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今日の相場解説【2024年11月の振り返り】今日の相場解説 (2024.11.29)デイリーマーケットレビュー


最終更新日: 2024-11-29

ページ制作日: 2024-11-29

今日の相場解説

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2024年11月の出来事

11月の取引も本日で終わります。いよいよ来月は師走です。今年もあっという間でしたが、12月も皆様の参考になるような記事を提供していきたいと思います。
本日は、11月の動きを振り返りながら各銘柄についてお話しします。

11月の主な出来事
  • 1日:米国雇用統計発表(非農業部門雇用者数 前月比 +1.20万人、失業率 4.1%)
  • 6日:米国大統領選挙でドナルド・トランプ氏が当選確実に
  • 8日:FOMCが政策金利を0.25%引き下げ
  • 11日:石破茂氏が第103代内閣総理大臣に選出
  • 13日:米国消費者物価指数【CPI】発表(前年比+2.6%)
  • 27日:米国GDP(改定値)第3四半期 (前期比 +2.8%)
  • 27日:イスラエルとレバノンが停戦で合意

11月は、兵庫県知事選が世間の注目を集めました。オールドメディアとSNSの対立構図がクローズアップされ、何が真実で何がフェイクかを見極める力が重要だという議論が巻き起こりました。 このような状況は相場の世界にも当てはまるのではないでしょうか。ネットの発展により、個人投資家も以前より素早く情報を得られるようになりました。 かつては日経新聞の朝刊を見て経済記事をチェックしていた方も多かったと思いますが、現在では瞬時にニュースが流れ、その内容に対して価格が敏感に反応することもあれば、まったく反応しないこともあります。

重要なのは、市場が動いたときに、その価格の変動をどう理解し、分析するかです。当社では、冷静に相場を見つめるためのツールとして「マーケットEye」をご用意しています。 特に会員向けコンテンツは多くの方にご好評いただいておりますので、ぜひコムテックスでの取引もご検討いただければと思います。


ゴムRSS3号

ゴムRSS3号(日足)
ゴム日足チャート

ゴムの日足チャートをご覧ください。これまでゴムに関する記事を掲載したことはありませんが、ゴムは非常に興味深い銘柄の一つで、価格は10銭単位で変動します。

10月には今年度の高値を記録しましたが、その後、11月初頭にかけて下落しました。一時反発の兆しを見せましたが、26日移動平均線を上抜けることができず、再び下落。 11月14日の安値340円は、昨年12月20日の安値232.5円から今年10月の高値までの上昇幅に対するフィボナッチ38.2%の調整水準をわずかに下回る位置で下げ止まる動きとなりました。 このことから、340円付近が短期的なサポートラインとして意識されていると考えられます。

その後は地味ながらも反発が見られ、11月下旬にかけて再び上昇基調に転じつつあります。 特に、年末から年始にかけてのゴム相場では過去にも上昇のアノマリーが確認されており、現在もその兆候が見られる状況です。

次の注目ポイントは、11月8日の「高値379.9円」を上抜けるかどうかです。 この価格を突破することができれば、短期的な上昇トレンドが加速し、さらなる高値更新に向かう可能性が高まります。 一方、再び26日移動平均線(現在の価格帯では抵抗線として機能している)で上値を抑えられる場合、反落リスクも想定されます。
また、RSI(相対力指数)は現在50付近で推移しており、買われ過ぎや売られ過ぎといった極端な状態ではないものの、今後の動き次第では再び上昇局面へと転じる余地があることを示しています。 ゴム相場は独特の動きをする銘柄であり、価格の変動幅も大きいことから、注目しておく価値があります。特に11月安値以降の反発が続き、年末に向けたさらなる上昇が見られるかどうか、今後の動向を慎重に追っていきたいところです。


ドバイ原油先物

ドバイ原油(日足)
ドバイ日足チャート


11月のドバイ原油先物市場は、引き続きレンジ内の「BOX相場」が続いています。価格帯はおおむね65,000円から70,000円の間で推移し、その幅は約5,000円となっています。地政学的リスクが高まっているものの、国内外の市場では大きな反応が見られず、特に方向感のない動きが続いています。 ただし、10月以降の約2か月間、価格が狭いレンジ内で「モミモミ」と推移しているため、次に大きな動きが発生する際には、これまでのエネルギーが放出される形でトレンドが形成される可能性があります。このため、BOX相場の継続中は逆張り戦略が有効ですが、価格がレンジを明確に放れた場合はトレンドに素直に追随することが求められます。

フィボナッチリトレースメントを用いた分析では、現在の価格は、7月高値(83,200円)と9月安値(58,250円)の38.2%戻り(67,780円)付近で推移しており、 50%戻しの(70,730円)を上抜けるかどうかが短期的な上昇トレンドの発生を判断する上での注目ポイントとなります。 一方で、下値では23.6%(64,140円)付近が支持線として機能する可能性があり、このラインを割り込むとさらなる下落リスクが高まると考えられます。

