【ドル円テクニカル分析】今日の相場解説 (2024.11.28)デイリーマーケットレビュー
最終更新日: 2024-11-28
ページ制作日: 2024-11-28

大阪取引所
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金価格とドル円の比較
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本日の商品市場では、金価格が続落し、52日移動平均線(MA)まで下げています。26日の記事で注目した29日が明日ということもあり、この動きは引き続き注目されるポイントです。
今回の記事では、現在GOLD価格と非常に相関関係が高いドル円相場について解説します。
上記のグラフは、今年に入ってからの金価格(上段)とドル円(下段)の動きです。ご覧の通り、全体的に似た動きが見られますが、直近の安値と高値は異なるタイミングです。
具体的には、金の安値は8月6日、ドル円の安値は9月16日、高値は金が10月31日、ドル円が11月15日となっています。
本日、金価格は久しぶりに52日移動平均線まで下げてきましたが、ドル円はまだ52日移動平均線まで達していません。現在のドル円の52日移動平均線は「150.26円」で、現在の価格は151.47円です。
昨夜、一時「150.44円」まで円高が進行し、ほぼ52日移動平均線にタッチしたような状況です。
さらに、9月16日の139.56円から11月15日の156.74円までの円安局面に対するフィボナッチ黄金比率を見てみると、以下の価格水準が注目されます。
- 23.6%下落:
152.69円(すでに通過) - 38.2%下落:150.18円
- 50.0%下落:148.15円
- 61.8%下落:146.12円
- 78.6%下落:143.24円
現時点では、ドル円は38.2%下落の150.18円手前で止まっています。このため、まず注目すべき円高レベルのポイントとして、150.18円(38.2%水準)と、150.26円(52日移動平均線※数値は日々変動)の2つが挙げられます。
昨夜、ドル円が150円台に突入した背景としては、今夜の感謝祭を前にドル買いポジションの調整が進み、ドル円の調整も活発化したことが挙げられます。その結果、ドル円は150円台半ばまで急落しました。
一方で、金融政策の情勢に大きな変化はなく、FRB(米連邦準備制度理事会)は利下げの方針を維持していますが、そのペースについては依然慎重な姿勢を崩していません。
一方、日銀は12月または1月に追加利上げを実施する可能性が高いと見られていますが、実際にどちらで行われるかは依然として不透明です。この金利動向は、円高要因として作用しています。
昨夜の注目材料としては、第3四半期の米GDP改定値と、FRBがインフレ指標として注視する10月分のPCEデフレーターが発表されました。
- 米GDP改定値は、個人消費が下方修正されたものの、全体としては速報値と同じ+2.8%の成長率を維持し、米経済の力強さを示しました。
- PCEデフレーターについては、FRBが注目するコア指数が前年比+2.8%となり、前回からやや上昇しました。
最近発表される米経済指標の堅調さを受け、FRBは追加利下げに慎重な姿勢を強めている状況です。本日の経済指標も、この慎重姿勢を裏付ける内容といえます。 しかしながら、市場は12月のFOMC(連邦公開市場委員会)について、利下げの確率を50%と見ており、12月18日のFOMC結果発表までは、発表される経済データ次第で市場の見方が変化する可能性があります。
ドル円(日足)
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昨夜のドル円の下げでは、「200日移動平均線(MA)」を割り込んでいる点も注目に値します。この水準を下回る動きは、市場の心理に大きな影響を与える可能性があります。
さらに、現在の価格がトレンドライン上に位置している状況であることから、非常に重要な局面に差し掛かっているといえるでしょう。このトレンドラインを維持するかどうかが、今後の方向性を占う大きなポイントとなります。
ドル円(週足)
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週足チャートで確認すると、9週移動平均線(MA)が26週および52週移動平均線と「ゴールデンクロス」を形成していることがわかります。このクロスは、26週MAとのクロスが2024年2月以来、52週MAとのクロスは2023年5月以来の出来事です。
さらに、52週移動平均線の現在値は150.5円であり、本日の円高水準とほぼ一致している点も注目すべきポイントです。この価格帯が短期的なサポートラインとして機能するかどうかが、今後の相場の展開を占う重要な要素となります。
引き続き、移動平均線やトレンドラインの動向に注目しつつ、今後の値動きに備える必要があります。
ドル円(日足)
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一目均衡表の日足チャートを確認すると、現在のドル円は雲の上限に接近していることがわかります。この雲の上限は以下のように推移しています。
- 11/29:149.2円
- 12/2:149.6円
- 12/3:149.6円
- 12/4:149.6円
- 12/5:149.6円
- 12/6:149.9円
- 12/9:150.1円
今後1週間の間で、150円付近の攻防が起きた場合、これらの価格水準に注目する必要があります。また、フィボナッチ・リトレースメントの50.0%ダウン水準(148.15円)を下抜けるような動きがあれば、さらなる円高への展開を想定する必要があるでしょう。 さらに、ドル円の今後の動向を見るうえで、GOLD価格が先に変化を示した場合は注目です。もしドル円の動きがまだ明確に出ていない状況であれば、GOLDの変化に追随する戦略を検討することも一つの選択肢となります。
ドル円(週足)
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長期的な視点での分析も確認しておきましょう。
2020年3月の101.17円から2024年7月の161.94円までの値動きを基にしたフィボナッチ・リトレースメントは以下の通りです。
- 23.6%ダウン:147.60円
- 38.2%ダウン:138.73円 ※2024年9月の安値139.56円がこの水準付近
- 50.0%ダウン:131.56円
- 61.8%ダウン:124.38円
- 78.6%ダウン:114.17円
また、2023年1月の127.21円から2024年7月の161.94円までの値動きを基にすると
- 23.6%ダウン:153.74円
- 38.2%ダウン:148.67円
- 50.0%ダウン:144.58円
- 61.8%ダウン:140.48円
- 78.6%ダウン:134.64円
これらの値を踏まえると、148円台~150円台が、今後の円高が進むかどうかを判断する重要な分岐点となることがわかります。この水準を守れるかどうかが、さらなる円高リスクの回避において鍵となります。 引き続き、テクニカル指標や市場の動向を注視しながら、慎重に見極める必要があります。
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Tweet※tradingview社のチャートを利用しています。
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