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今日の相場解説【FOMC発表直前!ドル円をチェック】今日の相場解説 (2025.01.29)デイリーマーケットレビュー


最終更新日: 2025-01-29

ページ制作日: 2025-01-29

今日の相場解説

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史上最短「89秒」—終末時計と日本の危機意識

今朝のニュースで目に飛び込んできたのが、「人類滅亡まで残り89秒」という終末時計の更新です。 昨年の90秒からさらに短縮され、過去最短の数値となりました。この終末時計は1947年に7分(420秒)でスタートし、冷戦終結と米国・ソ連の核軍縮を受けた1991年には17分(1020秒)まで遠のいていましたが、その後は徐々に短くなる傾向が続いています。
今回の89秒という結果は、核兵器の拡散、中東情勢、気候変動などのリスクを考慮したものです。1991年の1020秒から比べると、危機感が高まっていることは明らかですが、日本ではそれほど強く危機感を感じているようには見えません。 日本もまた、自然災害や侵略のリスクに対して、より強い危機意識を持つ必要があるのではないでしょうか。



今日の解説は「為替」です。

本日の記事は、今夜発表される「FOMC」 の政策金利決定がドル円に与える影響についてです。


CMEのFedWatchツール
CMEのFedWatchツール

FOMCの結果発表は、日本時間30日午前4時、続いて4時30分からパウエル議長の会見が予定されています。現在の政策金利であるFF金利(翌日物)は 「4.25~4.50%」 に据え置かれる見込みであり、29日15時時点で市場は99.5%の確率で据え置きを織り込んでいます。
市場の注目点は、政策金利自体よりも声明の内容とパウエル議長の発言です。今後の金融政策の方向性に関するヒントが示されるかが焦点となります。

前々回までの声明では「さらなる調整を検討するにあたり」という表現が用いられていましたが、前回の声明では「さらなる調整の程度と時期を検討するにあたり」と変化しました。 この変更は、利下げの検討に関して、ペースの鈍化を示唆する可能性があると市場では解釈されています。

そのため、今回の声明でこの表現が維持されるのか、それとも変化するのかが注目ポイントとなっています。声明文のわずかな変化が市場の見通しに影響を与えるため、発表後の市場の反応にも注意が必要です。



ドル円(日足)
ドル円(日足)

1月27日に 153.70円に突入した際は、株式市場で「Deepseekショック」により、IT・ハイテク株を中心に大幅下落。その影響でリスク回避の ドル売り・円買い が進み、一時的に円高が進行しました。 この153.70円 は、12月3日の安値 148.62円 から1月10日の高値 158.87円 までの上昇幅に対するフィボナッチリトレースメントの水準と照らし合わせると、以下のように位置づけられます。

  • 23.6%押し:156.45円(突破)
  • 38.2%押し:154.96円(突破)
  • 50.0%押し:153.75円(突破)
  • 61.8%押し:152.54円
  • 78.6%押し:150.81円

こうした状況の中で 明朝のFOMC を迎えることになり、市場が大きく動く きっかけとなる可能性 があります。特に今回は 金利に関する発言 が注目されており、市場の反応が焦点となります。

また、トランプ前大統領は「ダボス会議」 において、次のように発言しました。 「原油価格が下がれば、政策金利を直ちに引き下げるよう求めるつもりだ。世界中で金利は下がるべきだ」 さらに、「原油価格が下がればエネルギー価格も下がり、それに伴いインフレが解消され、結果的に金利も下がるだろう」 と説明しています。

加えて、トランプ氏は FRB(米連邦準備制度) が自身の考えを聞くべきだとの認識を示し、「適切な時期にパウエル議長と直接話し合う可能性がある」 と言及しました。FRBは政策決定において 政治からの独立性を重視 していますが、トランプ氏は 「大統領が政策決定に意見を言えるようにすべきだ」 と主張しています。 こうした発言が 単なるパフォーマンス だと見る向きもありますが、市場関係者にとって 明朝のパウエル議長の会見内容がより一層注目される要因 となっているのは間違いありません。


それでは、明朝の会見後の市場の動き に関して、注目すべきポイントを挙げておきます。

円高に振れた場合の焦点
  • 52日移動平均線(52日MA)を再び割り込むか
  • 半値押し水準(153.75円)を明確に下抜けるか

もし153.70円を割り込んだ場合、次に意識されるのは フィボナッチ61.8%戻し水準の152.54円 です。 さらに、この152.54円付近には 52週移動平均線(52週MA)が現在152.34円 に位置しており、テクニカル的に狙いやすい水準 となっています。


