売買手法に特化した情報コンテンツ

テクニカル分析に特化した相場情報サイト「マーケットEYE」

0120-520-307

受付時間/平日9:00~17:00

お問合せフォーム

トレードの記録をつけましょうトレードの記録をつけましょう

最終更新日: 2024-10-16

ページ制作日: 2024-05-17

トレード記録は勝ち組への第一歩

みなさんはトレードの結果を記録していますか?成功した投資家の多くは自身のトレードを詳細に記録しています。
売買の記録や資金の増減は、オンライントレードであれば履歴を見ればわかることですが、自分で記録することが重要です。

トレード記録は勝ち組への第一歩

トレード記録のつけ方


毎日記録をつける

まとめて過去のトレードの記録をつけるのではなくトレードを行った日のうちに記録をつけましょう。 自分で記録をつけることによって、その日のトレードの詳細を振り返り、何がうまく行ったのか、どの点が改善が必要かを考える機会になります。


コツコツ継続する

トレード記録を気が向いた時にだけ付けるのではなく、継続して行うことが重要です。また、そのためには継続できる範囲の内容にすべきです。細かく記録を付けすぎて面倒になり記録を付けるのをやめてしまうと意味がありません。


全てのトレードを記録する

勝った時だけでなく、負けた時も含めて全てのトレードを記録することが重要です。これにより、トレード全体のパフォーマンスを正確に評価し、客観的な視点で自己分析が可能になります。



毎日、コツコツと自分で記録をつけて、トレードを振り返る習慣を身につけましょう。


トレード記録の内容

先述したようにトレード記録は、無理なく継続できる内容にとどめるべきです。記録をつけることが苦にならない人はより多くの内容を記録すれば良いですし、記録をつけるのが億劫だという人は続けられる範囲の内容でかまいません。

【 必須 】

その日の損益
建玉とその値洗い
有効証拠金(決済時にいくら残るか)


トレード記録の記載内容

上記の内容以外にも下記のような事項を記載しておけばトレーディングの振り返りがしやすくなり、継続的な改善が可能になります。また、定期的に記録を見直すことで、自分の強みや弱点を明確にし、トレード戦略を最適化することができます。

  • 取引の理由 : 取引を行った理由を詳細に記録します。これには、使用したテクニカル指標やファンダメンタル分析の要素が含まれます。
  • 反省点 : 取引が成功した場合や失敗した場合、その理由を反省点として記録します。例えば、エントリーポイントが適切だったのか、感情に左右されなかったかなどです。
  • 心理状態 : 取引中の心理状態を記録します。例えば、不安だったのか、自信があったのかなど。これにより、感情が取引にどのように影響を与えたかを分析できます。

トレード記録は勝ち組への第一歩


また、トレードを行ったチャートのスクリーンショットを保存しておくと、振り返る際に非常に役立ちます。トレード記録として、その日のチャートに注釈を加えて保存するのも良い方法です。


チャートのスクリーンショット


トレード記録から見えてくるもの

トレード記録をつけることで、自分のトレードパターンや行動を客観的に分析することができます。これにより、勝ちパターンや失敗の原因を特定し、成功するための行動を繰り返し、失敗を避けるための戦略を立てることができます。
記録を見直すことで、自分のトレーディング手法や戦略の強化点や改善点を発見できます。これはPDCA(Plan-Do-Check-Act)サイクルに似ており、継続的な改善を可能にします。

また、有効証拠金の増減をグラフ化することで、トレードの問題点を視覚的に把握しやすくなります。例えば、AとBのトレードでは、結果的に同じ収益を得たものの、収益が安定しているのはBの方です。 Aのトレードは日々の収益が多いものの、一度の損失が資金に対して過大であり、リスクを取りすぎていることが分かります。このように、有効証拠金をグラフ化することで、リスク管理の問題点を明確にすることができます。


有効証拠金の増減

成功しているトレーダーの多くが、トレード記録をつけることが成功への近道だと言います。それは、トレード記録をつけることで過去の成功や失敗を振り返る機会が得られるからです。 失敗を早く忘れたいというのは人間の自然な心情ですが、投資の世界では失敗を忘れてはなりません。

トレードを続けていると、今回失敗した場面と似たような状況が何度も訪れます。失敗を忘れていると、同じ過ちを繰り返すことになります。失敗を繰り返さないためには、過去の失敗をよく検証し、学びを得ることが大切です。

自分のトレードを振り返り、改善点を見つける習慣をつけよう!