この時期特有の動きとして、年末に向けたポジション調整や季節的な影響による原油需給の変動次第で大きく変わる可能性があるため、引き続きニュースや市場動向を注視しながら柔軟に対応することが重要です。


白金標準先物

白金標準先物(日足)
白金日足チャート


11月の白金相場は大きく下落しました。10月30日の高値5,188円から「約700円」も値を下げており、非常に弱い展開が続いています。

11月13日には9日移動平均線と26日移動平均線のデッドクロスが発生し、その後も下落基調が続いています。 そして、11月28日には9日移動平均線と52日移動平均線のデッドクロスも確認されました。 現在の移動平均線の順番は「中期(26日)→長期(52日)→短期(9日)→価格」という順序となっており、これは既に下落トレンドを示唆していますが、 さらに26日移動平均線と52日移動平均線のデッドクロスが発生すれば、「長期→中期→短期→価格」の順序となり、より強い下落トレンドを表す形状となります。

現在の価格帯は、8月6日の安値(4,129円)からの上昇幅に対するフィボナッチ61.8%戻しの水準(4,534円付近)に位置しています。この重要なサポートレベルを維持できるかが、今後の相場動向を見極める上での大きな注目点です。 この水準を割り込むと、白金相場においてよく見られる「スタート地点への回帰」のパターンが現れる可能性が高まります。

一方、RSI(相対力指数)は現在36付近を推移しており、売られ過ぎの水準に近づきつつあるものの、さらなる下落余地も残されていることに注意が必要です。 この水準で反発した場合には、短期的な戻りを期待する動きになる可能性があります。

今後のポイントとしては、まずフィボナッチ61.8%戻し水準のサポートが維持されるかを見極めること、そして26日移動平均線と52日移動平均線の関係性に注目することが重要です。 また、RSIの動向や、価格が短期移動平均線を回復できるかどうかも短期トレンドを判断する材料となります。


金標準先物

金標準先物(日足)
金日足チャート


11月の金価格は、10月末の高値圏(13,819円)から大きく値を下げる展開となりました。
11月18日には一時12,750円まで下落し、10月末の高値からの下落幅は「1,069円」に達しました。この急落により、市場は売り優勢の地合いが強まりました。

その後、ウクライナが射程の長いミサイルでロシアを攻撃したことで欧州の地政学リスクが高まり、金価格は反発。 一時76.4%戻しの水準(13,567円)に迫る13,560円まで上昇しました。
しかし、この価格帯で反発は止まり、上値の重さを示す結果となりました。 この戻り局面では26日移動平均線を一時上抜ける動きも見られましたが、それは1日限りで終わり、再び下落基調へと戻りました。

本日(11月29日)、金価格は12,796円まで値を下げ、一時的に52日移動平均線を割り込む場面も見られました。 しかし、重要なサポートラインと考えられる11月18日の安値(12,750円)付近で価格が下げ止まりつつある点は、今後の動向を判断する上で注目すべきポイントです。この水準を明確に割り込むかどうかが、今後のトレンドに大きな影響を与える可能性があります。


金標準先物(月足)
金月足チャート


金価格は、2019年に5,000円の重要な抵抗ラインを突破して以降、長期的な上昇トレンドを維持しています。 このトレンドは、コロナ禍、地政学リスク、インフレ懸念といった要因によってさらに加速し、史上最高値を更新する局面が続きました。

しかし、11月はこの長期的な上昇トレンドの中でも、顕著な調整局面となりました。 月足ベースでは「大きな陰線」を形成しており、これは上昇トレンドが開始して以来の目立った下落の一つといえます。この下落の背景には、短期的な利食い売り、地政学リスクの織り込み後の反動、さらには市場全体の需給バランスの変化が影響していると考えられます。
12月の相場では、月足ベースでの陰線が連続するかどうかが重要なポイントとなります。過去を振り返ると、月足の陰線が連続したのは以下の局面のみです。

  • 2020年9月~11月(3か月連続)
  • 2021年1月~2月(2か月連続)
  • 2021年8月~9月(2か月連続)
  • 2024年7月~8月(2か月連続)

もし12月に再び長めの陰線が形成される場合、長期上昇トレンドに変化の兆しが現れる可能性もあります。一方で、12月が陽線で終わる場合、調整は一時的なものであり、上昇トレンドが再び力強く継続する可能性が高まります。 金相場は依然として長期的な上昇トレンド内にありますが、11月の大きな陰線形成によって、市場心理に変化の兆しが見え始めています。12月の相場動向が、長期的なトレンドの方向性を占う上での重要な判断材料となるでしょう。