ドル円(週足)
ドル円(週足)

週足での動向を見ると、ここ3週間は円安水準を超えられず、むしろ円高方向へと水準を切り上げる動きが続いています。 これは、円高トレンドが強まっている可能性を示唆しています。 また、今週の終値が「9週移動平均線」を下回るかどうか も注目すべきポイントです。9週MAを明確に割り込むようであれば、円高トレンドの継続が意識される展開となる可能性があります。



一目均衡表での分析


ドル円(日足)
ドル円(日足)

一目均衡表でも重要な局面を迎えている。1月27日の円高局面では、一目均衡表の雲がサポートとして機能し、反発のきっかけとなった。 本日の雲の下限は154.06円、明日は153.27円、明後日は153.35円に位置しており、円高方向に振れた場合はこれらの水準がサポートとして機能するかが注目される。
ただし、現在の雲の厚みはそれほど分厚い状況ではなく、過去の動きと比較するとサポート力が弱い可能性がある。特に昨年7月のように、雲が薄い部分を突き抜けてくる展開も想定しておく必要がある。 雲を下抜ける場合、さらなる円高圧力がかかる可能性があります。



ドル円(週足)
ドル円(週足)

週足の値動きを見ると、転換線でサポートされている状況が確認できます。この水準を維持できるかが短期的な焦点となりますが、もし割り込んだ場合、一目均衡表の雲の上限である 151.8円付近 を目指す展開になる可能性が高まります。

一目均衡表の視点では、現在の雲の厚みがそれほど大きくないため、サポートとしての強度がやや弱い可能性も考慮する必要があります。仮に 151.8円の雲の上限を割り込んだ場合、一段安となり、さらに雲の下限方向への動きが意識される展開 となるかもしれません。

また、ここ数週間の値動きを見ると、円高方向への圧力がじわじわと強まっており、週足ベースで調整局面に入っている可能性もあります。今後の値動き次第では、さらなる下値模索の展開も考えられるため、短期的なサポートラインの動向に注目する必要があります。



長期視点での分析


ドル円(週足)
ドル円(週足)

2023年から2024年の中盤にかけて、歴史的な円安が進行しました。バイデン政権下では「約60円」 もの円安が進みましたが、それには米国の金融引き締めが加速する中で、日米の金利差が大きく開いたことが背景にありました。 しかし、現在は米国が利下げを進め、日本が利上げに向かうという金融政策の転換期に入り、円安トレンドは一服しつつあります。

トランプ氏が再び大統領となり、バイデン政権時のような急激な円安をそのまま容認するとは考えにくいです。 トランプ氏は貿易赤字を問題視しており、過去にもドル高に対して懸念を示していたことから、大幅な円安の進行を阻止するような発言や政策が出てくる可能性があります。 米国の利下げペースと日本の金融政策の動向次第ではあるものの、今後は非常に緩やかな円高が進む可能性が高いと考えられます。

一方で、円安の流れが完全に終わったわけではなく、米国経済の状況や市場のリスク選好度によっては、再び円安基調に戻る展開も十分に考えられます。 その際の重要なポイントとなるのが「1月6日の高値」であり、この水準を再び突破するような動きが出てくれば、現在の下落トレンドが転換し、新たな上昇トレンドに移行する可能性が出てきます。 特に市場では、この高値を超えることで投資家のセンチメントが変化し、さらなる円安方向への加速が期待されるため、今後の相場を占う上で非常に重要なテクニカルプライスとなります。今後の動向を注視する必要があるでしょう。



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監修:安村 武彦

国際テクニカルアナリスト連盟・認定テクニカルアナリスト(CFTe)・AFP(日本FP協会認定)
大阪府出身。1987年に商品先物業界に入社。2005年末に業界を離れ、2006年より専業トレーダーとして商品・株式・FXの売買で生計をたてる。個人投資家が相場で勝つためには、投資家目線のアドバイスが必要不可欠と感じ業界へ復帰。真のアドバイザーを目指し現在に至る。個人投資家向けに開催する一目均衡表のセミナーは非常に分かりやすいと好評を得ている。

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