トレード記録の公開

X(旧ツイッター)やブログなどのSNSでトレードの記録を付ける人もいますが、あまりお勧めはできません。
トレードの記録を公開することで、他人の目を意識してしまい、「良く思われたい」という感情がトレードに影響を及ぼす可能性があります。トレードの記録は人に見せるためのものではなく、自身のトレードを改善するために役立てるべきものです。 自分のトレードスタイルや戦略を冷静に振り返り、改善点を見つけるために記録を活用しましょう。


トレード記録をSNSで公開する


確かに、他人の目を気にしてしまうと、トレードの判断が感情的になりがちだよね。自己分析や改善のために記録をつけるという点が大切だとおもう。



SNSでの記録公開は自分にプレッシャーをかけてしまう可能性があります。トレードの記録は自己改善のためのツールであり、冷静に自分のトレードを振り返る時間を持つようにしたいですね。


トレードを記録するポイント

トレードの記録は毎日継続することが重要です。まずは、無理のない範囲で始め、続けられる項目から記録を始めてみましょう。記録を続ける中で、自分にとって必要な項目を取捨選択し、改善していくことが大切です。

トレードの記録を付ける際のポイントは以下の通りです。

  1. 感情の記録
  2. その日のトレード中に感じた感情(恐れ、興奮、焦りなど)や、取引の判断に影響を与えた要因を書き留めると、メンタル面の改善に役立ちます。

  3. チャートのスクリーンショット
  4. トレードした際のチャートのスクリーンショットを保存し、エントリーとエグジットポイントをマークしておくと、後で振り返る時に具体的な状況を確認しやすくなります。

  5. トレードの意図
  6. 取引を行った理由や、エントリーとエグジットの根拠を明確に記録しておくと、自分の判断の良し悪しを客観的に評価できます。

  7. 一貫性
  8. 記録する項目や方法を統一し、一貫性を持たせることが重要です。こうすることで、データを比較しやすくなり、トレードの傾向や改善点を見つけやすくなります。

  9. 定期的な振り返り
  10. 定期的に過去のトレード記録を見直し、パフォーマンスや改善点を分析しましょう。これにより、自分のトレードスキルの向上に役立ちます。

トレードの記録を継続し、これらのポイントに注意を払うことで、より効果的なトレード戦略を構築し、成功への道を歩むことができるでしょう。


記録方法

トレード記録をつける方法にはいくつかの選択肢があります。自分のスタイルやニーズに合った方法を選び、継続的に記録することが重要です。以下に代表的な方法を紹介します。

ノート

最もシンプルな方法です。ノートに手書きで記録することで、取引の詳細を簡単に記述できます。手軽に始められるのがメリットですが、以下の点も考慮しましょう。

  • メリット
  • ・手軽でコストがかからない
    ・自由に記述できるため、柔軟な記録が可能
  • デメリット
  • ・後からの分析が困難
    ・データの整理や検索が手間になる

スプレッドシート

エクセルやGoogleスプレッドシートを使って記録する方法です。取引データを体系的に整理し、簡単に分析することができます。

  • メリット
  • ・エントリーポイントや決済ポイント、損益などを簡単に記録できる
    ・グラフ化やフィルタリングなどの分析機能が豊富
    ・クラウドベースでアクセスが容易(Googleスプレッドシートの場合)
  • デメリット
  • ・初めは設定に時間がかかる
    ・手動入力のため、入力ミスのリスクがある

専用ソフト

トレード記録専用のソフトウェアを使用する方法です。これらのソフトは、多機能で高度な分析ツールを提供しています。

  • メリット
  • ・自動で取引データをインポートできる機能がある
    ・詳細な分析やレポート機能が充実している
    ・トレード履歴の統計データを簡単に生成できる
  • デメリット
  • ・費用がかかる場合がある
    ・操作が複雑で、使いこなすために時間が必要

トレード記録をつけることは、単なる作業ではなく、自分自身を理解し、成長させるための重要なプロセスです。自分に合った方法を見つけ、継続的に取り組むことで、トレードの成功率を高めることができます。

トレード記録をつけるのは確かに面倒くさい…でも、その面倒くささがあなたのトレードを大きく変える鍵なんです!


tradingview社のチャートを利用しています。

執筆者の写真

監修:安村 武彦

国際テクニカルアナリスト連盟・認定テクニカルアナリスト(CFTe)・AFP(日本FP協会認定)
大阪府出身。1987年に商品先物業界に入社。2005年末に業界を離れ、2006年より専業トレーダーとして商品・株式・FXの売買で生計をたてる。個人投資家が相場で勝つためには、投資家目線のアドバイスが必要不可欠と感じ業界へ復帰。真のアドバイザーを目指し現在に至る。個人投資家向けに開催する一目均衡表のセミナーは非常に分かりやすいと好評を得ている。

ご注意ください。
当サイトの情報は各アナリストがテクニカル分析に基づき作成したもので、相場の動向を保証するものではありません。
売買に際しての最終判断はあくまでもご自身でご決定ください。 商品関連市場デリバティブ取引及び商品先物取引は元本や利益が保証されるものではなく、 価格の変動により場合によっては委託証拠金の額を上回る損失が生じることもあります。 為替、日経平均株価の分析は、商品市場分析の参考データとしてご提供しております。 当社では、外国為替証拠金取引及び日経平均指数先物取引の取り扱いはしておりません。
なお、予告なしに内容が変更又は、廃止される場合がありますのであらかじめご了承ください。
お取引の際は事前に 重要開示事項 等を十分ご理解のうえ、ご自身の判断で行なって頂けますようお願い申し上げます。