金融市場全体を大きく揺るがす可能性がある。

市場の反応と原油への影響
  • 米国景気の腰折れ懸念が強まっており、これが原油価格の圧迫要因になっている。
  • 昨夜の米国株式市場は大きく下落し、NYダウ・ナスダックともに大幅安。
  • 一部のシンクタンクでは、2025年の米国の景気見通しを前期比年率-2.8%と予測しており、関税戦争の影響で個人消費の減少や純輸出の悪化が懸念されている。
  • OPECプラスの8カ国がオンライン会合を開催し、4月から自主減産の縮小計画を進めることで合意。
  • (ただし、市場の状況に応じて「一時停止または撤回も可能」としており、柔軟な対応を示している。)

冷静な相場判断が重要

トランプ大統領の発言が注目を集めていますが、それ以上に大切なのはどこにテクニカルプライスがあるのかを正確に把握しておくことです。 今夜、市場が大きく変動する可能性がありますが、その際に冷静に相場を判断できるように、あらかじめテクニカル分析を確認し、対応の準備をしておくことが重要です。



情報サイト「マーケットEye」は、当社のお客様向けに投資に役立つ情報を提供するサイトですが、一般の投資家の皆様にもお楽しみいただけるオープンコンテンツもご用意しています。 さらに、2週間の体験キャンペーンでは全てのコンテンツをご覧いただけますので、お気軽にお申し込みください。



2週間体験申し込みはこちら



この記事が役立ったらシェアをお願いします!



tradingview社のチャートを利用しています。

執筆者の写真

監修:安村 武彦

国際テクニカルアナリスト連盟・認定テクニカルアナリスト(CFTe)・AFP(日本FP協会認定)
大阪府出身。1987年に商品先物業界に入社。2005年末に業界を離れ、2006年より専業トレーダーとして商品・株式・FXの売買で生計をたてる。個人投資家が相場で勝つためには、投資家目線のアドバイスが必要不可欠と感じ業界へ復帰。真のアドバイザーを目指し現在に至る。個人投資家向けに開催する一目均衡表のセミナーは非常に分かりやすいと好評を得ている。

ご注意ください。
当サイトの情報は各アナリストがテクニカル分析に基づき作成したもので、相場の動向を保証するものではありません。
売買に際しての最終判断はあくまでもご自身でご決定ください。 商品関連市場デリバティブ取引及び商品先物取引は元本や利益が保証されるものではなく、 価格の変動により場合によっては委託証拠金の額を上回る損失が生じることもあります。 為替、日経平均株価の分析は、商品市場分析の参考データとしてご提供しております。 当社では、外国為替証拠金取引及び日経平均指数先物取引の取り扱いはしておりません。
なお、予告なしに内容が変更又は、廃止される場合がありますのであらかじめご了承ください。
お取引の際は事前に 重要開示事項 等を十分ご理解のうえ、ご自身の判断で行なって頂けますようお願い申し上げます。