ドル円

ドル円(日足)
ドル円日足チャート


為替の変動要因は非常に多岐にわたりますが、この値動きをシンプルに説明すると、以下のような背景が考えられます。

Aの期間(2024年年初からの円安局面)

この期間では、パウエル議長が利下げに慎重なタカ派姿勢を示し、 植田総裁が「物価目標の達成にはまだ時間がかかる」とするハト派スタンスを維持していました。 その結果、日米間の金利差が意識され、ドル買い・円売りが進行。これにより、円安トレンドが強まり、ドル円は上昇基調を継続しました。

Bの期間(円高への急転換)

状況が一変したのは、このB期間においてです。米国ではインフレ鈍化が顕著となり、労働市場にも陰りが見え始めたことで、FRB内部から利下げ転換を示唆するハト派的な発言が相次ぐようになりました。 一方、日本では、植田総裁が金融政策の「正常化」を視野に入れたタカ派的スタンスに転じたことで、日米の金融政策が真逆の方向へと動きました。
この結果、ドル円は急激な円高を伴い、7月の160円台の高値から、わずか2か月で140円を割り込む大幅な巻き戻しが発生しました。

Cの期間(円高の巻き戻し)

9月以降、米国では引き続き強い雇用統計が発表され、労働市場の堅調さが利下げ観測を後退させる要因となりました。 一方、日本では植田総裁が急激な利上げを行わない方針を示したことで、行き過ぎた円高が修正される展開となりました。この期間では、ドル円は反発を見せ、再び上昇基調に入りました。


11月の相場とその背景

11月の相場では、米国の金融緩和、日本の金融引き締めという基本的なスタンスに変化はありませんでした。 このため、ドル円は一時156.74円まで円安が進みましたが、そこが天井となり、再び円高方向に動いている状況です。 短期的な値動きの背景には、地政学リスクや市場センチメントの変化も影響を与えていると考えられます。


日経平均株価

日経平均株価(日足)
日経平均株価日足チャート


NYダウが史上最高値を更新する中、11月の日経平均株価は方向感に乏しい「レンジ相場」が続きました。 10月中旬以降の上昇トレンドが10月末で一服し、その後は38,000円を挟んだ揉み合いが続いています。特に、38,500円付近の上値抵抗と37,500円付近の下値支持の範囲内で動き、大きなトレンド形成には至りませんでした。

この背景として、トランプ氏が中国からの輸入品に対して60%、その他の国・地域からの輸入品には20%の関税を提案していることが挙げられます。 この提案が実行に移されるかどうか、そしてその影響がどの程度になるのかについて市場は注視しており、不透明感が強まっています。そのため、投資家は積極的な売買を控え、慎重な姿勢を見せている状況です。
また、日経平均株価は為替相場の影響を受けやすい状況にあります。円高傾向が輸出関連企業に対する懸念を高め、株価の上値を抑える一因となっていると考えられます。


今日の相場解説

各銘柄の11月の動きを振り返ると、日々の値幅(高値と安値の差)が大きい銘柄も目立ちました。 このボラティリティの高い動きは、引き続き続く可能性があります。そのため、短期的な取引に集中するのか、それとも少し長めの視点で相場を見て取引を行うのかをよく考えることが重要です。

目先の値動きにばかりとらわれてしまうと、大きな流れを見失ってしまうことがあります。これは、いわゆる「木を見て森を見ず」の状態になりがちです。 短期的な変動に対応するスキルも重要ですが、大局的なトレンドや流れを把握することが、より安定した取引の鍵となるでしょう。

冷静に市場全体の動きを見渡しながら、自身の投資方針やトレードスタイルに合った戦略を立てていくことを心がけていただきたいと思います。



12月には神戸でセミナーを開催します。今回は会場参加だけでなく、WEB配信や福岡でのビュー会場も設置して、多くの方にご参加いただける形で実施します。 今年最後のセミナーとなりますので、ぜひこの機会にご参加ください。セミナーでは充実した内容をご用意しておりますので、投資に関する知識を深めるきっかけとしていただければと思います。 セミナーの詳細については、以下のリンクからぜひご確認ください。お申し込みをお待ちしております!


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執筆者の写真

監修:安村 武彦

国際テクニカルアナリスト連盟・認定テクニカルアナリスト(CFTe)・AFP(日本FP協会認定)
大阪府出身。1987年に商品先物業界に入社。2005年末に業界を離れ、2006年より専業トレーダーとして商品・株式・FXの売買で生計をたてる。個人投資家が相場で勝つためには、投資家目線のアドバイスが必要不可欠と感じ業界へ復帰。真のアドバイザーを目指し現在に至る。個人投資家向けに開催する一目均衡表のセミナーは非常に分かりやすいと好評を得ている。

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